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2014年11月11日 (火)

卵アレルギーの子どものインフルエンザワクチン接種について。

インフルエンザワクチンの製造には無菌性の有精鶏卵を使用し、発育させ、そこでインフルエンザウイルスを増殖させることが必要です。
ですので、昔から卵アレルギーのあるお子さんにインフルエンザワクチンを接種するべきか後回しにするべきかといった論議がなされてきました。

インフルエンザワクチン1回分にどの程度の鶏卵成分が混入する可能性があるのか調べたところ、数ng/ml(ngとは、ナノグラムと読みます。1ngとは、10億分の1gです。)だそうです。
通常この程度の量の鶏卵成分の混入があったとしても、アレルギーが起きるとは考えにくいです。
しかし、お子さんのアレルギーのレベルにもよりますから、例えばラストクラスがめっちゃハイレベルならば、接種してくださるドクターに確認してくださいね。
(万一接種してくださるドクターとアレルギーでお世話になっているドクターが別の場合、必ずアレルギーの状態について説明したり、検査データのコピーを見ていただくようにしましょう!)
 

たかがワクチンと言うなかれ。
過去記事(“卵アレルギーのある子どもの麻疹ワクチン接種について。”)のコメント欄にもありましたよね?
アレルギー科のある病院に紹介されたり、ワクチン液の皮内反応を行い結果を見てから接種するかどうか決めるたり、分割して接種することだってあるのです。

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