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2014年11月 4日 (火)

風邪を引いたら結膜炎になった?

大人もそうですが、特に乳幼児が風邪を引くと、しばしば結膜炎を併発することがあります。
風邪を引いたなと思っていたら,黄色っぽくてネチョッとした眼脂が目頭から目尻までべったりくっ付いて、清拭しなければ開眼できないことだってあります。
白眼が充血してウサギのように真っ赤になってしまうこともあります。

風邪の原因となるウイルスは数多くの種類がありますが、結膜炎を起こすウイルスと似ているので、このようなことが起こり得るのですね。
大抵の場合、風邪の症状が収まれば目の症状も自然に収まってきますが、目の清拭を繰り返しても症状が収まらない場合は、点眼薬による治療が必要なこともあります。
乳幼児に点眼薬を使う場合のコツは、「あっかんべぇ」して、ピチョンと1滴垂らすことです。
命中率が高くていいですよ。(流出した分は清潔なティッシュペーパーで拭き取りましょう。)
 

そうそう、余談ですが市販の清浄綿の多くは、希釈した逆性せっけん系の消毒薬が含まれているのをご存知でしょうか?
清浄綿の入った箱の側面には取扱説明(適用)の欄がありますよね。
清浄綿の適用として、「目の清拭」と書かれていますが、経験的にデリケートな目には合わないと思います。
希釈した逆性せっけん系の消毒液の含まれた清浄綿で目の清拭をすることに懐疑的な眼科のドクターも多いと聞きます。

どうしても清浄綿を使いたいのであれば、モ○リ○ク○ン®のように、滅菌水だけの製品がありますから、そちらの方が目に刺激を与える恐れが無いので適していると思われます。 

それから、母乳育児中のお母さんが結膜炎になったとして、点眼薬を処方されたとしても、授乳禁止にはなりませんから、安心してください。
それよりも、赤ちゃんに感染させないように、早く治しましょうね。

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