« 赤ちゃんが風邪をひいている時の添い乳について。 | トップページ | 乳糖不耐症の治療要否の考え方。 »

2014年10月27日 (月)

4日間の海外出張中の母乳分泌の維持は?(11ヶ月)

<ご相談内容>
はじめまして。
もうすぐ10ヶ月になる娘の母です。

誕生後、低血糖でNICUやGCUに入ってしまった娘ですが、出産した病院がBFHだったため、搾乳を届けたりするなどして、可能な限り母乳で育てようと思ってここまでやってきました。

4ヶ月の終わりから保育園に通い始め、5ヶ月の終わりから職場復帰しましたが、最初の頃は会社にて日中に2回搾乳し、現在は日中1回搾乳して冷凍母乳を作り、保育園に届けています。現在は1回で60mlから90mlぐらいしかしぼれないので、全てを母乳でまかなっているわけではありませんが、家ではミルクは使わず母乳で育てています。

本人が望むのなら、このまま冷凍母乳を続けていこうと思っていた矢先、海外出張の予定が入ってしまい、乗り切り方についてアドバイスいただけたらと思い、ご連絡させていただきました。

出張時は11ヶ月なので、今と多少状況は変わっているかもしれませんが、現在9ヶ月の終わりで身長66.8cm、体重7.6kg、 離乳食は1日2回、母乳は1日7回程度です。

出張は最短で帰って来ようと思っているので4日ほどですが、その間、搾乳していれば、分泌は保てるものなのでしょうか?
出張先がアメリカなので、食事に注意する必要があるのと、普段のオフィスとは違うので、搾乳の時間がうまく取れるのか心配ではありますが、帰国後、母乳をあげられるなら、がんばろうと思っています。

ただ、これまで、2回ほど乳腺炎になりかけたことがあり、そうなるぐらいなら、事前にミルクに切り替えてしまった方がいいのか、また、これを機会にそろそろ次の子も、などとも考えてしまいます。

冷凍母乳のことなど、すべてこのブログで学びました。
本当に感謝しております。もし、過去記事の読み漏れで、すでに回答済みの内容であったりしたら申し訳ありません。

アドバイスいただけたら大変うれしいです。
よろしくお願いいたします。

<SOLANINの回答>
月齢の若いうちからの保育園入園そして、お母さんの仕事復帰にも拘わらず、母乳育児を継続されていることに敬意を表します。
やはり、BFHでご出産されたこともあり、母乳育児の基本を自然に身につけていらっしゃるからなのでしょうね。

さて、11ヶ月になられたら4日間の海外出張予定とのことですが、距離はあってもそのくらいの日程ならば、分泌維持は充分可能ですよ。
但し、恐らく冷凍母乳を持ち帰るのは物理的に難しいので、廃棄することになりますが、それはご了承くださいね。


アメリカでのお食事ですが、やはり日本とは異なりますので、脂肪分と砂糖の過剰摂取が心配です。
それでも、全てのお食事が「付き合い飯」でなければ、現地の方にヘルシー志向のレストランを紹介してもらうのも一手ですし。
それが無理でも、例えば日本人が経営する和食レストランや、サラダバーがあるようなお店を選ぶのもアリかなと。
あとは、毎食温かいスープを飲むとか自衛手段はあるのではないでしょうか?
若しくはこの機会に牛蒡や蒲公英のサプリメントを購入&服用されることで、乳腺予防に努めるのもいいかと思いますよ。

次のお子さんの件につきましては、SOLANINが言葉を差し挟むことは控えるべきでしょうが、強いて申し上げるなら、「どさくさ紛れにおっぱいさようなら」は、ちょっとどうなのかと思いますよ。
ここまで続けて来られたのですから、しっかり向き合われた方が望ましいと考えますね。
しっかり向き合うことで、相談者さんが後悔されなくて済むと確信しています。

« 赤ちゃんが風邪をひいている時の添い乳について。 | トップページ | 乳糖不耐症の治療要否の考え方。 »

☆搾乳の分泌維持と活用・冷凍母乳」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

カテゴリー

2022年2月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28          

アクセスカウンター

  • アクセスカウンター
    現在の閲覧者数: