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2014年11月29日 (土)

週刊ポストの連載記事について、その2。

週刊ポストのキャンペーン記事に関して、前回はカンガルーケアについて述べました。
今回は、完全母乳についてSOLANINなりの意見を述べさせていただきます。
記事では冒頭、東京都内のある総合病院で起きた男児の容体急変に関するものです。
帝王切開のお母さんが母子同室を希望されても、術当日や翌日は、まだおしっこの管や点滴に繋がれている状態ですから、赤ちゃんのおむつ交換や抱っこしてあやすといったお世話をしたくても傷の痛みで起き上がることが難しい方もいらっしゃいます。
病産院によっては、硬膜外麻酔のチューブをいれているので、傷の痛み対策は大丈夫な場合もありますが。
3時間毎の定時授乳(?)というか病室に連れて行って授乳するやり方は、1日の授乳回数が8回程度に留まるので、正直言って頻回授乳ではないですね。
そんな授乳ペースで血糖の安定というのがそもそもかなり厳しいし、無理筋に近いと思います。
行き過ぎた完全母乳主義は確かに危険でしょうね。

‟お母さんの希望を聞いて、助産師がカルテに「完全母乳」と書き込んだ。”とありますが、完全母乳って、希望するからさせる&しないからさせない的なトリアージ方式でふるい分けをするものではないでしょう?
希望は尊重したくても、そもそも帝王切開で生まれた児や早産児や低出生体重児などの小児科入院の新生児は、そうでない健常新生児と比較して、低血糖のリスクが高いので、小児科医師の指示(この場合、血糖測定や5%ブドウ糖液或いは白湯、人工乳の補足)が出るのではないでしょうか?
このあたりは病産院によって違うのかなぁ?と感じました。
低血糖状態が続くと、呼吸抑制になるリスクはありますから、慎重な対応が求められますね。
入院中に完全母乳でいけるかどうかは、あくまで結果です。
希望だからとか、病産院側の目標だからと固執するから変なことになるのではないかなぁ?

闘病せねばならなくなった赤ちゃんは本当にお気の毒ですし、親御さんのお気持ちを想うとやりきれないですが、記事では一方的に親御さんのコメントを記載するばかりで、それが本当に完全母乳主義のせいでそうなったのかを検証しきれていないですし、(もしか訴訟とかになっていたら困難であることは推察されるものの)当該病産院のコメントは皆無ですし、母乳育児に賛成と言いつつ実質的に反対している(?)医療者のコメントで親御さんのコメントを補強しているので、非常にセンセーショナルな印象を受けます。
要は入院中の完全母乳=危険と言いたいのでしょうが、それこそ十把一括りに断罪しているだけですね。
そもそも、ひとりひとりのお母さんと赤ちゃんに向き合い、じっくりとみさせていただいていれば、このようなことになる前にそれ相応の対応が取れたことでしょう。もうちょっとこう、冷静にならないと記事の信憑性が高まらないように思えます。

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