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2015年8月 7日 (金)

こういう体重減少はヤバいかも?(入院中)

赤ちゃんの胃袋はとても小さく、おっぱいの消化時間はミルクの半分程度の速さ(消化の良さ)であるということは、当ブログの読者のみなさんであれば、よ~くご存知でしょう。

とにかく頻回直母を励行することはとても大事なのですが、病産院で入院中、1日1回の体重測定の際、前日からの増減や生下時体重から何%減少したか(どの程度回復したか)という計算は大抵の病産院でされていると思います。
健常新生児に補足をする判断は誰がするのか?
それはまちまちです。
小児科ドクターが指示を出される病産院もあるし、助産師や看護師さんがカンファレンスを開き決定されている病産院もあるし、基準値を決めて十把一絡げにしている病産院もありますし、もっと他のやり方を選択されている病産院もあるかもしれませんね。

さて本題です。
生後間もなくの時期に羊水や血液を飲み込んだりすると気持ち悪くなり、1~2日にわたり、何度も嘔吐したため、日齢2で10%超える新生児をたまに見かけます。(初期嘔吐ですな。)
そうではなく、嘔吐は皆無だったのに、日齢4になっても体重減少が止まらない場合は注意が必要です。
例えば、準夜帯に出生したわけでもないのに、日齢3~4の間の24時間で100g近く減少していたら、恐らく生下時から12~13%は減少していると思われます。
直母はしていてもまだ量にはならない段階と推察されます。
仮に、生理的体重減少が7%とか8%程度であったとしても、それが日齢4になっても続いているのであれば、ちょっと長過ぎかもしれません。
ノーチェックは厳禁ですぞ!

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