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2015年7月 9日 (木)

箍(たが)が外れた食べ方をした時はホントに怖い!

食生活面で妊娠中から節制されていた方で、産後もそれを継続していたのに、母乳育児の記憶なんて苔生すくらい大昔の親戚のおばちゃんや、授乳歴のない友人がお見舞いのマストアイテムのようにケーキや餅菓子などのご禁制(?)の食べ物を持参されることはしばしば耳にします。
お母さん本人はいけないと思いつつも、元々好きなのに我慢していた方は、ついクラクラして一口二口と食べてしまい、その後一気に箍が外れたように食べてしまい、乳腺炎になっちゃうことって結構あります。

飲ませても飲ませてもしこりが取れない・だんだん痛みが強くなってきた・痛みの部位が赤く腫れたみたいになった・バンザイが出来なくなった・乳房基底部が背中まで張り付いたみたいな感じがする・搾乳したら乳汁が黄白色でなんとなくドロッとしている・肘で検温したら38℃以上だった・・・などの症状が2つ以上揃ったら、恐らく乳腺炎で間違いないと思いますよ。

特にご実家からご自宅に戻ったor手伝いに来てくださっていた実母さんが帰られた・旦那さんが長期出張or残業続きでアテにならない・お見舞いが多かったなどの条件が重なると、一気にドッカ~ンと来ることは少なからずあります。

産後授乳中は控えた方が良いとされるものを疲れが溜まっている体調不良時(つまりは抵抗力が低下している時)に食べちゃうとホントに危険です。
特に初産婦さんならば3ヶ月くらい、経産婦さんならば1ヶ月半くらいは出の良い方ほどおっぱいが暴れる時期なので、収拾がつかなくなることもあります。
「あぁ、どうしよう?やってしまった!」という場合は、早めに助産院や母乳外来に連絡され受診されることをお勧めします。

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