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2015年8月 5日 (水)

硬いおっぱいでは飲めません。

最近の母乳育児支援の在り方というか押さえるツボがここ!っていうのが抱っこの仕方と咥えさせ方が決まれば上手くいくという説です。
確かにねぇ。
間違ってはいないと思いますよ。
でもね、それだけでは母乳育児が上手くいきますよ~の網目が荒過ぎて、かなりの数のお母さんがすり抜けて落っこちちゃうのです。
だから、SOLANINは妊娠中のおっぱいケアはどうしても必要だと考えます。

産褥2日目とか3日目に乳房鬱積が来てからの話ではありません。
生まれて間もなく、赤ちゃんがSTS(早期皮膚接触)しています~の段階で、乳頭・乳輪から基底部に至るまで硬式テニスのボールみたいな硬さの乳房をお持ちのお母さんが年々増えているように思えます。
乳頭が多少短小でも扁平でも、柔らかくて伸びが良ければ真っ当な咥え方が出来ますが、乳頭形態が正常型であったとしても、バリ硬ければ、赤ちゃんは咥えられません。
咥えられなきゃ飲めません。
だったら2~3時間毎に搾乳すればいい?
確かにねぇ。
でも、搾乳中心の状態での退院って、健常新生児のお母さんにはある意味かなり辛いものがありますから、家族のフォローが手薄で、メンタル弱めのお母さんなら直ぐに挫折されるでしょうな。
そうならないように、ある程度は直母できるようにして退院させてあげたいものです。
入院中に乳房が硬い時は、普通より少し弱目くらいの力で触ってもととても痛がられますからね。
痛みを伴う乳房マッサージではなく、お母さんがラクになるような乳房以外のアプローチ的なケアをしてあげましょう。
きっと、母子ともに困った状態からの離脱が早くなると思われますので。

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