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2014年12月 1日 (月)

週刊ポストの連載記事について、その3

早期皮膚接触(STS)、母乳育児ときて、今回は記事に記載されている発達障害について私見を述べさせていただきます。
まずは生まれる病院によって発達障害の発生頻度は5倍違うが、それは出生直後の環境と栄養方法が違うからだという警告(?)です。

発達障害と一括りに言われますが、その中身は色々ですよね?
色々なものを一括りにまとめちゃうのは如何なものでしょうかねぇ?
百歩譲ってまとめるのを認めたとして、昔と今ではそれこそ診断基準の変更(ええっと・・・今は主にDSM-4TRでしたっけ?)や、保育や教育の現場(つまりは保育士さんや幼稚園・小学校の先生)で若い先生方は学生時代に講義で知識の習得をする機会があるからそれ相応にご存知でしょうし、その上のそういう講義が乏しいor無い時代に学生だった世代の保育士さんや幼稚園・小学校の先生には研修会での学びから、「もしかして?」という視点を持つようになられたでしょうし、発達障害についてはテレビでも取り上げられたりしますから、啓発された一般の親御さんが「もしかして?」と心配で受診することが増加傾向にあるので、一概なことは言えないですよね?
要はセンセーショナルな文章で、「STSしたり母乳育児をすると、赤ちゃんがヤバくなりますよ~。止めちゃいないさいね。」と不安を煽っているだけではないのかしら?
そうではなく、赤ちゃんにもお母さんにも良いことなので、しっかり傍で見守りながらしていけばいいのではないでしょうか?

キャンペーン記事では、久保田史郎医師の研究結果に厚労省や医学界の反応が鈍いとありますが、結果としてある事象(この場合、福岡県下の2つの病院で出生したお子さんを調査したところ、発達障害の発生頻度が5倍違う)の理由を遡るにあたり、STSや母乳育児するかしないかで差が生じているという結果のようですが、単に当りをつけているだけのように見えます。
逆にね、この結果だけで因果関係があると断言していいのでしょうか?
論理的に無茶苦茶としか思えないのは私だけですかねぇ?

現段階では、発達障害が何故起こるのかはまだ全容解明されていません。
そもそも発達障害の専門家である小児精神科ドクターは、この研究結果にエビデンスがあるとお墨付きを与えていらっしゃるのでしょうか?
違いますよね?
でも、こういうキャンペーン記事を読んで、煽られて不安になったり、「へぇ~そうなんだ!」と、鵜呑みにしちゃう方がいらっしゃるんでしょうね。
悔しいです。

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コメント

初めまして。

実際に、療育現場で働く、絶賛育休中のママです。
幸い、非常によく出る母乳だったので、ありがたいことに子どもは完母で育てております。
母乳育児、ということでちょくちょく拝見しているこちらのブログですが。

今日は、感謝の意をお伝えしたく、コメントさせていただいております。

母乳育児と発達障害の関連性について、SOLANINさまがおっしゃっている通り、
「母乳育児だから発達障害にならない」「ミルクだと発達障害になる」
ということはありませんし、私自身、そのような非科学的な根拠のないことは信用しておりません。

ですが、悲しいかな、「母乳でないと発達障害を発症する」という間違った情報が巷で流れているようです。

いやいや、そんなことはない。
発達障害の発症原因について、科学的にこれだ!!という全容は解明されていない。

ということをこちらのブログで発信していただいていることに非常に感銘を受けました。

どうぞ、これからも医学的に正しく、科学的に根拠のある情報の発信をお願いいたします。
トンでも情報で涙するお母さんが一人でも減ってほしい。
私はそう願っています。

コメントは必ず読まれている、ということだったので
きっとこの意見はSOLANINさまに届くと信じて、筆をおかせていただきます。

本当に、本当に、ありがとうございます。

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