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2014年11月 9日 (日)

インフルエンザウィルス検査キットの特異度について。

インフルエンザ流行の季節が目前です。
インフルエンザワクチンは、妊娠中でも母乳育児中でも接種可能なので、予防の一環として是非早めに接種していただきたいものです。

さて、話は変わりますが、先日似たようなタイトルで、インフルエンザウィルスの検査キット(以下長ったらしいので検査キットと表記します)の感度(かんど)について記事化しました。
今日は検査キットの特異度(とくいど)について、記事化させていただきます。

特異度というのは、どういうことかと説明しますと、感度とは逆に、例えば「インフルエンザに罹患していないことが明白な集団に対して検査キットを使い、確かに陰性ですと結果が出る割合」を指します。
念のため申し添えますが、”インフルエンザに罹患しているかどうかが分からない集団”に対してではなく、”インフルエンザに罹患していないことが明白な集団”に対して行っているのです。
これにしたところて、「そんなもん、100%に決まってる!」って言いたいですよね?
でも、違うのです。
検査キットの特異度は、大体90%ですから高いことは高いのですが、100%じゃないのです。

「じゃあ、検査キットの結果がインフルエンザ陰性だったら、陰性であることに間違いないのか?」と問われたらそういうわけではないのですね。
偽陰性は存在しますので、ややこしいですね。(ふぅ~)
「じゃあ、陽性だったら、陽性であることに間違いないのか?」と問われたら、これはほぼほぼ間違いないと見て差支えないとのことです。(ふ~ん)

ちなみに、感度100%&特異度100%という検査キットは存在しません。(汗)
検査キットの結果は参考になりますが、イコール確定診断ではないことをどうかご理解いただきたいと存じます。
また、「明らかに不要ではないか?」という患児(患者)さんから、検査キットによる検査を強要されて困っている小児科や内科のドクターは、毎年大勢いらっしゃいます。
登園登校出勤の可否に関する判断は、検査キットの結果単独でするものではないことをこういうことが周知されれば、診察室での無用なバトルは発生しない筈ですからね。

検査キットの立ち位置がどういうものなのか、基本的な知識として、当ブログの読者のみなさんに知っていただきたいとSOLANINは思います。

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