舌が前に出ない出ない場合の対策その1(新生児)
舌小帯短縮症の新生児、啼泣時舌が跳ね上がり衝立のようになってしまいがちな新生児、呼吸障害などの病名で小児科入院になった新生児たちは、乳房緊満前であっても舌が前に挺出しにくく、効果的な吸着が出来ないことが多いものです。
特に哺乳瓶未使用で、どう考えても乳頭混乱ではないのに、効果的な吸着が出来ないことがあります。
それはですね、それらの案件に加えて、元々気質的にイラチちゃん(≒気短かで癇癪持ち)なせいだと思われます。
案件+舌が前に挺出しにくいイラチちゃんの新生児は、お母さんのおっぱいをまともに吸啜することは皆無に近く、ほとほと困ってしまいます。
当ブログではこれまで、こういう場合は縦抱きを推奨してきましたが、それでもアカンという場合が昨今増加傾向にあるとの報告を受けたりします。
必然的にお母さんもブルーになっちゃいますが、授乳のお手伝いをする助産師や看護師さんも、「どうしたら上手くいくのか分からない。(涙)」ってなことになりがちです。
そんな時は、レイバック抱きがいいですよ♪
ハイバックの背もたれのあるソファや120度くらいの傾斜のベッドで縦抱き風にするのです。
通常の縦抱きは、お母さんは背筋を伸ばして、若干胸を反らしつつ赤ちゃんの後頸部をしっかり把持して下顎と下口唇が乳房下縁に密着するよう引き寄せますが、レイバック抱きの際は、吸着するまでは後頸部の把持はしますが、その後はお口が外れないように上腕でマリア様のように支えるだけです。(上腕の下側にはクッションなどをカマして、肩に力が入らないようにします。)
新生児はお顔が斜め下向きになりますが、そうすると、かなりの確率で舌が前に出易くなるので、吸着出来るようになります。
他に方法が見当たらない場合は、ひとまず試されては如何でしょうか?
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