乳頭・乳輪の浮腫みが強過ぎる時の対処法。(産後1ヶ月まで)
産褥早期に浅飲みを繰り返していることと、乳房の血液循環が悪くなることが重なると、乳頭・乳輪が浮腫み易くなります。
終いには吸啜直後の乳頭頂にレイノー現象が起きたりすることも。
いよいよ浮腫みが強くなると、吸啜時に強い痛みを生じるので厄介です。
そういう時は直母前に手指を使って乳輪を揉みほぐす(先搾り)するのがいいのですが、それすらも不可能な場合はどうすればいいのでしょう?
リラクゼーションのマッサージ? いいですね!
お灸? いいですね!
イトオテルミー? いいですね!
でも、もっと即効性のある方法があります。
それはですね、産婦人科ドクターにお願いして、柴苓湯(さいれいとう)を処方していただくのです。
それを毎食前に服用していただきます。
大抵の場合、3回分(1日分)もあれば、充分です。
寧ろ、漫然と服用すると、強い浮腫みは解消されますが、おっぱいがぺっしゃんこになって出なくなってしまいますから、1回服用する度に、「このまま続けるか中断するか?」を助産師に診てもらうことが必要です。
劇的な効果が得られる分、柴苓湯服用には慎重さが求められますので、自己判断での内服は絶対NGですぞ!
必ず、産婦人科ドクターや助産師の監督の元での服用が前提です。
そして、乳頭・乳輪の浮腫みの改善には、まず浅飲みの癖を直すことが前提且つ肝心であることをお忘れなく。
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