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2014年12月の記事

2014年12月31日 (水)

済みません!申し遅れました。(汗)

2014年も残すところ、あと3時間ですね。
うかっり忘れていましたが、SOLANINは喪中なのです。
8月下旬に、旦那の祖母が99歳9ヶ月で天に召されたのです。
和裁を生業(なりわい)として、96歳の頃は、通所している施設で個展を開いたほどの腕前でした。
孫は6人。曾孫は11人。
愛されキャラの可愛らしいおばあちゃんでした。

なので、本来ならば、もうすぐ2015年(新年)のご挨拶を申し上げるべきところですが、それが叶いませんのでご容赦願います。
でも、当ブログの読者のみなさんとご家族のご健康とご多幸をお祈りする気持ちは例年通り変わりませんです。
どうぞよいお年をお迎えください。

ベタな文言で恐縮ですが、母乳育児中のお母さん!
お餅食べ過ぎないでね~!
そして、もしよろしければ、2015年も当ブログをご愛読くださいませ。

妊娠中におっぱいがパンパンに?

今日は「朝起きたら両方の乳房がパンパンで痛いんです」という電話がありました。
まあ、よくある電話内容(乳腺炎)だなと思って聞いていたら、「違うんです。妊娠30週の妊婦さんです」とのこと。

読者のみなさん。そんな経験おありですか?
半信半疑でとりあえず、母乳外来に来ていただきました。
そうしたら、ホントなんです。
目ぇ瞑って乳房に触ったら「産後3日目」なんです。
仰向けに寝そべってもらっても乳房は外側には流れないんです
ありゃりゃ。
どうなっちゃてるの?
 

乳汁は黄白色でマーブル状模様が描けます。
性状はとろりでタラタラ分泌するのです
まさに初乳!
SOLANINもこの仕事に就いて長いですが、妊婦さんでここまで乳房パンパンっていうのは初めてでした。(汗)

乳房マッサージするしかありません。
でもどうやって?
だって妊婦さんだから、腹緊を起こさせてはいけないし。
かといって、折角乳管開通しているのを台無しにしてはいけないし。(悩)
 

それで、おにぎり搾りをしてみました。
片方の乳房に40分くらいかけてそうっと触りました。
幸い、腹緊は起こらず、胎動も活発で、無事に終わりました。(笑)

全身性の疾患からおっぱいの調子が悪くなる時は、経験的に両側ともトラブルことは分かっていましたので、この妊婦さんもそうだと思います。
状況証拠ですが、インフルエンザのようでしたので。
今日は貴重な経験を積めました。

2014年12月30日 (火)

もうすぐお正月♪

いよいよ近付いてきましたね。
お正月♪
母乳外来担当助産師や助産院の先生にとって頭の痛い季節です。
おせち料理は野菜メニューもありますが、全体的に味が濃ゆいですね。
そしてお餅。

最近はお店の初売りが元旦なので、おせち料理はそこそこに焼肉やカレーにシフトするご家庭も多いようですね。

そうなると、ホントにヤバい×10の2乗でございます。
お餅食べるなとは申しませんが、パクパク食べるとヤバいです。
どうしてもお餅食べるなら、その時のお食事、主食はお餅の他には食べないでくださいませ。
その時の主菜も揚げ物はNGです。
お休み中だから慌てて食べず、ゆっくりよく噛んで食べましょう。
そして(ここが肝腎)いつもより頻回に飲ませてあげてくださいな。
カラダを冷やすようなキンキンに冷えた飲み物は、控えめに。
特に下半身は温かくしてね。

母乳育児中のお母さんが正月三が日いいえ松の内に乳腺炎にならないためのベーシックな秘策です。

2014年12月29日 (月)

悪くはないのですが、ちょっと気になる。

世間一般の母乳外来で勤務する助産師はどうなのかは存じませんが、生後2週間健診(退院後1週間健診とも称されます。)で、クリアしたい体重増加度は、母乳育児推進であれば、WHO/ユニセフ規準の18~30g/日です。
しかし正直なところ、18~29g/日の赤ちゃんは、ちょっと気になります。
この微妙な中間層に入る赤ちゃんに遭遇すると、「バリバリのgood  courseやね♪」と、手放しで喜べないというか、一抹の不安が残ります。

特に、入院中は補足無しでしっかりと体重増加が見られたのに、退院後の体重増加度にブレーキがかかっている(≒失速している?)印象が強い場合、指導したのとは違うポジショニングにチャレンジしていて折角上手く行っていたラッチオンが微妙に怪しくなっている場合、空腹で来院されたのに1回哺乳量測定をしたら40g未満の場合、乳房を触って活気が乏しい場合、生後2週間になるのに生下時体重に戻っていない場合は非常にモヤモヤします。
退院時からの体重増加度の規準としては再診してくださいというのに足りる理由は無いのですが、心の何処かで小さな警報音を発していて、それを止めることが困難な感覚なのです。

百歩譲って、体重増加度が18~29g/日だったとしても、ポジショニングやラッチオンに異状は無く、1回哺乳量測定の結果が40g以上で、乳房に活気があり、生下時体重に戻っていれば、「まぁ、気にしなくてもいいかな?」と、納得できるのですが…

「退院からの体重増加度が24g/日」「1回哺乳量が32g」「縦抱きをしてくださいと指導したのに、横抱きしている」「乳房に今一つ活気が無い」「念のため乳管開通マッサージをしても、開通はしたものの射乳反射が弱い」「生下時大体重まであと100g以下とは言え、戻っていない」となると、気になってしょうがないので、再診をお勧めしています。
SOLANINの取り越し苦労ならいいのですが、そうじゃなかったらエライことになるし。
ただ、お母さんにはプレッシャーを掛けたくないし、速攻でミルクの補足が必要というわけでもないので、何処を改善すれば前進できるのか必死にアドバイスしている今日この頃です。

アタマズキズキシテキマシタ。

早産児であっても、満期産児であっても、週数相当の大きさで生まれておられるならば、まだいいのですが、週数相当よりも小さい赤ちゃんは、体重増加が緩慢なことがあり、キャッチアップが難しいこともあるので、体重管理は慎重かつ確実にしていきたいものです。

先日出会った赤ちゃんは、その県を代表するMFICUで、33週で1700g台で出生されました。
58日目に退院された時は3100gまで増えていたのですが、118日目に小児科から母乳外来に紹介があった時は4560gとあまり増えていませんでした。
聞けば直母は全く出来ないままに退院し、後のフォローはこれまた全く無く、直母は自己流で3~4回/日にミルク140ml×3回/日という面妖な補足をしておられました。
 

何故1回の補足が140mlなのかと言うと、スープの冷めない距離に旦那さんの実家があって、毎日旦那さんと義父母の希望で夕食を食べに行っているそうです。
ミルクを飲ませるのが義父の趣味らしく、赤ちゃんにたらふく飲ませて眠りにつかせるととても嬉しいようで、いつも思い通りにミルクを飲ませてご満悦だそうです。
この話が事実なら、このお爺さんはかなり変な人だと私は思いました。
お母さんはお母さんでそんなわけで自分と赤ちゃんのペースで授乳・補足が出来ないと嘆いておられました。
お爺さんは育児には何の知識ない方なのに、不適切な介入をしておられます。
沢山飲ませたら、赤ちゃんの体重がバンバン増えると信じ込んでおられるようですが、希望とは裏腹に、赤ちゃんは12g/日くらいのペースでしか増加していませんでした。

明らかに発育不良です。
赤ちゃんはオトナのミニチュアとは違うのに。
納得できないのは意味不明なミルクの足し方です。
満期産で生まれていても、FGRの赤ちゃんは体重が増えにくい傾向があるのに、修正月齢での計算をしなくてはならない早産で生まれ、なおかつ週数相当よりも小さい体重で生まれた赤ちゃんに対し、粉ミルクの缶蓋通りに与えても、消化吸収能力が小さいので、結局身につかないんですよね。
分からないなら、勝手に変なことはしないでほしいのですが、きっとご自分が?でもお爺さんだとは思いもよらないのでしょうね。(汗)
 

直母1回量はその時で32gでしたから、ミルクの補足は止むを得ないのですが、もっと赤ちゃんのおなかの負担にならない量に1回量を減量して、こまめに与えないと、成長にはつながりません。

私はその日の段階で、1日に必要な哺乳量を660mlと計算していたので、直母8回の後にミルク毎回80ml補足として(ホントは60ml位にしたかったのですが、あまりに増えなさすぎなのと、一気に1回量を減らすのも心配だったので・・・)1週間後の小児科再診までそのペースで授乳してくださいとお願いし、「言った、言わなかった。」にならないように、母子手帳に書き込みまでしました。 

しかし、この1週間、義父母宅には行かず、自宅で自分なりの授乳ができる環境だったにも拘わらず、このお母さんは直母は7回には増やしてくれていましたが、赤ちゃんが良くネンネしていたり、機嫌が良かったのでという理由でミルクの補足は無謀にも80ml×1~2回/日に回数を減らしておられ、挙句赤ちゃんは4300gまで体重減少していたのです。

「このお母さんって、指導したことが入らない方なのか?」と私は不安になりました。
赤ちゃんが育たない(=病気でないのに短期間でゴソっと体重が減る)というのは、どう考えても尋常ではありません。
キツいようですが、このお母さんは此処だけ切り取って見たら[虐待]と言われても仕方ないことをしているのです。
先日のお話を聞かせてっ貰った際は、赤ちゃんの成長のブレーキ役になっているお爺さんは怪しからんと私は思いました。(もちろん、もうちょっとお母さんもしっかりして欲しいと思いましたが。)
そうして何とか無事育って欲しいと願いつつ迎えた、小児科の再診日。
実はこのお母さん、ちょっとどころか大概にしてほしいくらいの天然で、赤ちゃんの成長にはお爺さんと共にダブルブレーキ状態ということが発覚したのでした。(汗)
大事な赤ちゃんがこんな大変なことになっているのに、お母さんは全く切迫感が無く、小児科のドクターが「近日中に入院して授乳の仕方を助産師に診てもらいながらでないと、アナタの赤ちゃんはこのままでは年越すにはとても心配な状態ですよ。」というような諫言を受けたのに、「年末年始は忙しいから、入院するとしたら1月10日過ぎにしてもらえますか?」みたいなおとぼけ発言があり、診察に同席していた外来の看護師さんや私は思わず天を見上げてしまいました。(溜息)
 

済みません…私なんだか、真面目に考えるのがとてもしんどく、アホらしくなってしまいました。
(この母子の診察だけに1時間を要しました。)
お爺さんとお母さんに付ける薬が無いなら、赤ちゃんの発育を改善するためには、お父さんかお婆ちゃんに介入してもらわなければならないのか?と感じました。
何と言うか母乳育児以前の赤ちゃんの養育の段階で、大きな間違いが起こっているように思われました。

2014年12月28日 (日)

「おっぱいはもう、ええんちゃう?」と言われた時の対処法。

ご相談内容>
1歳半を過ぎおっぱいライフを満喫している親子です。
これまで母子間での大したおっぱいトラブルもなく(歯が生えかけの時に噛まれてしまい大変なときもありましたがブログ記事のおかげで言い聞かせで何回もやり直しし大丈夫になりましたが^^;)
最近では飲み方が赤ちゃんではなくなりました。
(ごくごく飲んで寝付くことは少なくなり、完全に心の栄養にシフトしたかのようになりました。)

全然ご飯を食べなかった時期もありましたが、最近は少しずつですが食べるようになりました。
ですが知り合いや友人、特に子供に携わっている仕事(保育士、幼稚園の管理栄養士など)の人などは1歳半を越えておっぱいを飲んでいる我が子を見て、「おっぱいはもう、ええんちゃう?」という意見が多いのが実情です。
かと言って、私自身が、彼女たちをガンガン説得するのもおかしいなと思い・・・
こういった場合、SOLANINさんならどうかわしますか?
 

<SOLANINの回答>
そうですね。
確かに、腕まくりして反論するのも大人気(おとなげ)無いですし・・・
要は、価値観の違う方たちの仰ることに対し、穏便に且つ華麗にスル―出来たらいいのですよね?
じゃあ、こんなのはどうでしょう?
「昔はね、おっぱいのことで色々悩むこともあったのよね。なかなか眠ってくれなかったり、ちゃんと体重が増えるかな?って心配だったり、ご飯を食べてくれなかったり、おっぱいを噛まれたり。でも、今はね、あまり悩まなくなったっていうか、おっぱいあげててよかったな。おっぱい飲んでいるお顔見て純粋に可愛いなって思えるし。ここまできたら、おっぱいライフの醍醐味を満喫しようかと思うのよね。おっぱいの味がどんなかとか、喋るおっぱい星人になるところを見届けたいのよね。お口のケアをしっかりしたら、虫歯の原因にはならないのよ。免疫だって1歳過ぎて増える物質もあるんだって。そういうのって知ってた?ついでに私もガンや骨粗しょう症になりにくくなるし、良いこといっぱいあるから、いつ止めるかは我が子に任せようと思うのよね。勿論、私があげようと思っても、明日ウチの子が要らないって言ったら、そこでお終いなんだけどね。」
済みません。
橋田壽賀子センセイのドラマの長セリフみたいですな。(汗)
あっ、もちろん、丸暗記は不要です。(爆)
でも、こんな感じの内容を、小林聡美さん風に喋ると、結構カッコいいのではないかな?・・・と、思いました。
良ければ、ご参考になさってくださいませ。

2014年12月27日 (土)

気難し屋さんにしっかりラッチオンしてもらには?

