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2014年11月 5日 (水)

乳児寄生菌紅斑って聞いたことがありますか?

もしかしたら、母子健康手帳に書いてあるかもしれませんが、乳児寄生菌紅斑(にゅうじきせいきんこうはん)ってご存知でしょうか?
俗に、おむつカンジダ症ともいいます。

よくある普通のおむつかぶれだと思って、お母さんが自己判断で手持ちのおむつかぶれのお薬を塗ってみてても、ちっとも良くならないので、変だなぁ〜と思って小児科や皮膚科を受診したら、カンジダ菌の感染による皮膚病変ですよと指摘された・・・なぁんてことがちょくちょくあるようですね。
お母さんの自己判断で、その乳児寄生菌紅斑の部位に手持ちのステロイド入りの塗り薬なんかを使った日には、エライことになってしまいますよ。
こういうことは絶対に止めましょうね。

乳児寄生菌紅斑になると、水疱や膿を持ったブツブツが出来ることがあるし、皮膚の皺迄赤くなったり、皮膚がめくれてきているのが特徴です。
たかがおむつかぶれと言うなかれ。
よ〜く観察することが大事です。
※以下の文章は、コメント欄に手ことちゃんママさん(お仕事は薬剤師さんをしていらっしゃる方です。)のご了解を得て、まとめさせていただきましたので、追記させていただきます。
お嬢ちゃんが乳児寄生菌紅斑になった際の特徴的な所見について、大変分かり易くご教示していただきました。

カンジダは常在菌なので、風邪など体調を崩すとなることがあるようで、娘も2回とも、風邪気味の時になりました。
症状は、最初はパラパラ赤くできていた湿疹がどんどん広がってくっついて、おまた全体が赤くなっていました。
おまたのひだの裏まで赤くなっていました。
赤みも紫がかっていた気がします。
清潔にしても、おむつかぶれのクリームを塗っても全然よくならなかったのが、病院の抗真菌薬を塗ると、すぐよくなりました!
ふつうのおむつかぶれなら、おむつが当たっているところだけが炎症が起きているのが分かりますが、おむつカンジダの場合は、おむつが当たっていない場所も赤くなります。
女の子なら、おまたのひだの間などもなります。
・・・ということは職業柄知っていたのに、いざ、我が子がなると、「まさか?」と思い、数日受診しませんでした(^_^;)
※病院の抗真菌薬と、市販の水虫薬は同じ成分が使われているものもありますが、市販薬は、水虫・たむしの効能しかないですし、配合薬がほとんどで、赤ちゃんのおむつカンジダに使うことを想定して作られていないので、薬は病院で出してもらった方がいいですね(^-^)

症状をさらに思い出したので、追記します!
娘の場合、おまただけでなく、膝の裏のまで、とびひしてました(>_<)
膝裏のしわのところに、直径1cmくらいのぜにたむしが数個出てました。
土手状に周囲が赤くなっていて、まさに、たむし!
こんな症状、ふつうのおむつかぶれや汗疹ではあり得ませんので、こんな症状も見られたら、おむつカンジダ間違いなしです!」(2012年5月5日23時45分)

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