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2015年8月21日 (金)

骨髄抑制を来している時の直母とは?

<ご相談内容>
8ヶ月の娘が先日、急性前骨髄球性白血病と診断されました。

病気の発覚は発熱からでした。
熱が下がらず近医を受診し、翌日も座薬を使わないとまた発熱、と繰り返したので再診し、血液データが異常で、大学病院に入院となりました。

発熱の2日前の8ヶ月健診(7ヶ月24日)では体重9500g(産まれたときは3330gでした)と、母乳のみで体重も増えて、大きめだけど問題ないですねと言われ、他の健診でも問題なしで来ていたので、驚きました。

入院時はDICを起こしており、ほとんどの症例でDICを起こすタイプの白血病で、しかも1歳未満ではかなり珍しいと言われました。
治療しないと2週間持たないとさえ言われました。

看護師さんから骨髄抑制が来たときの感染予防のために、消毒した哺乳瓶でミルクにしてくださいと言われましたが、痛くて怖い処置や、身体のしんどさがある中、唯一の癒しがおっぱいなので、出来たら続けたいと希望しました。
入院時はまだ骨髄抑制などなかったので、おっぱいをあげることが出来ましたが、抗ガン剤を投与し始めた翌日、骨髄抑制が来たため、消毒した哺乳瓶でミルクをあげるようになりました。
幸い、完全母乳でしたが、哺乳瓶を受け付けてくれました。

白血球や好中球が正常になれば、またおっぱいをあげれるので、今は3〜5時間おきに100〜150mlほど搾乳器で搾乳して、冷凍しています。

長くなりましたが、お聞きしたいのが、骨髄抑制が来ている子どもの直接母乳が、子どもにどのように影響するのかということです。
わたしに付着している雑菌が、日和見感染を起こしてしまうのだろうか、母乳に含まれる成分が骨髄抑制を助長してしまうのだろうかということです。

看護師さんも、母乳を続けたい希望を汲み取ってくれ、文献などないか探したそうなのですが、見つけれないと言われました。
ご存知ないでしょうか?

<SOLANINの回答>
乳児の段階で急性骨髄性白血病を発症なさったこと、ご心痛はいかばかりかとお察しします。
白血病は血液の癌ですから、抗癌剤の使用(それに伴う骨髄抑制)されたら、他の小児癌のお子さん達が抗癌剤を使用された時と似たような経過になると思われます。
母乳に含まれる成分が骨髄抑制を助長するかというのは、個人的には今のところ聞いたことが無いです。(私が不勉強なだけかもしれませんが・・・)
ただ、直母となれば、ご指摘のように皮膚の常在菌から日和見感染というパターンは、リスクとして高くなると思われます。
特に好中球が500↓の状態(つまり、生モノ全面的に摂取禁止のお達しが出る状態です)であれば・・・です。

上記のような場合には、乳児であろうが老人であろうが生モノはNGです。
搾乳を一旦冷凍→解凍→湯煎→直母以外の方法で哺乳させればいいような気がしますが、これはやはり主治医の考え方によるのでしょうね。
直母の完母だったのに、この月齢から哺乳瓶を受け入れてくれたのは、助かったし良かったですが、万一哺乳瓶を拒否られたら、この月齢であれば、ストローマグやコップでも飲むことも可能です。
一般的に骨髄抑制を来している状態の場合、体力的に直母というのは結構しんどいので、哺乳瓶を受け入れてくれたのは、それが理由かもしれないと推察しました。

ただ、申し訳ないのですが、SOLANINはこのご相談内容に対する専門的知識は持ち合わせておりません。(涙)
また、当ブログの基本的なコンセプト(≒母乳育児の推進とその支援など)から、従来から何度も何度も繰り返して、病気に対するアドバイスは立場上するべきではありませんし、アドバイスを求められてもお答え致しかねますとお伝えしています。

そこで、もしかしたらこの記事に目を通してくださるかもしれない、小児の血液疾患をご専門とされるドクターのコメント欄への投稿を待たせて頂きたいと思います。

※実はこの件に関して、この記事をアップする直前に、たまたま小児の血液疾患をご専門とされるドクターとお出会いし、お話させて頂く機会がありました。
(たまたまですので、そのドクターといつでもお出会いし、お話ができるわけではございません。ですので、追加質問・便乗質問等はくれぐれもご遠慮願います。万一強行突破的に質問される方がいらっしゃっても、それは完全にSOLANINの意向や気持ちを無視していることになります。追加質問・便乗質問へのお返事は、いかなる事情がおありでも一切致しません。)
その時のお話の内容を以下に要約します。


小児の急性骨髄性白血病の場合、小児の他の固形癌の場合のように、将来的に骨髄移植を想定するとしても、自家移植は不可能です。
つまり、家族やドナーの方から骨髄移植を受けることが想定されます。
その場合、お子さんがサイトメガロウィルスに感染していると、上手くいかない確率が高くなるので、そうでなければいいですね・・・
しかし、リスクとして直母経由でサイトメガロウィルスに感染ということがゼロではない以上、残念ですが、主治医から、今後の骨髄移植に備えて直母を止めていきましょうと指導されるかもしれないですね。

 

註)相談者さんを含む全てのお母さんの母乳にサイトメガロウィルスが入っているわけではないので、くれぐれもテンパったあまりの早トチリや誤読はしないでくださいね。

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コメント

急性前骨髄球性白血病のときの授乳について相談した者です。
お返事いただき、ありがとうございました。
報告だけさせてください。

実はあれから、なかなか薬が効かず、3ヶ月半骨髄抑制が続き、もうちょっと、もうちょっとしたら授乳できる!もうちょっと…が、3ヶ月半続きました。
なかなか状態が良くならないこと、慣れない環境と精神的なしんどさもあり、搾乳もだんだんと量が少なくなり、ミルクもちゃんと飲んでるし、一歳にもなるし、もういいじゃないのかと何回も思いましたが、ここでおっぱいやめたら後悔しないか?と自問自答を繰り返していました。
迷うなら搾乳しよう、やめるのはいつでもできると自分に言い聞かせて…。

薬の特性から、3ヶ月半経った頃に、一時的に好中球が500を超え、1週間ほど直母をすることができました。
最初はなんだこりゃ?みたいな顔をしていましたが、ちょっとボーッとしてる寝起きのタイミングで授乳すると飲んでくれました。
やっぱりかわいいですね。
搾乳続けてよかったと思いました。
直母量は40〜60くらいなので、完母はもう無理ですが、飲んでる姿を見て、わたしが癒され、また付き添い頑張ろうと思いました。
今はまた骨髄抑制中なのですが、細々と搾乳を再開しております。

哺乳瓶は、やはり身体の状態が悪く、飲む力が弱かったため、母乳相談室ではあまり飲めず、ビーンスタークにしました。
娘の場合は激しい乳頭混乱はありませんでした。
ラッキーだったと思います。

長文失礼しました。
これからもブログ楽しみにしています。

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