« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »

2015年4月の記事

2015年4月30日 (木)

お勧めしたい書籍『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』

SOLANINがブックマークしているい方のお一人で、清水悦子さんという方がいらっしゃいます。
元々は理学療法士さんをされていた方ですが、お嬢ちゃんの壮絶な夜泣き体験から保育士さんの勉強をされ、資格を取得され、「夜泣き専門保育士」になられました。
現在はお茶の水女子大学大学院の博士課程で赤ちゃんの睡眠について研究をされているそうです。

生活リズムから夜泣きを改善するという日本人に合った形での方法を考えていらっしゃいます。
母乳育児の赤ちゃんには所々実現が難しい部分もあるかもしれませんが、洋書の翻訳本とは異なり、実践的な内容だと思いました。

しかも、寝不足でお疲れ気味のお母さんでもサクサク読めます。
Photo_5価格は税抜きで1300円(頁数は207)密林でも販売しているようです。

 


2015年4月27日 (月)

体重が2500g以上でも、早産児は早産児です。

NICUでの長期入院が予測される早産児、具体的には極低出生体重児(生下時体重が1500g未満)や超低出生体重児(生下時体重が1000g未満)であれば、保育器収容の上、人工呼吸器を装着されたり酸素投与を受けたりの状態がスタンダードです。
栄養方法も最初は輸液のみで、状態を見ながら鼻から栄養チューブを通して搾乳やミルクの注入開始となるのが一般的な対応です。
生命の維持と体重増加が大きな課題ですから、それは致し方ないというか当然のことです。
だから、瓶哺乳ましてや直母なんて遠い先の話と、お母さんもスタッフも、いい意味での割り切りが出来なくはないのです。
ただ、早産と言っても34~35週台生まれだったり、特に生下時体重が2500gを超えていたりすると、「意外と直母イケるんとちゃう?」と、お母さんもスタッフも欲目になっちゃうんですね。

しかし、34~35週台生まれの早産児は、生下時体重が2500gを超えていても、人工呼吸器や酸素に頼らなくて済んだとしても、早々と保育器から出してもらえたとしても、輸液がoffになったとしても、瓶哺乳でクタクタ飲み(滅多やたらと時間がかかる飲み方)が精一杯なのは当然ですし、仮に瓶哺乳がスムーズに出来るようになっても、直母をさせたらさっぱり量が飲めないということは、よくあることなのですね。

34~35週台生まれの早産児は、搾乳で充分な量を確保でき、乳房トラブルが皆無であっても、2500gを超えていても、口腔機能の発達や吸啜力は正期産の赤ちゃんとは全く異なるのが現実です。
それでも、「いやいや、ウチの赤ちゃんは直母で量が飲めますよ。」という方がいらっしゃったとしたら、おっぱいが分泌過多で常にダダ漏れ状態⇒流し込み直母が可能⇒正しく吸啜をしなくても、直母で量が飲めてしまっている・・・というカラクリなのです。

何となく諦めがつかないモヤモヤ感満載でしょうが、直母に拘り過ぎると1回当たりの授乳時間が長くなり、お母さんもスタッフも疲労困憊で共倒れになりかねません。
出産予定日くらい迄は、直母で量が飲めなくても「気にしない。」、搾乳が確保出来たら「それでよし。」、吸啜刺激が得られたらおっぱいの分泌には「好影響。」、直母の練習が少しでもできたのだから「ラッキー。」と腹を括ってください。
どうにもならないことで、うじうじ悩むとメンタルやられちゃいます。
時期が来れば解決への道標が見えてくることはあるのですから、焦らずじっくり待ちましょう。

2015年4月25日 (土)

赤ちゃんの状況により、母乳育児成功のための注意点が変わる。

<ご連絡いただいたこと>
いつも拝見しています。
3人目、1歳児の授乳中。
今は夜だけのおっぱいタイムになりました。
いつまで飲んでくれるかなぁ?
4月から保育園。
「もういいよ。」って言ってくれるまで飲ませようと思っています。

3人出産し、基本母乳で育てましたが、本当に出産した病院が母乳育児をどう考えているかでおっぱいが軌道に乗るかどうか、大きく違うことを実感しました。

長女、38週、個人病院で普通に出産。
2900gありました。
初のおっぱいで分からないことばかりでしたが、産院が母乳推進で糖水も安易に与えない所でした。
助産師さんも丁寧に対応して下さり、ミルクの補足なしで完母で育てました。
保育園に入るため1歳で断乳し、現在11歳です。

長男、33週早産、長女と同じ産院で生まれ、NICUへ搬送。
2100gでした。
産院では母乳分泌を促し、赤ちゃんへおっぱいを届けられるようにと早期から対応していただき、一か月NICUに入院している間、ミルクの補足なしで搾乳で育てられました。
ただ、小さかったことからかおっぱいを吸う力が弱く、すぐ疲れてしまう子でした。また、哺乳瓶で飲ませていたため、おっぱいは出るのに吸えなくて苦戦しました。
長男の入院していたNICUは母乳を大切にしていたので、看護師さんが直母の介助を積極的にして下さったことを覚えています。
退院後は開業助産師さんのお世話になりながら、母乳のみで育てられました。
保育園に入るため1歳8ヶ月で断乳。
今は8歳です。

次女、35週の早産、切迫で地域周産期センターのある県病院に搬送され、3週間入院していました。
2500gあり、哺乳力もまずまずでした。
が、この病院、母乳育児に関しては全く介助なしなんです。
夕方出産でしたが、次の日の朝、おっぱいを搾りたいと自己申告しましたが、まだいい、赤ちゃんの状態を見てきてからにしなさいと。
仕方なく、ベッドで1人コソコソと刺激を始める始末。
搾乳を始めても、全く指導ありませんでした。
NICU仲間のお母さん、1日3回、2時間くらい搾乳してると。
時間より回数が大事よと助言しましたが、助産師さんは何を見てるのでしょう。
退院後、NICUでも直母の介助はなし。
退院時のミルクの補足の説明もなし。

