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2014年9月19日 (金)

単純なバキュームではおっぱいは飲めません。

最近気になるのは、お母さんが短小乳頭・扁平乳頭&乳頭・乳輪が硬くて伸びが少なくて、尚且つ赤ちゃんがおちょぼ口で舌が前に出にくいタイプの組み合わせです。何故かと言うと、直母困難に陥り易いので厄介だからです。
通常、赤ちゃんはお母さんの乳頭・乳輪を歯茎で扱いた後、左右からシンメトリーに舌で巻き付け、前から後ろにうねらせて哺乳します。
ところが、上記の条件が揃ってしまうと、赤ちゃんは直母の際、バキュームかけるかのような吸いつき方をしがちです。
両頬のお肉を思いっき吸い込んで、まんまる頬っぺをペッコ~ンと凹ませながら(≒まるでムンクの叫びのような顔つき!)をリズミカルに繰り返しながら吸啜しようとします。
直母の最中に口角をチェックしても、もちろんというべきか、やっぱりというべきか、赤ちゃんの舌はチラッとも見えやしません。
このような拙い吸啜技術の段階で、安易にゴムの乳首を使うと、この先直母は出来なくなってしまう危険性が高いので、人差し指とシリンジ(中身は搾乳がベストですが、状況に応じて糖水やミルクという場合もあるでしょう。)で吸啜トレーニングすることが必要です。
また、乳頭・乳輪刺激が乏しくておっぱい分泌のスイッチが入りにくいので、授乳時間以外であっても暇を見つけて乳頭・乳輪を摘まみ出したり引っ張ったりの用手的刺激を地道にしていくことが必要です。

 

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