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2015年1月 8日 (木)

直母と搾母、どう考える?

最初にお断りしておきますが、この記事についてはまだ、確定した理論というのはないので、あくまでSOLANINの見解ということで、ご了解くださいね。

赤ちゃんの口腔内の機能は在胎週数や体重や出生時のアプガースコアなどにより左右されます。
お母さんの乳頭・乳輪の状態やそれに対する赤ちゃんのお口の大きさ、舌小帯の有無、舌運動の状況、吸啜に要する体力などの条件が揃わないため、直接授乳(=直母)がうまくいかないことがあります。
なので、最初の乳汁摂取方法が経鼻栄養のこともあるし、哺乳瓶を使用することもあるし、乳頭保護器を使用することもあるのが現実です。

赤ちゃんの発達には個人差があります。
早ければ出産予定日くらいには直母のできる赤ちゃんもおられます。
でもそれはかなりラッキーな場合です。
大抵は体重でいえば4800gを越えてから・・・が多いです。
こめかみよりも、ほっぺたが横方向に張り出してきてからですね。

満期産で体重が3000gくらいあっても、新生児仮死だった赤ちゃん、舌小帯短縮の赤ちゃん、えくぼのある赤ちゃん、巻き舌の赤ちゃんはなかなか上手に吸啜できないので、乳頭への刺激不足でおっぱいの分泌が遅れがちです。
乳頭混乱をきたし手いる場合は、直母しようとしたらギャン泣きされて、途方に暮れて凹むこともあると思います。

で、どうしても、まだ直母が難しい段階ならば、無理をせず、搾母を頑張るのでいいと思いますひと手間かかってるのだから、決して卑下しないでね。
搾母だけでは乳頭・乳輪が肥厚するということも言われますが、乳輪の少し外側から搾り、普段はオイルピチュして、柔かくなるようにお手入れすれば特に問題ないと思います。
母子分離の場合でも1日7回以上、1日400mlを目標に搾れば分泌は維持できます。
その時期が来れば何とかなることは確かにあります。

今貴女にできる精一杯のことをして、赤ちゃんの潜在したチカラが発揮できるように待ってあげようではありませんか!
根気が要ることもあるのです。

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コメント

産後よりブログ拝見させていただいています。年末に正期産にて2000グラムの男児を出産したものです。小さく生まれたからこそ母乳育児を頑張りたいと思っていました。けれどNICU入院での母子分離、おちょぼ口で直母がでない(押さえ込んでラッチオンさせるが乳首がすべって舌の上にのらない。そして大泣き)、保護器を使っても母乳のグラムがつかない、産後3週間経つのに搾乳で30gほどしか絞れない...乗り越えないといけない壁が大きすぎて可愛いはずの子どもが怪獣にみえてしまうほどノイローゼ気味な毎日でく。

O式の助産院に通い、頻回授乳とラッチオンの練習を指導されましたが、そもそも保護器を使用してもろくに飲めない我が子は脱水のような症状が出てしまいました。もう誰を信じたらよいのか分からず、いま藁にも縋る思いでブログを読んでいます。

大きくなれば直母できるお口になって吸てつ力がつくのを信じていますが、いかんせん母乳量がすくなくて...。授乳練習の間に搾乳もしていますが、産後3週間たってからの搾乳量の増加は見込めるのでしょうか。行き先が見えず泣いてばかりの不安な毎日です。

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