それでも、自分に母乳育児の知識があったからこそ、母乳の分泌を促したり、維持したりできたのだと思います。

次女は2週間の入院で退院後1週間、母乳のみで育てましたが、友人の助産師さんが体重を計りに来てくれて、日増一桁。
さすがにヤバいとミルクの補足を指示されました。
結局、1ヶ月健診までミルクの補足をし、完母になりました。

もし私に知識がなかったら、きっと今みたいにおっぱいタイムを楽しむ育児はできませんでした。
この病院で出産した方、ミルク率が高いように思います。

3人それぞれの出産、おっぱいについてもいろいろな経験をしました。
母親自身が知識を持つことの大切さを感じる出産でした。

残り少ないおっぱいタイムを楽しみます。
長文失礼しました。

<SOLANINからひとこと>
世間一般的なイメージとしては、「何処の病産院で出産しても、母乳育児に関しては、まぁだいたい同じような対応をしてくれるものでしょう?」ってなところなんでしょうね。
でも、こちらの3児のお母さんのメールには、お子さんたちの生まれられた状況、哺乳力・哺乳技術などが違えば、ひとりひとりの母乳育児を成功させるためのセオリーが異なるし、生後すぐに過ごす場所とそこのスタッフの知識・技術・病産院の方針が違えば、母乳率に違いがあることが記されています。
そして、自分の子どもを産んで母乳で育てるには、医療者任せのスタンスで臨むのではなく、お母さん側の知識や対処法が不可欠であることを教えてくださっています。
どうもありがとうございます!

当ブログの読者のみなさんのお住まいの地域は、もしかしたら病産院選択肢がほぼ無いトコロも少なくないでしょう。
バースプランを聞いてもらうなんて夢のまた夢という方もいらっしゃるかもしれません。
それでも、(いや、それだからこそ)端っから何も学ぼうとしない、最初から諦めるのは、人の親になる者として、無責任過ぎやしないかとSOLANINは思います。
正しい知識を持つことは、育児不安の解消に繋がるし、前向き育児の根幹にかかわってくることですからね。。
学ぶことを厭うことお母さんになることだけは避けてくださいね。
そして3児のお母さんは、残り少なくなってきたおっぱいライフをどうぞ満喫してくださいね。

2015年4月23日 (木)

挙児希望も懐妊せず。断乳するしかないのか?(1歳7ヶ月)

<ご相談内容>
いつも心の拠り所にして読んでいます。
1歳7ヶ月のおっぱい星人を育児中です。
娘は離乳食が始まってから急におっぱい星人になり、保育園に行く今も夕方帰宅すぐ、就寝前、明け方は必ず授乳が必要です。
休みの日など一緒にいれば昼間授乳回数は増えます。
このまま娘が自然卒乳するまでぜひ好きなだけ飲ませてあげたいです♪

しかし、私たち夫婦の年齢のこともあり、そろそろ二人目をと考えています。
月経はちょうど1歳で再開し、周期も25~28日とずっと安定していたので、そのまま妊娠出産、夢のタンデム授乳に…と思っていましたが、ここ3ヶ月試みても妊娠しません。
基礎体温を計ってみたところ、高温期が4日しかありませんでした。
授乳が原因かな~とは思うのですが、母子共に心の安定のために授乳が必要な現状があります。
それでも断乳しか無ければ、断乳しようかと思っています。
やはり断乳しかないでしょうか。

<SOLANINの回答>
まずは、記帳された基礎体温表を持参され、産婦人科受診をしてみましょう。
元々が授かりにくい体質(何らかの治療をされ、ご懐妊されたというよう経緯がある)のであれば、尚更です。
そういう経緯な無いものの、検査の結果、授乳が原因で排卵が起きていないのであれば、お子さんの年齢から考慮して、言い聞かせ卒乳という選択肢もアリかなと思います。

ただ、いざ、産婦人科受診され、検査の結果断乳を命ぜられたとします。
その際、いきなりホルモン剤による治療開始されるのか、漢方などで体質改善を図るのか、どのような展開になられるかは未知数です。
でも、もしかしたらあと数ヶ月であっさり自然卒乳という可能性もあるでしょうし、これが1年先2年先だと待てないかもしれませんが、数ヶ月先だったら待てると仰るのであれば、待ってあげてもいいのでは?とも思います。

2015年4月22日 (水)

超短時間睡眠でも、毎日元気な子はスタミナちゃんかも?

2DKとか3DKのアパートやマンション、社宅や官舎等にお住まいの赤ちゃんのお母さんが1日1歩も外出せず、家事と育児に明け暮れていたとして、大体何歩くらい歩くのか、万歩計で測ってみたことがありますか?
私はあります。
何回測っても1000歩を超えることは稀でした。
オトナの女性が1km歩くのに要する時間は大体12分間かかります。
1万歩歩くのに要する時間は約1時間半かかります。
そう、7km歩くことになります。

個人的な昔話ですが、我が家の3人組は揃いも揃って赤ちゃんの頃からスタミナちゃんで、お昼寝は超短時間睡眠で、毎日家事が捗らずうんざりしていました。
特に長女H1は10ヶ月には達者に小走りする有り様で、大きなお兄ちゃん達の動きに付いて行ける子でした。
H1が1歳半過ぎになった或る日、私と子ども達3人連れで、1日ずっと外出していたことがあります。
公園で8時間くらい遊び倒し、お昼はバーコラの下で持参したおにぎりとお茶で済ませ、お昼寝はさせず、お買い物もベビーカーは使わず、何から何まで全て徒歩で過ごしたことがあります。
その日、ふと思いつきで、朝イチからスタミナH1に万歩計を付けたてみたところ、夜就寝までの彼女の歩いた歩数は・・・なんと24000歩を超えていました。
その日は生まれて初めてH1はメッチャよく眠りました。
もちろん私も爆睡しました。
1歳半過ぎのチビちゃんですから、オトナと歩幅は全く異なりますから、一概には申せませんが、オトナの女性に換算したら15kmくらい歩いたことになります。
 

オトナの女性が毎日15km歩くことはまず無いですよね?
毎日遠足しているようなものですからね。
そんなことをしたら、脚に実が入ってパンパンになりますって。(汗)

そこまでしたら、夜間良眠してくれるって、ウチのH1って、どんだけ体力が有り余っているの?ってことになりますよね? 

