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2014年9月13日 (土)

直母の時、下口唇がパカパカします。(新生児)

殆どすべての新生児は、まともに直母ができれば、下口唇はピタッと乳房に密着し、こめかみから下顎までダイナミックに動かします。
ところが、下手っぴちゃんの場合、下口唇をパカパカと乳房から浮かせたような動きをしてしまいます。
こめかみから下顎までがほんの少ししか動きません。
そして、下口唇をパカパカと動かす新生児は、大抵の場合、乳頭・乳輪を舌で巻きつけられません。(赤ちゃんの奥地の中に人差し指の第一関節と第二関節の間まで真っ直ぐに入れても、左右からロール状に舌を巻きつけることがありません。)舌は上顎に向かって押し上げるだけのような、丁度カスタネットを下から叩くような動きをします。

こういう場合、どんなに乳頭・乳輪のコンディションが上等であっても、大きなお口を開けてガバッと咥えられても、悲しいくらいに哺乳出来ません。
直母1回量を測っても、せいぜい0~1ケタです。
直母が出来るようになるまでは、トレーニングをしながら口腔機能の発達を待つしかないのです。
手間が掛かりますが、シリンジで搾乳を飲ませたり、止む無く乳頭保護器を使うこともあります。
その場合も、一般的なソフトやハードの保護器ではやはり量になりません。
使うとしたらビー○ス○ーク®というちょっと平べったいカタチのゴムの乳首をお母さんの乳頭に装着してから、(搾乳がスムーズに出来るのであれば)10~30g台の哺乳は可能です。
 

これは経験的なことですが、このようなタイプの下手っぴちゃんの場合、直母が数日のうちに可能になることはほぼ不可能です。
先ずは、搾乳を定期的に行い、分泌の維持と確実な哺乳量を確保しつつ、ビー○ス○ーク®の乳首でコンスタントに飲めるようトレーニングします。
体重増加度に余裕があり、ビー○ス○ーク®の乳首でほぼ毎回、直母1回量が30g台を確保でき、頻回直母ができるのであれば、搾乳での補足を徐々に減らします。
搾乳をゼロにしても体重増加に差支え無い段階になれば、その時初めてビー○ス○ーク®の乳首をはずせるかどうかという段階に到達します。
この段階に到達するのに、順調に行っても1ヶ月くらいは要すると思われます。

お母さんの逸る気持ちは痛いほど分かりますが、焦ったら確実に失敗します。
先日も、2週間健診を前倒しで受診していただいた方がそうでした。
退院時搾乳補足とビー○ス○ーク®の乳首を装着しての直母でどうにかこうにか・・・の段階の新生児のお母さんが、僅か退院後2日目の段階で、「直母出来てると自分なりに判断したのでビー○ス○ーク®の乳首を外しました。搾乳もあげていません。」と自信ありげに仰ったのです。
そんなことは段階的に有り得ない(有ったら奇跡!)ことなので、何と無謀なことをしでかすのだと、私は仰天しました。
案の定、新生児の体重は退院時からハイペースで減少していました。
搾乳補足中止してから、それまで10回以上/日は出ていたおしっこも6回未満/日に急減しています。(おしっこが出ない=哺乳出来ていないかなりヤバい兆候という退院指導は聞いている筈なのに・・・)
受診時、自信ありげに仰った直母1回量は前の哺乳から2時間半も空けたのに5分1クールで2g。
その直後にビー○ス○ーク®の乳首を装着しての直母1回量は5分1クールで12g。
新生児が哺乳後に眠ったのは、充分な哺乳量が確保できたからではなく、疲れ果てたからだったのですね。(泣)
何故今は無理なのかを諄々と説明し、どうにか納得していただいて、次回受診の予約を入れていただきました。
でも、私の説明通りに実行してくれるかしら?(汗)
一抹の不安が残りました。

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