雨垂れ石をも穿つ。
「雨垂れ(あまだれ)石をも穿(うが)つ。」
はい。諺です。
「点滴石を穿つ」とも言います。
英語では、Constant
drippinng wears away the
stone.ですな。
SOLANINは高校時代に英語で諺を憶えさせられた世代なので、未だに幾つか英語の諺を憶えています。
まぁ、それが母乳育児とどのような関係があるか?と言うことについて、今からお話しますね。
但し、赤ちゃんの月齢が2ヶ月以降で、ラッチオンが深く出来ていて、お母さんもアトピー性皮膚炎等で極端に皮膚が弱いということがなければ、もうちょっと長く(≒左右合わせて10分間くらい)吸いつかせてあげても、乳頭損傷をきたすリスクは低くなりますから、そのようにしてあげても良いかなと思います。
特に、新生児の頃は完母で順調に体重増加が見られたのに、2ヶ月以降で体重増加が今一つの状態にに低下して、「今後の発育のためには、1日に100(~150)ml程度のミルクの補足が必要ですよ。」と、指導されたのであれば、赤ちゃんにもうちょっと長く吸いつかせてあげることで、ミルクの補足はしなくて済む可能性が高くなるからです。
でもね、1日に10回はおっぱいをあげるのであれば、毎回もうちょっと長く吸いつかせてあげるだけで、トータルすれば1日あたり100ml以上沢山飲めている可能性が芽生えるわけです。
つまり、完母で頑張りたいのに、「今後の発育のために、1日に100(~150}ml程度ののミルクの補足が必要ですよ。」と指導された方であれば、完母への復帰が期待出来るということです。
「雨垂れ石をも穿つ」という諺の意味することは、こういうことなのですよ。
もちろん、お母さんが現在の授乳方法で精一杯のコンディションであれば、負担になる(=効果が期待値よりも薄くなる)から、決して無理しないでくださいね。
そうじゃないなら、もうちょっと長く吸いつかせてあげることには意義がありますよということです。
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