読者さんのお子さんで、「トコトコ歩くようになったのに、中々長時間眠ってくれない。」「しっかり遊ばせているのに、いつもお昼寝は超短時間睡眠で困るわ。」とお嘆きの方、もしかしたら、ウチのH1のようにスタミナちゃんかもしれませんよ。
お母さんは毎日消耗戦ですが、家事はほどほどに手を抜いて、頑張りましょう!

2015年4月21日 (火)

母乳分泌は良好なのに、直母量が増加しない。(生後4週目)

<ご相談内容>
初めまして。
まだ、相談は受け付けていらっしゃらないでしょうか?
そうだったら、すみません。
生後4週目の男児の母です。
母乳育児に行き詰まり藁にもすがる思いでコメントさせてもらいます。
母乳は出るのに(搾乳で左右合計80ml程度)、一向に直母量が増えません。
時間をかけて直母→結局ミルクか搾乳を足す→乳が張るので搾乳をする…で一回の授乳に一時間半ほどかかり、時間にも余裕ができず心身共に参ってきています。
飲めない原因として、乳輪&乳頭が硬い・乳輪の奥の方が硬い(と助産師さんに言われた)・乳房が張っている+陥没かつ裂状乳頭のため吸い付きにくい(含めているから問題はないと言われましたが)ことが考えられます。
母乳外来に行ったり、こちらのブログも読ませてもらって、授乳前に乳輪部が柔らかくなるよう圧抜きのマッサージをしたり、保護器のように哺乳瓶の乳首をあててみたり、いろいろな体勢をやってみたのですが、一向に直母量が増えません。
左右で良くて20gです。
乳輪部までガバッと咥えさせることはなんとかできても、押すと母乳がピューっと出る部分を子は刺激できていないようです。
あと、上唇を巻き込んでいることが多いので指で補正するようにはしています。
これは、子が成長して力がつくのを待つしかないのでしょうか?
母乳が出てくるポイントさえ押してくれたら、直母だけで足りるのに…と虚しくなってきます。

ちなみにBFHで出産しましたが、子は黄疸で入院したため結局NICUで哺乳瓶を使い、家でも搾乳やミルクを哺乳瓶であげています(NICUで使っていた母○相○室、母○実○の2種類を家でも使っています)
子は3500gで産まれたので力が無いわけではないと思いますが、母○相○室の乳首で60mlくらい飲んだら寝てしまいます。

<SOLANINの回答>
相談者さんの赤ちゃんは生下時体重も大きく、満期産でお生まれでしょうに、何故か直母量が増加しなくて、搾母中心の授乳になっていらっしゃるのですね。
そのため、1回の授乳時間に1時間半も要し、心身の負担も大きいのですね。

或る意味、我が子が早産児や低出生体重児だったら、相応の理由があるので、お母さんも周囲の方も、「きっと、その日(=哺乳力が向上し、直母だけで哺乳量が賄える日)が来るまで待たなくてはならないのね。」と、納得し易いと思われますが、なまじこれといった理由が見当たらないので、困惑・不安が誦経するのではないかと思われます。

大きく生まれても、満期産で生まれても、直母量が一向に伸びないとしたら、極度の舌小帯短縮症か、いわゆる舌癒着症と言われるものか、極度の高口蓋か、極度に上口唇小帯が太く口唇巻き込みし易いか、粘膜下口蓋裂か、眠り姫・眠り王子なのか、筋緊張が低いためか・・・などの理由が想定されます。

口腔案件が理由でないかどうかは、まずは1ヶ月健診の場で小児科ドクターに診て頂き、可能性があれば、口腔外科ドクターにご紹介頂き、別の目(≒視点)で診てもらってもいいかもしれませんね。
口腔案件では無さそうならば、スタミナ増強(≒覚醒時間の増加)、筋力の向上を待つしかないので、しっかり搾乳され、分泌の維持を図ってください。
また、瓶哺乳をされていますが、2種類使用は良くないと思います。
特に相談者さんの赤ちゃんの場合、母○実○®は、使用を差し控えられた方がベターですよ。
ちなみに、生後4週目の時点で、母○相○室®を使用し、60m哺乳で眠るというのは、どちらの案件の可能性もあると推察されます。

2015年4月19日 (日)

果たしてこれは、質の悪いおっぱいなのか?

<ご相談内容>
1歳8ヶ月になる娘がいます。
1歳2ヶ月で夜間断乳に成功し、これまで日中に1〜3回ほど授乳していました。
12月は旅行などがあったこともあり、飲まない日もあったりで先月は2~3日飲まないこともありました。
数日前突然おっぱいから半透明の黄みがかった粘っこいものが出るようになり、味見するとしょっぱくて美味しくありませんでした。
夫はもうおっぱいは悪くなっているから、娘が病気になるからおっぱいをやめるように言われてしまいました。
娘もおっぱいを飲んで顔をしかめ「いらない」というのでこれで卒乳となりそうです。
(と、いいつつ乳首を触ったり味見したりはしたい様子です)
おっぱいに顔をくっつけてニコニコしている顔を見ると2歳くらいまではあげたかったな〜とちょっと複雑な心境です。
生理予定日を過ぎても生理がこないのでもしかして妊娠しているのかなとも期待しているのですが。
ちなみに乳腺炎の時のような痛みやはりは一切ないのが不思議です。
このような質の悪いおっぱいをあげると本当に病気になるのでしょうか。
今後のために教えてもらえますでしょうか。

<SOLANINの回答>
①夜間断乳されて半年ほど経過していらっしゃるのですね。
②で、昼間の授乳も1~3回/日と、回数的に落ち着いていらっしゃること。
③そして、2~3日間、全くおっぱいを飲まなかったこと。
④月経再来予定日を過ぎていること。
⑤乳腺炎のような症状は無いこと。

これらの条件を重ね合わせますと、可能性として考えられるのは、ご懐妊されたのか、それに近い状態ではないかということです。
そのためいわゆるおっぱいの初期化(いいや。いわゆる・・・じゃないな。だって、この回答を書いている最中に、私の頭に降って来た言葉なので、多分ですがSOLANINの造語だと思うから。)が起こっているのでしょう。
なので、見た目的に黄色味があり粘稠(ねんちょうorねんちゅう)な性状で、味的にしょっぱくなったのです。
そりゃあ、全盛期の薄味でサラッとして仄かに甘いのと真逆ですから、美味しさの意味では、(お嬢ちゃんとしては)もう一つな感じなのでしょう。

決しておっぱいが悪く(≒品質劣化)なっているわけではありませんし、飲んだからと言って病気になるわけでもありません。
色や味だけ捉えれば、何となく乳腺炎チックですが、そうではないから、そのような所見が無いのですね。
ご懐妊されると、おっぱいは成分的に初乳みたいな状態に変化しますので、初期化という説明が、一番分かり易いかなと思った次第です。

ちなみに、おっぱいに含まれる免疫物質の話をすると、「確認事項?厭味な表現ですね。○○さんの本を読んで勉強しなさい。」といったツッコミ&揚げ足取りをされる方が再出現される予感がします。
ですので、恐縮ですが、このあたりで説明終了とさせていただきますね。

2015年4月17日 (金)

M I ペースト使用開始のタイミングは?

<ご相談内容>
いつも楽しく拝読させて頂いております!

5ヶ月半ばの赤ちゃんがいるのですが、
最近歯が生えてきそうです!(離乳食は満6ヶ月からを予定しています。)

そこで過去記事を勉強させて頂いているのですが、MIペーストについて質問があります。

ワンタフト、レノビーゴと合わせて使っていきたいと思っているのですが、MIペーストは乳製品アレルギーがある場合は使用できないとありますが、
まだ離乳食も始まっておらずアレルギーテストを受けていない場合は、MIペーストの使用は延期するべきでしょうか?

可能ならば虫歯予防の為使っていきたいと思うのですが、どのようにして取り入れていったらよいか記事にしていただけると嬉しいです!
どうぞよろしくお願い致します。

<SOLANINの回答>
この領域に関しては、師匠のMさんに教えを乞うSOLANINですが、先日お返事が頂けました。
以下、師匠のMさんのお言葉を要約させていただきます。

これから乳歯が萌出する時期の赤ちゃんですから、MIペーストの使用開始は、直ぐでなくても良いと思います。
何故なら、萌出するかなぁ~位の月齢では、カリエスリスクが低いからです。
(MIペーストの記事をお読みいただいているので、ご理解いただいていると思いますが)MIペーストは、喩えていえば、歯に栄養を入れるわけですね。
それよりも、この時期は、唾液を通して歯質強化を図る方が無難です。
せめて食品アレルギーのテストが出来る頃までは、使用開始は待たれた方がベターです。
それよりも、まず第一に虫歯菌に感染させない日々の努力が大切ですよ。

・・・とのことです。
離乳食を開始されたら、お箸・スプーン・コップ・お椀など食器は別にしましょうね♪
虫歯菌に感染さえしなければ、赤ちゃんは虫歯にはならないわけですからね。

2015年4月15日 (水)

乳頭乳輪鵞口瘡になったら母乳育児は諦めるべき?

<ご相談内容>
初めまして!!
乳頭乳輪鵞口瘡で検索かけたらでてきたので、質問ですが乳頭乳輪鵞口瘡になったらもう母乳育児は諦めるべきですか?
1月に乳首が切れ始めて、ピュアレーンをぬってましたが、なかなかなおらず出血、かゆみ、子どもの口の中の鵞口瘡に気がつきました。
1月なかばから治療を始めましたが、赤ちゃんにたまにすわせてるせいか治りません。
私は、皮膚科でルリコンクリーム?を処方してもらって、赤ちゃんはオレンジのシロップをぬってます。
段々母乳も出なくなってきてて、ミルクを飲んでくれるのでいいですが、できれば母乳で頑張りたいので、、おいそがしいところすいませんが、返事をお願いします。

<SOLANINの回答>
結論から申し上げますと、母乳育児を諦める必要は無いです。
赤ちゃんに吸わせているから治らないのではありませんよ。
相談者さんの身体の抵抗力が回復途上のためではないでしょうか?
いわゆる免疫力を高めるお食事を摂られたり、保温に留意されたりしていらっしゃいますか?
処方薬の塗布は、授乳の度にされていますか?
ラップは授乳の度に新しいものに貼り換えていらっしゃいますか?

この病気は吸啜時痛がハンパ無いので、痛みのせいで分泌低下していることも考えられますが、もしかしたら授乳回数が減ってきていませんか?
授乳回数が減るのであれば、搾乳して分泌維持を図らないと、おっぱいの分泌量は低下する一方ですよ。(汗)
そのあたりは如何でしょうか?
思い当たるフシはございませんでしょうか?
母子ともに治療を受けていらっしゃるのですから、完治までもう一息だと思いますが。
どうぞお大事になさってくださいね。

2015年4月13日 (月)

2人目妊活に向けて言い聞かせ卒乳へ(2歳)

<ご連絡いただいたこと>
SOLANINさん、はじめまして。

3月で2歳になる息子がいますが、2人目を授かりたくて断乳を試みようと計画を立ててます。
息子はコルネリアデランゲ症候群という成長発達障害があります。
体外授精で授かり、産まれた時も37週0日で骨盤位だったのと前駆陣痛が激痛で帝王切開しました。
出生時は2207g、46cmでした。

妊娠中からSOLANINさんのブログを読んで完全母乳で育てたいなって思っていました。
とても幸運なことに完全母乳で育てられて、疾患のため現在やっとやっと体重7キロ、身長73cm位です。
離乳食の進みももちろん遅くて、やっと最近離乳食後期にさしかかってきました。
水分もやっとコップやストローで飲めるようになり、それまでは母乳以外いつもトロミをつけて水分摂取してました。

