P(=リン)とCa(=カルシウム)欠乏による体重増加不良。
保健センターでの4ヶ月健診までは順調な体重増加が見られたのに、その後体重が減少し続けるという奇病になられた赤ちゃんがSOLANINの勤務先の母乳外来を受診されました。
111日目に5800gあった体重が242日目には5022gに減っているのです。血液検査ではとにかく、PとCaの値が低すぎるので、副甲状腺の病気が考えられるが精密検査中で、結果はまだとのこと。
離乳食はお粥と野菜を2回食で与え、食べっぷりは上々です。
小児科のドクターからはおっぱいよりもミルクの方が、Pが多いかもしれないのでと、ミルクの補足を指示されるも、赤ちゃんが嫌がり全く飲まず、途方に暮れての受診でした。
授乳回数はとても少なく、6時、10時、14時、18時、21時の5回のみで、夜はぶっ通しでねんねだとか。
直母1回量は80mlで、若干少なめも許容範囲でした。
でも、単純計算しても、5回ならば、400ml程度しか飲んでいないことになりますね。
それは3000g弱の新生児の哺乳量ですから、体重減少の要因は確かに微量元素の代謝が問題だとしても、1日当たりの総哺乳量自体が少なく、それも大きな要因かと考えられました。
そこで、ミルクの補足は出来るだけスプーンなどで行うか、パン粥にして補給し、、おっぱいの回数を8回に増やして、離乳食もPの多い魚を採り入れてもらうように、助言しました。
乳管も詰まっていたので開通マッサージをしました。
1週間後に結果が出ます。
上手くいくといいのですが・・・
« 赤ちゃんのビタミンD欠乏症に注意しましょう!(若干改訂版) | トップページ | 先天性股関節脱臼の疑いがあると指摘されて(生後3ヶ月半) »
「☆体重増加不良に関係する病気」カテゴリの記事
- 便秘の赤ちゃんでも該当することがある!(2015.02.27)
- クレチン症って聞いたことがありますか?(2014.11.02)
- 特に問題が無さそうなのに直母が出来ない!その2(レアケース)(2014.10.31)
- 肥厚性幽門狭窄症とは?(2014.10.30)
- 離乳食を食べてくれるのに、体重が増えません。(7ヶ月)(2014.10.29)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント