« 2014年12月 | トップページ | 2015年2月 »

2015年1月の記事

2015年1月31日 (土)

手首と膝の痛みから解放されました。(1歳4ヶ月)

<ご連絡いただいたこと>
1歳4ヶ月のおっぱい星人男児の母です。
手首と膝が産後3ヶ月頃からずーっと痛くて整形通ったりしましたが、3ヶ月前に生理が再開した途端にスーっと治りました。
やはりホルモンの影響のようでした。

<SOLANINからひとこと>
連絡者さんは、おっぱい星人のお母さんにありがちな、月経再来がゆっくりパターンだったのですね。
3ヶ月前とゆうことは、1歳1ヶ月頃に月経再来したわけですからね。

普通に考えれば、お子さんが大きくなるにつれ、手首や膝にかかる負荷は増えるのですから、それがスーっと治ったということは、やはりホルモンのバランスが変わってきたということなのでしょうね。
軽快されて何よりでした。

妊娠後期以降、腱鞘炎やド・ケルバン病で苦しんでいらっしゃる当ブログの読者さんは相当数いらっしゃるでしょうが、これらの病気は一生続くわけではないので、悲観的にならないでくださいね。
塗り薬や貼り薬、サポーターなどを上手に活用して乗り切りましょう。
痛みからの解放時期を待つのは長く感じますが、この段階で月経再来ならば、おっぱいの分泌量云々の心配はしなくていいですからね。
1歳代以降の長期授乳に突入されたわけですから、おっぱいライフの第2章、楽しんでいきたいものです。

お勧めしたい書籍『孫育ての時間』『孫育てじょうず』

遠方にお住まいで帰省のときしか出逢わない場合もあるかと思いますが、全くの没交渉ということは少ないと思われます。
ただ、殆どすべてのお母さんたちが困っておられるのが、「育児法のギャップ」です。
パソコンやケータイを使ってくださる祖父母には当ブログを「お気に入り」にしていただいたり、「ブックマーク」していただけるとそのギャップが少なくなり、コミュニケーションツールとして有効活用が期待出来ますね。

しかし、パソコンやケータイは苦手な場合、書籍だったら読んでいただけるかもしれませんね。
そこで、今回は『最強母乳外来』のSOLANINお勧めの育孫書のご紹介をさせていただきます。
赤ちゃんのお母さんにとっても、もちろん妊婦さんにとっても大変有意義な育孫書です。


では早速ですが2冊ありますから、順次レビューしますね。
①は『孫育ての時間(とき)』山縣威日(やまがた たけひ)先生のご著書です。


②は『孫育てじょうず』主婦の友社編です。

悪気は無くとも昔の育児法を振りかざして、娘さんやお嫁さんを困惑させるおじいちゃん・おばあちゃんはまだまだ多いということですね。Photo

①は、吉備人出版から発行されています。
定価は1470円です。

BFH認定病院のひとつ、岡山県岡山市のサン・クリニックの院長先生です。
母乳育児を中心に、沐浴のコツから1歳からの孫育て、おじいちゃん・おばあちゃんへのメッセージに至るまで、大変読み易い文体で書かれています。
クイズもあります。
楽しみながら、最新育児知識を吸収していただけます。
私は母乳育児シンポジウムや講演会などで、山縣先生とお話をしたことがありますが、人格的にも素晴らしい方で尊敬しております。
ご著書にサインしていただいたことも複数回あります。
Photo_2②は、定価は1365円です。
知っておきたいイマドキ育児、孫と楽しむイベントや旅行、娘&嫁夫婦との上手な関わり方の指南が書かれています。
こちらは母乳育児も混合栄養ももというスタンスです。
もちろん、育児の主体はお母さんですから、おじいちゃん・おばあちゃんはあくまで出しゃばらないようにという注意喚起はしてくれています。
 

まず、読者さんが購入・熟読され、内容に納得がいきましたら、祖父母にプレゼントというのがベストではないかと私は考えます。
どうか前向きにご検討くださいね。

2015年1月30日 (金)

おっぱいの分泌低下による体重増加度の減少の原因1

ふつうは頻回直母をしていたら、そうそうおっぱいの分泌低下は来さない筈です。
しかし、現実には「おっぱいの出が悪くなり、赤ちゃんが怒ってばかりで、おまけに赤ちゃんの体重が増えなくなった。」ということがあります。

原因のひとつにお母さんのお食事がなってないことがあります。
かつてSOLANINは朝はミネラルウォーター1本とソ○ジョ○2本、昼はカップめん1個、夜はマッ○のナントカセットというお母さんに遭遇したことがあります。
独身時代朝食抜きで、ダイエット命でお食事に関心が無い方や毎日サプリメントを数種類100錠飲まれる方もおられましたが、そういう偏食というか、摂食障害っぽい既往のある方は里帰り先から自宅に戻ると、お食事の体(てい)をなさないことがあり、そうなるとヤバいです。
困ったことにそういう状態でも、ご本人は「ちゃんとお食事しています。」という自覚に満ち溢れていて、ヤバいことに気がつかないというか、認めたくない様子でした。
 

過食や無茶食いは乳腺炎の原因ですが、食べないということは、また別の意味で大きな問題です。
1日の総摂取カロリーが1200キロカロリーくらいしかないのはどう考えても控え過ぎです。
お母さんの食べたものがおっぱいになりますから、基本にたがわず小学校時代に習った「赤・黄・緑」の三色の食べ物をバランスよく食べましょうね。

2015年1月29日 (木)

RSウィルスに罹患するも、危機を回避!(5ヶ月)

<ご連絡いただいたこと>
初めまして。
いつも読ませていただいています。
娘が5ヶ月の時にRSウイルスにかかってしまいました。
診断がおりた日に即入院にはならなかったものの、小児科医には「今晩か明日の午前には入院が必要になるかもしれない」と言われました。
その夜は、娘が咳で目覚める度に授乳しました。
翌日の診察では、奇跡的に下気道炎まで進行していないので、入院の必要もないとのこと!
結果、自宅で5日程静養して治ることが出来ました。
WHOのレポートで、母乳育児のメリットの1つに「授乳の際に赤ちゃんの唾液からウィルスのデータを取り込み、次の授乳の時にはその免疫物質を与えることが出来る」…あやふやですがそんな文章を読んだ記憶があったので、とにかく頻回に授乳しました。
小児科医にも誉めていただきました。
母乳って本当に凄いですね!
この件で主人は母乳育児にさらに協力的になってくれ、哺乳瓶でミルクをあげだがっていた母と義母もその後は言わなくなりました(笑)
長文、失礼しました。
更新、楽しみにしております。

<SOLANINからひとこと>
2014年は、RSウィルス感染症に罹患した乳幼児数が、統計開始以来、最多件数が報告された年でした。
ついこの間、それこそインフルエンザが蔓延し始めるまではRSのひとり天下でしたから、乳幼児のお母さんにしてみたら戦々恐々でしたね。

完母の赤ちゃんだから絶対にRSウィルス感染症にならない・・・わけではありませんし、ご連絡者さんご自身もRSウィルス感染予防のために母乳育児をされていたわけではないのでしょうが、結果としてお嬢ちゃんのRSウィルス感染が上気道炎で食い止められたのは不幸中の幸いでした。
シナジス注射が一部の赤ちゃん以外は保険適用ではない現段階では、仮に罹患回避が出来なくても、重症化(≒下気道炎に進行)回避できれば御の字です。
いやぁ、おっぱい飲んでて良かったですね。
しかも、周囲に母乳育児サポーターが増えて万々歳ですね。
これで心置きなくおっぱいライフを続けられそうですね。(笑)

母乳育児中にお蕎麦を食べて大丈夫?

日本人にはお蕎麦、アメリカ人にはピーナッツが最凶のアレルゲンだというお話を知っておられる方は多いと思います。
そういう事実があると、赤ちゃんにアレルギーが出ては大変だとお蕎麦絶ちしているお母さんもおられるかもしれません。
でも、近いご身内にお蕎麦アレルギーの方がおられるならいざしらず、そうでなければ、あまり神経質に考えなくても大丈夫です。

もしかして、お蕎麦アレルギーなの?と、心配になること(=例えば授乳中のお母さんがお蕎麦を食べた後に発疹が出たとか。)があれば、控えてみてもいいでしょう。(検査を受けられるまで)
但し、5ヶ月くらいにならないと、アレルゲンの検査は出来ませんからねぇ。
 

昔は検査がなかったから、アレルギーのある子はアレルゲンを含む食べ物を口に入れるとしんどそうな表情をしたり、吐いたり、断固として食べようとしなかったものです。
自分を守るためだったのでしょうね。
でも、アレルギーが分からなかった時代(概念が無かった時代)は、親御さんや周囲の方から、「嫌いなのかな?」「苦手なのかな?」という解釈をされていたそうです。
よく観察してね。

2015年1月28日 (水)

お食事の摂取内容はおっぱいに影響しない?

国際ラクテーションコンサルタントの認定者の方々は「何を食べても、おっぱいの質とかには影響しない。」というような意味のことを仰います。
反対にO式の先生は「お食事の内容はおっぱいの質を変化させる。」というような意味のことを仰います。

う~ん。
どっちがホントなの?って思いませんか?
私はこう思います。
「お食事の内容によっておっぱいの質も味も変わる。」と。
国際ラクテーションコンサルタントの考え方は確かにグローバルなんですが、どちらかというと、欧米主導的な考え方のようです。
例えば、動物性脂肪の摂取量が多かろうが少なかろうが、欧米人と私たち日本人とはそもそもの摂取量が全く異なりますから、おっぱいの質・味云々ということにはなりにくいのでしょう。
でも・・・暴飲暴食が元でトラブルを繰り返しているお母さんは、やはり気をつけてもらった方が無難です。
 

乳房に左右差があったり、出てきたおっぱいの性状が異なっているかどうかは搾ってお味見してくださればハッキリしますからね。

ちなみに喋るおっぱい星人はおっぱいの味の変化を言語化しますよ。
それでも、何を食べても影響しないって仰るのですかねぇ?

2015年1月27日 (火)

言い聞かせ卒乳が出来そうです。(1歳6ヶ月)

<ご連絡いただいたこと>
はじめまして。
この度1歳半になる息子の言い聞かせ卒乳をするにあたって記事を調べているうちにSOLANINさんに感謝の気持ちを伝えたく初めてコメントさせて頂きたく思います。

息子は心拍低下により緊急帝王切開で産まれて来ました。
思ってもみないことに当初は自然分娩に対する未練や痛むキズに少しくじけそうでした。
そんな中、おっぱいはとても順調で生後3日ほどで一回の哺乳量が60~80と看護師さんたちも驚く飲みっぷり(飲ませすぎと注意されたほど)で、息子に母乳を与えることが産後すぐの私の大きな心の支えになりました。
幸い母乳はよく出てくれてましたが当初飲ませすぎと注意された事が頭に残りどれくらい母乳を飲ませればいいのかわからず色々調べるうちにたどり着いたのがSOLANINさんのブログでした。      
私と息子のおっぱいライフはSOLANINさんなしには語れません!
生後3ヵ月頃、突然の哺乳ストライキ→私の生理再開など理由が分かったとき必死におっぱいセールスしたこと。
6ヶ月頃に健診でおっぱいの回数を減らすように言われた時も,9ヶ月頃母乳を止めてフォローアップミルクを勧められた時も、SOLANINさんのブログで知識を得ていなければ、すんなりしたがってしまうところでした。(笑)

初めての育児で知らないことも多かったけれど、おっぱいで疑問が出たときには記事を読みあさり、離乳食を始めるときも、職場復帰をするときも。いつも本当に参考にさせて頂きました。
おかげさまで途中で止めることなく(止めさされることなく)産まれてからずっと完母でトラブルもなく育てることができました。
本当にSOLANINさんのおかけです。
最強母乳外来に出会えてよかったです!
この度、時期的に冬になってしまいますが2人目を授かりたく体調面を考慮して言い聞かせ卒乳をしようと思っています。
ただ息子が美味しそうに母乳を飲む姿はとてつもないパワーで至福の時でもあり、おっぱいをぺローンと出した時の嬉しそうに口を開けて近づいてくる顔を見納めになると思うと切なくなって涙が出そうな…子離れできない母です(笑)
けれど、大好きなおっぱいと離れないといけない息子もかなり切ないのですよね…きっと私以上に。
息子は言い聞かせ卒乳しても大丈夫な条件はみたしています。
母乳は主に昼寝と夜寝る前に飲んでるだけです。最近は夜間の授乳も0~1回になってきました。
どうなるかはわかりませんがムリはしないよう様子を見て進めて行こうと思っています。
ふと、息子とのおっぱいライフを振り返った時にいつも最強母乳外来が私の参考書だったな~と思い感謝の気持ちを伝えたく、自分語りになってしまいましたがコメントをさせて頂きました。
誤字脱字や失礼がありましたすみません。
本当にありがとうございます。

<SOLANINからひとこと>
お坊ちゃんがお生まれになってからの1年半、色々な危機的状況に遭遇されるも、当ブログをフル活用され、乗り越えてこられたのですね。
お役に立てて幸甚です。
相談者さんと私はお顔もお名前も知らない同士ですが、今こうして画面の向こう側で、記事を読んで頂いたり、読んで頂くための記事をアップするためにキーボードを打っていたりという不思議なご縁で繋がっています。

お話を伺った分には、おっぱいライフも残り僅かな印象を受けます。
X-DAYは刻一刻と近づいてくるでしょうから、今のうちに可愛いお顔のおっぱい写真をバシバシ撮影しておいてくださいね。
言い聞かせ卒乳されました折には、是非ともご一報くださいね。
そして、2人目赤ちゃんを授かられたら、また、記憶を新たにすべく、当ブログをご活用くださいね。

授乳中に摂取しない方がいいハーブ「セージ」

最近はハーブを使ったお料理を作られるお母さんは少なくないでしょう。
食欲を増進させたり、食材の臭みを消したり、おしゃれだし、ハーブを上手に使うと食生活が豊かになりそうですね。

ただし、「セージ」の大量摂取は良くないってご存知でしたか。
その理由は、「おっぱいの分泌を低下させる。」からです。
あっ、パラパラと振り掛けるくらいはいいのですよ。
「セージ」をばっかり&どっさりで使用するのは避けた方がいいということです。
なお、ハーブ全般ですが、カフェインの心配は、ほぼ無いと考えていいです。

2015年1月26日 (月)

乳輪がツートーンなのに、乳頭・乳輪鵞口瘡じゃないの?

SOLANINは過去記事で、乳頭・乳輪鵞口瘡になると、患部とその周辺の乳頭・乳輪の色が変わり、ツートーンになることを書きました。
それは間違いありません。
そしてその場合、灼熱感のある痛みを伴ったり、乳頭側面にクラックが入っていて、時にはそこから黄色い滲出液が見られることもあります。

では、乳頭・乳輪鵞口瘡でもないのに乳輪の中央と周辺で色が変わり、ツートーンになるのはどんな場合なのでしょうか?
月齢で言えば1ヶ月以上経ったし、赤ちゃんのお口が生まれつきおちょぼ口ではないのに、ラッチオンが上手く出来なくて、1回あたりの哺乳量も少なめで、要するに浅飲み状態が固定化している場合です。
勿論、乳輪の面積は人それぞれですから、相対的に浅飲みになることもあるかもしれませんが、いわゆる普通サイズの乳輪なのに、赤ちゃんも3500gとか4000gを越えてもなお、乳輪の中央と周辺で色が変わり、ツートーンになっているのですね。
そしてその場合、灼熱感やクラックや浸出液は無縁であることが大きな違いです。
 

対策としては、圧迫授乳がお勧めです。
恐らくそうするしか他に改善の手段は無いと思われます。圧迫授乳といってもやり方はひとつではないので、近日中にアップする記事でその説明をしますね。

2015年1月25日 (日)

体重増加度が極端に低下して心配です。(4→5ヶ月時)

<ご相談内容>
いつもブログで勉強させていただいています。
どこから相談したらいいかわからなかったのでコメントに書き込みさせていただきましたが違ってたらすいません。
5か月になる息子のことで相談させてください。
4ヶ月から5ヶ月にかけて体重の増えが悪く心配です。
出生児2485g
1ヶ月  3520g
2ヶ月  4558g
3ヶ月  5230g
4ヶ月  5830g
5ヶ月  6060g

3週間体重が増えず5900から6000の間を行き来し、一か月で230gしか増えませんでした。
風邪を引き下痢にはなりましたが2日で普通のうんちになり、あやすとよく笑うし、よく動くし寝返りもできるようになりました。
おしっこも1日7~9回でうんちも5回ほどです。
授乳回数も7~8回です。
おっぱいが出なくなったのかなと思い母乳外来に行きましたが、充分でてると言われました。
予防接種の時に小児科の先生に相談しましたが、2週間体重が増えないことは4ヶ月過ぎればあることだし、こんなに元気だし気にしなくて大丈夫と言われました。
気になることは、最近うんちが緑色です。大豆製品は控えています。
少し小さく生まれたので、体重が気になってしまいます。いくら2日下痢になったといっても、1ヶ月でこんなに体重が増えないものなんでしょうか?

<SOLANINの回答>
低出生体重児さんだったとのことですが、2500gまでにあと15gだったのですね。
こんな表現は不謹慎かもしれませんが、惜しいというか、誤差範囲の範疇のような気が致します。(汗)

5ヶ月で6060gですか。
お母さんと赤ちゃんの双方の頑張りの賜物ですね。
運動機能の発達は順調そうですし、母乳外来でおっぱいは充分出ているといわれ、赤ちゃんの風邪や下痢も治り、お母さんもお食事内容を配慮されているし、小児科ドクターからもお墨付きを得られたのであれば、問題ないと思いますよ。

確かに月齢別の体重増加度的にはやや小幅で、小粒ちゃんではありますが、体重そのものはパーセンタイルグラフの下限を割り込んでしまったわけではないし、文面には記載されていませんが、頭囲も大きくなっているんですよね?
機嫌や睡眠パターンも大きな変化は無いですよね?
ということは、体重増加度の問題の大方はキョロちゃん化されたことによるものではないかと推察します。
もしもキョロちゃんの場合、体重増加度改善のためには、哺乳時の環境整備や授乳回数の数え方など、詳細な過去記事がございますので、そちらをご参照頂ければ幸甚です。
ですので、総合的に考えて、相談者さんのお坊ちゃんには、ミルクの補足は不要でしょう。
自信を持っておっぱいライフを続けていきましょう!
そうそう、6ヶ月になられたら、離乳食スタートしてくださいね。

添い乳のフィット感を高める簡単な方法。

相談内容>
◆赤ちゃんに添い乳をしたいのですが、私の乳房が小さめなのかもしれませんが、添い乳する時、赤ちゃんの口の高さと、乳頭の高さが合わなくて、出来無くて困っています。(新生児の母)

◆添い乳をして寝かしつけているのですが、どうしてもラッチオンが浅くなり、乳首が痛くなるので困っています。(3ヶ月児の母) 

◆赤ちゃんに覆いかぶさるようにして添い乳していたら、不自然な姿勢だったのか、腰を捻ったようで痛いです。添い乳はラクだと言われるけれど、腰が痛いのは困りました。(6ヶ月児の母)

<SOLANINの回答>
はいはいはい。
多くの方が実践され、しかし、不思議なことに様々な面で意見の割れるのが添い乳でもあります。
例えば、「したい」VS「出来ない」
「ラクだよ」VS「腰が痛いよ」
先日の記事は、価値観に関することでしたね。
「寝かしつけには打ってつけだよ」VS「寝かしつけるためであっても癖になったら困るのでは?」ってな論調で、多くの意見が出ましたね。

う~ん・・・この違いって何なのでしょうね?
それはですね、最も適した方法を教えてもらっていないからではないかとSOLANINは睨んでいます。
これら月齢の異なる3つのご相談を一気に解決するのが、これからお話しするやり方です。
 

とっても簡単。
だって横向きに寝かせる赤ちゃんのカラダの下に、四つ折りにしたバスタオルを適宜(赤ちゃんの体格にもよりますが、およそ2~3枚)敷けばいいのですから。
後は横向きの背中を支えるクッションやバスタオルを丸めたモノ。
嘘だと思ったらやってみんしゃい!

2015年1月24日 (土)

乳房の緊満が少ないのですが・・・(経産婦)

経産婦さんはご自分が初産婦だった頃に体感したことをよく憶えておられるものです。
例えば乳房の緊満。
初産婦で、おっぱいがジャンジャン出たという方は、産後1~2ヶ月間の乳房の緊満が半端なく凄いものです。
喩えて言えば、「鉄板」「セメントで固めたような」「岩石」など、固い(硬い?)モノのイメージがあります。
しかし、2人目以降になると、2時間~2時間半ペースで直母していると、張らないんですね、これが。
3人目、4人目と後に行くほど、乳房の緊満はマイルドになります。
マイルドって言うか、頼りないと言うか・・・
昨年SOLANINの勤務先で、出産されたお母さんのうち、4人目以上の出産だった方は、全体の5%でした。
その方たちが口裏を合わせるかの如く「張らないんですよね~。分かってるけど、大丈夫かな?と心配なんですよ。」と仰います。
どうかすると、「やっぱり、齢(=とし)なんですかね?」と聞いてこられる方さえおられます。

でも、齢じゃないんですね。
あくまで、出産経験を重ねれば重ねるほど、乳房の緊満はマイルドになるのです。
何故かということは医学的にはまだ不明のようです。(教科書にも答えは無いです。)
しかし、確かに言えることは、その一点なんですね。
 

ちなみに4人目以上の赤ちゃんを出産されたお母さんで最年少は22歳の方(!)でした。
22歳の若い方ですら、何も張りません。(汗)
その方も「齢ですかね?」と尋ねてこられましたが、「違いますよ!」と即答しておきました。
反対に高齢初産(35歳以上)の方では最年長は47歳(!)でした。
見事自然経膣分娩され、(←それだけでも凄いですが)産後は乳房の緊満はパンパン・ゴリゴリという感じでした。
緊満が凄過ぎて赤ちゃんが中々直母吸い付きが出来なかったくらいです。

ホントに何人出産したかで、乳房の緊満は変わります。
不思議ですがそれは事実です。
読者のみなさん(経産婦さん)はいかがでしたか?