育児に、療育に、毎日必死で、ふと後ろを振り返ると涙が出そうですが、小さな身体でゆっくり自分のペースで成長する息子が可愛いくてたまらず、口腔内過敏などで乳首をくわえるのも完全母乳育児も大変と言われている疾患にめげずここまで母乳を与えられたのも、SOLANINさんのブログの正しい情報があったからです。白斑になったりしましたが…
心から感謝申し上げます。

自分はもうすぐ40歳になるのですが、受精卵を保存してあるので2人目の治療に挑戦したいと思ってます。
息子からサヨナラするまでおっぱいライフを続けようと思ってましたが…
息子の療育つながりでたくさんのママさんと触れ合ううちに、息子にきょうだいがいる生活に挑戦しようと決めました。
また、収入のためパート(看護師)を始めたいこと、息子の成長の刺激と自分の休養のため週1回の一時保育を利用してます。
保育園生活に慣れるために場所に慣れる、おやつ・お昼を食べる、お昼寝をすると段階を追って進めてきました。
それに伴い授乳も減らしてきました。
帰宅したらいっぱい甘えて(お互い 笑)、授乳して息子も安定して保育園にも慣れて生活できてます。

北海道に住んでいるので、真冬の断乳は避けようと思っています。
3月に断乳を決行したいと思ってます。
息子にももう少しでオッパイとバイバイだよとお話しして。
治療が成功しなかったら、息子に申し訳ないなって気持ちがひっかっかっているんですが。
2歳になるまで、大きな疾患を併発せず、しっかり離乳食を食べ、遊び、寝る、笑う、気持ちを伝える、こんなに成長できた息子なので、母乳も役目を果たしたかなーとも思ったりします。

こんなにまとまりもないメールですみません。
このまま断乳していいのか不安もあります。
申し訳無い気持ちもあります。
障害児だけど完全母乳で育てられたのは、SOLANINさんの言葉のおかげなので感謝の気持ちを届けたかったのです。
Xデーまで、母乳育児楽しみます。
どうか失敗しないで、息子が納得してオッパイにサヨナラできますように。

<SOLANINからひとこと>
これは勝手な私の想像ですが、小児科ドクターからお坊ちゃんの病名(CdLS)を告げられた時は、心の葛藤があったと思います。
何故なんだろう?
どうしてウチの子なんだろう?
大病せずに育ってくれるのかしら?
でもね、それはやはり、お坊ちゃんが他の誰かじゃなくて、「このお母さんの子どもになりたいな。」と、選んでくれたからだと思います。
お坊ちゃんのありのままを受け止め、日々のお世話に療育にと大忙しの中、しっかりお坊ちゃんを見つめ抱き締め語り掛けて、2歳になられる迄おっぱいライフを継続されてきたのですね。
素晴らしい!
拝読していて、涙が出てきました。
きっと、旦那さんの見守りや協力、療育仲間のお母さんたちとの交流も支えになっていたのでしょうね。

さて、断乳と表記されていますが、これは言い聞かせ卒乳ですね。
今はもう4月。
北海道の桜はボチボチなのでしょうか?
お坊ちゃんは、無事おっぱいとは、サヨナラできたでしょうか?
妊活は、いくら受精卵を保管しているとはいえ大変だと思います。
治療に成功しなかったら・・・という不安はなかなか拭えないかもしれませんが、「いやいや、そんな筈はない。きっと上手くいくさ。」と、1日1回は声に出してください。(笑)
気持ちは常に前向きに。(但し、気合の入れ過ぎ&頑張り過ぎに注意してね。)
私はお坊ちゃんが次の赤ちゃんを連れて来てくれるような気がしてなりません。
看護師さんとしての復職も叶いますように、願ってやみません。

2015年4月11日 (土)

ミルク補足量を減量したら、赤ちゃんの体重が停滞した。

<ご相談内容>
私には生後33日になる男の子がいます。
産まれたときは3374gだったのですが、直母の吸い付きが悪く入院中は混合で授乳し退院時は3600gになりました。
産「直母は5分1クールにして、ミルクを最低でも毎回80ml足すようにしてください!!」と言われてました。
退院してからは3時間おきに直母とミルクをあげてましたが、ミルク80mlを飲みきることができなく、毎回40mlくらいしか飲みませんでした。
不安になって保健センターで保健師さんに相談したところ、「ミルクを毎回80mlは多すぎなので、直母5分2クールにして、足りなそうで泣くんやったらミルクを40~60ml足したらいいと思いますよ!!」と言われました。
産院で言われたことを保健センターで言うと、「あそこの産院はミルクを足したがるので、そこまで足さなくて大丈夫です!!」と言われました。
その日から直母を8回程度/日、ミルク60mlを6回/日で授乳してて生後22日で新生児訪問で保健師さんに体重測定してもらうと3840gになっていました。
その場で、「ミルク減らしても大丈夫ですよ。」って言われたので直母は泣く度なのでだいたい10回程度/日、ミルク40mlを3回/日にしました。
すると母乳あげたあとでも泣くことが多くなり、生後29日でまた保健師さんにきてもらって体重測定してもらうと、3830gで体重が全く増えてませんでした。
母乳は泣く度にあげてても体重が増えてないので、ミルクの量を増やした方がいいですか?