イラチ(いわゆる気短な人)ちゃんに正しいラッチオンをさせるのは、なかなかに大変ですが、気難し屋さんも同じ傾向があります。
後頸部の把持する際のちょっとした角度や舌の何処に乳首が乗るかという位置取りなどが感覚的にズレると、直ぐにフギャフギャとお怒りあそばされ、一向に哺乳しようとなさいません。
何故なら、みんなとは一味違う、職人気質(≒こだわりのある人)があるからです。

「そのフギャフギャとお怒りあそばされる間に、速やかに仕切り直しをされれば何十mlも哺乳できると思うのですが…」と、ツッコミを入れたくなるくらい激しいリアクションをなさいます。
おっぱいがポタポタと滴り落ちていようが、「んなこたぁ、知ったこっちゃねぇ!」と、お構いなしの激しいリアクションをされるので、お母さんの気持ちは萎えそうになるかもしれません。
正しいラッチオンが出来さえすれば、クイクイと小気味よく哺乳できるのですが、なかなか1回ではそうはいかないので悩みが増すかと存じます。

このような気難し屋さんに直母させるにあたり、可能な限りすんなり正しくラッチオンさせるにはどうすればいいのでしょうか?
それはですね、まずは気難し屋さんの頭を冷やす必要があります。
あっ、いえ、実際にアイスノンとかで冷やすわけではございませんですよ。
具体的には、気難し屋さんを抱っこしていただき、2~3回深呼吸をしながら5~10回ほどスクワットをすることで、フギャフギャを宥めてあげるのです。
我に返った気難し屋さんに向かって、「ベストの状態で飲みたいんだよね。お母さんは分かっているよ。しっくりくるまで何回でもやり直していいんだよ。お母さんは待っててあげるから安心してね。」と、何度も励ましてあげてください。
上手く出来てクイクイと飲み始めたら、「そうそう、その調子だよ。上手く出来て良かったね。そうこなくっちゃ!」と褒めてげて下さい。
上手くいかない時は、ひとまずはスクワットでクールダウンさせ、いい感じで泣き止んだら、「はい!じゃあもう1回行きますよ。」と、声掛けしながら導いてあげましょう。

下手っぴちゃんの場合、吸啜のテクニカル面で習熟されるのに数週間~数ヶ月と、とても日にちが掛かるのに対し、気難し屋さんの場合、基本的にテクニカル面での習熟は問題ないので、もう少し早く問題は解決します。
但しひとつだけお願いがあります。
お母さん自身も、目途が立つまでは職人気質(≒こだわりのある人)になってくださいな。
漫然と直母するのではなく、お母さんの手首のしならせ方や赤ちゃんの舌の巻きつき具合を1回ごとにチェックしてくださいませ。
ちょっとした角度や位置取りのズレは、感覚を研ぎ澄ましていけば、お母さん自身が気難し屋さんに共感できるようになりますから。

職人気質(≒こだわりのある人)をネガティヴに捉えずに、むしろ「凄いなぁ~。ウチの赤ちゃんはコンマミリ単位のズレを感知できるんだなぁ。」と、素直に感心してあげましょう。
よそ様とは一味違う、職人気質(≒こだわりのある人)であることを受け止めてあげることが、気難し屋さんの直母確立への最短距離です。

お母さんが凹むこと★おばあちゃんが抱っこしたらネンネするのに・・・

ホントはこの記事昨日書いていました。
さて!という段階で、「ポップ何たらが・・・ここをクリックしてください。」という表記が左上の方に出てきたんです。
「え~!こんなとこ、クリックしたらあかんやろ?」と思いつつ、公開することのみ考えていて、ポチッと押してしまいました。

結果は・・・申すまでもありませんね。!!!でした(涙×10の4乗くらい?)
自分のドジさを改めて思い知らされました。トホホ。
 

閑話休題。

よく、『私が抱っこしても、なかなか泣き止んでくれないのに、おばあちゃんが抱っこしたら泣き止むんです』とか『私が抱っこしたら、たくさんおっぱい飲んだ直後なのに、ハフハフして探してなかなか寝付いてくれないんですが、おばあちゃんが抱っこしたら、10分かそこいらで、ネンネするんです』というお母さんの訴えを聞きます。 

毎日懸命に赤ちゃんを育てているのに・・・私がお母さんなのに・・・抱っこ上手になったと思うんだけどなぁ・・・なんでおばあちゃんなんだろう?・・・気にしないでおこうと自分に言い聞かせても、納得しきれず凹んでしまうその気持ち、よ~く分かります。

それにはこんなカラクリがあったからなんです!
赤ちゃんの嗅覚がスルドいのはご存知ですよね?
 

赤ちゃんはおっぱいの匂いがするか否かで、お母さんとその他の人かの識別をしています。その他の人の中でもおばあちゃんは接する機会が多いのと、確かに”昔取った杵柄”というヤツで、子育てのブランクがあっても抱っこが上手です。
それで、赤ちゃんに多い寝ぐずりの時は『この人抱っこが上手だな。イラついてないな。んじゃ、寝るか!』となる訳です。

ところが、お母さんに抱っこされると、赤ちゃんの鼻先におっぱいの匂いがホワワワ~ンとするので、寝ぐずりなのに『あれっ?寝ようと思ったケド、ホントはおっぱい飲むんだったっけ?』と勘違いしてしまい、つい、ハフハフしてしまうんです
そんな時は可能であれば、敢て赤ちゃんをおばあちゃんに抱っこして貰いましょう。
もしかしたら、暫くはおばあちゃんであってもハフハフしているかもしれません。
でも、10分かそこいらで、ウトウトしはじめたら、それは寝ぐずりですな。
逆に20分経ってもハフハフしているのでしたら、真剣におっぱいを欲しがっていると見做して間違いなし!!
 

だって、おばあちゃんは逆立ちしたって、おっぱいの匂いを放つことはできませんですからね。(もしおっぱいの匂いがしていたら怖いでしょ?)
アナタの赤ちゃんは賢いんです。
昔から「立ってるものは親でも使え!」というではありませんか
おばあちゃんにはセンサーになっていただきましょう!

追伸:企業戦士で育児にノータッチのお父さんに抱っこされると、どうなるのか?
⇒テクニックとして抱っこがお上手でないので、不安になってぐずりがちです。
でも赤ちゃんが泣くからと尻込みしていたら、この先いつになってもあやせませんぞ。
なので、赤ちゃんの好きな抱っこをレクチャーしてあげて、アナタのウデでお父さんを抱っこの達人に養成してくださいな。 
           《 たかが抱っこ。されど抱っこ。》

2014年12月26日 (金)

これを知っていれば、すっごく助かるヨ★必殺!狸寝入りの見分け方★

おっぱい飲んでぐっすり眠ったと思いきや、赤ちゃんをベッドに置いたらオメメぱっちり&ギャ~・・・という経験、しょっちゅうありますよね?
眠ったとしても30分ともたないことも。
ていうか、赤ちゃんのお母さんで、この経験をしていない人は多分いないと思いますが・・・どうですか?

これをしょっちゅうヤル赤ちゃんのお母さんは母乳不足感が強いと言われています。
おっぱいが足りないから、すぐに起きてしまうのかな?
 

違うんです!そうじゃないんです!

でもSOLANINは未だかつてコレを知っている医療者はおろか、おばあちゃんにも出会ったことはありません 

本日は特別にSOLANINの勤務先の母乳外来でSOLANINに相談された方限定の知識を公開しちゃいますね。

赤ちゃんがぐっすり眠ったと感じたら、まず、下顎を指で下げてもらい、赤ちゃんのお口の中を見てください。
舌はどのあたりにありますか?
下歯茎のラインに合わせるかのように、お口の中で”あかんべぇ”をしている時。
        それが狸寝入りのサインなのです。
たとえ手足がだらりと弛緩していても、睫毛が内側にめり込むくらい固くオメメを閉じていてもそれは『狸』です。すぐに起きてしまいますよ。
 

反対に真横で唄を歌おうが、掃除機をかけようが、喧嘩が始まろうが、眠っている時
ってあるでしょう?
一瞬、耳聞こえてるんかいな?とツッコミを入れたくなる時。
あれこそが爆睡です。
舌の位置が上の奥の方で、縮込まっている時です。
(医療者なら分かるかなぁ?いわゆる舌根沈下ですな。)

そうそう、舌は挙がってるけど、上歯茎ラインにくっついている時。
あれは、微妙です。
『狸』と爆睡の中間だから。どっちにいくかまだわからない状態です。
 

赤ちゃんはおっぱいかユラユラすると眠くなるから、眠らせたいならばその時できる方をすればいいと思います。
別に眠らなくてもいいかなという場合、放置⇒『狸』⇒覚醒となるでしょうが、予測できることならば、焦らなくてもいいですからね!!
ちなみに、この鑑別方法の確かさは統計的には97%以上です。

さあ、アナタも赤ちゃんのお口をチェックしてね。
このブログを読んで『OH!!!!!!』と感じた方は、
お友だち(特に赤ちゃんを育てている方、マタニティーの方に)教えてあげてくださいませ。
よろしくお願いします。

2014年12月25日 (木)

家事と授乳のスムーズな両立とは?(クリスマスプレゼント!)

母乳育児を継続していくうえで、頻回授乳がいかに重要かについては、当ブログでも数えきれないくらい書いてきた重要事項ですので、読者のみなさんもよ~くご存知かと思います。
でも、まだ書き足りないことがあるのですよ、SOLANINは。

それはですね、日常生活の家事との両立についてです。
特に就園前のお子さんと赤ちゃんがいらっしゃる核家族では、お母さん1人で複数のお子さんを抱えつつ、家事をしなくてはなりませんね。
旦那さんは気持ち的にはイクメンでも、現実は企業戦士で帰宅は遅いというパターン、あるあるですよね?
で、日中家事をしようと思ったら、さっきまでご機嫌だった筈の赤ちゃんが泣いておっぱいを欲しがる&上の子からお母さん遊ぼうよと誘われる⇒そんなこと言ったって私は忙しいのよ~と叫びたくなる・・・誰でも経験していることなのですが、ホントいっぱいいっぱいな気持ちになることってありますよね?(SOLANINもありました!)
勿論、初産婦さんだって、ご実家の手助け無しで家事をこなしていかねばならず、授乳しながら捗らない家事にイライラしちゃう方も少なくないと思います。

そうそう、そこを何とかする方法をお話したいのですよ!
母乳育児を支援する人たちの間では、ある意味常識なのですが、おっぱいを欲しい時に赤ちゃんが泣くというサインは、赤ちゃんの気持ち的に結構崖っ淵っていうか、追い詰められていることを表しているのです。
なので、おっぱいの消化時間(≒胃が空っぽになっておなかがグーグー鳴る時間)は飲み始めから1時間半~せいぜい2時間ですから、それを頭に入れて家事をしたり、上の子さんの相手をする時間を作ればいいのです。
発想の転換=コロンブスの卵…をパカッと割っていただければよろしいのです。(笑)

例えばですね、「さて、今からお米を研ごう。」というのであれば、全然おっぱいが欲しそうでなくても、眠っていても、先に「んじゃあ、おっぱい飲みますか!」とおむつ交換しっつつ、ベビーサインを出しつつ、おっぱいをあげるのですよ。
さほどヤル気のない場合は、意外とあっさり終わるものです。
要求を先に満たされるとねんねも早いし、ねんねしてくれなくてもご満悦タイムが延長されますから、赤ちゃんにはバウンサーやハイローチェアに座って頂き、家事したり上の子さんと遊ぶお母さんを見守って頂くのです。
そうすると、途中で手を止められることがとても少なくなり、やらなきゃいけないことが捗るのです。
泣いてからおっぱい=要求に応えるタイミングが遅い…から、変に長飲みしちゃうことってあるのです。(汗)

SOLANINは常々、母乳育児支援をしていますという人(特にお偉いさん系)の多くは、とかく学術的なことばかりに偏重して、こういう日常生活に於ける過ごし方というか実践的な知識の普及が足りないのではないか?と思っております。
そこで、この記事を遅ればせながらのクリスマスプレゼントとさせて頂きます。

抱き足らない症候群。

これだけ『見つめて』『抱きしめて』『おっぱい』が重要なんだと言われるように、スキンシップが赤ちゃんに与える心地よさ、安心感、情緒の安定を促すということが判ってきているのに、未だに何十年前の子育て知識が更新されない年配者がおられ、お母さん方を困惑させています。

ショッキングなタイトルですが、抱き足らない症候群って知っていますか?
赤ちゃんを抱っこし過ぎると(この表現自体が不適切ですが・・・)甘えん坊になって、自立心が養われないと思い込んでる人に付き合わされた犠牲児のことです。
殆ど放置プレイをされている赤ちゃんを指します。
 

身体的特徴は寝かしっぱなしのため、アタマがキツく変形しています。
(出産の時にできる、産瘤や頭血腫とは違います。念のため。)
カラダが硬く、寝返りが出来ない時期なのに、背中が丸くなく、扁平です。
頸の据わりも遅く、4ヶ月でも微妙にぐんにゃりしています。
何しろ普段から放置プレイですから、あやされる経験もないため、赤ちゃんから笑ったりすることもまずありません。
手の掛からなさ過ぎる子とも言います。

抱かれないということで、赤ちゃんの発達が遅れてしまうのがこの”症候群”の核心部分なんですね。 

おっぱいを早くに無理やり離せば、自立心が芽生えるというのは誤りです。
かえって赤ちゃんは不安感、焦燥感ばかりが募り、何時までたってもお母さんから離れられなくなるんです。
えっウチの子は可愛いから、離れなくてもいいって?
そりゃあ、ないっしょ!冬彦さん2号(古っ)にするんですか
赤ちゃんのうちに十分に甘えさせてあげることで、子供の自立は促されるのです。
人を信じるチカラを身に付けるんです。
”甘え”はお母さんを信じているからできること。
決して我儘を助長しているのとは違うこと。
赤ちゃん(子供)のココロの拠り所
それに対し、”甘やかし”は子供が自分でできることを先回りしてやってしまうこと。
子供のやる気や伸びる芽を摘み取ってしまうこと。

似ている言葉だけど、間違えないでね!!