2015年1月23日 (金)

赤ちゃんのうんちが出ない時は?

新生児で24時間うんちが出ない場合は、肛門刺激をしてあげましょう。
昔はこよりでしましたが、今はこよりを知らないor作れないお母さんもいらっしゃるので、綿棒を使って頂いたら桶です。
それも、ベビー用の細軸綿棒ではなく、普通サイズの綿棒を使ってください。
赤ちゃんの肛門に入り過ぎたら怖いので、綿棒の先端から2㎝の部位にマジックなどで印をつけておきます。
そして、オイルをつけてクルクルと回すようにして入れていきます。
2~3分はクルクルしてくださっても大丈夫です。
そうすれば、爆音(=おなら)と共に、うんちが出てくる筈です。

おなかが苦しそう&なのにうんちが出て来ない時は人助けだと思って、肛門刺激をしてあげてください。
赤ちゃんは、きっと放心状態になるくらいの解放感になられることでしょう!

この技が有効に使えるのは、赤ちゃんが自力で掴まり立ちができる(≒縦方向に努責を掛けられる)ようになるまでの期間限定なので、安心して行ってくださいね。

追記:おなかの「の」の字マッサージも併用されると、尚良いと思います。
(2015年1月15日0時00分00秒)

おちょぼ口のせいで、補足している場合の克服のための裏ワザ。

それなりにおっぱいの分泌は有るとは思うけれど、いかんせんおちょぼ口のせいで、直母だけでは月齢相当の赤ちゃんの体重増加が得られない場合、搾乳やミルクの補足をすることになります。

SOLANINの勤務先では、搾乳やミルクの補足はシリンジですが、多くの読者さんの方の場合、シリンジが入手出来ないこともあるかと思います。

そうなると、止むを得ず哺乳瓶での補足となりますが、絶対に使ってほしくないゴムの乳首は、P社の「母○実○®」です。
過去記事にも書きましたから、ご記憶のある読者さんも少なくないと思いますが、特に正常新生児で、アレを使って乳頭混乱を来たし、直母不能になり、完ミになってしまった方も居るくらいですから、君子危うきに近寄らず・・・と、肝に銘じてください。

これだったら大丈夫かな?というゴムの乳首は、同じP社の「母○相○室®」です。
パッケージに小さな文字で書かれていますが、“直接授乳訓練用乳首”というフレーズ、ご存知でしょうか?

過日、正常新生児で、おちょぼ口のせいで直母困難で、P社の旧式のハードタイプの乳頭保護器で授乳中のお母さんがいらっしゃいました。
上下の口唇も内側に巻き込むし、下手っぴちゃんでもありました。
2週間健診時の体重増加が1ケタ/日で、直母4gしか飲めず、補足が必要でしたが、何故かお渡ししたシリンジを使われず、これまたP社の旧式の細口の哺乳瓶でミルクを補足していらっしゃったそうです。
ちなみにすぐ上の子さんとのタンデム授乳中だったので、おっぱいの分泌維持は上の子さんが担当するという異例のタンデム授乳でした。
もちろん私は再診をするようにお伝えしましたが、お忙しいのかされず、1ヶ月健診時までのミルクの補足は自己判断で、700ml/日という状況でした。
結果、赤ちゃんの体重増加度は、2週間健診から80g台/日と、べらぼうな状態で、小児科ドクターから「いくらなんでもミルク補足多過ぎです。母乳外来でしっかり診てもらうように。」と注意されたそうです。

で、遅ればせの再診・フォローとなったのですが、ミルク補足が多過ぎて、気がつけば赤ちゃんは5kg超えに育っていました。
普通、5kg超えれば、かなり直母は上達している筈なのですが、下手っぴぶりは、全く変わらずでした。
典型的なボトルマウスでした。(汗)

しかし、哺乳瓶を「母○相○室®」に替えてもらい、ミルクの補足を体重増加を見計らいながら徐々に減量して行く方針だったのですが、3週目でP社の旧式のハードタイプ乳頭保護器を離脱し、直母が出来る段階まで進捗されました。
その日、真横で直母の様子を診させていただいたのですが、これが同じ赤ちゃんか?というくらい、上手になっているのでした。
お母さん曰く、「哺乳瓶を変更してから、大きなお口が開けられるようになってきたんです。」とのこと。
他に変わったことはしていないので、私もそれが上達のきっかけだとしか思えません。
おちょぼ口のせいで、直母だけでは体重増加が見込めず、搾乳なりミルクなりの補足せざるを得なくて行き詰まっている方、哺乳瓶を変更されてみませんか?

ちなみに、このお母さんは、上の子さんにも言い聞かせてもらい、これからは赤ちゃん中心のタンデム授乳にしていかれるそうです。
ミルクの減量も進み、現時点で100ml/日です。
完母まであと僅かになってきました。

2015年1月22日 (木)

向き癖を意識したポジショニングとは?

程度の強弱には個人差がありますが、赤ちゃんは生まれて仰向けに寝かせた瞬間右か左かのどちらかに向き癖があることが見て分かります。
と言うのも、新生児は頸が据わっていないから、仰向けで真っ直ぐ上向けというのは、出来なくて当然なのです。

程度が弱ければどうということはないのでしょうが、程度が強いと直母する時、上手くいきません。
向きにくい側のほうは、頸が痛いのと、大きなお口を開けることが出来ないからです。
「えっ、そしたら向き癖の強い赤ちゃんは直母が片方しか上手くいかないの?」と画面の向こうで思ったあなた、半分正解・半分不正解です。(笑)
どういうことか?
向き癖というものはやがて目立たなくはなってきますが、そうなるまでにどう手を打つか?で上手くいったり・いかなかったりするからです。(なんだか禅問答みたいな文章になってきましたね。分かりにくいかも、いかんなぁ。)
 

???だと思いますので、具体例をあげます。
例えば右向きが好きな赤ちゃんの場合(これは赤ちゃんの自身から見て右側ということです。念のため。)、お母さんの右側のおっぱいにラッチオンさせるには交差横抱き(真横抱きともいう・・・お母さんと赤ちゃんのおなか同士をくっつけるというスタンダードな抱き方で良いと思います。)で、左側のおっぱいにラッチオンさせるにはフットボール抱きにするのです。
つまり、赤ちゃんの向き癖に逆らわないポジショニング(下から上に掬うように)をすれば、ラッチオンは上手く出来るのです。
左右を交代する際は横方向に赤ちゃんのお口をスライドさせる感じです。
向き癖に逆らわなければ、赤ちゃんはしっかりと大きなお口を苦もなく開けることができるからです。
もちろん、赤ちゃんの下顎と下唇はお母さんの乳輪に密着し、鼻腔が塞がらない角度で、後頸部をきちんと支えることは言うまでもないのですが。
あくまできちんと支えるのであって、強い力で挟むように握るのではありませんよ。
赤ちゃんが痛いですからね。
握力の強い方、注意してくださいね。
また、可能であれば、赤ちゃんのお口の中心方向と同じ向きで、後頸部を支えているのと反対側の手で乳房を大きく外側から把持してくださいね。
より一層、深く効果的にラッチオンできますから。

但し、向き癖に逆らわないという点については一致していますが、21トリソミ―の赤ちゃんは、右向き癖があっても、右側のおっぱいはフットボール抱き、左側のおっぱいは横抱きに、赤ちゃんが斜め下方向を向いている方が、上手くいくきやすいようです。

2015年1月21日 (水)

保湿剤と塗り薬、どちらを先に使えばいいの?

赤ちゃんの皮膚バリアは脆弱(ぜいじゃく)ですよ~という記事は、読者のみなさんはもうご存知ですよね?
そしてこの季節、赤ちゃんのお肌は、とても乾燥しやすいものです。
ドライスキンは、皮膚トラブルの元ですから、保湿剤は毎日2度でも3度でもお顔から足のつま先まで全身にたっぷりと塗りたくってあげましょう。

ただ、湿疹などの皮膚トラブルのため、小児科or皮膚科ドクターから塗り薬を処方されることがあります。
その場合、どちらを先に塗るか?という疑問が起こりますね?
なかには、「どちらでもいいよ!」と軽く仰るドクターもいらっしゃるので、お母さんとしては迷ってしまうかもしれません。

さて、どうしたものか?
それはですね、やはり保湿剤を先にしていただきたいです。
保湿剤は、湿疹の有無に関係なく、お顔から足のつま先まで、毎日全身にたっぷりと塗りたくるものであるのに対し、塗り薬は患部に塗るものですよね?
まさか全身が患部ってわけじゃないと思いますので、塗り薬を先に塗っちゃうと、後から保湿剤を塗りたくる際に、健康な部位まで延ばしてしまいかねないからです。

特に、ステロイドが入っている場合や複数の塗り薬を処方され、お薬の効力が違う場合は、ややこしくなりがちです。
しっとりと保湿してからの方が塗り薬も浸透しやすいですからね。
ちょっとした配慮ですが、効果を引き出すためにも塗る順番に気をつけてあげてくださいね。

さて、【正しい立て抱きの方法】とは、いかに?

