新生児の鵞口瘡。
一般的に新生児期に赤ちゃんが鵞口瘡になるということは、数的に少ないと思いますが、何かが原因で抵抗力が低下していたり、抗生剤を投与されていたり、お母さんがカンジダ膣炎を患った既往があったりすると、鵞口瘡になることがあります。
初産のお母さんですと、「おっぱいのカスが付いているのかな?」と思い込んでおられることもあります。また、経産のお母さんでも、上の子さんで罹ったことがなければ舌苔(ぜったい)の一種だと勘違いしておられることもあります。
月齢が進んでからですと、おっぱいを飲む時赤ちゃんが痛がる(=おっぱいの飲み方が少なくなったり続けて飲むのを厭がる素振りをするなど)ので気がつくこともありますが、新生児期はかなり重症でも赤ちゃんがそういう意思表示をしないので、医療者に診てもらって初めて気がつくこともあります。
放置されると、お母さんが乳頭乳輪鵞口瘡(=乳頭乳輪カンジダ症)になる恐れがあります。気がつき次第、治療しましょう。
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