2014年12月24日 (水)

赤ちゃんが美味しいと感じる適温とは?

赤ちゃんは猫舌ですから、熱いものは食べられません。
今はシーズン外ですが、鍋料理やグラタンなどは、そのまま食べさせてはなりません。
赤ちゃんはレモンを舐めた時よりも大きなリアクションになります。

実は暫く前なのですが、家庭用ポット96℃で調乳したミルクを、赤ちゃんのお姉ちゃんが冷まさないうちにお手伝いとして飲ませて、口腔内が酷い熱傷になった事例がありました。(退院後間もなくの頃でした。
赤ちゃんは哺乳瓶が近づいてきただけで号泣します。
きっと、トラウマなんでしょうね。
この赤ちゃんは哺乳ストライキが1週間以上続きました。
 

かといって、「今日は蒸し暑いから、冷(ひや)にしましょうか。」
な~んて会話は成り立ちません。
直母はそのままで良いのですが、冷蔵した搾乳をあげる時は湯煎してくださいね。

2014年12月23日 (火)

食の細いお子さんへの盛り付け方。

押し並べての傾向ですが、おっぱい星人は食が細い傾向にあります。
また、時間を掛けてゆっくり味わうかと言えばそうでもなく、10分もすればお尻がモゾモゾしてくるのか、座っていることを嫌がることが多いものです。
特に、低いタイプのテーブルを利用されている場合は、ひょいと足抜けして気がつけば立食パーティ会場に移動(?)なぁんてこともあるやもしれませぬな。(汗)

食の細いお子さんにある程度の量を食べさせたい場合、離乳食は仕切り付きのお皿に主食・主菜・副菜を盛りつけて、ある程度お母さんサイドで食べるペースを作ってあげた方がいいようです。
勿論、自分で食べることは大事ですから、手に持てるものは持たせて自分で食べる喜びを実感させてあげてほしいですが、100%お子さんのペースにしてしまうと、収拾がつかなくなり摂食量が減る恐れがあります。
「せめてあと一口でも二口でも食べてくれないかな~。」と悶々とされているのであれば、追いかけて食べさせるのではなく、集中力が切れないうちに食べさせ易いワンプレート形式にトライされてみませんか?
そのやり方がマッチしているようでしたら、メリハリをつけるために朝昼夕でお皿の色柄を変えられた方がベターです。
子どもであっても「目で三分(さんぶ)」はありますからね。
そして、食べさせたい量よりも若干少なめによそって、「全部食べたぞ!」という達成感を味わわせてやってくださいね。

上の子の粘血便が心配だけど、ドクターは大丈夫って・・・

幼児期になると、カラダも大きく逞しくなり、病気に対する抵抗力も付いてきますから、大抵はお母さんも慌てたりはされないでしょうが、ある日、少量とはいえ、粘血便が出てきたら、びっくりですね。
心配になり、小児科に受診されることもあるでしょう。

一般的に粘血便というものが起きるには原因があります。
ざっと思いつくままに挙げますと、「腸重積」(腹痛・嘔吐を伴う)「切れ痔」「胃や十二指腸潰瘍による出血」などが挙げられますが、感染る病気に罹ると、粘血便が出ることもあります。
O157とかサルモネラのような怖い菌による細菌感染(=いわゆる食中毒)もありますが、症状が軽い(=機嫌が良く、食欲もあり、熱発もなく、活気がある)ならば、ありふれた菌だし、子供の抵抗力の方が勝っていますから、様子を見ましょうと仰るものです。
 

うんちが緩い目の時も、下痢止めの類を安易に使用すると、腸の中で細菌が増える一方となり、症状が悪化しますから、止めましょうね。

2014年12月22日 (月)

ショック××子供にチック症状が出たり、どもるようになった!

これまで何とも無かったのに、ある日突然、子供がチック症状が出たり、どもるようになったら・・・?
そりゃあ親としてショックですよ。
フツーの育児相談(保健センターや保健所など)では、「親子の関わり方の問題があるから、そんな風になってしまったんだ。」というニュアンスで上から目線でガンガン叱られるのは確定的ですから、凹みますわなぁ。
「そんなに私の子育てのやり方ってイケナイものだったの?」
「何がこの子にストレスだったの?」
考えるほどに頭の中がガンガンしてきます。
言われた言葉が反響して、グルグル渦巻いて、ウツになりそうかもしれません。
ドクターによっては「脳波検査しましょうか?器質的なものがあったら大変だから。」と仰るかもしれません。

ストレスにしても病気にしてもどっちに転んでも、袋小路に閉じ込められたような気持ちになってしまいます。
どうしたらいいのでしょうか?
 

「これをしたらすぐに治る。」ことなんて、誰にも分かりません。
時間がかかることも覚悟が必要です。
でも、ひとつ言えることは、子供の皮膚感覚はとても敏感ですから、触ってもらうことは、小さいほど効果があるということです。
「泣いていなくても、1日に何度も抱っこをしてあげる。」(お座り抱っこでもOK)
「添い寝をする。」
「ちょっとしたことでもアタマや背中を撫でながら声かけする。」
「マッサージをしてあげる。」(ベビーマッサージのようにします)
「お母さんの膝に乗せて絵本を読んであげる。」などなど。

段々と、お子さんのココロがほぐれてきたら、治ってきますよ。
焦らずスキンシップに努める、声かけすることがいいと思います。

2014年12月21日 (日)

市販の哺乳瓶を使いたい!(2ヶ月)

<ご相談内容>
私の赤ちゃんは臨月に生まれ、体重も2500g以上でしたが、生後2ヶ月近くになっても普通におっぱいを咥えて吸啜することができません。
直母量を測定しても10~20g程度/回です。
舌小帯短縮症ではないようですが、根本的に巻きつけが苦手らしく、しかも直ぐに眠たくなるようで、片乳5分も吸啜しないうちにフニャンとなります。
私の乳首のカタチにも難があるらしく、妊娠中から「人の2倍も3倍も頑張ってお手入れしないと、出産後が大変ですよ!」と、看護師さんから警告されていましたが、そこまでしなくてはならないのかと半信半疑だったので、殆んど何もしていなかったことも一因だと思います。
幸い搾乳は潤沢ですので、哺乳量の90%は母乳で賄えています。
しかし、2ヶ月経ってもカップ授乳継続を勧められ困惑しています。
元々カップ授乳に対し家人の偏見というか圧力がとても強いです。
「いつまでそんな変な飲ませ方しているの?」と詰(なじ)られます。
私も元々精神的に強くないですし、何だか疲れてしまい、市販の哺乳瓶を使いたくなりました。
こちらのブログでは市販の哺乳瓶を使うことは推奨されていないですが、限定品的なものだと、例えばシリコン乳首の替えをゲットするにも大変そうですよね?
大多数の方が使う市販のものってそんなにいけないものですか?

<SOLANINの回答>
ううむ。
こういう表現の仕方は、聊(いささ)か失礼に当たるかもしれませんが、お母さんの乳首のコンディションと赤ちゃんの哺乳技術&哺乳時に必要なスタミナ不足のため直母が振るわないのでしょうね。
ですので、人の2倍も3倍も大変な思いをして授乳をせざるを得ず、余計にお疲れモードなのでしょうね。
それに加え、お家の方にもカップ授乳の意義を理解して頂けない&詰られるせいで厭になってしまわれたのですね。

もしも哺乳瓶を使うことで、相談者さんの授乳時間が短縮されたり、心身の疲れが取れるのならば、カップ授乳から哺乳瓶授乳に切り替えること自体がダメってことはないのかもしれません。
しかし、市販品は物凄くラクですし、極度の早飲みを助長します。
乳頭混乱のリスクもかなり高くなります。
ここまでカップ授乳を継続された相談者さんであるからこそ申しますが、正直に個人的な意見を述べさせていただけるとしたら、「勿体ないなぁ。」です。

赤ちゃんの体重が記載されていないので、何とも判断しかねるのですが、所謂病産院や一部の助産院でしかお取扱いしないタイプの哺乳瓶がまだ使えない段階でしたら、カップ授乳を続けられた方が得策ですよ。
使える段階に到達されたら、限定品を購入され、正しい使い方を教えてもらえれば、赤ちゃんの哺乳力は格段に向上します。
そうすれば伸び悩んでいらした直母量もきっと増加しますよ。

それでも市販品を選ばれるのだとしたら、それは相談者さんの自己責任ということになりますかねぇ?
確かに、大多数の方が選ばれる市販品であっても直母と是々非々で使い分ける赤ちゃんはいらっしゃいます。
でも、相談者さんの赤ちゃんは、状況から察するにそのタイプではないと思われます。(汗)
直母量が増加しないどころか、直母拒否になったらどうしようという懸念の方が強いです。
過去記事で「日本の母乳率」というのがありますが、まだご一読いただけていないようですね。
まさにその、市販品を使う大多数の方達の結果が、母乳率として反映しているのではないか(もしくはリラクテーションを妨げているのではないか)とSOLANINは考えます。



アッチッチを覚えさせる!

赤ちゃんが動き回るようになると、特に好奇心の強い性格の場合、目離しが出来ません。
触って欲しくないものばかりに突進していきます。

その中で熱いものを触ることは温度次第では火傷の恐れがあり、どのお母さんも気をつけすぎるくらい気をつけておられることでしょう。
根気よく教えていくこともひとつの方法ですが、なかなか即効性がありません。
 

何か方法はないかしら?
危険なものは全て排除するのもひとつの方法ですが、赤ちゃんは触覚が敏感ですから、怪我をしないように細心の注意を払いながら「体験させる。」ことはインパクトがあり即効性があるのです。

お家の中でアッチッチはなんですか?
例えばアイロンや炊飯器ですと、赤ちゃんの手の届くフロアーに置いておられるお家もあるでしょう。
アイロン使用後暫くして火傷しない程度のほんわか温かいくらいの状態の時(まずお母さんが触って確認してくださいね。)わざと赤ちゃんに触らせるのです。
いつも「アッチッチだから駄目よ。」と言っていたのにその時に限っては言わないで。
興味津々で赤ちゃんは触りに行くことでしょう。
そしたら赤ちゃんは案の定ビックリします。
その段階で「アッチッチだったね。イタタだね。」と赤ちゃんの耳元で囁いてください。
2~3分してから、「アッチッチはどれだっけ?」と赤ちゃんに聞いてください。
喋ったり指差しが出来ない段階の赤ちゃんでも、アイロンをじっと見つめます。
アイロン=アッチッチという図式が赤ちゃんの頭の中にインプットされるのです。
 

但し赤ちゃんはまだ長期に記憶を保存することは出来ませんから、翌日・翌々日も同じことをしてください。
「やっぱりアッチッチだったね。」
「いつもアッチッチだから触るの止めようね。」
と、触らせる度に耳元で囁いてください。
冷たくなったアイロンでもお母さんもわざと赤ちゃんの目の前で触って見せ、大袈裟に「アッチッチだった~。」と、赤ちゃんの目を見て訴えるように言うのもOKです。

そこからおよそ1週間後もう1度同じことをしてください。
アッチッチというものの概念が分かればもう無用な手出しはしません。
手を出そうとしても「アッチッチだよ。」と大きめの声ではっきりと声かけすれば伸ばしかけた手を引っ込めます。

2014年12月20日 (土)

まだ食べさせたくないものを食べたがったら?

お食事に関心の薄い赤ちゃんがおられる一方、何でも食べたがる赤ちゃんもおられます。
特にオトナの味に興味津々の赤ちゃんのお母さんはお食事のメニューをどうするかアタマが痛いことでしょう。

何か良い方法はないかしら?
あります。
 

赤ちゃんの味覚は甘味と旨味に敏感で快感があります。
なのでそれ以外の味覚を利用するのです。
殆んどの赤ちゃんが苦手なのは酸味です。

例えばレモンを真っ二つに切ってひとつ手に持たせます。
(皮を舐めるでしょうから良く洗うか、無農薬の国産レモンでもいいかもね。)
舐めた瞬間物凄い形相になります。(ちょっと可哀想か・・・ゴメンよ~。)
 

そこですかさず耳元で「酸っぱいね~。」と囁きます。
お母さんも舐めてみて「やっぱり酸っぱいなぁ~。」と言ってください。
大抵はこれでケリが付くのですが稀にレモンを好む赤ちゃんもおられます。
その場合は穀物酢か米酢の出番です。

これもアッチッチ作戦と同じで3日連続で行った後、そこから大体1週間くらい後にダメ出しをします。
赤ちゃんが覚えてくれたらそれでOK。
オトナの味を欲しがっても「酸っぱいから止めようか?」と声かけしたり、さも酢っぱそうな顔をして一口でも食べたらそれ以上は欲しがらなくなります。
 

アッチッチ作戦もそうですが、これも我が家で3人の人体実験済みです。(爆)

 

落語で言えば『饅頭怖い』ですな。
お後がよろしいようで。(笑)

2014年12月19日 (金)

RSlウィルスアウトブレイク中!

2014年のRSウィルス患児は統計を取り始めた2003年以来過去最多の発生報告がなされています。
 
入院を余儀なくされる乳幼児も珍しくありません。
感染経路は、飛沫感染と接触感染です。(空気感染はありません。)
飛沫感染の防御は(大人だったらマスクが使えますが)赤ちゃんでマスクは難しいのでなかなかですが、接触感染についてはかなり防御可能です。
RS感染した子どもの鼻汁やヨダレの付着したおもちゃや日用雑貨など手にしたり口に入れた後は、拭き取りや洗浄をしましょう。
また、手洗い後にアルコールジェルを使って、手指衛生に努めます。

RSウィルスの感染力は、早ければ接触から4~7時間のうちに済まされ、鼻腔や咽頭などの粘膜組織で増殖します。
潜伏期は8日以内とされていますが、症状が消えても感染力は3週間前後残っています。
感染するかもしれないシーズン酣(たけなわ)の際は、多くの子どもが集うような場所にお出かけするのは避けた方が無難ですぞ。
また、RSウィルスの型は20個くらいあるそうです。
なので、一人の患児が複数回感染することもあります。
勿論、過去記事にもありますように、予防接種はありませんから、日々の地道な努力が必要ですね。

最悪感染しても上気道炎で収まれば入院は免れるでしょうが、下気道炎になれば、そうもいかなくなりますからね。
持続的に酸素投与をされたり、保育器に入れられたり、人工呼吸器に乗せざるを得ないこともあります。
聞くところによりますと、RS感染症に罹患して心肺停止になったお子さんもいらっしゃいますので、鼻風邪?咳が出てきたかも?なぁんて言っているうちに症状が進行して…とうパターンが結構あるそうです。
「もしかしてこれってRSかな
?」と思ったら小児科受診し、後手に回らないように気をつけましょうね。


 

赤ちゃんに頑張ってもらいたい時は「言い聞かせ」を!

「言い聞かせ」・・・このブログでも何度となく取り上げてきたフレーズです。
プチメでのご相談の回答にもよく使います。
今回は「言い聞かせ」の成功実例として読者さんから報告のあった項目を発表いたします。
(順不同です。)
☆哺乳ストライキの解除。
☆卒乳。
☆乳頭混乱の克服。
☆入院患者さんのお見舞い中にグズらないこと。(何と最年少は新生児です。)
☆結婚式や披露宴中にグズらないこと。
☆離乳食を一口でも多く食べてくれること。
☆おっぱいの噛み癖を止めること。
☆お葬式中にグズらないこと。(これはSOLANINの長女が赤ちゃんだった頃体験しました。当時9ヶ月くらいだったでしょうか・・・)
・・・場を弁えてグズらないというのが多かったですね。
今日読ませてもらったプチメでも、事前に披露宴に着ていく服装を見せ、雰囲気(例えば大勢の人がいること、お食事が出されることなど?)を知らせ、帰りのタクシーの中ではおっぱいが貰えることなどを何度も説明してお願いしたら途中でおっぱいを欲しがったりグズったりを全くしなかった旨書いてありました。
ちなみに翌日急にお葬式に行かねばならなかった時は言い聞かせが出来なかったから、いつもと同じようにおっぱいを欲しがってしまったそうです。

SOLANINは1990年代のある年、当時住んでいた全12戸の小さな集合住宅で旦那の後輩(まだ独身。でも半年先には結婚予定だった。)が喘息の重積発作で急死されるという痛ましい出来事がありました。
その住宅内の後輩の部屋で、北海道にお住まいのご両親をお呼びしてお通夜・お葬式をすることになったので、その住宅の奥さん全員でお手伝いをすることになったのです。
用事をこなす間や読経の最中は常に長女H1をおんぶしていましたが、「言い聞かせ」をしていたので、眠たくなってもいつもとは異なりグズらず、おっぱいを早めに切り上げても、仕方ないと辛抱してくれました。
 

赤ちゃんは言葉を喋れません。
でも、言葉を喋れないからお母さんのの言うことが分からないのとは違います。
ココロを込めて真剣にお願いしたら、お母さんの言うことを全身で感じ取ろう、理解しようとしてくれます。
まずは赤ちゃんの持っているチカラを信じてみましょう。

そうそう、「文章は短いセンテンスで。」「ゆっくりはっきりの声で。」「上手く出来たらうんと褒めて。」を忘れずにね♪

2014年12月18日 (木)

思い通りにならないと、大声を出す時の対応。(10ヶ月)

<ご相談内容>
最近我が子は、思い通りにいかないことやイヤなことがあると、顔を真っ赤にして大きな声を出します。(声で脅している感じ?)
それを止めさせたくて、自分なりに言い聞かせをしてるのですが、なかなかうまく行きません。
目を合わせて『大きな声を出してもダメだよ。ママもつらいし、あなたものどが痛くなるよ。』と言っていますが・・・

何か足りないでしょうか?
というか、的外れでしょうか!?
アドバイスいただけると嬉しいです!
 

<SOLANINの回答>
思い通りにならない時には様々なシチュエーションがありますね。
☆欲しいものがもらえない時。(例:スーパーでお菓子をねだるが、買ってもらえない。)
☆カラダが上手く使えない時。(例:ハイハイして前進しようとしてもムーンウォークしか出来ないからドンドン後退してしまう。スプーンでご飯を掬って食べようとしても全部零してしまった。)
☆気持ちに反する対応をされた時。(例:お母さんと一緒にお出かけしたいのに、お父さんとお留守番をさせられた。)
☆楽しみを奪われた時。(例:ティッシュペーパーをうっとりしながら次々に引き出していたのに、叱られて取り上げられて続きをさせてもらえなかった。)

・・・等々、赤ちゃんであっても普段から「これはしてはいけないよ。」と言い聞かせをされたらダメなんだということは何となく分かるのです。
分かるのだけど、分かりたくない時は目を合わさないようにしたり、やりたい気持ちが強い時はまだ上手く喋られないから、大声を出したり泣き叫んだりして、自己主張を通そうとするのですね。
何でもかんでもダメというのは、赤ちゃんも気の毒だし、何でもかんでもOKでは、単なる甘やかしではないか?ということもあり、兼ね合いが難しいですね。
 

まず、どういう時はダメなのか?という条件を、今一度考えてみてください。
お父さんやお母さんの気分で、同じことなのにダメとOKが入れ換わると赤ちゃんは混乱しますから条件を決めてください。
これは赤ちゃんに限らず、躾の基本だと思います。
で、どうしてもダメなことについては、親として分からせるしかないのですが、赤ちゃんが興奮している時は、やはり聞く耳を持たないので、言い聞かせは不発に終わりがちです。
こういう場合は、赤ちゃんの気持ちを鎮めることが優先事項です。
出先であれば、他の用事は置いておき、抱きかかえてでも、その場から離れた方がいいですね。
お家の中に居るのであれば、思い切ってお外に出て、風に当ったら良いかもしれません。
環境を変えると、わりかし早く気持ちが鎮まります。
そして気持ちをしずめるには、1にも2にも抱っこです。
暴れてもとにかく抱っこ。(スキンシップ)
耳元で、「大丈夫、大丈夫、お母さんは●●ちゃんの気持ちはよ~く分かったよ。」と囁き続けてください。
併せて、「出来なくて悔しかったんだよね。」とか「イライラしたんだよね。」と、きっと我が子は○○だったんじゃないかな?という気持ちを忖度(=そんたく)言葉に出して、労ってあげてください。
呼吸が落ち着いてきたら、「ダメだって分かってたけど、してみたかったんだよね。」とか「よく我慢したね。偉いね。」と、赤ちゃんを認めてあげてください。

何だか回りくどい気がするかもしれませんが、焦ると上手くいかないものです。
回を重ねる毎に、落ち着くのが少しずつ早くなってきますよ。
まずは試してみてね。

2014年12月17日 (水)

乳腺炎を繰り返し、困惑中。

<ご相談内容>
11
ヶ月の男の子がいます。1ヶ月半頃まではまでは混合栄養でしたが、その後完母になりました。1ヶ月前頃からは離乳食をよく食べるようになり、日中のおっぱいは外出していたらゼロになりました。(在宅していると2回/日)ただ、夜中は1~2時間毎におっぱいを欲しがります。実は私はこれまで何度か乳腺炎を繰り返しているのですが、そのたびに痛くて辛いし、おっぱいを止めたくなります。
つい最近も乳房がカンカンに硬くなり、発熱もして、乳汁ドロドロの乳腺炎になってしまいました。
私の何がいけないのでしょう?どうしたらいいのでしょうか?

SOLANINの回答>
1
ヶ月半以降リラクテーションされたのは努力されたんだなぁ偉いなぁと感心します。
どこかの助産院か母乳外来に通ってサポートを受けられたのでしょうね。

さて、何度も乳腺炎になるのは痛くて辛いことですが、それには理由がある筈です。
その際、助産師のケアを受けていれば、原因として考えられることや対処法を教えてくれると思いますが。(汗)

それが分からないということは、ううむ…もしかして毎回自力で直していらっしゃったのかしら?

以前になった乳腺炎の原因についてはSOLANINも分かりませんが、文面から推察した限り、最近なってしまった乳腺炎の原因は、ズバリ授乳間隔が空き過ぎて乳房が強く張り硬くなったであろうに、日中お坊ちゃんにおっぱいを勧めるor搾乳して乳房の張りをコントロールすることもなく放置していたことと、それに加えてお母さんのお食事摂取量が多過ぎたからではないでしょうか?
離乳食が進み授乳間隔が空いたら、お母さんのお食事摂取量を減らすのは言わずもがなですよ。
だって、沢山おっぱいが作られても飲んでくれる回数も量も減る=残ったおっぱいの行き場が無い⇒乳腺炎になる!…に決まっているじゃないですか。

それに対応出来ていれば、発熱して乳汁ドロドロというような重症化には至りませんよ。
また、外出時は日中のおっぱいはゼロとのことですが、乳腺炎になってまでそれを続けるのは如何なものでしょうか?
率直に申し上げて、これは充分に予防できるタイプの乳腺炎ですよ。
ここまで母乳育児を継続されたのに、断乳なんて勿体ない!
適切な対処をされ、残り少なくなったおっぱいライフを楽しんでくださいね。

 

新生児の低体温にご用心!

他の季節ではまずお目にかかることは無いのですが、こと、冬になると低体温症になってしまう新生児が出現することがあります。
(低体温症の定義は直腸温が35℃以下に低下した状態です。)

今更ながらですが、新生児の腋窩の体温は36.5~37.5℃と、オトナよりも0.5℃ほど高めであることはみなさんご存知かと思います。(参考までに、直腸温は腋窩で測定する温度よりも若干高いのが普通です。)

しかしながら、低体温症の新生児が出現するということは、保温の重要性を聞いてはいても、自分には関係ない話だと思い込んでいらっしゃるのか、今一つ真摯に受け止めていただいていないからなのでしょうね。
「お家の中に居るのだから体温が低くなる筈がない!」
「暖房しているから大丈夫!」という過信があるのでしょうね。
隙間の多いお家にお住まいだったり、断熱性の低い古いお家に里帰り中の場合、低体温に注意してください。
該当者のお母さん、毎日最低2回は新生児の体温測定をしていらっしゃいますか?
お部屋の温度は常に20℃をキープ出来ていますか?
お母さんがフリースや半纏を着ないと寒かったり、靴下を履いても足先がなかなか温かくならない時は、多分20℃未満の可能性大です。
赤ちゃんがネンネをしているお布団にはアンカや湯たんぽを入れていますか?
体温測定され、仮に36.5℃あったとしても、前腕や脛や脹脛(ふくらはぎ)がお母さんの手よりもひんやりしていたり、前腕や脛や脹脛が紫色になっていたら、新生児は、寒中我慢大会に参加中ということになりますよ。

低体温がなぜいけないのかと申しますと、酸素消費量が増加して代謝性アシド―シス(血液のpHが酸性に傾いた状態)になりやすいからです。
そうなるとかなり体力を消耗しますから、新生児は元気がなくなり、おっぱいも飲めなくなってしまいます。
進行すれば不整脈が出現したり、意識が混濁してきたり、痙攣を起こすこともあり、決して大袈裟ではなく生死を彷徨うこともあります。
「新生児には褐色脂肪細胞があるから、熱産生ができるのではないか?」と、仰る方もいらっしゃるようですが、それには限りがありますからね。
使い果たしたら“そこで終了”なのですよ。

新生児が必死にならなくても体温維持が出来る環境を整えて行きましょう♪

2014年12月16日 (火)

乳房トラブル時、SOLANINの対処法♪

どうも一般的には、乳房マッサージを受ける時は、赤ちゃんはどなたかに預かってもらい、お母さん単独でかかるという風習があるのですね?

まぁ、私も強行的でいきなり一方的な断乳をしかけるお母さんには、「キッ!」となってしまうので、翻意を促しますが、聞き入れてもらえないこともあります。(涙)
そういう自己チューお母さんからケアを受けたいと言われたら、どう考えても赤ちゃん(お子さん)が可哀想でならないので、そういう場合はどなたかに預かってもらわなくては(高くつきますが、託児所に預けてでもしてもらわなければ)対応不可にさせてもらっています。
 

が、急な乳腺炎の場合、子守さんの手配が付かないこともあるかと思います。
そういう場合は、気後れせずに赤ちゃん(お子さん)を連れてきていいですよと言っています。
通常乳腺炎は片方の乳房に発生します。
患側の乳房マッサージをする際、赤ちゃんに健側の乳房からおっぱいを飲んでもらいながら行うのです。
自力では無理な月齢の赤ちゃんはクッションなどを当てがって、お母さんの腕が辛くないように工夫して、カンガルーケアみたいな感じで、おっぱいを飲んでもらうのです。
そうすれば、赤ちゃんはギャン泣きしません。
(泣かれずに乳房マッサージが出来るのは助産師にとってもストレスが少ないし、早くしなくてはと無駄な焦りを感じずに済みます。)
で、赤ちゃんに吸われる刺激で、患側もおっぱいが湧き易くなりますから、硬結(=しこり)が早く小さくなるのです。
乳房マッサージにかかる時間も短縮出来ます。
(お母さん自身もあまり痛がられないと思いますよ。)
吸い方が歪めたり浅くなったりしないかという懸念はあるでしょうが、要は赤ちゃんのお口が滑らないように、クッションとお母さんの腕による固定が出来ていれば大丈夫なのです。

つまり、この「おっぱい飲ませながらマッサージ」は赤ちゃん・お母さん・助産師3人ともにGOODなんですな。
「え~。ホンマかいな?そういうやり方はしたことがないけどね~。」という全国の助産師のみなさん。
まぁ、論より証拠な結果が得られると思いますので是非お試しあれ。

2014年12月15日 (月)

フットボール抱きを続けているのに乳房下縁に残乳感が・・・

フットボール抱きは、どんな時にすればいいのでしょう?
適用理由は色々ありますが、一般的なのは乳房下縁や外側にしこりが出来やすい場合の改善に効果があるってことですね。
このことは当ブログの読者のみなさんはよ~くご存知かと思います。

特にお母さんの乳房がとても大きい(釣鐘型と表現されることもあります)場合、フットボール抱きは必須ポジショニングですね。
ところが先日、「ずっとフットボール抱きしているんですけど、今イチ乳房下縁がスッキリしないんです。外側は手で圧迫したらどうにかなるのですが・・・」と、残乳感を訴える方がいらっしゃいました。

そこでSOLANINは、乳房下縁に「当てもの」をすることを提案しました。
「当てもの」は、まずフェイスタオルを縦半分の幅に折り、クルクルとロール状に丸め、ばらけないように左右と真ん中の3ヶ所を輪ゴムで固定して作ります。
乳房をリフトアップするような感じで乳房下縁に噛ましてもらった上でフットボール抱きをするのです!
口頭説明だけではイメージがしにくかったようなので、その場で実演した上で、「お家でもこのやり方で行ってください。」と、お話しました。
1週間後、「乳房下縁の流れが良くなった感じがします。残乳感が気にならなくなりました。」と、笑顔でお返事がありました。

記事タイトルと同じお悩みをお持ちの読者のみなさん!簡単で効果がありますので是非ともお試しくださいね。

乳口炎部を開通させるマッサージの痛み。

おしなべて、乳房のマッサージというものは、「痛いもの」という』印象があるようです。
(一部の流派、例えばO式やT式は痛くないと言われていますが・・)
特に乳口炎部の開通は誰がやっても痛みを伴うかと思います。
そうして、あまり腕の立たない方がされると、他の開口部からばかりおっぱいが分泌して、肝心の乳口炎部からは、滲みもしない・・・なんてこともありがちかもしれません。

前にも書きましたように私自身は無印マッサージですから、正直言って患者さんから「痛くないマッサージだ。」と言われても、どこがどうなのか、あまり自分では意識することがありませんでした。
先日若い助産師から、「痛くないマッサージのセミナー(カ○ソ○主催)に行ったら、SOLANIN(この場合もちろん本名)さんの手の動かし方と同じでした。」と言われました。
それ以降、意識して他の助産師がマッサージをするのを見るようにして、違いは何か考えました。(ただし、私の勤務先はルーチンでの乳房マッサージを産科入院中の褥婦さんにはしないので、母乳外来でトラブル対応中の他の時助産師の手元を見て気が付きました。
乳口炎部の開通時、患者さんが痛がらない&ほぼその部位からしか分泌させないようにするには、閉塞部に連なる側の乳輪の少し外に母指とその対角線上に示指を置いて、第一関節だけを動かすのですが、指圧の掛け具合は指の爪先が白くならないくらいだったということです。
試してみてください。

2014年12月14日 (日)

出産が大変だと、おっぱいの立ち上がりは遅れます。

分娩所要時間が長かったり、時間は短くても逆子とか、VBACだったり、分娩時の出血が多量だったり、帝王切開だったりというのは、「難産」の部類に入るのではないかと、私は思います。

それに加えて、赤ちゃんがクベースに収容されたり、小さすぎて直母が難しかったり、クタクタしていて元気がなかったり、舌小帯短縮症だったりすると、効果的な吸啜が出来ません。

例外はありますが、お母さんが「難産」ですと、赤ちゃんもカラダがしんどいのが、後を引くことが多いような印象があります。

こういう場合、体重減少が10%以上になりやすく、体重減少も生後4日目になってもまだ止まらないこともありがちです。
分泌量を測定しても、「直母はヒトケタ、搾母は助産師が介助しても薬杯の底溜り、合わせて10g前後」が精一杯というところでしょうか。

こういう母子を担当している助産師は正直言って怖いと思います。
すぐにミルクを足さなくちゃって気持ちになるでしょう。
でも、正常新生児で活気があり、熱発もなく、おしっこも濃縮尿ながら生後日齢と同じ回数が出ていて、口腔粘膜も乾いておらず、黄疸の数値が跳ね上がっていなければ、補足はミルクじゃなくて、5%糖水にとどめてもらえませんか?
病産院の方針もあるかとは存じますが、補足の中身や量などについて、カンファレンスをして頂けませんでしょうか?

因みに、生後4日目まで体重減少していた赤ちゃんでも、その後吸啜が上手くいけば、6日目退院時で直母10g台は可能となります。
直母10g台でも、頻回直母可能で、黄疸の数値も正常範囲ならば、それでいいのです。
但し、こういう母子を1ヶ月健診まで、放置しては絶対ダメ。
2週間健診には必ず受診してもらうのが絶対条件。
最初の受診は退院後2~3日目。
そこで体重減少していたら、翌日再診。
小幅でも増加していたら、その2~3日後に再診。
上手くいかないには理由があるから、担当者さんはそれを見つけ出してね。
そうすれば、完母でのフォローも決して不可能ではありません。

そして・・・確かに言えることは、この修羅場を乗り越えてきたお母さんと赤ちゃんのタッグはホントに無敵だということです。

2014年12月13日 (土)

新生児訪問の保健師・助産師にお願いしたいこと。

これは職場の小児科ドクターとも度々話すことなのですが、SOLANINの勤務先みたいに2週間健診のある病産院で産まれた赤ちゃんには、新生児家庭訪問の優先度は低いのではないか?ということです。

SOLANINの勤務先のような、いわゆるBFHは、母乳育児のなんたるかについて、妊娠中から産後もずっと継続的なフォローをしていると自負しています。
例をあげますと
 

1.完母で赤ちゃんの体重増加が思わしくなければ、理由は何でどう対処するか?
2.混合栄養ならば何とかリラクテーションできないか?
3.完母で赤ちゃんの体重増加がご立派ならば、一緒に喜び、デブの心配はしなくていいことを伝えます。
4.満腹中枢の形成期までは飲んだ後は吐乳しにくく、カラダがラクなような姿勢で寝かせてあげたら大丈夫だということをお話しします。

しかし・・・困ったことが時々発生します。
その殆どすべてが、新生児家庭訪問が絡んでいるという現実です。
 

どういうことなのかと申しますと、例えば3.だったら、お母さんをコテンパンに叱りつけるのです。
「あなたはあやすということをしないのか?」
「おっぱいが張って痛いから飲ませるのはあなたのエゴ。」
「泣いたら飲ませる時期ではない。」
「吐くということは飲ませ過ぎ。」
「時間短く、授乳間隔を空けて飲ませなさい。」
「赤ちゃんが急に重くなったら抱っこが大変よ。」
・・・などなど。
私からしたら「なんですとぉ~?」と叫びたくなるような母乳育児ネガティヴキャンペーンまがいのことを仰るのです。
おっぱいだけでグングン成長する赤ちゃんが嫌いなのか許せないのか目の敵にされてしまいがちなんです。
それでも大抵のお母さんは「病院で聞いたことの真逆だな。これはおかしいぞ。」ということで聞き流してくれます。
ですが、たまに「ええっ。」となってその方の言葉を真に受けて、しなくてもいい軌道修正をされる(=ブレる)お母さんがいらしゃいます。
するとどうなるのか?
退院から2週間健診及び新生児家庭訪問までは順調そのものだった赤ちゃんの体重増加度は、激減し、体重増加不良・要観察ということになってしまいます。
試合前のボクサーがカラダを絞って体重をセーブするようなことが、新生児に起こってしまうということです。
これって由々しき問題ですよね?
母乳育児に理解の深い小児科ドクターならば問題ないのですが、そうでないと、母乳分泌不足と思いこまれて一方的に(つまり乳房チェックナシで)ミルクの補足を厳命されちゃいます。

へんてこりんな保健指導をされるのは、ホントに困るんです。
百歩譲って、自分の保健指導が適正だったのか否か、数日後に再訪問され検証していただけるなら、良心的だと思います。
でも、そうではなく、言いっ放しなんです。
その方に責任があることは確かなのに、責任を全うされないのですね。
で、問題発生したらその尻拭いをSOLANINや小児科ドクターがしなくちゃならないんです。
どう考えてもおかしいとは思いませんか?
医療者向けの母乳育児の勉強会や交流会の後は比較的マシなんです。(=被害を受けるお母さん&赤ちゃんの発生は少ないです。)
でも2~3ヶ月してほとぼりが冷めたら、また元の黙阿弥なんですね。
毎週の乳児健診で、被害を受けられた方がここのところ、2~3人ずつ発生しています。
ショックのあまり号泣されるお母さんもいらっしゃいます。
SOLANINは困惑するとともに、スタッフ全員が母乳育児に関してあれだけ心血注いで支援してお話ししているのに「どうしてブレるのか?」と腹立だしくなる気持ちを抱いてしまいます。
ブレるのはお話の仕方が悪いから?
でも、それなら全員ブレる筈。
でも、ブレるのは2~3人。
ということは、お母さんのキャラのせいなのか?
だったら、もう少し、相手のキャラを踏まえた対応をしてもらえると助かるのですが。
 

新生児家庭訪問をされる保健師・助産師さんにお願いしたいのは、意識してお母さんを認めて褒めて労ってほしいということです。
出産された病産院で聞いたお話を逆洗脳するかの如く、全否定するのは止めて頂きたいのです。
それでもおやりになるなら、ご自身の指導内容に責任ある対応をして頂きたい。
修正したからには、何が何でも数日後には再訪問して、それが適正なものかどうかという確認を怠らないで頂きたい。
言うだけ大将っていうか、やり逃げみたいなことは、厳に慎んで頂きたい。
少しでも人としての良心があるのなら。

もちろん新生児家庭訪問をされる保健師・助産師さんの99・99%(≒殆どすべての方)はそんなことはしておられないことは承知しております。
医療機関と地域行政・保健部門との連携は全国どこでも重要課題ですし。
 

でも、あんまりな指導をされると、母乳育児反対の狼煙(のろし)を上げて宣戦布告されてるのかと疑心暗鬼になってしまうんですよね。
まるでオセロでもやっている気分です。

 

2014年12月12日 (金)

救いのない指導?(乳房トラブル時)

O式のセンセイがしばしば言われるセリフです。
乳腺炎を再三繰り返すお母さんに対し、「10年前の食事が悪いから。」というモノがあります。
例えば20歳代半ばのお母さんならば、中高生だった頃のお食事の内容について言及しておられるのです。
どうなんでしょう?
そりゃあ、まぁ、ある意味真実かもしれませんよ。
でもねぇ。
中高生だった頃、「ポテトチップスやチョコを好んで食べていたのがあなたの今日の乳腺炎の原因です。」と言われても・・・
「じゃあ、どうすればいいの?」って思いませんか?

今の時代、タイムマシーンに乗ることは出来ないですね。(←当たり前ですが。)
今更どうやって、過去を修正すればいいんですか?
方法が無いだけにテンション下がりますよね?

SOLANINは、「今更言っても詮無いこと。」を鬼の首取ったかのように言うことは反対です。
また、保健指導というモノは、相手の意欲を掻き立てて、実行してもらうためにあると考えます。
「トラぶったらどう対処すればいいのか?」
「今後は出来る限り発症を繰り返さないために何を気を付けたらいいのか?」
・・・について助言するのが助産師の役目ではないでしょうか?
っていうか、お母さんを精神的に追い詰めるだけのお説教は、保健指導ではないと思います。

2014年12月11日 (木)

実は先日、資格取得してきましたその2。(笑)

実は先日、NPO法人日本セラピューティック・ケア協会インストラクター講習と実技試験を受け、晴れて合格⇒認定証を頂くことが出来ました。
理事長の秋吉美千代先生に直接教えて頂き、大変光栄でした。

セラピューティック・ケアは1996年、英国赤十字発祥の癒し癒される手当てが源流です。
日本に導入されたのは2005年ですし、どちらかといえば、介護やターミナルの場で活用されることが多いので、SOLANINのような助産師でやっている方はまだ少数派だと思います。

既にご存知の読者さんもいらっしゃるかと存じますが、SOLANINは3年ほど前に、セラピューティック・ケアの認定セラピストの資格を得ていましたが、今回もう一歩上を目指そうと決意したわけです。
セラピューティック・ケアの良い点は、特別な道具が要らないこと、服を脱がなくても出来ることです。
ネック&ショルダー、ハンド、フットの3種類のマッサージがあります。

これからはインストラクターとして目の前の方にケアをするだけではなく、セラピューティック・ケアというものを広めていけるように、頑張りたいと思います。
手順的に難しくないビギナーバージョンであれば、教育の場、例えば中学生の福祉体験授業などで、両手の温もりで心和むひとときを提供する体験をされたりしているそうです。Photo_2
これが頂いた認定証です。(笑)

NICU/GCU卒業時に対応するスタッフさんにお願いしたいこと。

お忙しいことは重々承知しております。
しかし、敢えて申し上げます。
退院時までのお母さんへの指導ですが、おむつ交換・衣服のの着脱・沐浴・爪切り・搾乳やミルクの補足量や回数の指示・室温設定や外出時の注意点・次回健診やシナジスの予定・修正月齢についての説明など、お伝えしなくてはならないことが、てんこ盛り状態なのは分かります。

しかし、母乳育児を推進する立場の者からのお願いですが、どうか直母の仕方(ラッチオンやポジショニング・授乳間隔等)・寝た子の起こし方について、指導してやっていただけませんでしょうか?
私の知る限りですが、母乳関係のことは地方のNICUはかなり頑張って指導してくださっているのですが、意外にも残念なことに、都会の・・・というか都道府県庁所在地にあったり、大学病院に設置された大規模かつ先進的なNICU/GCUの卒業生のお母さんは母乳関係のことを全くと言ってよいくらい、何も指導を受けておられません。(汗)
赤ちゃんの入院期間が長引けば、おっぱいのメンテがなってないと、途中で枯れてしまうこともありますが、少なくとも分泌の維持が出来ているならば、教えてあげて欲しいのです。
もちろん、卒業した段階ではまだまだ直母が上手くいかないことも多々あります。
しかし、諦めなければ、直母が可能になることだってあるのです。
NICU/GCUスタッフが直々に継続的な指導が出来ないのは充分承知しておりますが、せめて何処に行けばいいのか、誰に頼ればいいのか、これから卒業していく赤ちゃんのお母さんに教えてあげてください。

2014年12月10日 (水)

メ○ラ社のソ○ト○ップ®のユーザーさんへ。

ユーザーさんの数は少ないかもしれませんが、搾乳やミルクの補足にメ○ラ社のスイス製ソ○ト○ップ®を使用されている読者さんもいらっしゃるかと思います。
乳頭混乱が起きない優れモノではありますが、容量が80mlと少なめであることがやや難点です。
例えば、1回に100ml補足が必要だとすると、お代りしなくてはなりません。
大人しく待っていてくれる赤ちゃんならお代り制でいいと思います。
しかし、補足する相手がイラチちゃんの場合、そのお代りタイムに機嫌を損ね、プチ・哺乳ストライキ状態になることもあるようです。(涙)
どうしても補足が必要な赤ちゃんなのに必要量を飲んでくれないと、体重増加が一気に不振になってしまいます。
イラチちゃんには、補足量の確保とスムーズに飲み切って貰うことが、重要なのです。

先日、勤務先でそのような場面に遭遇し、どうしたものか?と途方に暮れていましたが、SOLANINはピカッと閃きました。
メ○ラ社のソ○ト○ップ®のフード部分を一昨年参加した某セミナーで頂いたドイツ製ヌー○®の哺乳瓶(フードを外した状態)に接続させたところ・・・OKでした!
内径が合致したのね♪
ということは、もしかしたら国産従来型の細口哺乳瓶でも、イケるかもしれません。

2014年12月 9日 (火)

子どもを褒めるタイミング、その1。

赤ちゃんが生まれると、程度の差はあれ、上の子さんの気持ちはセンシティヴになります。
悪さをすることや暴言を吐くこともあるかもしれません。
一人っ子さんであっても、成長と共に色々やらかしたり、言うことを聞いてくれないせいでイライラが募ったり、声を張り上げてしまうことがあるかもしれません。

このところ、勤務先の母乳外来で長期授乳されているお母さんや赤ちゃんをご出産されて間もない新米兄姉のお母さんから、「叱ることが多過ぎて、褒めるタイミングが分からない。」というお話を聞くことが多いSOLANINです。

「まだ1歳代だから、何を言っても分からないだろう。」
「2歳代だから、何を言ってもイヤイヤ期だからどうにもならない。」
「3歳代だから、反抗期でホントにやりにくい。」
半ば諦めの気持ちを抱きつつも、どうにかしたいのですね。

できるだけ怒鳴らずに穏やかに済ませたい。
でも、悪さをしたら、叱らざるを得ない。
葛藤の日々なのですね。(涙)

まずは、何が良いのか悪いのかの説明は必要です。
ど最初は、お子さんには判断基準が分かりませんから。
その上で悪さをしたら、いきなり声を張り上げたりせずに深呼吸して、できるだけ穏やかに注意して止めさせてください。
怒鳴られ慣れ(?)しているお子さんは、1回目では聞いてくれないことがあります。
でも、ドンマイですよ。
できるだけ穏やかに注意して止めさせる・・・の再チャレンジです。
但し、2回目でも聞いてくれない場合は、強制終了してください。
文句を言ってきても、ゴネても相手にしないでください。

何度か試みると、強制終了しなくても、悪さを止めるようになります。
また、続けざまに悪さをするお子さんであっても、ひとつひとつの悪さには終わりがあることに着目してください。
そして、(ここ重要!)お子さんが悪さを止めた瞬間をキャッチしてください。
止めた瞬間、具体的に何が良かったのか分かるように褒めるのです。
そういうタイミングで具体的に褒める言葉がけって、恐らくされたこと無いんじゃないかな?
「○○は危ないからね。お母さん、心配だったんだよ。あぁよかった。」
「お母さんの言うことを聞いてくれてありがとう。」という風に褒めてあげてくださいな。
どんな手を使ってでも、お母さんに注目されたいのは子ども特有の気持ちですが、声を張り上げられることよりも褒められることにより大きな喜びを感じることは確かですからね。

浮腫みのある時、リフレクソロジーっていいですよん♪

実はですね、SOLANINは2008年の11月に英国式リフレクソロジーの初級セラピスト講座をH1と共に受講しました。
で、膝から下の施術だけですが教えていただきマスターしました。
それから数ヶ月間、ほぼ毎日のようにT2とH1を練習台にしまして、お金は頂けませんが、人様にして差し上げることが出来る腕前になりました。
今では知る人ぞ知る『バージョンアップした魔法の手』のSOLANINです。(自分で言うと嘘臭いですが・・・)


で、SOLANINの勤務先の母乳外来で必要だと思われるお母さん方にさせていただいております。
冷え性、肩凝りのキツい方は、浮腫みやすいので、おっぱいの鬱積が酷かったり、乳輪の浮腫み、脚や足背の浮腫みが引きにくいです。
飲みにくく、開通不良に陥りやすいので、哺乳量も伸びにくいです。
そういう場合、乳房のマッサージばっかりしていても埒のあかないことが多々あります。(助産師の皆さん、母乳育児中のお母さん、そう思いませんか?)
足浴もいいのですが、こういう時、リフレクソロジーが効果的なんですね。
私が習った英国式は副交感神経優位になるよう、ギューギューと力任せに押したりしません。

痛くしないのが大前提です。
ヘルスセンターにありがちな、数年前に高〇克〇さんがCMでしてもらっていたような)中国式のグイ揉みではありませんから、グイグイされるのに慣れている男性や年配の女性には物足りなく感じるかもしれません。(痛いのは交感神経優位になるので、リラックスという点ではどうなんでしょうね?)
でも、若い女性やお子さんや痛いのは苦手な方は英国式ですとカラダがリラックスするから、合うんですね。


そうそう、代謝がよくなるからおしっこがたくさん出ます。

やってもらってはいけないのは、妊娠初期の方、お酒を飲んだ後、足に水虫のある方、足に傷のある方、骨粗しょう症の方だそうです。

暇があった時、同僚や当時勤務していらした産婦人科のドクターにして差し上げたら、とっても喜ばれました。
今では子供たちも同僚もお母さんも、声をかけるとすぐに靴下脱いで、さっさとズボンを膝までまくりあげてくれます。(笑)
当ブログの読者のみなさんにして差し上げられないのがとっても残念でございます。

2014年12月 8日 (月)

我が家のインフルエンザ感染対策。

注)この記事は、新型インフルエンザが大問題となった、2009年11月にアップしたものです。

猛威を振るうインフルエンザ、なのにワクチンの接種もままならず、ストレスのたまる今日この頃です。
過去記事をご覧になった読者さんは既にご存知かと思いますが、普段は進学を機に寮生活を送っている長女H1が9日の夕方にインフルエンザ感染か確定し、一時退寮を命ぜられたためはるばる彼女を引き取りに行き、現在は自宅で療養させております。

家族は「濃厚接触者」ということになりますが、旦那の職場はこういう事態になれば自動的に1週間出勤禁止になるという規定があるとかで、今日でお休み4日目です。
長男T1・次男T2はそれぞれ学校・バイトなどをこなしていますが、スイミングはレッスン強制休みとなっています。私はこのような職業なので、タミフルを予防投与されました。
1日1カプセルで5日間内服することになりました。
9日にH1をお迎えに行くまでに最初のタミフルを内服したので、今日の午後に最後のタミフルを内服することになります。
 

幸いH1はリレンザが効奏したのか、翌日には37度台に解熱してきました。
12日には36度台の平熱になりました。
今残っている症状は、関節痛・頭痛・咽頭痛のみです。
下痢も収まり、食欲も旺盛で、もしかしたら里帰り中に太ったのではないか?というくらいです。

さて、まだ油断は出来ませんが、感染対策として実際にやってみて効果があるのではないかということを書きだしてみます。(順不同)
☆WC/洗面の使用場所を区分けする。(1Fと2Fにそれぞれあるので・・・)
☆食事は病室に配膳する。終わったらケータイで連絡してもらいドアの外に置いた食器を片づける。
☆止むを得ずH1の病室に入る場合はマスク・使い捨てゴム手袋装着とする。
退室時はマスク・使い捨てゴム手袋は廃棄する。
☆廃棄用のごみ箱は蓋つきとする。
☆いつもより念入りに帰宅後は含嗽・手洗いを行う。
☆アルコールジェルを多用する。
☆帰宅後と外出前はイソジンガーグルを滲み込ませた綿棒で鼻腔を消毒する。
☆H1にも病室のあるフロアーでも、手の触れたところはアルコールガーゼで清拭してもらう。
☆H1は病室でも出来るだけマスクをしてもらう。
☆H1は病室を1日に何回か換気する。
☆H1の入浴は最後とする。
☆家族全員、意味なく顔、特に目や鼻の下を指で擦らない。
☆H1の使用したタオルを間違って使用しない。
 

以上です。
殆ど感染症の患者さんが入院された時の扱い同様です。
T1とT2はH1に直接出会うことがまずありません。
旦那もそうです。
きっちりやるべきことをやっているので、まるで感染る気がしません。
万一ここまでやって感染ったら運が悪いのでしょう。

2014年12月 7日 (日)

ビックリな勘違い。(汗)

風疹の抗体が無い方は、検査結果に×8と表記されます。
×16は従来、「一応抗体があります。」でしたが、昨今は「風前の灯火。」扱いで、再接種を勧奨されていることは、当ブログの読者のみなさんは既にご存知ですよね?

さて、先日SOLANINは、とあるところで×8の褥婦さんと遭遇しました。
放っちゃ置けないので、お節介か?とは思いつつ、
「ここに風疹×8って書いてあるでしょう?これって、風疹の抗体が全く無いということなんですよ。ご存知でしたか?」
「次の妊娠予定があるなら、先天性風疹症候群(←どんな病気なのか、具体的な説明しています)を避けるためにも、今のうちに風疹の予防接種を受けましょう!」
「風疹ワクチンは授乳中でも接種できますからね。」
「公費助成が受けられるお得な期間は2014年度末です。残り僅かで、今がチャンスなんですよ。」と、いっぱいお話したのに、超鈍いリアクションで困惑したことがありました。
「結構丁寧に説明したつもりだけれど、今の説明では風疹ワクチンの接種の重要性をご理解頂けなかったのかな?」と思っていたら、褥婦さんから、
「あの~、これ(=×8)って、8回接種しなきゃ、風疹の抗体が作れないってことですよね? いくらなんでも8回も接種するのは気が進まなくて・・・」と言われてしまいました。

咄嗟には意味が解りませんでしたが、要はこの褥婦さんが風疹ワクチンの接種に消極的だったのは、勘違いだったのですね。
そりゃあ、誰だって8回も接種したくないわなぁ・・・
誤解無きよう申し添えますが、SOLANINは、この褥婦さんを馬鹿にしているわけではありません。
「医療関係者ならば当り前のことが、一般の方には全く通じていないことってあるんだな。」と、改めて思い知らされたことをお伝えしたかっただけです。

滋賀県各地のおっぱい塾の詳細情報について。

まず、参加費は殆んどのおっぱい塾で100円/回です。
この参加費は会場費や資料の印刷代等に充当されます。(良心的価格ですね。)
それでは各地のおっぱい塾の正式名称と日時・場所・連絡先をご紹介します。

①あづちわくわくおっぱい塾・・・毎月第4木曜日10時~12時。安土町公民館。
azcoppaijuku@yahoo.co.jp 

②近江八幡おっぱい塾“楽楽”・・・毎月第1木曜日10時~11時30分。近江八幡市総合福祉センターひまわり館。
imtree@ares.eonet.ne.jp 

③ひこねわくわくおっぱい塾・・・毎月第3土曜日10時~11時30分。彦根市こどもセンター。
umedas2002@yahoo.co.jp 

④ながはまわくわくおっぱい塾・・・毎月第1金曜日10時~12時。六角館(六荘公民館)。
nagahamaoppai@yahoo.co.jp 

⑤母乳育児を楽しむ会“ははこ”in土山・・・毎月第3火曜日13時~16時。土山開発センター内和室。
090-xxxx-????(ここだけはケータイ番号なので、HPでで確認してください。)

⑥草津おっぱいっこクラブ・・・毎月第2金曜日10時~12時。草津市交流プラザ(フェリェ5F)。
ayamaki77@yahoo.co.jp 

⑦栗東おっぱいっこクラブ・・・毎月第3月曜日10時~12時。コミュニティーセンター大宝東(栗東駅東口ウィングプラザ3F)。
hoshikuroiwa@yahoo.co.jp

それから、最初にこの記事を脱稿した以降にできた場所はこちらです。

⑧大津おっぱいっこク・・・毎月第4水曜日10時~12時。坂本市民センター(坂本公民館)和室。済みませんが、ここもケータイのメアドみたいなので、HPで確認してください。

⑨東近江キラキラおっぱい塾・・・毎月第2木曜日10時~11時30分。びわこ学院大学保育演習室。kirakira_opj@yahoo.co.jp

詳細は各地のおっぱい塾にお問い合わせくださいませ。By SOLANIN

2014年12月 6日 (土)

滋賀県各地のおっぱい塾って知ってますか?

ずっと前に京都市の母乳育児サークルというところの通信会員をしていると書いたSOLANINです。
滋賀県内にはBFH認定病院はまだありませんが、助産師とお母さん達で立ち上げたおっぱい塾という組織が各地にあります。
一番最初は安土からスタートしたと立ち上げに尽力れた助産師の荒川直美さんから伺っております。

赤ちゃんをおっぱいで育てたいと思っている妊婦さんや現在授乳中のお母さんが参加者の中心ですがお父さん、おじいちゃん、おばあちゃんも大歓迎だそうです。
ポスターには「皆で集まって楽しく語り合って母乳育児の楽しさや悩みを共有しあって
いきましょう。」と書いてありました。

おっぱい塾という名称ですが、おっぱいのことだけではなく、寝かし付け・歯磨き・離乳食・子どもとの関わり方など色々なテーマで語り合っているそうです。

参加されたお母さんからも「参加してよかった。楽しい。」「自信がついた。」「他の人の意見が参考になった。」などの声が数多く寄せられています。

おっぱい塾の活動は楽しく自信を持って母乳育児が出来るようにサポートするものであり、母乳育児の押し付けや強要をするものではありませんので、混合栄養のお母さんも参加OKですよ。

明日は滋賀県各地のおっぱい塾の場所・連絡先・会費などについて記事にします。

2014年12月 5日 (金)

乳頭・乳輪の浮腫みが強過ぎる時の対処法。(産後1ヶ月まで)

産褥早期に浅飲みを繰り返していることと、乳房の血液循環が悪くなることが重なると、乳頭・乳輪が浮腫み易くなります。
終いには吸啜直後の乳頭頂にレイノー現象が起きたりすることも。
いよいよ浮腫みが強くなると、吸啜時に強い痛みを生じるので厄介です。
そういう時は直母前に手指を使って乳輪を揉みほぐす(先搾り)するのがいいのですが、それすらも不可能な場合はどうすればいいのでしょう?

リラクゼーションのマッサージ?  いいですね!
お灸?  いいですね!
イトオテルミー?  いいですね!

でも、もっと即効性のある方法があります。
それはですね、産婦人科ドクターにお願いして、柴苓湯(さいれいとう)を処方していただくのです。
それを毎食前に服用していただきます。
大抵の場合、3回分(1日分)もあれば、充分です。
寧ろ、漫然と服用すると、強い浮腫みは解消されますが、おっぱいがぺっしゃんこになって出なくなってしまいますから、1回服用する度に、「このまま続けるか中断するか?」を助産師に診てもらうことが必要です。
劇的な効果が得られる分、柴苓湯服用には慎重さが求められますので、自己判断での内服は絶対NGですぞ!
必ず、産婦人科ドクターや助産師の監督の元での服用が前提です。
そして、乳頭・乳輪の浮腫みの改善には、まず浅飲みの癖を直すことが前提且つ肝心であることをお忘れなく。

持病治療~仕事復帰前のご報告。

<ご連絡いただいたこと>
私は過去記事と担当医、そして主人と相談しまして、現在『イトリゾール®』で爪水虫の治療をしているおっぱい星人の母です。
記事の内容からは、『ラミシール®』の方が母乳への影響が少ないように読み取ったのですが、私は『イトリゾール®』を選択いたしました。
『ラミシール®』は6ヶ月間毎日飲み続けるのですが、『イトリゾール®』はパルス療法で1週間飲んで3週間休暇を3クール行うことで爪に6ヶ月間とどまり効果を与え続けると説明を受けました。
ただし、その分、1回の服用量が多いです。
私は、『ラミシール®』で6ヶ月間毎日母乳に出てることを考え続ける日々より、実質3週間のみの服用で済む『イトリゾール®』の方が精神的な負担が少なく済むと考え、そのような選択をしました。
治療を始めて3ヶ月が過ぎ、きれいな爪がはえてきました。嬉しくて爪を眺める毎日です!
本当にありがとうございました。
我が子は1歳3ヶ月。4月からは保育園に通います。
おっぱい飲みながら横目で私を見てニヤッと笑う姿をまだまだ見ていたいので、保育園に向けて言い聞かせを始めました。
これからもブログを楽しみにしています。
どうぞお体に気を付けてお過ごしください。

<SOLANINからひとこと>
爪水虫は頑固で治りにくいイメージがありますが、最近はパルス療法を選択される方も増えているそうです。
6ヶ月とか長期の内服になると、個人差はありますが、肝機能の数値が異常になったりする場合もあるので。
パルス療法も1クールが大量なので、定期的に肝機能チェックは必要でしょうが…
今のところご無事のようで何よりです。
また、お子さんの方も特に『イトリゾ―ル®』の副作用的症状も発生もしていないご様子で、良かったですね。
爪水虫の治療に加えて、お仕事復帰が目前ですが、それを断乳の言い訳にはせずに、おっぱいとの両立を図ろうとされる姿勢に敬意を表します。
これからもお子さんにしっかり言い聞かせを続けられ、おっぱいが継続出来ればいいなと思いました。(笑)

2014年12月 4日 (木)

産後の尿漏れについて。

なかなか周囲に相談しにくいのが、産後の尿漏れだと思います。
程度の差はあれ妊婦さんの10人中9人は尿漏れを体験されているようですが、産後も軽快せず、それどころか量的にも増えてしまう方もかなりの割合で居られるようです。
尿漏れに至る原因は、出産時に骨盤底筋群はダメージを受けると、膀胱や尿道の知覚障害を来たすからです。
出産時にダメージを受け易い因子とは、「切迫早産で入院加療を受けていた。」「微弱陣痛で分娩進行に長時間要した。」「子宮口全開から5時間以上要して赤ちゃんが生まれた。」「生まれた時の体重が3500g以上のビッグベビーだった。」「出産後1週間経っても、子宮下垂している。」「経膣骨盤位分娩」「高齢初産」「吸引分娩」等です。(順不同)

産後早期から上の子さんを立位で抱っこやおんぶして歩きまわったり、中身の入った灯油缶やビールケース等の運搬したり、雪掻きをしたり、きついウエストニッパーや引き締めガードルの類を装着したり、腹筋運動をしたり、物凄い馬力で息みながら用を足したり、おなかを押さえながら排尿したりすると、一気に悪化することもあります。
ダメージを受けた骨盤底筋群は、先に挙げたような無茶をせず、無事に過ごしても回復には6~8週間を要すると言われています。
ですので、この産褥期間を無事に過ごし、その時点から骨盤底筋群を鍛える運動をすれば、尿漏れは軽快してきます。
もちろん、骨盤ベルトも回復には効果的ですが、トコちゃんベルトのように、上前腸骨棘よりも下に巻くタイプにしてくださいね。
 

2014年12月 3日 (水)

2014年11月26日付の朝日新聞デジタルの記事を読んで。

「母乳より粉ミルクを」イタリアの小児科医、収賄容疑・・・という記事、当ブログの読者のみなさんはもう読まれましたか?
SOLANINは、先月下旬、この記事の存在を大阪市立十三市民病院小児科の平林円ドクターから教えて頂きました。
もしかしたらまだご存知ではない、当ブログの読者さんのために補足説明しますね。
この事件の場合、収賄されたのは小児科ドクター12人で、贈賄したのは粉ミルクメーカーの営業責任者5人で、双方ともに自宅軟禁中とのこと。(嘆)

何故こんな事態になったのかと言えば、「母乳代用品のマーケティングに関する国際規準」(WHOコード)に違反しているからですな。
イタリアをはじめとしたEUでは、産科施設と乳業メーカーがクリーンな関係であるのが当たり前&法制化されていますから、このようなズブズブの利益供与を受けると即刻罪に問われるのですわ。
今回は、「新生児のお母さんに母乳ではなく粉ミルクなどを飲ませるように指示した疑い。」だそうです。
ちなみに利益供与の具体的内容は、最新式スマートフォンやテレビなどのプレゼントや外国旅行に豪華クルーズなどでのおもてなしだとか。(呆)

日本国内では、産科施設と乳業メーカーがある種の契約を交わして、金銭的バックアップと抱き合わせに自社製品のミルクを独占的に使用する権利を得たり、乳業メーカーの栄養士さんに調乳指導をさせたり、お母さんたちへの退院のお土産として粉ミルク缶や割引券を渡したり、スタッフが業務で使うボールペンやお母さんたちが授乳室で使用する授乳クッションが乳業メーカーのキャラクター付だったりするステマ行為なんて日常茶飯であることは、多くの読者さんが経験済みですよね?
これら全部、母乳代用品のマーケティングに関する国際規準」(WHOコード)違反なんですわ。(汗)
日本はWHO総会で、この(WHOコード)に賛成しているのに、国内法ではそれを遵守する気が無いのか法整備されていません。
舐めとるのか!(怒)
この贈収賄事件に関与した17人の悪党は、日本の現行法下では罪にならないのよね。
だから日本ではミルク缶に赤ちゃんのイラストや写真を堂々と使ったり、母乳なんたらというキャッチフレーズを使って売り込もうとするのよね。
なんだかモヤモヤします。

余談ですが残念なことに、日本の現役の小児科ドクターで、この(WHOコード)をご存知ない方が結構いらっしゃるそうです。(驚)
多分ですが、医学部ではこういうことを教えてもらわないからなのでしょうね。

うつ病になってしまった!(3ヶ月)(若干改訂版)

<ご相談内容>
現在母乳育児中です。
母親の私がうつ病になってしまいました。
おっぱいと治療が両立可能なお薬も相談したのですが、「最初に強めのお薬でで症状押さえましょう!」と、ドクターから言われ、授乳お休みしてます。
搾乳器もメ○ラハ○モ○ーを買い、再開に向けて頑張っています。
おっぱいをお休みしてから2週間ほど経ちますが、今日の搾乳回数が6回で合計470ml(1回50~130)でした。
もっと回数増やした方がいいんですよね?
我が子は生後93日で5130g、ミルクを1日5回720ml(120~160)あげています。
おっぱい再開出来たらミルクをなるべく減らしたいのです。
しかし、今の量だと完母は難しいでしょうか?
搾乳回数を増やす以外に何か出来ることはあるでしょうか?
もちろん少しでもおっぱいをあげられるだけでもいいのですが、飲んでくれたら出来るだけあげたいので。
アドバイスよろしくお願いします。

<SOLANINの回答>
産後3ヶ月、うつ病になられたのですね。
お見舞い申し上げます。
内服開始され2週間・・・そろそろお薬の効果を実感されてきましたか?
お薬の種類や量については、ドクターと話し合うことですから、私がどうのこうのということではありませんが、強い効果のお薬なので「服薬中は飲ませない。」というルールに従えば、復旧可能になった時に、しっかり分泌してくれるように定期的な搾乳が不可欠と言えます。
飲んでもらえないおっぱいを搾るのは残念だし辛いし、廃棄するなんて、とってもモヤモヤしていると思いますが、お母さんの病状さえ落ち着けば、再びおっぱいをあげられる日が来るのだから、そこは辛抱してね。

過去記事にも書きましたように、分泌の維持としての搾乳はは400~500ml/日は欲しいトコロです。
総量については、このくらいで良いかと思います。
しかし、搾乳回数が6回というのは、どうしてなのかな?
もしかして、深夜爆睡ですか?(汗)
深夜はおっぱいを作るホルモンが昼間の2倍は多いですから、私としては赤ちゃんのお母さんにフル回転の夜なべ仕事をしろとは申しませんが、せめてあと1~2回/日は短時間で良いから、搾乳回数を増やしてくださいと、書きたいところなのですね。(勿論、病状で夜間の休養を取ることを優先すべき場合があることは承知していますので、決して夜間の搾乳を強要しているのではありませんよ。)
「搾乳回数を増やす以外に何か出来ることは有るでしょうか?」と仰っても効果的な乳頭への刺激を与えることが分泌維持のための王道ですからね。
何かをするよりも、まず搾乳回数を増やされることが先決ですよ。
夜間が無理なら日中の搾乳回数を増やすのも一つの方法です。
お食事やたんぽぽ珈琲やハーブ茶のお話も過去に書いているけれど・・・ご一読されたでしょうか?
今の自分に何が出来るか、考えてみましょうね。

完母に戻せるか否かは、そのお母さんの搾り方が大きな要因です。

追記:コメントをくださった読者のみなさんへ
その後、相談者さんは、成育医療センターで内服しておられるお薬が授乳可能か否かのコンサルトを受けられ、幸い授乳可能であることが判明したので、罹りつけの精神科のドクターとも相談の上、内服しながら授乳再開されることになりました。
おっぱいの分泌は維持できたとのことでした。
ドクターからは赤ちゃんの様子を定期的に診てもらうことと、授乳再開して相談者さんの症状が悪化しないかどうかを観察していくということでした。
直母ブランクはあったものの、赤ちゃんは乳頭混乱なく、相談者さんのおっぱいに吸いつけたとのことで、何よりでした。
赤ちゃんの飲み方も助産師に看てもらわれ、上手に飲めていると言われたそうです。

兎角、精神科のお薬を内服することになると、断乳止むなし的なイメージは有りますが、必ずしもそうではないのですね。
授乳可能かどうかを然るべきところで調べてもらうためのアクションを起こすこと、お母さんの病状や赤ちゃんの様子を診て貰いながら授乳していくこと、どうしてもNGのお薬であれば、搾乳して分泌を維持するということ等、何に気を付けたら良いのかということ、何が出来るのかということを今一度振り返ってみることが大事なのですね。
焦ってはいけないですが、一日も早いご回復を心からお祈り申し上げます。

2014年12月 2日 (火)

ばね指って知っていますか?

ばね指って知っていますか?
弾発指というのが正式名称です。
妊娠中から産後にかけて、なり易い病気です。
ホルモンなバランスが通常とは全く異なる状況にあることと、慣れない子育てで手指の誓い過ぎが原因とされています。
このあたりは腱鞘炎とほぼ同じですね。

症状としては、「ある特定の指が曲げ難い感じがする。」「じゃんけんのグーからパーをすると、ある特定の指だけ伸ばせない。」というのが特徴です。
リューマチの患者さんの手のこわばりとは少し違います。
なぜなら、リューマチの患者さんはある特定の指だけではなく、手指全体が強く強張ってしまうから、ばね指とは違いますので、注意してくださいね。
 

対処方法は腱鞘炎と同じように考えてもらったらいいです。
患部の安静が第一です。
冷やすことは良くないので、温かくして血行促進するくらいのつもりでお願いします。
お風呂以外でも温かいお湯に手指を浸したり、使い捨てカイロで温めた上で、じんわりゆっくりなグーパー体操もしてみてください。(もちろん痛みが強い場合は安静が大原則です。)
最終的にはステロイドの注射や手術もあります。
しかし、産後の方はホルモンバランスが整ってくると、症状が落ち着いて来ることも想定されます。
いきなり手術!ということは無いかと存じます。
貼り薬や塗り薬の類は、授乳中でも使用可能ですが、どのような成分のお薬が良いかは、過去記事等を参考になさってくださいね。

2014年12月 1日 (月)

週刊ポストの連載記事について、その3

早期皮膚接触(STS)、母乳育児ときて、今回は記事に記載されている発達障害について私見を述べさせていただきます。
まずは生まれる病院によって発達障害の発生頻度は5倍違うが、それは出生直後の環境と栄養方法が違うからだという警告(?)です。

発達障害と一括りに言われますが、その中身は色々ですよね?
色々なものを一括りにまとめちゃうのは如何なものでしょうかねぇ?
百歩譲ってまとめるのを認めたとして、昔と今ではそれこそ診断基準の変更(ええっと・・・今は主にDSM-4TRでしたっけ?)や、保育や教育の現場(つまりは保育士さんや幼稚園・小学校の先生)で若い先生方は学生時代に講義で知識の習得をする機会があるからそれ相応にご存知でしょうし、その上のそういう講義が乏しいor無い時代に学生だった世代の保育士さんや幼稚園・小学校の先生には研修会での学びから、「もしかして?」という視点を持つようになられたでしょうし、発達障害についてはテレビでも取り上げられたりしますから、啓発された一般の親御さんが「もしかして?」と心配で受診することが増加傾向にあるので、一概なことは言えないですよね?
要はセンセーショナルな文章で、「STSしたり母乳育児をすると、赤ちゃんがヤバくなりますよ~。止めちゃいないさいね。」と不安を煽っているだけではないのかしら?
そうではなく、赤ちゃんにもお母さんにも良いことなので、しっかり傍で見守りながらしていけばいいのではないでしょうか?

キャンペーン記事では、久保田史郎医師の研究結果に厚労省や医学界の反応が鈍いとありますが、結果としてある事象(この場合、福岡県下の2つの病院で出生したお子さんを調査したところ、発達障害の発生頻度が5倍違う)の理由を遡るにあたり、STSや母乳育児するかしないかで差が生じているという結果のようですが、単に当りをつけているだけのように見えます。
逆にね、この結果だけで因果関係があると断言していいのでしょうか?
論理的に無茶苦茶としか思えないのは私だけですかねぇ?

現段階では、発達障害が何故起こるのかはまだ全容解明されていません。
そもそも発達障害の専門家である小児精神科ドクターは、この研究結果にエビデンスがあるとお墨付きを与えていらっしゃるのでしょうか?
違いますよね?
でも、こういうキャンペーン記事を読んで、煽られて不安になったり、「へぇ~そうなんだ!」と、鵜呑みにしちゃう方がいらっしゃるんでしょうね。
悔しいです。

ド・ケルバン病(=狭窄性腱鞘炎)って知ってますか?

ド・ケルバン病・・・SOLANINよりも、整形外科領域で働く看護師さんか、現在罹患しているお母さんの方がお詳しいかと存じます。
甚だ僭越ではありますが、リクエストも有りましたので、記事化させていただきます。

ド・ケルバン病は腱鞘炎の一種です。
解剖学的な説明は・・・小難しくなるので、ここでは敢えて省きます。
腱鞘炎と言えば手指を長時間酷使する事務系のお仕事や編み物の先生、ピアニスト等の職業病のように思われるかもしれません。
かつて私が看護学生だった頃も講義ではそのように教えてもらいました。

しかし、助産師として働き始め、特に産科退院後のお母さんと出会う機会が増えてから、腱鞘炎になられるお母さんにちらほら遭遇することが今もなお続いています。
「何処が痛むのですか?」とお尋ねしたら、殆どの方が手首の親指側を押さえられます。
腫れてくることも有ります。
親指の使い過ぎ(過剰刺激とでも言いましょうか)でその部分腱鞘が肥厚したり傷が付いて、親指を使うと激痛が走ります。
親指を使った作業ではなくても、例えば親指を握りこんでグーを作って、手首を小指側に倒すと手首の親指側が「うっ!」と呻くような痛さを感じれば、ド・ケルバン病である疑惑があると思われます。

医学書によれば産前産後や更年期の女性に多く見られ、ホルモンバランスの変化で起こるとされています。
(個人的には産前から発症している方にはまだ遭遇したことがありませんが・・・)

症状の改善には一にも二にも患部の安静なのですが、産後は赤ちゃんのお世話が山ほどあり、なかなか患部の安静が困難な状況かと思います。
軽症の段階であれば、湿布を貼ったりサポーターで保護したりで凌げることも可能です。
ただ、一旦軽快しても再発し易いのがド・ケルバン病の難儀なトコロです。
「おかしいな?」と感じたら、早めに整形外科受診されることをお勧めします。
というのも、先にも述べましたようにド・ケルバン病の治療には安静第一なので、重症化すると、赤ちゃんのお世話ですらストップの指示が出されることさえあるからです。
現実問題として、赤ちゃんのお母さんとしてそれは不可能ですし、万一そんなことになったら大変です。
但し、内服薬でも湿布薬でも「おっぱいは止めましょう!」と断乳を迫る整形外科ドクターも中にはいらっしゃいますから、受診前に必ず「☆おっぱいとお薬」の記事や「腱鞘炎と母乳育児」の記事を熟読され、母乳育児を中断する必要性のないお薬を処方していただき、ご自分のおっぱいを守りましょう。

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