風疹の抗体価が無いor低いお母さんへ
風疹の抗体価が無いor低いとは、数値的にはどのような状態なのでしょうか?
医療機関で受ける抗体価の表示方法としては、過去記事にも書いておりますように、「×8の2倍」で表示します。
ちなみに×8=まるっきり抗体無しの方。
これは、従来から、接種を受けるべきだとされている方ですね。
それに加えて、昨今提唱されているのは×16=一応抗体はあるものの、低いと見做されている方。
いつ消えるかわからないくらい些少な抗体なので、いざという時に困らないように受けましょうと言われている方ですね。
×32、×64、×128、×256、×512・・・などのいずれかの場合、風疹の抗体価はバッチリあるから安心してください。
昨年度までは、風疹の抗体価が無いor低い方は、今後の妊娠の際に胎児が受けるリスクを考えると自費で接種するしかなかったのですが、今年度限り(だと思う)、風疹ワクチンの接種にあたり、公費助成があることをご存知でしたか?
「えっ、それって、市民税非課税とか生活保護の方だけでは?」と、呟いたあなた、違いますよ♪
住民票のある自治体のホームページを閲覧してみましょう!
気の利いたまちならほぼ全額、普通のまちでも接種金額の2/3は申請さえすれば、助成つまりは銀行振り込みによるキャッシュバックをしてくれるのです!
まちによっては(?)麻疹と風疹の混合ワクチンでもOKのトコロもあるようですね。
風疹ワクチンの接種って、相場的には概ね3500~5000円くらいだから、その2/3でも助成していただけるなら、有り難いですよね。
少し話がズレますが、先日SOLANINは、たまたま大阪府のとあるまちのホームページを閲覧していました。(風疹ワクチンの接種に於ける助成について調査するためです。)何と該当者の大阪府民が大阪府下の保健所で接種を受けるのであれは、接種自体が無料とか。
該当するのは、「これから妊娠を希望する女性で、風疹の抗体価が無いor低い方」・・・というのは、全国共通だった筈です。
産後間もなくて、「今すぐ妊娠を予定しているわけではないのだけれど。」という場合でも大丈夫!
寧ろ、風疹の抗体が出来上がるには接種後8週間を要するので、産後間もないうちは、夫婦生活も再開していないので、妊娠の危険性が無いため、その頃に接種するのがベターだと思いますよ。
あっ、そうそう、該当者として、「妊婦さんの旦那さんで風疹の抗体価が無いor低い方」というのもあったと思います。
助成を受けるために必要なものは以下の通りです。
①風疹の抗体価の結果が書いてある検査データ用紙。(検査を受けた病院で頂けます。)
②風疹ワクチンを接種した際の領収書。
③ワクチン接種を受けた方名義の金融機関の通帳。
④印鑑。
⑤各自治体指定の申請書。(大抵は、自治体のホームページからダウンロードできるが、たまに保健センター窓口まで取りに来てくださいというトコロもあるらしい。)
次回の妊娠の際に、慌てふためき不安のどん底で過ごさないためにも、こんないいチャンスを逃す手は無いですよ!
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