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2015年4月11日 (土)

ミルク補足量を減量したら、赤ちゃんの体重が停滞した。

<ご相談内容>
私には生後33日になる男の子がいます。
産まれたときは3374gだったのですが、直母の吸い付きが悪く入院中は混合で授乳し退院時は3600gになりました。
産「直母は5分1クールにして、ミルクを最低でも毎回80ml足すようにしてください!!」と言われてました。
退院してからは3時間おきに直母とミルクをあげてましたが、ミルク80mlを飲みきることができなく、毎回40mlくらいしか飲みませんでした。
不安になって保健センターで保健師さんに相談したところ、「ミルクを毎回80mlは多すぎなので、直母5分2クールにして、足りなそうで泣くんやったらミルクを40~60ml足したらいいと思いますよ!!」と言われました。
産院で言われたことを保健センターで言うと、「あそこの産院はミルクを足したがるので、そこまで足さなくて大丈夫です!!」と言われました。
その日から直母を8回程度/日、ミルク60mlを6回/日で授乳してて生後22日で新生児訪問で保健師さんに体重測定してもらうと3840gになっていました。
その場で、「ミルク減らしても大丈夫ですよ。」って言われたので直母は泣く度なのでだいたい10回程度/日、ミルク40mlを3回/日にしました。
すると母乳あげたあとでも泣くことが多くなり、生後29日でまた保健師さんにきてもらって体重測定してもらうと、3830gで体重が全く増えてませんでした。
母乳は泣く度にあげてても体重が増えてないので、ミルクの量を増やした方がいいですか?

<SOLANINの回答>
最初にお断りしておきますが、ブログトップに書いておりますように、当ブログでは、この赤ちゃんのような喫緊の相談はお受けしておりません。
その点は、雨風呂時代から変わりありません。
読者のみなさんも、そのところは弁えてくださいね。
それでも敢えて記事化するのは、こういうご相談を控えて頂きたいから&不正確な知識でミルク補足を減量することは危険だからということを知っていただきたいからです。

この相談者さんは、専門職の方にアドバイスを受けていらっしゃいますが、できれば1人か2人に留めておかれた方が良いです。
アドバイスする人が多くなればなるほど、ややこしくなる虞れがあり、どのアドバイスを参考にしていいのか、分からなくなるからです。

生後何日目に退院されたのかという記載すら無いので、不正確になりますが、仮に生後5日目と仮定させていただきます。
直母の吸いつきが悪かったとしても、この段階で生下時体重から226gも増加していますから、明らかにミルクの過剰補足ですね。

そして、赤ちゃんが退院時の指示量80ml×8回(640ml)/日を飲みきらないため、保健センターに相談したらミルク補足減量をアドバイスされたわけですが、実質40ml×8回(320ml)/日だったのを、60ml×6回(360ml)/日に変更されたように読み取れますが・・・これって減量じゃなくて増量になるのでは?(困)
しかも、生後何日目からミルク補足量を変更されたのかも未記載ですから、正確な計算できませんね。

生後22日目の新生児訪問で3840gになられたことは分かりますが、退院(生後5日目と仮定)から17日間で、240gしか増加していませんね。(汗)
ということは、この間の体重増加度は14.1g/日に留まっています。
WHO/ユニセフの規準に満たないのに、「ミルク減らしても大丈夫ですよ。」というアドバイスを何故保健師さんがされたのか、正直言ってSOLANINには全く理解できません。
訪問時に抜き打ちで、1回の直母量を測定されたのですか?
「心配ないですよ。がっつり直母できてますよ~。」という根拠はあったのでしょうか?
乳房のコンディションはチェックしていただきましたか?
「乳房トラブル無く、沢山出ていますよ~。」と言われましたか?

恐縮ですが、ミルク補足が360ml/日なのに、この体重増加度ということは、SOLANINにはお坊ちゃんは、直母が量的に飲めてないとしか考えられません。
逆にミルク増量のアドバイスをすべきです。
なのに、ミルク補足を40ml×3回(120ml)/日にされたから、生後29日目の体重が、全く増加していないどころか微減していたのは、厳しいことを申しますが、当然の結果です。
そもそもミルク補足を減量されて、お坊ちゃんのおしっこやうんちの量と回数が変化無しだったのでしょうか?(そんなことないですよね?どう見ても減っていますよね?→その段階で「何だかおかしいぞ!」と察知しなきゃ!)

あと、文面からは読み取れないのですが、大いに気になるのは、ミルク補足を120ml/日にされたのは、保健師さんのアドバイスですか?
それとも、自己判断ですか?
どちらにせよ、あってはならない補足減量例ですわ。
また、
こんなシビアな状況下で、万一「ミルクをどのくらい減量するかは、お母さんの好きにしていいですよ。」ってなことを保健師さんが仰ったのであれば、「新生児訪問の注意点とは何か?」という再教育がこの保健師さんには必要ということになりますね。

母乳育児は大事ですが、こんな滅茶苦茶な保健指導(産院も保健センターも新生児訪問も)をしてはいけません。
こういう㌧でもな事例があるから、ミルク推進派の方々に付け込まれるのです。
当然ですが、ミルク補足は増量してください。
明らかに医学的に必要です。
それも、どんぶり勘定の増量じゃなくて、きちんとした根拠を説明してもらった上での増量にしてください。
お坊ちゃんのご無事をお祈りします。

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