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2014年11月19日 (水)

インフルエンザワクチンについて。(若干改訂版)

授乳中のお母さんは新型の方でも、ワクチン優先者になっています。
では季節性インフルエンザではどうなのか?
ワクチンを接種した方がいいのかどうか、迷っている方も少なからずおられますので、公平な目で見た情報を提供します。

インフルエンザのワクチンは不活化ワクチンです。
不活化というのは簡単に言えばウイルスの病原性を無くしているということです。
インフルエンザのウイルスは鼻の粘膜で増殖しますから、注射という形でのワクチンの有効性に疑問符が打たれることもあります。
しかし、このご時世ですから、何もしないで手を拱いていて、結局感染したら後悔しそうなのも、お母さんの不安としてはあると思います。
母乳育児中のお母さんがインフルエンザワクチンを接種しても、おっぱいを飲んでいる赤ちゃんにはワクチンの影響(例えば赤ちゃんに副反応が出たりしないのか?)はありません。
おっぱいの中にはワクチンの成分も免疫成分も出てきません。
おっぱいを飲ませることで、赤ちゃんのインフルエンザ罹患自体を防御することは出来ないということです。
その点については心配無用です。

私は赤ちゃんのお母さんがインフルエンザワクチン接種をするかどうかというよりも、赤ちゃんのお母さんがインフルエンザに罹患することの方が大きな問題だと思います。
もちろん、お母さんがインフルエンザに罹患しても、おっぱいからインフルエンザウイルスが検出されることはまずないのいで、授乳はOKです。
但し、感染したお母さんの傍にいることが感染の危険性を高めますから、手洗い・うがい・マスクの常時装着は必須条件です。
お母さんがダウンしたとしても、お家の人が搾乳をあげることは何ら差し支えはありません。
また、ワクチンの効果が出てくるまでにほぼ1ヶ月(最近は2週間とも聞く)を要するので、接種するならば、時期を逸しないようにしましょうね。

季節性は任意接種です。
新型も医療従事者の次に妊婦さんや赤ちゃんとその保護者さんは優先時順位が高いのですが、これも強制ではありません。
しかし、家庭内における公衆衛生を考えて、接種されることをお勧めします。

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