腱鞘炎と母乳育児。
授乳中のお母さんで、手首を捻じって抱っこする癖がある方、あるいは私のように手を酷使する職業の方は腱鞘炎になることがあります。
整形外科受診すると、塗り薬を処方してもらうことになるかと思います。
ドクターによってはご多分にもれず、「おっぱいは止めてね。」と指導されるかと思います。
「え~、でも、『インテバンクリーム®』でも大丈夫なの?」と、以前、某病院の看護師さんに尋ねられたことがあります。
いわゆるインドメタシンは妊婦さんは使用禁止ですし、キツいお薬であるというイメージが強いのですが、授乳中のお母さんが内服してもおっぱいに移行しにくいタイプのお薬だということが判明しているのですね。
まして、塗り薬でしょ?
過去記事にも書きましたが、塗り薬・・・は、外用薬の一種ですね。
(外用薬とは、塗り薬だけではなく、点眼薬や点鼻薬や貼り薬等を含みます。)
外用薬は内服薬よりも血液中への移行が少ないコトは、みなさん憶えていますよね?
『インテバンクリーム®』を塗った部分を赤ちゃんが四六時中ペロペロ舐めているわけではないでしょうし。
母乳育児中だからといって、腱鞘炎の痛みを我慢して、必死に耐える必要性は無いのですよ。
腱鞘炎も軽度のうちなら、塗り薬を使用して、ポジショニングを変更したり抱き方を変えることで、炎症による痛みはラクになることもあります。
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