思いのほか【正しい立て抱き】について、知りたいというコメントが多かったので、早速記事にします。
コメントの知りたい内容ではでは「赤ちゃんのお口と乳首の高さが合わない。」「頸の支え方が判らない。」「背筋が曲がって苦しそう・アクロバティックな姿勢になってしまう。」などに集約されていました。

それでは、注意ポイントを書きますね。
①ソファか椅子に腰かける。
②赤ちゃんはお母さんの太腿に跨らせる。
③お母さんの乳首を見上げるように赤ちゃんの後頸を支える。
④赤ちゃんの後頭部が下がるようにして、決して後頭部は支えない。
⑤後頭部を支えると赤ちゃんの口がお母さんの乳首に水平若しくは上から咥えるように俯いてしまいがち(特に頸が据わっていない月齢の赤ちゃんの場合)なので、これでは絶対に吸いつけないからしてはいけない。
⑥乳房の把持は乳房と同側の手で、親指と人差し指をC字型になるようにする。(ラクテーションコンサルタントの先センセイ方が仰るトコロのいわゆる“Cホールド”と考えてもらって差し支えありません。)
この時、乳房の先の方を把持するのでなく、乳房基底部に人差し指が添うように少しリフトアップしたようにします。
親指は、乳輪の上のほうをグッと押さえ、赤ちゃんの鼻腔が塞がらないようにしてね。
⑦例えば右の乳房を左手で字型に把持しようとすると、内側で把持することになりますね?そうすると、左手の人差し指が邪魔になり赤ちゃんが正しくラッチオン(=吸着)出来ません。右の乳房を外側から左手で把持することは不可能ですね?
⑧O式のセンセイ方歯授乳中に乳房を把持することを止めるように仰る方が多いようですが、私はC字型に把持することで、授乳介助中にいわゆる乳管洞(これは、ラクテーションコンサルタントのセンセイ方は“乳管洞というものは存在しない。”と仰いますが、説明がしにくいので、敢えてこの言葉を使用します。)が乳頭方向に前進するような感覚が得られます。
つまり、C字型に把持することで、正しくラッチオン出来るから哺乳量が増えるのですな。
⑨赤ちゃんの座高が高くなると、高さが合わなくなりますが、それは、お母さんが太腿の高さを下げればいいだけのこと。
だいたい、立て抱きにする時ってちょっとチカラ入ってるから、自然に太腿の位置が高くなりがちなんです。
脚を投げ出すように足を前に出せば太腿の位置が下がりますよね?(コロンブスの卵ですな。)
⑩赤ちゃんは逆エビに反っても多少は大丈夫なんです。太腿の位置を高くしてカラダを丸くして胃を圧迫するような姿勢をとるから嫌がるんです。
太腿の高さに注意しましょう。
⑪後頸部を支える手にチカラを入れないこと。ギュ~っと持ったら痛いから。赤ちゃんがお母さんを見上げる角度で支えればいいんです。
赤ちゃんのお口がお母さんの乳首からすっぽ抜けないようにすればいいだけです。
⑫それよりも大きくなり、つかまり立ちが出来るくらいなら、お母さんの太腿の間に赤ちゃんのカラダを挟み込み、後は同じようにして支えて飲ませます。
⑬歪めず、つぶさず、適切な吸啜が出来たなら、乳首は痛くないし傷も付きません。
外した時も、乳首のカタチは変形しません。
是非お試しくださいね。

2015年1月20日 (火)

哺乳技術の改善方法は?

<ご相談内容>
2009年9月26日の『乳腺炎になりやすい体質ってあるの?』の記事に質問がありました。
「自分の赤ちゃんは浅飲み・つぶし飲み・歪め飲みのようです。では、どうすれば改善出来るのか?」

<SOLANINの回答>
う~ん。
文字による説明は難しいなぁ。
でも、ポジショニングを変えたら上手くいくことは多いです。
母乳外来の助産師に【正しい立て抱きの方法】を教えてもらいましょう。
乳房が大きいお母さんでも敢えて立て抱きにしてください。
私が勤務先の母乳外来で吸啜困難な赤ちゃんの哺乳トレーニングをする際は、全て立て抱きにしています。
赤ちゃん要因で舌小帯短縮症であっても、お母さん要因で乳頭が陥没型であっても ・・・です。
【正しい立て抱き】の方法が知りたい方はコメント欄にご意見をくださいな。
経験的に一番早く、吸啜が上手になるように思いますが全国の母乳育児支援関係のみなさんはいかがですか?

2015年1月19日 (月)

完母の方が離乳食開始までに懐妊することのリスク。

離乳食の開始時期は生後(5~)6ヶ月であることは、当ブログの読者のみなさんは既にご存知ですね。
通常、完母の方は月経再来時期が半年以降の方が多いものです。
ただ、ごく少数派だとは思いますが、おっぱいがジャブジャブ出ていても、月経再来が超早期の方がいらっしゃいます。
甚だしい時は、悪露が終わったと思いきや月経再来とか、サーカティアンリズムが形成してくる頃に、夜間の授乳間隔が空くやいなや月経再来とかのパターンです。おっぱいが
月経再来=排卵ではないにしても、月経再来≒排卵ではあります。
そこで、うかっり(?)懐妊されるとどうなるか?
避妊用のピルを内服したような感じになり、おっぱいの分泌がガクンと減少します。
ほぼ分泌停止される方もいらっしゃいます。
「このまま完母で。」と希望されても、肝腎のおっぱいの分泌が減ってしまったら完母は難しくなります。
百歩譲って、生後6ヶ月以降で離乳食が進めば、おっぱい+離乳食で発育ペースを維持することは可能ですが、生後6ヶ月までの離乳食がこれからの段階ですと、赤ちゃんの体重が病気でもないのに100g単位で減少するという事態に陥ることもあるのです。(SOLANINの知る方で、なんと350g/月減少した赤ちゃんもいらっしゃいます。)
当然ですが、その場合は速やかに混合栄養(若しくは人工栄養)に切り替えなくてはなりません。
混合栄養がダメだというのではありませんよ。
でも、ホントだったらもっと出るしあげられる筈のおっぱいを、まだ見ぬ赤ちゃんのために完早々と譲ってあげなくちゃならないなんて・・・赤ちゃんが可哀想ではないですか?

最近は出産年齢が高齢化したり、ベビ待ち治療のため、「ナンだったら年子でも!」と仰るお母さんもいらっしゃいます。
事情は分かりますが、ご自身の子宮を程よくお休みさせることは大事ですし、目の前のおっぱいが大好きな赤ちゃんがひもじい想いをしないためにも、ほんの少し(数ヶ月)の配慮していただけたらと願います。

添い乳の後のげっぷはどうするの?

過去の記事で添い乳のことについて書いたものは、2009年2月6日の「添い乳ばかりだと死角になる、乳腺炎の好発部位」同「秘伝★添い乳で両方のおっぱいを飲ませるには?」2009年7月12日「添い寝や添い乳をしたくないお母さん」などがあります。
いずれもブログテーマは“SOLANINの引き出し”です。

さて、添い乳の後のげっぷはどうするのか?
答えとしては・・・不要です。
そのために赤ちゃんを側臥位に寝かせるのですから。
お母さんが赤ちゃんを抱き起こして鼓みたいにバンバン背中を叩きまくれば、ウトウトしかかっていた赤ちゃんだって起きてしまいます。
スムーズに寝かしつける筈がそれでは逆効果ですな。
 

時々、未だに添い乳や添い寝はいけないという記載の有る育児書を見かけるようですが、そういう本は子育てしたことのない立派な?先生が著者だったりしがちです。
どんなにご高名でも(ご高名であればこそ、超多忙ですから家庭を顧みることは困難ともいえますね)実用的とは言い難い記載が満載の育児書だったりします。
それと、ミルクメーカーさんとのタイアップ記事を書いておられる先生、フェミニズムの大家といった先生は立場上添い乳や添い寝に反対されますから、母乳育児をされるお母さんはそういう先生の書かれる記事を鵜呑みにしないでくださいね。
そこにはどんな意図が隠されているのか、「おやっ?これってどういうことなんだろうねぇ?」と、立ち止まって考えてみてくださいね。

2015年1月18日 (日)

巨大乳頭を咥えさせる!

赤ちゃんのお口に対してお母さんの乳頭が大き過ぎると、お口に入りきらなかったり、咥えただけでモゴモゴして飲めないことがあります。
確かに大き過ぎると、舌が使えなくて赤ちゃんは難儀しますし、お母さんも先だけ吸われたみたいになって、乳頭頂が発赤したり、量になりにくく、当初は搾乳せざるを得ないこともあります。

しかし、乳頭のお手入れを妊娠中から真剣にやってると、丁度”ほおずき”を揉んで中身を出すかのように、柔らかくなります。
柔らかくなりさえすれば、私が知りうる限り、葡萄の巨峰クラスの巨大乳頭であっても3000gそこそこの標準的な体重の新生児なのに効果的な吸着が出来、おっぱいが飲めるようになります。

抱っこの仕方も合う合わないがありますから、一番スムーズに咥えられる抱っこにしていきましょう。
赤ちゃんの適応力はそれなりにありますが、乳頭混乱予防のために、くれぐれも最初から安易に哺乳瓶は使用しないで、搾乳を補足するのは、小さいカップやスプーンなどにしてもらいましょうね。

2015年1月17日 (土)

褒めればいいってもんじゃないですわ。

お休みの日は、明るいうちにお買い物に行きます。
そうすると、普段仕事帰りには出会わない乳幼児のお母さん達をお見かけします。
井戸端会議(?)をしているお母さんらしき方達の横をすり抜けた時に、聞こえた会話の断片が、心に引っかかっています。

或るお母さんが目の前のお母さんのお子さんを褒めちぎっていらっしゃいました。
(褒めちぎられたお子さんは、恐らく出木杉くんのようになお子さんなのでしょう。)
問題だなぁと感じたのは、「○○ちゃんはよくできた子ね。それに引き換えうちの子は。」とゆう心境だったのか、上の句(=褒めちぎる前)で我が子を思いっきりディスっていたことです。(呆)
比べちゃいけないと思いつつ、つい比べてしまうことは、誰でも経験あることです。
人間だから仕方がない。
だからと言って、自分の子どもをディスって、相手のお子さんを褒めちぎるのは如何なものですかね?
純粋に相手のお子さんを讃えるのならまだしも、ディスったのとセットで褒めちぎられても、相手の方は、決して嬉しくないと思いますよ。
寧ろ気分不快かも。

特に、いけないなぁと感じたのは、ディスられた子も褒めちぎられた子も、お母さんの傍に居たことです。
子ども達の気持ちを想うと・・・
当事者に丸聞こえって、デリカシー無さ過ぎでしょう?(泣)

自分や身内を卑下することが日本人の美徳みたいに言われますが、時と場合によりけりですよね。

和室でフットボール抱きをするにはどうしたらいいの?

フットボール抱きという授乳のしかたがあります。
入院中はソファに座り、U字型の授乳クッションを使用して行います。
お家に帰ってからも、赤ちゃんが深く吸着出来るし、おっぱいの出方が多めのお母さんや乳房大き目のお母さんには打ってつけの授乳のしかたです。
特に、腋から乳房下縁にゴリゴリのしこりが出来やすい場合は必須とさえ言えます。

さて、このフットボール抱きですが、フローリングでのソファのないお家や里帰り先の実家で養生するお部屋が和室ですと、授乳クッションでは出来ないのですね。
さて、どうするか?
日曜日の夕方に放映される笑点の落語家さんのように、座布団を5段積みにでもして、その上に赤ちゃんを仰向けに寝かせたらいいのでしょうか?
答えはノーです。
私は実際にやったことがあるけど、グラグラして危険極まりないです。
 

アタマの柔らかい方は分かるかな?
そうです。
ローテーブル、こたつ、ベビーベッドなど、脚のしっかりしたものを台にします。
その上にアフガンなどを敷き、赤ちゃんの背中が痛くないようにします。
その上に赤ちゃんをセッティングします。
赤ちゃんの後頸部をいつも通りに支えて、台から赤ちゃんのアタマを出します。
(お母さんの手首は台ギリギリに置きます。)
後はお母さんの乳頭の位置・高さを合わせたらOK。
台が乳頭よりも高ければ、お母さんはご自分の座布団をもう1~2枚敷き足します。
台が乳頭よりも低ければ、台の下に分厚い雑誌などをかまし、下駄を履かせればいいのですね。
お母さんの手首が台の縁に当たり痛ければ、丸めたタオルなどをかまします。
やったことのないお母さん、是非お試しください。
感想をお聞かせくださいね。

2015年1月16日 (金)

秘伝★添い寝で両方のおっぱいをあげる方法。

赤ちゃんは添い寝でおっぱいをあげると、精神的に落ち着くのと、うっかり飲み過ぎても横向け(側臥位)ですと、おなかの皮が突っ張らなくてラクなんです
特に冬は寒いから、起きて座って授乳というのはお母さんにはちと辛いので、助かりますよね

で、添い寝でおっぱいなんですが、当然というか、お母さんも赤ちゃんも横向けだから、どっちか片方しか飲ませられないというネックがあります
両方飲ませるには赤ちゃんの寝かせる位置をチェンジしなくてはなりませんもしくはお母さんがご自分の体を移動させねばなりません
でも、そんなことしていたら、掛け布団がずれてしまうし、眠りそうな赤ちゃんが起きてしまうし・・・でしょ
そこでお勧めなのは、最初にあげるとき、敢て赤ちゃんを仰向け(仰臥位)に寝かせ、お母さんはその上にコマンドのように、うつ伏せ(腹臥位)でおっぱいをあげるのです。
脚は開いた方がいいかも。
頸の据わっていない赤ちゃんの場合は赤ちゃんのうなじを飲ませるおっぱいと同側の手で、支えてください。
反対側の腕は肘を曲げてお母さんの上半身を支えるとやりやすいです
後からあげる方のおっぱいは、いつも通りにしてもらえればOKです。
 

次回は添い寝でおっぱいをあげることが続くと起こりやすい乳腺炎の予防について、お知らせしますね COMMING SOON!

2015年1月15日 (木)

長期授乳をご理解頂きたい。

1歳までは「おっぱいが一番よ!」と自信を持って勧めてくれていた旦那さんや理解を示してくれていたおじいちゃん・おばあちゃんであっても、結構な割合で1歳のお誕生日以降は、断乳推奨派に鞍替えされるお話をよく耳にします。

個人的に凄く不快なのは、「えぇ!まだおっぱい飲んでるの?もう恥ずかしいから辞めなさい!」というコメント。

おっぱい星人はおっぱいを飲んでいる自分のことを別に恥ずかしがってはいません。
そりゃあ、大きくなれば、人目を気にするおっぱい星人は出てきますよ。
そういう場合は、お家以外はおっぱいを欲しがらないというような、自分なりのルールというか自主規制をされることがあります。
が、そうではなく、頑是ない幼児に対し、「恥ずかしいから辞めなさい!」だなんて、大きなお世話と違いますか?
そもそも、誰が恥ずかしいの?
おっぱいを飲んでいるお子さん・お孫さんの存在が恥ずかしいの?
言い換えれば、世間様に対する体面を気にして恥ずかしいの?

誰かの体面を保つために断乳させるなんて、馬鹿げていますよ。
何か特別な医学的理由があるならまだしも、そうではないならば、断乳を強要する権利は誰にも無い筈です。
SOLANIN的には、1歳以降のお子さんがおっぱい飲んでいたら恥ずかしいとゆう考えがいい大人として恥ずかしいし、言語道断だと思いますな。
お子さんがおっぱいを欲しがらないのに無理やり長期授乳をさせようとするのはナンセンスですが、そうではなく、明らかに欲しがっているのにあげないなんて、一種の虐待ぽくないですか?
寧ろ、世間様の無理解にゴチャゴチャ言われて傷ついている奥さんや娘さんに対し、身内として援護射撃をしてあげるくらいの気概が欲しいですな。

添い寝でおっぱいをあげるのを続けているとなりやすい乳腺炎の予防。

約束は守るSOLANINです。
ていうか、できない約束はしない主義です.
予告通りのタイトルですちょっと、長いですが、ストレートな方がいいかなと。

赤ちゃんがおっぱいを飲んでいて、一番力点のかかるのが、口唇の中央ということはご存知ですよね?
逆に一番力点から外れるのが口角ですね。
 

横向けでおっぱいをあげていると、赤ちゃんの口唇の中央はフットボール抱きの時と同じ辺りにきますね?
でも、フットボール抱きの時とは異なるのが、下顎にかかるチカラが増強されるのに対し上顎にかかるチカラが減弱することです。

ということは、両乳房の上半分の内側に大きな飲み残し部位が発生するのです。
この位置の飲み残しを解決するには、フツーに座ってフットボール抱きをするのが有効です。
『えええ・・・それじゃ、夜中にソファのある部屋にクッション持って行って授乳するのかい?』
というお叱りの声が画面から聞こえてきそうです。
いえいえ、そんな。滅相な。
かつて自分ができもしなかったことをエラソ~に《指導》したりはしませんですよ。
 

例えば夜中2回添い寝でおっぱいあげたら、お天道様の明るいうちに2回フットボール抱きでおっぱいをあげればいいのです。
バランスが肝心なんです。(モビットのCMかい!?)

2015年1月14日 (水)

気をつけてあげてね★おっぱいの飲ませ方

赤ちゃんには色々なキャラがあります。
★いきなりギャ~っと泣く割りに、少しおっぱいに吸い付いただけでウトウトして、またすぐにギャ~っと泣くのを繰り返す児。
こういう赤ちゃんにはしばしば遭遇しますよね?
その際、お口の中をチェックしていますか?
大抵が舌小帯が短縮している(舌先がハート型に割れていることもあります)か、巻き舌などで舌先が下顎の歯茎を越えないか、おちょぼ口の何れかです。
哺乳意欲は人一倍あるものの、普通の舌の児よりも吸啜すると疲れやすいので、すぐにダウンしちゃうんですね。(汗)

★その反対に、おなかが空いている筈なのに、なぜかいつもクタクタして、眠ってばかりの児。
こういう赤ちゃんにもしばしば遭遇しますよね?
その際、出生時の状況をチェックしていますか?
大抵が早産児、低出生体重児、糖尿病合併妊娠などで生まれた巨大児、出生時に呼吸器系のダメージを受けた児(呻吟、鼻翼呼吸、新生児仮死など)などに見受けられます。
生きていくためにはおっぱいを飲まなくてはならないのに、眠り続けることでエネルギーの消耗を最小限に止めているかのように見えます。
⇒このような、一見相反するキャラの赤ちゃんに共通することは、直接授乳のスタートから躓きやすく、おちちの立ち上がりが遅くなり、体重減少率が大きくなりがちであることです。

それらを一日でも早く改善するには、ポジショニング(授乳時の抱っこの仕方)の工夫をするのが、効果的です。
具体的には『縦抱き』にすることです。
『縦抱き』は飲み方がぶきっちょさんでも、舌の巻きつけがキマりやすく、眠たがりさんでも、短時間ですがわりかし、しゃっきりと起きて吸い付いてくれるので、不思議と上手くいくのです。
間違っても、一番合わない『横抱き』にはしないでくださいね。

2015年1月13日 (火)

上唇小帯がごっつい場合は受診が必要。(6歳頃)

左右の上顎乳中切歯の間に、上唇小帯ってありますよね?
大抵は乳幼児期のうち転倒した際などにブチ切れてしまうものですが、ごっつい場合は一向にブチ切れないお子さんがいらっしゃいます。

ごっつい…ってどの程度?
それはですね、左右の上顎乳中切歯の生え際までびっちりと太く付着している場合を指します。
これを6歳以降(≒一般的に言って永久歯に生え変わる頃)も放置しておくと、この先歯並びがとても悪くなる恐れが高くなります。
具体的には、左右の上顎乳中切歯が、さくらんぼのように外向きに角度がついてしまうことがあるのです。
そんなことになったら困りますよね?
ですので、もしもこの記事を読んでいらっしゃる読者のみなさんのお子さんが、それに該当する場合は、6歳頃には歯科受診され、上唇小帯を切って頂かれた方がよろしいかと思います。

えっ!
もうとっくに6歳を過ぎている?
だったら、早急に対処していただかなくては!
明日朝イチに、罹りつけの歯科の予約を取ってくださいね!
まずは、処置が必要かどうか歯科ドクターに診て頂きましょう。

舌小帯短縮症でも沢山おっぱいが飲めてたらいいの?

一般的に舌小帯短縮症の赤ちゃんは飲み方が下手っぴです。
1回あたりの哺乳量も少な目で、特に新生児期は直ぐにウトウトしてでも直ぐにギャ~と泣いての繰り返しが多い傾向が強いです。
お母さんの乳首がキズだらけになり、なかなか軽快してくれません。

私は時々、新生児係のお仕事をしますが、新生児のお口の中をしつこく覗いて、舌小帯短縮症でないかどうかをチェックしています。
程度の差はあれ、5~6人に1人は舌小帯短縮症であることが、経験的に分かっています。
舌小帯短縮症の新生児には助産師が手厚く介入しないと直母が上手くいかないことが多いから早期発見する必要性があるからですね。
気が付かないと、大抵はお母さんのおっぱいの立ち上がりが遅くなります。
従って舌小帯短縮症の新生児の体重減少率は生後3日目以降も続いたり、軽く10%を超えることも稀ではありません。
(SOLANINの勤務先は新生児に軽々しく糖水やミルクを補足しませんが、正しくラッチオン出来ていれば、頻回直母だけで体重がドーンと減ることはありません。せいぜい7~8%減少する程度で済みます。)
ところが、どういう風の吹き回しなのか「よくこの舌でおっぱいが飲めるなぁ。」というくらいシビアな舌小帯短縮症なのに、ビックリするくらい1回に沢山のおっぱいが飲める新生児がおられます。
体重のリカバーも大きいので、おっぱいのことをあまり知らない助産師だと「まっ、いっか。」と思いがちです。
これはどういうことを意味するのでしょうか?
この現象は、量としては新生児のカラダの中におっぱいは入っていますが、正しく飲めているのではないことを意味しています。
効果的な乳頭刺激を受けなければ、おっぱいの立ち上がりは遅れるものですが、何故かおっぱいの立ち上がりが上手くいき、赤ちゃんが下手っぴちゃんなのに、「流れ出てくるおっぱいを流し込むように嚥下している。」から結果哺乳量測定すればメッチャ沢山飲んでいることになるのですね。
「流れ出てくるおっぱいを流し込むように嚥下している。」だけですから、舌の巻きつけが出来てなくても量が飲めるんです。
「流れ出てくるおっぱいを流し込むように嚥下している。」だけですから、通常下手っぴちゃんが哺乳動作時にしてしまいがちな、舌先で乳頭頂を弾いたり歯茎で噛んだりする必要性がないから、乳頭損傷は酷くならないし、うやむやのうちに治っていくこともあるのです。
 

しかし、元々は正しく飲めていない(=効果的な乳頭刺激なし)のにおっぱいの産生は長く続きはしませんから、或るところからパッタリとおっぱいの産生が急降下してしまいます。
で、おっぱいが足りなくなる。(涙)
こういう悲劇を起こさないために、産科入院中の母子に関わる助産師は「沢山飲めるか。」ではなく「正しく飲めるか。」をもっと重視していかなくてはならないのではないかと、SOLANINは考えます。

この記事をお読みになった赤ちゃんのお母さん、助産師のみなさん、率直な感想をお聞かせくださいませんか?

2015年1月12日 (月)

月経再来しても慌てないでね。

個人差が大きいのですが、産後の月経再来は完母であっても産後3~6ヶ月頃と言われています。
一般的には、月経再来しても分泌が低下するとかおっぱいが不味くなることはないと言われます。
しかし、現場を預かる者としましては、やはりそういう兆候は少なからずあると感じますし、お母さん方も「乳房の張りが低下した。」「赤ちゃんが怒っている。」などの悩みを相談される方も少なくありません。

たくさん分泌させるには赤ちゃんに頻回に飲んでもらうことです。
赤ちゃんにお話して、仮に不味くても飲んでもらうようにしましょう。(月経が終了すれば味は復旧しますよ。)
 

なのに時々、授乳間隔を空けて乳房を張らせたり、いきなりお餅やお赤飯を食べまくったりする方がおられます。
あの~、いつもSOLANINは言ってますが、それって真逆の対応ですからね。
月経期間中はお餅やお赤飯をたらふく食べても、思ったほど張らないこともあります。
しかし、確実に「ツケ」は後から利息付で回ってきます。
月経終了後にババ~ンと乳房が張ってゴリゴリの硬結が出来てしまいます。
そう、ボディーブローのようにある日乳房に痛みが走ります。
気が付けばマヨネーズ様のおっぱい(=通称マヨ乳)がっ。

くれぐれも、無茶はしないようにね。
一時的なことだから、慌てなくてもいいんですよ。

2015年1月11日 (日)

母乳育児中に蜂蜜を食べて大丈夫?

抵抗力が充分出来ていない1歳未満の乳児には蜂蜜を与えてはいけません。
厳禁です。
理由ですか?
そりゃあ あなたの赤ちゃんが乳児ボツリヌス症に罹るリスクがあるからです。
生命に関わる感染症ですからね。
軽く考えちゃいけませんよ。

そうなると、「母乳育児中のお母さんが蜂蜜を食べたら赤ちゃんがヤバいよね?」という発想になりがちですが、それは違います。
お母さんが摂取していただいても、赤ちゃんには何ら差支えありません。
勿論、嗜好の問題がありますから、蜂蜜嫌いなお母さんが無理やり摂取する必要性はありません。
しかし、蜂蜜好きなお母さんが、常識的な量を使用する≒例えば、プレーンヨーグルトやホットケーキを食べる時に垂らしたりする分には一向に構いませんね。

最近は少なくなったと思いますが、未だに祖父母世代から「蜂蜜は滋養があるから、赤ちゃんに食べさせなさい。」と勧められる方もいらっしゃるようです。
その場合は、上記理由を説明し、断固拒否してくださいね。
「加熱したらボツリヌス菌は死滅するのでは?」というのは間違いです。
ボツリヌス菌の生命力はホントに強くて、100℃に加熱しても10分程度ならばまだしぶとく生き残るそうです。

ちなみに、蜂蜜を食べさせてしまい乳児ボツリヌス症に感染した最高月齢として過去に報告されているのは11ヶ月なので、蜂蜜解禁は1歳のお誕生日を過ぎてからにしてくださいという根拠は、そういう実例があるからだとご理解くださいね。

なお、早産児さんにつきましては、出生時の週数により異なる(ケースバイケース)と思われますので、暦で1歳になられる頃に、「ところでうちの子はいつから蜂蜜解禁しても差し支えないですか?」と、忘れずに主治医に確認しましょうね。

扁平乳頭・小乳頭を咥えさせる!

扁平乳頭をたとえてみると、パッと思いつくのが、「くるみボタン」です。
(知ってますよね?洋服と共布で、作るあのボタンです。)
大きさはともかく、平べったいのですね。

小乳頭は、私の知る限りでは、小豆1/2くらいの大きさでしょうか。 

こういう場合でも、乳輪が広ければ特に問題なしですが、乳輪が狭ければ開通マッサージをしてほぐす必要があります。

問題は滑りやすいため、赤ちゃんがお口で捉えにくいということです。
この時、介助者がしゃかりきになって、赤ちゃんの後頸部をガシッと掴み、お母さんの乳頭にお口を押しつけると、さらに厭がって仰け反りますから、そういう介助をしてはいけませんよ。
じゃあ、どうするかって?
それはね、赤ちゃんの後頸部を支えるのはソフトに(でも、もちろんぐらつかない程度に支えて)赤ちゃんが自分のチカラで、喰らいつくのを待ってほしいのです。
イメージ的にはカンガルーケアみたいにね。
気が急けると、赤ちゃんがギャン泣きしますが、そういう場合はお母さんか介助者が語りかけながら、赤ちゃんを抱っこしたままスクワットすると、ほぼ落ち着きます。
それからもう一度仕切り直しするのです。
 

乳頭・乳輪のコンディションを整えたら、赤ちゃんのチカラが引き出せるような授乳介助をしてね。
何度も介助してもらってるうちに、お母さんも赤ちゃんもコツが分かってきますから。
保護器ナシでも直母できますよ。

2015年1月10日 (土)

6年前の今日からです♪

当ブログの前身である雨風呂での『最強母乳外来』の開設日は2009年1月10日ですが、お蔭様で今日で丸6年を迎えました。
明日からはいよいよ7年目に突入です。(笑)

振り返ってみますと、SOLANINがブログ開設した頃にも助産師の書くブログは幾つかありましたが、大抵は、「○○を食べました。」とか「△△に旅行しました。」とか「◎◎をゲットしました。」といった日常のあれこれを綴る、不定期アップの日記ばかりだったと記憶しています。
妊婦さんや授乳中のお母さんに向けて発信する(しかも毎日定時更新してコメント返しもほぼ完璧に行うという超ハードなスタイル!)ブログは皆無だったと記憶しています。

今やブログ的には結構老舗クラスになってまいりましたが、母乳育児の推進とその支援を行うという方針は全く変わりません。
母乳育児で悩んだ時、誰に訊いたらいいか分からない時、当ブログを検索されご活用いただけたら幸甚です。
SOLANINは、母乳育児をされるお母さん達が決して難行苦行ではなく、おっぱいで育てる喜びを実感され、モチベーションを継続してていただけたらと常に願っています。
そのためには、まずは正しい知識を身につけることが肝要ですし、そのために当ブログは存在すると自負しています。

さて、過去記事を拾い集める作業もいよいよ終盤となりました。(おそらく年度末には作業完了になる予定です。)
読者のみなさま、引き続き当ブログのご愛読を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

開通すれば分泌は変わる!(つづき)

昨日の記事で「開通すれば分泌は変わる!」というものを書きました。
その時の登場人物のAさんとIちゃんですが、9日に2週間ぶりに出会いました。

念のためということで、母乳外来の受診を希望されたのですね。
久しぶりに診るIちゃんは、とってもムチムチになっていました。
明らかに頭がでかくなっています。
「この2週間何か変わったことは?」と尋ねると「よくおっぱいを吐くのですが、大丈夫でしょうか?」とのことでした。

生後25日目に3052gだったIちゃんは、生後39日目には3880gになっていました。
生後25日目に直母1回量を計ったら94gも哺乳していてビックリしましたが、生後39日目には計ってみたら142gも哺乳していたので、SOLANINはたまげてしまいました。
これって、7kg級の赤ちゃんの平均的な直母1回量ですから。

おっぱいを吐いても止むを得ないというか、ここまでくると、不可抗力ですな。
Iちゃんの場合満腹中枢が形成してくるのは、う~んと早くてお正月過ぎですから、先は長いです。

その間の吐きもどし防止対策としては、おっぱいの後はバウンサーに据わらせることに決定しました。(っていうか、それしか打つ手がないので・・・)
おっぱいが上手くいかなくて、「搾乳はいつ止められるのか?」と悩んで、一時期おっぱいに対し前向きになれなかったAさんですが、今ではすっかり自信が付いたみたいです。
陰ながら支えていて良かったと思いました。
私も嬉しかったです。

2015年1月 9日 (金)

インフルエンザに伴う乳腺炎時の受診タイミング。

インフルエンザに伴い、乳腺炎症状を併発することがあります。
元々がインフルエンザなので、通常の乳腺炎時とは異なり、左右両方の乳房が痛くなることもあります。
インフルエンザでしんどいのに、乳房が痛いのは堪りませんね。
早くラクにしてほしいお気持ちはとてもよくわかります。

但し、インフルエンザでしんどい最中は母乳外来も助産院も受診することはできませんよ。
ほとんどの助産師はインフルエンザの流行に先駆けワクチン接種を済ませてはいます。
しかし、母乳外来や助産院には抵抗力の弱い妊産婦や赤ちゃんが通われていますから、バリバリのインフルエンザの方が受診されますと、周囲にウィルスをバラ撒く&自分のことしか考えていない非常識な人扱いされてしまいますよ。

乳房が痛いのであれば、ひとまずは当ブログの過去記事をご参照いただき、ご自分で対処可能な方法を実践してください。
タミフル®の内服やリレンザ®の吸入などインフル対策を講じれば、スムーズに解熱もしてくれますし、我が子に感染させるリスクを考えたら、含嗽・手洗い・マスク装着とともに服薬されるのがベターでしょう。
母乳外来や助産院の受診は解熱後丸2日を経過してからでないと拒否されると思いますので、ご注意願います。
最低限のマナーは守りましょうね。

開通すれば分泌は変わる!

確実な頻回授乳をしていれば、本来乳房マッサージは無くても差し支えありません。
それが出来ない場合、例えば赤ちゃんの吸啜力が微弱で、搾乳を補足しなくてはならない状況ですと、乳管の開通が今一つでストップしてしまうことがあります。

Aさんの搾乳量は400ml/日で、懸命に搾乳を続ける日々でした。
搾乳依存型ということで、母乳栄養としてはまぁいいとして、直母が出来ない辛さがありました。
赤ちゃんのIちゃんは、吸啜力が微弱で3分1クールが精一杯という状態が退院後もずっと続いており、どうしたものかと困っていました。
お母さんの不安も強く、「おっぱいで頑張ろうと思っても、気力が萎えそうで。」ということで、退院後のフォローをきめ細かくしていました。
生下時 2214g(逆子・経膣分娩・36週)
9日目  2288g(退院日)
15日目 2402g
17日目 2488g
・・・という経過でした。
お母さんのAさんは乳房うっ積とうっ滞がキツくて、入院中は『柴苓湯』の処方や『糾励根』の湿布を貼りまくっていた方でしたから、おっぱいが出ないことはなかったのですが、どうしても直母1回量が10~20g以上哺乳出来なかったのです。
 

通常はIちゃんくらいの週数や体重があれば2週間くらいで直母にシフトすることは可能ですが、とてもぢゃないけど搾乳をストップするのは無理でした。

17日目の段階で、ある程度乳房のコンディションが整ったので、思い切って乳房マッサージをしました。
(入院中他の助産師が2回ほど乳房マッサージをしたのですが、時期尚早だったのか、収拾がつかなくなるほどの張り返しをきたし、恐ろしくて出来ない状態でした。)
 

乳房マッサージを開始して15分後のことでした。
いきなり「ぶちん!」と弾けるような大きな音がしました。
それとともに、おっぱいがジャージャー出てくるようになったのです。
普通の乳栓数個分ではないかというくらいの大きな音でした。

その日から、Iちゃんのお口から溢れるくらいのおいっぱいが出てくるようになったとのことです。
問題はそのおっぱいを飲めているかどうかでした。
お口からダラダラ零すので、Aさんは「Iちゃんが飲んでるのではなくて、Iちゃんのお洋服が飲んでいるのではないか?」と心配だったそうです。
また、「ぶちん」の後は、大して乳房が張ることが無くなり、搾乳も搾りにくくなったので「もしかして出なくなったのでは?」と心配だったとか。
 

ところが、Iちゃんはやってくれました。
退院時から17日目までの体重増加度は25g/日でしたが、17日目から25日目の体重増加度は70.5g/日に激増していました。
直母1回量も94gと断トツのアップで私の方がビックリしました。
念のため乳房チェックしましたが、グッドコンディションを維持しておられました。
搾乳はここのところ200ml/日だったそうですが、補足ではなく、乳房コントロールのためにあと1週間100ml/日は行い、次回2週間後までにはゼロにしていこうとAさんにお話ししました。
Aさんはとても嬉しそうで、「自信が付きました。」と笑顔でお帰りになりました。
次回再診がメッチャ楽しみです♪

2015年1月 8日 (木)

直母と搾母、どう考える?

最初にお断りしておきますが、この記事についてはまだ、確定した理論というのはないので、あくまでSOLANINの見解ということで、ご了解くださいね。

赤ちゃんの口腔内の機能は在胎週数や体重や出生時のアプガースコアなどにより左右されます。
お母さんの乳頭・乳輪の状態やそれに対する赤ちゃんのお口の大きさ、舌小帯の有無、舌運動の状況、吸啜に要する体力などの条件が揃わないため、直接授乳(=直母)がうまくいかないことがあります。
なので、最初の乳汁摂取方法が経鼻栄養のこともあるし、哺乳瓶を使用することもあるし、乳頭保護器を使用することもあるのが現実です。

赤ちゃんの発達には個人差があります。
早ければ出産予定日くらいには直母のできる赤ちゃんもおられます。
でもそれはかなりラッキーな場合です。
大抵は体重でいえば4800gを越えてから・・・が多いです。
こめかみよりも、ほっぺたが横方向に張り出してきてからですね。

満期産で体重が3000gくらいあっても、新生児仮死だった赤ちゃん、舌小帯短縮の赤ちゃん、えくぼのある赤ちゃん、巻き舌の赤ちゃんはなかなか上手に吸啜できないので、乳頭への刺激不足でおっぱいの分泌が遅れがちです。
乳頭混乱をきたし手いる場合は、直母しようとしたらギャン泣きされて、途方に暮れて凹むこともあると思います。

で、どうしても、まだ直母が難しい段階ならば、無理をせず、搾母を頑張るのでいいと思いますひと手間かかってるのだから、決して卑下しないでね。
搾母だけでは乳頭・乳輪が肥厚するということも言われますが、乳輪の少し外側から搾り、普段はオイルピチュして、柔かくなるようにお手入れすれば特に問題ないと思います。
母子分離の場合でも1日7回以上、1日400mlを目標に搾れば分泌は維持できます。
その時期が来れば何とかなることは確かにあります。

今貴女にできる精一杯のことをして、赤ちゃんの潜在したチカラが発揮できるように待ってあげようではありませんか!
根気が要ることもあるのです。

2015年1月 7日 (水)

授乳用のU字クッションを使って寝かせる際の注意点とは?

授乳用のU字クッションを使って寝かせると、過飲傾向ある赤ちゃんであっても身体がラクなので、呻いたり唸ったりすることが少なく、しゃっくりも止まり易く大きな利点があります。

但し、そのままではなく、お雛巻きをすることをお忘れなく!
そして、安全面で気をつけていただきたいことは、もしもお雛巻きがばらけるくらい暴れてもクッションから赤ちゃんの頭がずり落ちないようにするには、足元に「ダム」を拵えることです。
「ダム」を何にするかは、赤ちゃんが蹴り倒しても動かないものが適しているので、そういうものを選んでください。
例えば、重みのある大きめのパイプ枕やそば殻枕。
それだけでは蹴り倒したら動くのではないかと不安でしたら、枕の外側に鉄アレイorサンドバッグなど重みのあるものを置いといてください。
若しくは、5㎏とか10㎏のお米の袋とか。
U字クッションと「ダム」の窪みに赤ちゃんがちょこなんと納まるわけです。(笑)

赤ちゃんの身長が伸びたら、足先が「ダム」を越えるでしょうが、その場合は窪みに押し込めず、「ダム」の上に足をのせて頂いたら結構です。

乳房がパンパンに張らなくなったけど大丈夫?(3人目・生後2週間目以降)

乳房の緊満は出産の経験と共に変化します。
具体的には授乳間隔が3時間も空けば乳房はパンパンに張りますが、1人目よりも2人目そして3人目と後になるほど、MAXで張る強さが段々と軽くなります。
SLANINの勤務先でも助産師が乳房チェックさせてもらって、「○○さん、パンパンに乳房が張ってきましたね。」と、経産婦さんに声かけすることがあります。
が、後で聞くと皆さん口を揃えて「いやぁ~、確かに張ってるかもしれないけど、私の乳房の張りのMAX状態はこんなモノではありませんよ。もっと凄いんだからね。」と仰います。

また、授乳間隔が3時間も空けば「早くおっぱいを飲んでくれないかなぁ。」と感じるくらい強く張る期間も1人目だったら3ヶ月近く続く方も稀ではありませんが、2人目だとその半分、3人目だとそのまた半分・・・という具合に早い時期に張らなくなります。 

乳房は張らないのだけど、赤ちゃんが吸ってくれたら、おっぱいが射して来るというか、湧き出してきます。
出産の経験を積むほどに、予想していたよりも乳房の緊満は軽くなります。
乳房が張らなくなる理由のひとつには、1人目の時のように「お姫様状態」で産後の生活を送ることは不可能だからです。
もちろん、里帰り出産ですと、ご実家の親御さんがお手伝いをしてくださいます。
上のお子さんのお世話を肩代わりしてくださったり、大抵の場合お食事が上げ膳据え膳であり、大変有難いことではあります。
でも、1人目の時とは違いますよね?
家事を含めカラダを動かす時期も早いし、することも多いのですね。

このように乳房が張らない状況になると、今度は張って出ていた頃が懐かしく思えたり、張らないとおっぱいの出が悪いのではないかと心配になったり、年のせいで乳房が張らなくなったと勘違いされるお母さんは少なくないようです。 

でも違うんです。
パンパンに張らなくても、赤ちゃんが吸う刺激でおっぱいが出てくるようにお母さんのカラダが変化するのです。

なので、上のお子さんが完母だったら、多分次も普通に授乳していたら足りないということはない筈です。
それでも気になるならば、1ヶ月健診までの中間地点で赤ちゃんの体重増加度や抜き打ちの哺乳量測定をされたらいいのです。
万一不都合を来たしていたら、その時点で修正が利きます。
1ヶ月経ってから体重増加度が悪ければ、普通の小児科のドクターは「母乳分泌不足」との烙印を押しますし、そうなると問答無用でミルクの補足を指示されてしまいます。
それでは困るでしょう?
2週間健診のある病院だったら、必ず受診してくださいね。
ない病院だったら、保健センターに連絡して、家庭訪問を受けてくださいね。

2015年1月 6日 (火)

出過ぎるおっぱいの分泌を抑制する方法。

おっぱいがたくさん出る、出過ぎるというのは周りのお母さん友達からも羨ましがられ、医療者からも「ぜいたくな悩み」のようにとらえられがちです。
でも当事者にしてみたら、大変です。
なかなか理解してもらえない辛さがあると思います。

分泌過多になるには様々な理由がありますが、対策は共通していますから、対処法を述べますね。 

①搾乳は出来るだけ控えます。
間違ってもおっぱいの後にカラになるまで搾る・・・なんてことはしないでくださいね。
どうしてもの場合は圧抜きを服の上からでいいのでしてください。
搾乳はお握り搾りでいいです。
②冷罨法をする・・・つい最近も書きましたが基本的に乳房はは冷やすものではありません。
でも、時と場合によります。
ジャガイモ湿布の上から冷やしてください。
③五苓散か柴苓湯を内服します。(最大1日分でOK)
④S○C式の基底部から揺り動かすマッサージはしないでください。
⑤腹部は温罨法をします。
⑥セージとペパーミントは分泌抑制の働きがあります。

これらを実践し日々の乳房ケアにお役立てくださいね。

2015年1月 5日 (月)

新生児のげっぷ出しのゴールデンタイム!

※最初にお断りしておきますが、この記事で対象となるのは、直母のみの完母の新生児です。

直母後にげっぷをさせようとして悪戦苦闘している新米お母さんは大勢いらっしゃることでしょう。
下口唇をパカパカさせるような下手っぴちゃんならいざ知らず、普通以上の哺乳力をお持ちの場合、1回の哺乳に呑み込む空気はそんなに多くはないものです。
1日10回以上の頻回直母をしていらしても、恐らくですが、「これも一応げっぷになるかな?」というレベルの吐息(?)を算入しても、せいぜい2~3回/日も出れば、御の字というのが正直なトコロかと思います。でもね、げっぷを出すにはゴールデンタイムがあるってご存知だったでしょうか?

それはですね、哺乳終了後10分間なのです!
1それ以降に出ることは全く無いとは申しませんが、確率的にグ~ンと低くなりますね。
本気でげっぷを出したいなら、お母さんの片方の肩にガーゼやタオルなどを載せて吐乳ガードをしっかりした上で、縦抱きで担ぎ上げるようにします。
この時、赤ちゃんのお顔はお母さんの肩より上になるようにしてね。
赤ちゃんの身体を海老のように丸くなるように支えつつ、(赤ちゃんは背中を反らせた逆海老状態でげっぷを出すことはまず不可能です。)腰の上から後頸部に向かって背中を撫で上げたり、軽~くトントンしましょう。
くれぐれも、鼓を連続でポンポン叩くような早いリズムと強い力は謹んでくださいね。
赤ちゃんが痛がって泣いちゃうorうっとりして眠りそうなのを起こしてしまうのが関の山ですから。(汗)
それでもどうしても出ない場合は、安全対策として背中にクッションを当てて横向けに寝かせてもいいですが、明らかに過飲傾向があるのならば、授乳用のU字クッションを当てて上体起こしの姿勢で寝かせてあげるといいですよ。

指しゃぶりをしながらおっぱいを飲む赤ちゃん。(困)

O式のセンセイはおっぱいの味が不味い時やお母さんが喫煙・飲酒した後やお母さんが神経質だったりすると、おっぱいを飲みながら指をしゃぶると仰います。

こういう現象は早くても3ヶ月以降にしか起きません。
また、10ヶ月頃には自然としなくなるようです。
 

赤ちゃんが左右どちらのおっぱいでもこのように指しゃぶりしながらおっぱいを飲むならば、たまたまやってみたら面白かったということが癖になったと考えられますが、特定の片方だけならば、やはり味に左右差があることが想定されます。
例えば乳腺炎の後だとか、片方が出方が少ないとか。
赤ちゃんにとって美味しい方はそのままで、今イチな方は指しゃぶりしながら飲むかぁ~ということです。(それってちょっと・・・かなり・・・失礼しちゃいますが・・・)

喩えてみれば、炊きたて御飯なら銀シャリでも美味しいけれど、冷や御飯ならふりかけ頂戴って感じかな?(しゃぶる指が“ふりかけ”なんですね。)
でも、お母さんの乳首と指の2本吸いはゆがめ飲みの元凶ですから、さりげなく指を外してお母さんと握手しながらおっぱいだけを飲ませましょう。

2015年1月 4日 (日)

乳房の緊満のコントロールについて。

初産で3ヶ月以内ですと、授乳間隔が3時間も経てば、乳房がほんわか温かくなったり、強烈な場合はカチカチになってきます。
左右同じように緊満しているならば、同じように先搾りしてからおっぱいを飲ませるといいのですが、過去の記事にも書いたように、「利きおっぱい」はあるわけで、片方だけカチカチになるお母さんもおられることでしょう。

これはつまり、片方だけ分泌過剰な状態です。
コントロールとしては、緊満しないほうから飲ませるようにすることと、授乳の度に先搾りするといいのですが、あまり緊満の程度がキツくなければ、毎回でなくてもいいです。
また、乳頭・乳輪が柔らかく、舌で巻き付けやすくなる程度にすれば充分です。
分泌過剰な方ですと、片方の乳房からだけで100mlくらい搾れてしまうこともありますが、それをやっちゃうと、2時間後にはおっぱいが暴発しそうになるおそれがありますから、止めてくださいね。
 

それから、基本的に乳房は冷やさない方がいいのですが、左右差が出過ぎて、カップサイズが3つくらい変わるなら、分泌過剰な側だけ数日間冷罨法することもあります。
じゃがいも湿布で宥めることもあります。
飲み終わった後、乳房を触って、痛みを伴うしこりがないかどうか、時々チェックしてくださいね。

2015年1月 3日 (土)

体内時計が作動する頃なのに、3時間毎の授乳。(4ヶ月)

通常、赤ちゃんに昼夜のリズムが出来てくる頃は満期産で生まれた赤ちゃんであれば、満2ヶ月頃と言われています。
それまでは3時間内の授乳に明け暮れる方が殆どですが、ホントに急に、或る日を境にして夜中の授乳が4時間とか5時間とかド~ンと間隔が空いてくる日がやって来てお母さんビックリという展開になって来ます。

ところが中には、「いつまで経っても3時間毎に授乳なんです。しかも、左右ともしっかり飲むんです。(嘆)」という赤ちゃんのお母さんの声を聞くことがあります。
昼寝が長過ぎるとか、朝寝坊といった生活のリズム的な問題は無いそうです。
日中の授乳回数も1~2時間毎なので、特に間隔が空き過ぎというわけでもない。
かと言って夜泣きがどうのこうのという月齢でもないし。
何故こうなっちゃうのでしょうか?

恐らくですが、標準以上のペースでグングン大きくなっていらっしゃるorスタミナが溢れている赤ちゃんではないでしょうか?
それ故、より一層のエネルギーを要求することが推定されます。
ん~、ちょっと大変だけれども、これは合わせるしかないのでは?と思います。

勿論、寝言泣きか?の場合もありますから、暫くトントンして眠ってくれるならそれで善しですよ。
でも、フギャフギャと勢いよく泣き出してしまうなら、どうしようもないですから、これは早急に授乳した方がお母さんも早く眠りにつけるでしょうし、対応としてベターでしょうな。

副乳への対処法。

副乳のある方、皆さんの中にもいらっしゃるかと思います。
実はヒトの乳腺組織は乳房だけにあるのではなく、腋窩(=えきか)から腹部まで、存在する可能性はあります。
その中で目立ってきたり、多いのが、腋窩に出来るグリグリです。
片方だけの方もあり、両方に出来る方もあります。

普段の生活では、全く気がつかないと思われますが、出産され、おっぱい工場の立ち上げ期にさしかかると、だんだん大きくなってきます。
副乳の大きさは様々で、小指で押さえたくらいのものから、バクダンアイスくらいまであります。
副乳が大きくなる時は乳房が張って来たのと同じく、熱感や圧痛があります。
放置してラクになるものではありません。
対処法としては、冷罨法です。
小さい保冷材をガーゼなどに包み、当てます。
(時々アイスノンを当てようとする、せっかちさんがおられますが、両脇に抱えた日にゃあ、30分以内に北極に移住したみたいにドン冷えになりますから、そういう荒くたいことはしないでくださいね。)
副乳がすっかり引くまで数日はかかりますから、その間は根気よく冷罨法をしてくださいませ。

2015年1月 2日 (金)

おっぱいに左右差がある時の対処法。

以前にもタイトルに近い記事を書いたように思うのですが、最近プチメでの質問として複数あったので、書きますね。
人間には、利き手、利き脚などがあるように、私は『利きおっぱい』があると思います。
それは、一般的にお母さんが飲ませやすかったり、赤ちゃんが好きだったりということで、何となく決まってくるようです。
もちろん、どっちも同じとか、お母さんの得手と赤ちゃんの好みが逆とか、バリエーションはあります。
両利きの方だっておられるし、子供時代に左利きから右利き(スポーツだとその逆もあり)に直させられた方だっておられますからね。

まぁ、それはともかく、例えば右が『利きおっぱい』だったとしたら、一般的に分泌も右は左よりも多いわけです。
そうすると乳房の体積も左右差が1vs3とかになったりします。
気が付くのが遅れたり、放置すると左右差が拡大することもあります。
 

対処法としては、この場合、左スタートで3~5分飲ませて、多分それくらいで赤ちゃんが乳頭を引っ張ったり、小言を言ったり、離すので右に変えます。
右を5~7分くらい飲ませてから再び左で締めます。

1回目にスタートした方が、強い刺激を受けるので、左にカツを入れる意味でそうします。
『利きおっぱい』の方は2回目でも刺激は充分なので、後に飲ませます。
右は生産量が多いことが想定されるので、分数を長めにして、おっぱいが滞留しにくくします。
3回目の左は乳頭への刺激の意味です。
 

このようにしていくと、少しずつ左右差は縮まります。
赤ちゃんが片方だけを嫌がらないように、気をつけて飲ませると良いですね。

2015年1月 1日 (木)

冷えが強いと、おっぱいが硬くなる。

年が明けて、寒さが増してきましたね。
今日SOLANINの住むまちでは、雪が降りました。
午前中は快晴だったのに、午後になりふと外をみたら一気に白一色ですわ。

このように寒い時期は、元々冷え性な方は勿論のこと、そうではない方も冷え易くなります。
末梢の冷えは仕方ないと諦めていませんか?
それはいけませんぞ。
暖かいお部屋で過ごし、決して水仕事をした直後でもないのに手足の指先が冷たくなり、感覚が変になるのは立派な冷えです。
そのくらい酷く冷えると、乳房の血液循環も悪くなり乳房が硬くなり易いです。
乳房が硬いと、赤ちゃんはおっぱいが飲み辛くなるのよね。
それまで何ともなかったのに、急に乳腺炎になることもありますから。
新年早々、助産院や母乳外来のお世話になるようなヤバいことは誰だって避けたいでしょう?

あっ、でも難しいことはしなくてもいいですよ。
応急処置としては、靴下を二重履きしたり、足裏や仙骨付近にカイロを貼ったり(←低温やけど注意!)、足湯をしたり、ストーブやファンヒーターで手を擦りながらあぶったり、肩回しの体操(←きっと、いつもより肩凝りが強いと思われます。)をしましょう。
冷えが改善してくると、おっぱいの硬さって和らぎますよ。
赤ちゃんもおっぱいを飲み易くなるし、助かります。
乳腺炎になられても早く治るし、いいこといっぱいです。
手先の冷えの改善の目安は、寝ぐずりで手の温かい赤ちゃんとイーブンなくらいにお母さんの手が温かいかどうか?です。(笑)

搾乳器を使ってはいけない時は?(若干改訂版)

ずばり、乳輪が浮腫む時です。
使うと余計に浮腫みます。
不必要に痛いし、治りが遅くなります。
電動でも手動でもいけませんな。

この他は、乳管開通がまだ不充分な段階ですな。
特に乳房鬱積が解除されていない段階で使ったら、悶絶するくらい痛いのに、雫1滴ハイ!終了!…ってなことになっちゃうでしょうな。

乳輪が浮腫むと乳輪の皮膚の部分がテカっとして、マカロンの片割れくらいの圧さにぷっくりしてきます。
たまに浮腫みの自覚症状が無い方がいらっしゃいますが、上記記載事項を参考にチェックしてみてくださいな。

« 2014年12月 | トップページ | 2015年2月 »

カテゴリー

2020年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

アクセスカウンター

  • アクセスカウンター
    現在の閲覧者数: