タンデム(=同時)授乳のあれこれその3。
時々、赤ちゃんを押しのけてでも、先におっぱいを欲しがるお兄ちゃん・お姉ちゃんのお話を聞くこともあります。
赤ちゃんの受け入れ自体は決して悪くなく、お母さんが困惑してしまうというパターンですね。
これは、愛と憎しみは紙一重ということを表します。
「赤ちゃんには歯が生えてないから、おっぱいしか飲めないのね。」
「ご飯はまだ食べられない。」
「●●ちゃんは、ご飯が食べられるから、お母さんの仲間だね。」
「最初はみんな、おっぱいしか飲めないんだよ。」
「ジュースもお茶も飲めないんだね。」
「だから、抱っこしておっぱいをあげることになるからね。」
「赤ちゃんはカラダが小さいから、おっぱいはゆっくりしか飲めないよ。」
「●●ちゃんもゆっくり飲んでたから、同じだよ。」
「だから、赤ちゃんがおっぱい終わるまで待ってあげないとね。」
・・・とまぁ、こんな感じですかね。
相手は子どもです。
仕方ないこともあります。
宥めるために、赤ちゃんを後回しにしなくてはどうにもならないことも、想定されます。
その場合は、“本来優先権は赤ちゃんにあること。”を言ってください。
“自分よりも小さい存在に先んじたことをする時は、必ず『赤ちゃんお先に、有難う。』と、譲ってくれたんだということに対する感謝の言葉を言わせてください。
この時、『赤ちゃん、ごめんね。』では授乳自体が悪いことになってしまいますから、それは言わせないでね。
お兄ちゃん・お姉ちゃんのおっぱい優先回数が2~3回/日位のだったら、赤ちゃんが発育不良になることは恐らくありません。
もちろん、赤ちゃんには10回以上/日の頻回直母をしましょう。
抱かれることで「自分はお母さんに愛されている。」と実感できるから、お兄ちゃん・お姉ちゃんの情緒の安定が促されてきますから。
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