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2014年11月26日 (水)

お母さんの便秘。

妊娠・出産から体質が変わる方もおられます。
特に産後便秘になる母乳育児中のお母さんは稀ではありません。
なぜかというと、ゆっくりWCに座って(しゃがんで?)いることが難しいからです。
赤ちゃんのお世話は忙しいですからね。
授乳回数も多いし・・・

それと、完母のお母さんは最大で1リットル[双子ちゃんのお母さんはその2倍?)くらい/日のおっぱいを分泌しておられます。
しかも、おっぱいの成分で水分は88%もありますから、1リットルのおっぱいのうち、0.88リットルが水分としてお母さんのカラダから毎日抜けていくわけです。
もちろん、食品にも水分は含まれますが、ご飯やリンゴで水分の計算するのって、事実上不可能ですね?(そんな煩雑な計算はやってられないですよね?)
 

では、どうすればいいのか?
私はコップや汁椀で大まかなカウントをすることをお勧めします。
お母さん自身のカラダに必要な水分も考えて、コップや汁椀での計量できる形で1.5リットル/日は摂られた方が良いとお話ししています。(これは産後になり易い膀胱炎の予防でもあります。ある程度水分を摂らないとおしっこに行く回数が、産後はがくんと減りますからね。)
(あと、食物繊維を含むものを摂取することは言うまでもありませんね。)

そのうえで、やはり、便秘であるならば、下剤の登場です。
「☆おっぱいとお薬」にもあるように、『マグミット®』『ラキソべロン®』は授乳中でもOKですね。
下剤を使用しないと、便が硬くなったり、いきみ過ぎて痔になることもあります。
市販の『ボラギノール®』は使用OKですが、下剤で排便コントロールをした方が苦痛が少ないのではないでしょうか?
便秘はおっぱいにも良くないですから、早めの対応が望まれますね。

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