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2014年10月21日 (火)

乳腺炎と赤ちゃんの体重増加度の相関性。

最強母乳外来の読者さんで、乳腺炎になったことのある方は、ちょこちょこ居られると思います。
乳腺炎になった時のおっぱいを舐めたことがありますか。
濃ゆく、まったりとして、しょっぱいです。
反対に、コンディションの良い時のおっぱいは薄く、さらっとして、ふんわりと甘いのですね。
まず、この味の違いが赤ちゃんの哺乳意欲を引き出すか引っ込めるかということに関与しています。

次に乳腺炎になると、乳汁分泌が低下しているのでないかと感じたことのある、助産師やお母さんは少なくないと思います。
例えば良い時ならば、コンスタントな射乳が何本もみられるお母さんでも、悪い時の患部からだと、ジワジワと滲み出すくらいですね。
 

つまり、出方が悪い&不味い⇒飲み方が少ない⇒体重増加度が低下・・・ということになってくるのですね。
あくまで概算ですが、熱発するような乳腺炎になると、赤ちゃんの体重増加度は良い時の60%程度に低下します。

ここでしてはいけないのは、「おっぱいが足りないからミルク補足する。」ことです。
赤ちゃんを宥めつつ、あまりの不味さに激怒しているならば、謝りつつ、頻回に飲ませてください。
そうすれば、早く回復してきます。
回復すれば、体重増加度は改善しますから、大丈夫ですよ。

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