<ご連絡いただいたこと>
いつも拝見しています。
3人目、1歳児の授乳中。
今は夜だけのおっぱいタイムになりました。
いつまで飲んでくれるかなぁ?
4月から保育園。
「もういいよ。」って言ってくれるまで飲ませようと思っています。
3人出産し、基本母乳で育てましたが、本当に出産した病院が母乳育児をどう考えているかでおっぱいが軌道に乗るかどうか、大きく違うことを実感しました。
長女、38週、個人病院で普通に出産。
2900gありました。
初のおっぱいで分からないことばかりでしたが、産院が母乳推進で糖水も安易に与えない所でした。
助産師さんも丁寧に対応して下さり、ミルクの補足なしで完母で育てました。
保育園に入るため1歳で断乳し、現在11歳です。
長男、33週早産、長女と同じ産院で生まれ、NICUへ搬送。
2100gでした。
産院では母乳分泌を促し、赤ちゃんへおっぱいを届けられるようにと早期から対応していただき、一か月NICUに入院している間、ミルクの補足なしで搾乳で育てられました。
ただ、小さかったことからかおっぱいを吸う力が弱く、すぐ疲れてしまう子でした。また、哺乳瓶で飲ませていたため、おっぱいは出るのに吸えなくて苦戦しました。
長男の入院していたNICUは母乳を大切にしていたので、看護師さんが直母の介助を積極的にして下さったことを覚えています。
退院後は開業助産師さんのお世話になりながら、母乳のみで育てられました。
保育園に入るため1歳8ヶ月で断乳。
今は8歳です。
次女、35週の早産、切迫で地域周産期センターのある県病院に搬送され、3週間入院していました。
2500gあり、哺乳力もまずまずでした。
が、この病院、母乳育児に関しては全く介助なしなんです。
夕方出産でしたが、次の日の朝、おっぱいを搾りたいと自己申告しましたが、まだいい、赤ちゃんの状態を見てきてからにしなさいと。
仕方なく、ベッドで1人コソコソと刺激を始める始末。
搾乳を始めても、全く指導ありませんでした。
NICU仲間のお母さん、1日3回、2時間くらい搾乳してると。
時間より回数が大事よと助言しましたが、助産師さんは何を見てるのでしょう。
退院後、NICUでも直母の介助はなし。
退院時のミルクの補足の説明もなし。
それでも、自分に母乳育児の知識があったからこそ、母乳の分泌を促したり、維持したりできたのだと思います。
次女は2週間の入院で退院後1週間、母乳のみで育てましたが、友人の助産師さんが体重を計りに来てくれて、日増一桁。
さすがにヤバいとミルクの補足を指示されました。
結局、1ヶ月健診までミルクの補足をし、完母になりました。
もし私に知識がなかったら、きっと今みたいにおっぱいタイムを楽しむ育児はできませんでした。
この病院で出産した方、ミルク率が高いように思います。
3人それぞれの出産、おっぱいについてもいろいろな経験をしました。
母親自身が知識を持つことの大切さを感じる出産でした。
残り少ないおっぱいタイムを楽しみます。
長文失礼しました。
<SOLANINからひとこと>
世間一般的なイメージとしては、「何処の病産院で出産しても、母乳育児に関しては、まぁだいたい同じような対応をしてくれるものでしょう?」ってなところなんでしょうね。
でも、こちらの3児のお母さんのメールには、お子さんたちの生まれられた状況、哺乳力・哺乳技術などが違えば、ひとりひとりの母乳育児を成功させるためのセオリーが異なるし、生後すぐに過ごす場所とそこのスタッフの知識・技術・病産院の方針が違えば、母乳率に違いがあることが記されています。
そして、自分の子どもを産んで母乳で育てるには、医療者任せのスタンスで臨むのではなく、お母さん側の知識や対処法が不可欠であることを教えてくださっています。
どうもありがとうございます!
当ブログの読者のみなさんのお住まいの地域は、もしかしたら病産院選択肢がほぼ無いトコロも少なくないでしょう。
バースプランを聞いてもらうなんて夢のまた夢という方もいらっしゃるかもしれません。
それでも、(いや、それだからこそ)端っから何も学ぼうとしない、最初から諦めるのは、人の親になる者として、無責任過ぎやしないかとSOLANINは思います。
正しい知識を持つことは、育児不安の解消に繋がるし、前向き育児の根幹にかかわってくることですからね。。
学ぶことを厭うことお母さんになることだけは避けてくださいね。
そして3児のお母さんは、残り少なくなってきたおっぱいライフをどうぞ満喫してくださいね。