<SOLANINの回答>
最初にお断りしておきますが、ブログトップに書いておりますように、当ブログでは、この赤ちゃんのような喫緊の相談はお受けしておりません。
その点は、雨風呂時代から変わりありません。
読者のみなさんも、そのところは弁えてくださいね。
それでも敢えて記事化するのは、こういうご相談を控えて頂きたいから&不正確な知識でミルク補足を減量することは危険だからということを知っていただきたいからです。

この相談者さんは、専門職の方にアドバイスを受けていらっしゃいますが、できれば1人か2人に留めておかれた方が良いです。
アドバイスする人が多くなればなるほど、ややこしくなる虞れがあり、どのアドバイスを参考にしていいのか、分からなくなるからです。

生後何日目に退院されたのかという記載すら無いので、不正確になりますが、仮に生後5日目と仮定させていただきます。
直母の吸いつきが悪かったとしても、この段階で生下時体重から226gも増加していますから、明らかにミルクの過剰補足ですね。

そして、赤ちゃんが退院時の指示量80ml×8回(640ml)/日を飲みきらないため、保健センターに相談したらミルク補足減量をアドバイスされたわけですが、実質40ml×8回(320ml)/日だったのを、60ml×6回(360ml)/日に変更されたように読み取れますが・・・これって減量じゃなくて増量になるのでは?(困)
しかも、生後何日目からミルク補足量を変更されたのかも未記載ですから、正確な計算できませんね。

生後22日目の新生児訪問で3840gになられたことは分かりますが、退院(生後5日目と仮定)から17日間で、240gしか増加していませんね。(汗)
ということは、この間の体重増加度は14.1g/日に留まっています。
WHO/ユニセフの規準に満たないのに、「ミルク減らしても大丈夫ですよ。」というアドバイスを何故保健師さんがされたのか、正直言ってSOLANINには全く理解できません。
訪問時に抜き打ちで、1回の直母量を測定されたのですか?
「心配ないですよ。がっつり直母できてますよ~。」という根拠はあったのでしょうか?
乳房のコンディションはチェックしていただきましたか?
「乳房トラブル無く、沢山出ていますよ~。」と言われましたか?

恐縮ですが、ミルク補足が360ml/日なのに、この体重増加度ということは、SOLANINにはお坊ちゃんは、直母が量的に飲めてないとしか考えられません。
逆にミルク増量のアドバイスをすべきです。
なのに、ミルク補足を40ml×3回(120ml)/日にされたから、生後29日目の体重が、全く増加していないどころか微減していたのは、厳しいことを申しますが、当然の結果です。
そもそもミルク補足を減量されて、お坊ちゃんのおしっこやうんちの量と回数が変化無しだったのでしょうか?(そんなことないですよね?どう見ても減っていますよね?→その段階で「何だかおかしいぞ!」と察知しなきゃ!)

あと、文面からは読み取れないのですが、大いに気になるのは、ミルク補足を120ml/日にされたのは、保健師さんのアドバイスですか?
それとも、自己判断ですか?
どちらにせよ、あってはならない補足減量例ですわ。
また、
こんなシビアな状況下で、万一「ミルクをどのくらい減量するかは、お母さんの好きにしていいですよ。」ってなことを保健師さんが仰ったのであれば、「新生児訪問の注意点とは何か?」という再教育がこの保健師さんには必要ということになりますね。

母乳育児は大事ですが、こんな滅茶苦茶な保健指導(産院も保健センターも新生児訪問も)をしてはいけません。
こういう㌧でもな事例があるから、ミルク推進派の方々に付け込まれるのです。
当然ですが、ミルク補足は増量してください。
明らかに医学的に必要です。
それも、どんぶり勘定の増量じゃなくて、きちんとした根拠を説明してもらった上での増量にしてください。
お坊ちゃんのご無事をお祈りします。

2015年4月 9日 (木)

おっぱいはノロにも負けず!

<ご連絡いただいたこと>
こんにちは。
母乳の出が悪く悩んでいた時にソラニンさんに出会い、くじけそうになったらソラニンさんに元気をもらいによくきていました。
おっぱいセールス、おっぱい丸出し、で今日も終わったな、という日々が3ヶ月に達した頃、やっと完母になりました。
以来1歳2ヶ月になった今も現役ツンデレまんま小僧(保育園に迎えに行くと『まんまー‼︎』と叫びながら指差し、笑)で外ではいい子、おうちではおっぱいにぶら下がっています。

過去記事のようにすごい出来事ではないのですが、おっぱいのおかげで保育園に行っていますが病気知らずです。
先日ノロウイルスに旦那が感染していることが発覚し、家族全員検便した際、旦那とまんま小僧からノロウイルスが検出され、旦那は点滴するくらいドストライクでしたが私→感染せず、まんま小僧→全く症状なしでむしろ元気、という不思議な現象が…。
症状が出ない場合もあるようですが、これはきっと毎日私だけ飲んでいたヤク○ト入りの母乳!
母乳のおかげに違いない!と勝手に思ってました。
「おっぱいなんて栄養ないんだからー、いつまで飲ませるのー」というよくSOLANINさんの記事に出てくるような義母がギャフン‼︎というに違いないという勝ち誇った気持ちと、頑張っておっぱい飲んでくれるまんま小僧と私たち親子を導き励ましていただいたSOLANINさんに感謝の気持ちでいっぱいです!
これからもブログ楽しみにしています!

追記   もちろんノロウィルスが検出されなくなるまで家族3人自宅謹慎していました。

<SOLANINからひとこと>
継続は力なりで完母になられたのですね。
母乳育児のモチベーション維持に当ブログがお役に立てたことは嬉しい限りです。
また、長期授乳の領域に到達され、そんなつもり&そこまでの効果を期待されてのおっぱいライフではなかったのでしょうが、結果としてノロウィルス撃退とは!
過去記事に負けず劣らず、この方の
おっぱいの免疫力って凄いなぁと驚嘆しました。
素晴らしい×100回くらい叫びたい心境です。

今回旦那さんは大変な目に遭われたので、お気の毒ですが、ツンデレまんま小僧さんとそのお母さんがご無事で何よりでした。
(そうでなきゃあ、旦那さんの看病なんてしてあげられませんものね。)
また、この方の感染対策がバッチリだった要因は、含嗽と手洗いがテッパンだったからだと思われます。
ノロウィルスやロタウィルスなどは、とかく看病中のお母さん(奥さん)が貰いやすいものですが、それは憚りながら、含嗽と手洗いが些かチャラいからでもありますので。
その点も花丸ですな。

2015年4月 7日 (火)

男性産婦人科ドクターに、「とっとと断乳しろ!」と言われた。(嘆)

ご連絡いただいたこと>
はじめまして。
1歳3ヶ月の息子を持つ母です
産後3日目から完母で育て始め、今では立派なおっぱい星人が育ちました。
ありがたいことに母乳があふれるほどに出て、息子もよく飲んでくれたせいか、体重がどんどん増えて飲ませ過ぎかと悩んで検索魔になっていた頃、こちらのブログにたどり着きました。
それからは何かとお世話になり息子と楽しいおっぱいライフを過ごしてきました。

そんな折、待望の第二子を授かり、現在8週。
こちらの記事を見てタンデム授乳も目指していますがつわりが辛くなってきて言い聞かせをはじめました。
私が座っているとすぐ近づいてきておっぱいサインを出してきてすぐに欲しがるので、今しんどいからちょっとにしてね、今おやすみしてるからあとにしようね…
遊びに誘ったりして回数はや減ってきました。
夜中はまだ2回ほどはほしがるのでそちらはあげています。
現在、つわりが辛いので実家に帰り、里帰り出産予定の病院で検診を受けています。
そこのドクターに授乳中で、自然卒乳を目指してると話したところ、「お腹の赤ちゃんが流産したらあなたの責任だ。 卒乳は普通の人が目指すもので妊婦の目指すものではない。 もういい年なんだしとっとと断乳しろ。私は強制はしないが助言はした。」
と言われ、黄体ホルモンの注射と、ダクチラン錠、デュファストン錠を処方されました。
おっぱい止める薬も出そうかとも言われました。
そういう見解のドクターがいることは分かっていましたが、息子の気持ちも考えずそんなことを言われ涙が出ました。
息子を産んだ産院で、母乳育児にもこちらからお願いすると授乳についてなどしっかり指導して頂いて頼りにしていただけにがっかりでした。
影で助産師さんからフォローがあったので救われました。
やはり男性医師には母乳育児の幸せな気持ち、分からないんですかね?
息子と自然卒乳目指して頑張ろうと思います。

長々と失礼しました。

<SOLANINからひとこと>
ううむ。
まぁ、確かに何科のドクターであろうとなかろうと、男性は出産できませんから、妊婦さん(+授乳中の方)のお気持ちが分かりにくいことはあるでしょうし、女性のドクターであっても出産経験の有無にかかわらず、同様の方はいらっしゃるのも事実でしょう。

これは、個人の資質の問題ではないでしょうか?
相手の気持ちを推し量ることを、忖度(そんたく)と言います。
毒舌なSOLANINが、僭越ながら仕事上モットーとしている言葉のひとつです。
妊娠中に授乳を継続することで、このお母さんの妊娠経過や引いてはおなかの赤ちゃんに支障を来たすことが明確であるならば、このドクターの仰っていることは正しいのでしょうが、ご連絡いただいたことの文章から読み取れるのは、「もういい年なんだし」とか、セクハラまがいの感覚的な感情論で、まくし立てていらっしゃるような印象を受けます。(汗)

けれども、世間には性別を問わず、人として尊敬できるドクターや忖度のできるドクターも大勢いらっしゃいます。
こう言っちゃあ身も蓋もないですが、アタリが悪かったのだと思われます。(涙)
大変不愉快な想いをされたようですが、助産師のフォローがあったと知り、安堵しました。

自然卒乳出来るといいですね。
蔭ながら応援しています。

2015年4月 5日 (日)

タンデム授乳を満喫されたお母さんからのお手紙。

<ご連絡いただいたこと>
お礼が言いたくて。

第2子(娘)からお世話になり、現在第3子妊娠中(明日で38wに入ります。)です。
第1子(息子)も3歳7ヶ月までタンデムにて授乳を満喫できました。
娘は、妊娠7ヶ月頃(当時2歳)から授乳中の激痛に私が耐えきれず、「痛いのなくなったらね」と言い聞かせ、どうにか卒乳。
なんだか断乳になったみたいでかわいそうですが、当初は毎日『オッパイ〜』と言っていましたし、babyが産まれたら誘ってみようと思っています。
望むならタンデムさせてあげたいと。

妊娠中に授乳継続できたのも、息子と娘へタンデムができたのも、SOLANINさんのおかげです。
ありがとうございました。

ちょっと期間も開いたので、産後の授乳に不安もありますが、ココで復習させていただき、また新たな情報も読ませていただければと思っています。
今後とも、よろしくお願いします。

<SOLANINからひとこと>
当ブログの前身『最強母乳外来』は2009年1月10日からですが、この方のように、2人目さん、3人目さんをご懐妊されて、おっぱいライフ復活で、『最強母乳外来・フェニックス』の読者さんに戻ってくださる方が増えているようです。
ありがとうございます。

妊娠中の授乳継続は、乳頭痛・乳房痛を伴うことがあります。
時期や吸い方などにより、気にならないこともあれば、めっちゃ痛いこともあります。
痛い時は無理しない方がいいですし、お嬢ちゃんもどうにか言い聞かせ卒乳に至ったのであれば、良かったと思いますよ。
当ブログの読者さんで、花ミズ姉さんという方がいらっしゃいました。
あの方はスリータンデムをされていたと聞いています。
どんなおっぱいライフになるかは、予測不可能ですが、楽しみながらあげられたらいいですね。
蔭ながら応援しています。

2015年4月 3日 (金)

ストライキなのか卒乳なのか?

<ご連絡いただいたこと>
SOLANINさん初めまして!
4歳と9ヶ月の2人の男児の母です。
長男の時はこのブログに出会えず、完母で行きたいと思いながらある日(今思えば乳頭混乱)吸ってもらえなくなり早々に完ミになり後悔していました。
次男は幸いこちらのブログに助けられ、生後2ヶ月からほぼ完母で来られました。
6ヶ月後半から8ヶ月に入るまで授乳の度に噛まれていました。
食べ物を見直したり、言い聞かせをしたりし、1ヵ月半くらいで噛まなくなり幸せなおっぱいライフを再開させることができました。
しかし9ヶ月半になり、夜中に頻回授乳になり、右おっぱいにしこりができ、1週間ほど助産師さんに通う日々が続き、治った頃また噛むようになりました。
そして2泊の旅行があり、寝ぼけている以外は必ず噛むようになり旅行最終日からは昼間におっぱいを全く飲まなくなってしまいました。
以前は吸う→噛む→吸うだったのですが、咥えてからずっと噛んで全く吸いません。
歯が7本生えており、7箇所切れて出血し腫れ上がっています。
傷パワーパッドなどで対応していますが、どうして飲まなくなってしまったのかわかりません。
隣で搾乳していても少し飲みたがるものの、飲ませようとすると噛みます。
今は搾乳してコップで飲ませています。
離乳食は3回に増やしました。
日中は欲しがりません。
夜は寝るときに欲しがりますが噛むので、離すと大泣きし、痛いこと、噛むと飲ませられないことを伝えしばらく泣かせたあと飲ませると、噛まずに吸いすぐに寝ます。
夜中は3、4回ほど飲みますが噛みません。

トラブルの度にみていただく助産師さんにも相談しましたが、「卒乳かもしれない
そんなにすぐには母乳も減らないから固くなったら搾れば良いし、ミルク飲むならあげればいい。」と言われました。

まだおっぱいは出るし、できればミルクではなくおっぱいをあげ続けたいし、直接飲んでほしいですがこれは卒乳に向かっているのでしょうか?
寝る前の飲みたいのに噛むと言うのをみると単純に卒乳に…と言う風に思えず…
何かストライキするような事を私がしてしまったのかもしれないと思い息子に話をしていますが…

やっと叶ったおっぱいライフ。
自然卒乳しようと、まだまだたくさんおっぱいあげられると思っていただけに悲しいです。
本人がほしくないなら仕方ないのかな…
でも…
と悶々としています。

いつもブログでお世話になっているSOLANINさんに聞いていただきたくて長文失礼しました。
どうなるかわかりませんが頑張ります。

<SOLANINからひとこと>
様々な困難を乗り超えて完母ライフになったのに、肝腎の次男くんが、噛み噛み大王になってしまわれたのですね。
傷が複数個所で、尚且つ酷い状態ですから養生が必要だと思います。
良く出るおっぱいですから、直母してほしいですが、暫くは昼間は搾乳をコップで飲ませるというのが無難かと思います。
そのうち昼間はおっぱいの生産量が減少してくるかもしれませんが、離乳食が進んでいるようですし、ミルクは不要かと存じます。

ねんねのためのおっぱいは言い聞かせが効いているようですし、夜間のアリバイ確認のためのおっぱいは、噛み噛み大王も活動されないですね。
ということは、この状態は、やはりストライキではないですね。
もしかしたら、昼間の卒乳なのかもしれませんよ。
夜間授乳は大変なこともありますが、貴女さえよければ、こういうカタチでのおっぱいライフがあってもいいのではないでしょうか?
昼間は離乳食、夜間はおっぱい・・・が次男くんには、最高なんでしょうね。

2015年4月 1日 (水)

食が細く、夜間頻回直母で悩む。(1歳4ヶ月)

<ご相談内容>
現在1歳4ヶ月で、今まで完全母乳できました。
離乳食をあげ始めた頃から、ずっと悩んでるのですが、なかなか食べません。
1歳過ぎたら食べるかなと思いなおしておりましたが…
1歳から職場復帰をし、子供は保育園に通っています。
通い出した当初は、食べ物ののみこみが弱いと言われペースト食を食べてましたが、段々食べるようになり、保育園では現在離乳食完了期の食事をとっています。保育園では、食べる量も増えてきましたが、夕食など私と一緒にいる時はほとんど食べない事も多く、すぐに母乳を飲みたがります。
現在身長78cm、体重は9.4kgです。
断乳すると、ご飯を食べると聞き辞めるべきなのかと悩んでおります。
当初は、自然卒乳をと考えてました。
また、寝る前は、添い乳で寝て、その後も夜泣きをし最近では5.6回夜間添い乳をしております。
以前より増えた夜泣きと、添い乳で疲れてしまいます。
昼間一緒にいられない分、母乳継続したいと思いと、断乳してご飯を食べてほしい思いと、複雑です。

<SOLANINの回答>
お仕事復帰され、母乳育児を継続されていることに敬意を表します。
1歳以降のいわゆる長期授乳の領域に入られると、徐々におっぱいは脇役に移行してきます。
それが証拠に、保育園では、離乳完了期のお食事を召し上がられるようになってではないですか。
それって大きな進歩ですよ。
お家では、普段お母さんの傍に居られない分、甘えてくるのは当然ですよ。
だって、年端もいかない1歳児ですもの。
おっぱい>ごはんになってしまうのでしょう。
ただ、お父さんと二人きりにしたり、要はお母さんは不在ですの状況になれば、ご飯は食べられるのですから、食事自体が全く入らないわけではないのは安心材料ですよ。
体格的には、1歳4ヶ月でその身長・体重であれば、全くのノープロブレムですね。
きっと、美味しくてジャブジャブ出てくるおっぱいを堪能されている毎日なのでしょうね。
1歳4ヶ月でこの段階ならば、決して悲観的にならずとも大丈夫ですよ。
栄養学的には奥歯が生える頃になれば、もうちょっと多く、食べるようになってくれるようになる筈です。

添い乳の増加は、丁度心理的に再接近期の時期にさしかかるので、不安な気持ちを埋め合わせるために、昼間触れ合えない分の埋め合わせをしているのかもしれませんね。
また、昼間保育園でお友達同士の喧嘩や諍いで、心がささくれている場合、おっぱいで自分を宥めようとしているのかもしれませんよ。
でも、お母さんにしてみたら、身体が持たないわ~という気持ちも分かりますよ。
せめて1回か2回、夜間のおっぱいの回数が減ったら、相談者さんの苦痛も減少するでしょうね。
ここはひとつ、「おっぱいさんも夜中はねんねするから、朝になっておはようしたら沢山飲んでいいからね。」と、言い聞かせをしていただけませんか?

夜になったら、お外も暗くなり、みんなねんねするんだよ。という概念を毎日何度も繰り返し教えるのです。

« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »

カテゴリー

2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

アクセスカウンター

  • アクセスカウンター
    現在の閲覧者数: