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2014年10月 7日 (火)

心臓病があると指摘されたことのある赤ちゃん。(若干改訂版)

小児科のドクターに伺ったところ、新生児期に発見される心臓病は0.06%(0.6%だったかも。済みません、ウロ覚えで・・・でも、とにかく、100人に1人もいないってこと。)とかって、教科書に書いてあるとか。

でも、新生児を相手にバイタルサイン測定をしていると、絶対それより多いって、いつも思うんです。
私のお仕事はメインが母乳外来であることは、読者のみなさんは良くご存じですよね?
でも、母乳外来が暇だったり、お産が立て込んで赤ちゃんの人数が多いと、新生児&お母さん係のお手伝いをするんですね。
で、新生児のバイタルサイン測定なんぞをするのですが、結構あるんです。
心雑音が聞こえるんです。
もちろん、一過性のもの、無害なものも多くあります。
けれど、「どう聞いてもこれはおかしい。」ということが、少なからずあるんです。
そういう場合はスタッフ同士で、「確かめてもらえますか。」と別の耳で聞いてもらっています。
それでも・・・の場合は毎日小児科のドクターが新生児室に来られるので、すぐに報告して、診察してもらっています。
 

怪しい時はすぐに、心電図・エコー・胸部レントゲンの3点セットの指示が出されます。
で、病名が付きます。
「心房中隔欠損症」「心室中隔欠損症」などは比較的ポピュラーに遭遇します。

小児科のドクターは言葉を選んで慎重に病状説明されますが、不安でたまらないでしょうし、ショックで大泣きされるお母さんもおられます。
病状は様々ですが、即オペの必要な赤ちゃんは搬送されますが、そうでなければ、経過観察ということになります。
 

赤ちゃんの病状が落ち着いていれば、体重増加は順調な筈なので、小児科の定期検診の合間に母乳外来で、体重増加のフォローとお母さんの相談にのっています。

もしも、このブログを読んでくださっているお母さんの中で、ご自分の赤ちゃんが心臓病で・・・という方もおられるかもしれません。
でも、しっかりおっぱいが飲めて、体重増加も順調ならば、最初の関門は越えたのだから、気をしっかり持って子育てしましょうね。

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