ポリオ中和抗体の保有率。
日本国内でのポリオの自然発生は、現在はありません。
2000年10月に西太平洋地域でポリオ根絶宣言が出されています。
現在ではポリオが発生している国々に行かない限り、感染する可能性はとても低いです。
だからと言って、投与しなくても差し支えないという意味ではありませんよ。
但し、ポリオワクチンは投与後にうんちの中に出されるので、その過程で野生化し感染力を持つとされています。
赤ちゃんのおむつ交換はお母さんを中心にお父さんやお家の方たちも協力してくれる機会が多いお世話項目ですね。
そのポリオワクチン投与後は、おむつ交換の際の手洗いが不十分だったりすると、(ポリオの中和抗体を持っていなかったオトナは)感染してしまうことがあるのですね。
その保有率は、1975年57%、1976年37%、1977年64%となります。
赤ちゃんに投与された時、お父さん・お母さんも同時投与をお願いしてもらっている方もおられます。
オトナは任意接種なので・・・自費扱いになります。
尚、ポリオに感染したとしても、おっぱいにウィルスは出てきませんので授乳は継続して出来ます。
« 卵アレルギーの子どもの麻疹ワクチン接種について。 | トップページ | 複数ワクチンの同時接種について。 »
「☆予防接種・抗体接種」カテゴリの記事
- B型肝炎ワクチン定期接種化について。(2016.06.23)
- 期限切れ?にご用心!(2016.06.07)
- ビックリな勘違い。(汗)(2014.12.07)
- 新日本脳炎ワクチンってどうなんでしょう?(2014.11.20)
- インフルエンザワクチンについて。(若干改訂版)(2014.11.19)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント