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2014年12月29日 (月)

悪くはないのですが、ちょっと気になる。

世間一般の母乳外来で勤務する助産師はどうなのかは存じませんが、生後2週間健診(退院後1週間健診とも称されます。)で、クリアしたい体重増加度は、母乳育児推進であれば、WHO/ユニセフ規準の18~30g/日です。
しかし正直なところ、18~29g/日の赤ちゃんは、ちょっと気になります。
この微妙な中間層に入る赤ちゃんに遭遇すると、「バリバリのgood  courseやね♪」と、手放しで喜べないというか、一抹の不安が残ります。

特に、入院中は補足無しでしっかりと体重増加が見られたのに、退院後の体重増加度にブレーキがかかっている(≒失速している?)印象が強い場合、指導したのとは違うポジショニングにチャレンジしていて折角上手く行っていたラッチオンが微妙に怪しくなっている場合、空腹で来院されたのに1回哺乳量測定をしたら40g未満の場合、乳房を触って活気が乏しい場合、生後2週間になるのに生下時体重に戻っていない場合は非常にモヤモヤします。
退院時からの体重増加度の規準としては再診してくださいというのに足りる理由は無いのですが、心の何処かで小さな警報音を発していて、それを止めることが困難な感覚なのです。

百歩譲って、体重増加度が18~29g/日だったとしても、ポジショニングやラッチオンに異状は無く、1回哺乳量測定の結果が40g以上で、乳房に活気があり、生下時体重に戻っていれば、「まぁ、気にしなくてもいいかな?」と、納得できるのですが…

「退院からの体重増加度が24g/日」「1回哺乳量が32g」「縦抱きをしてくださいと指導したのに、横抱きしている」「乳房に今一つ活気が無い」「念のため乳管開通マッサージをしても、開通はしたものの射乳反射が弱い」「生下時大体重まであと100g以下とは言え、戻っていない」となると、気になってしょうがないので、再診をお勧めしています。
SOLANINの取り越し苦労ならいいのですが、そうじゃなかったらエライことになるし。
ただ、お母さんにはプレッシャーを掛けたくないし、速攻でミルクの補足が必要というわけでもないので、何処を改善すれば前進できるのか必死にアドバイスしている今日この頃です。

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