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2015年9月の記事

2015年9月29日 (火)

では、かんきつ類はどうなんでしょう?

昨日、「梨を食べるとおっぱいが腐る?」という記事をアップしました。
かなりの反響がありました。
その中でぷちみそさんからの質問で「かんきつ類は・・・」というのがありましたので、記事にいたします。

かんきつ類・・・O式のセンセイは一般的に「母乳育児中には食べないように。」との指導をされるようです。
もちろんO式のセンセイであってもリベラルな考え方のセンセイはあまりキツい指導はされませんが。
詳しくは存じませんが、恐らくかんきつ類は暖かい地方で収穫され、寒い冬場が旬なので、カラダの冷やし過ぎにならないようにという意味でO式のセンセイは仰っているのではないかと思います。
 

かんきつ類についても頻回かつ多量でなければ、授乳中に召し上がってもまずは大丈夫です。
例えば手のひらが真黄色になるほど食べるのは、誰が考えても食べ過ぎですよね?
そういう無茶をしなければいいということです。
赤ちゃんのお母さんは大食いタレントではないですからね。(笑)

2015年9月28日 (月)

梨を食べるとおっぱいが腐る?

O式のセンセイは秋口になると、よくそう仰います。
SMCのセンセイは真っ向から反論されます。
実は先日アメンバーさんのお1人からこの質問を受けました。
あるところで、「梨をたくさん食べると乳腺炎になる。」
「梨をたくさん食べるとカラダが冷え、血行が悪くなり、母乳の出が悪くなる。」などの書き込みがあったとのこと。
「ホントのトコロはどうなんでしょう?梨が大好きなんですが・・・」と。

梨の食べ過ぎでおっぱいは・・・腐らないと思います。
発酵という意味なのでしょうが、そこまでのデータがあれば既に公表されているでしょうが、生憎存じ上げておりません。
 

但し、SOLANINは毎年梨の食べ過ぎが原因としか思えない乳腺炎のお母さんには数人づつ遭遇しています。
経験的に毎日1個ペースで梨を食べていると、1週間以内にドボンしやすいです。
一般的に東洋医学的な考え方では、梨だけではなく果実全般や果菜(夏野菜)は「カラダを冷やす」と言われています。
頻回かつ多量摂取というのは、それ自体がバランスが良くないお食事の摂り方ですから、予防として控えめにすることや、乳腺炎になってしまった場合に治療の一環として食べるのを一時お休みすることは理屈に合っています。

でも少しは食べたい・・・好物なら尚更でしょう。
そういう場合は「下半身を冷やさない。」「足湯をする。」「生姜や根菜類などのカラダを温めるものを摂取する。」「主食だけでもおかゆやおじややノンオイルのリゾットなど消化の良いものを摂取する。」「いつもよりもこまめに飲ませてあげる。」というのが功を奏します。
その他の食べ物や、授乳の仕方で充分予防出来ますよ。

2015年9月27日 (日)

自然卒乳のご報告♪(3歳と10日)

<ご連絡いただいたこと>
簡単ですがご報告です。
SOLANINさんのブログと本に出会って3年……
先日、3才と10日程で娘が自然卒乳しました。
本当にハッキリと日付を記録できないくらい自然でした。
最近は寝る前の添い乳だけでしたが、だんだん飲む素振りがなくなり「おっぱい飲む?」と聞くと「のむ〜♪いただきます!」と来る感じでした。
それが更に「いらな〜い♪」に変わり、何日か続いて、卒乳なんだなと気付いた次第です。
最初は乳腺炎など苦労しましたが、娘11ヶ月で復職後もストレスなく授乳を継続してきました。
特に喋るおっぱい星人に成長してからは楽しかったです。
ここまで出来たのはSOLANINさんのおかげです。
ありがとうございました!
<SOLANINからひとこと>
ご連絡いただきありがとうございます。
様々な苦労を乗り越えられての3年と10日だったと思われます。
おっぱいライフ、きついなぁ~という日もあったかと存じます。
特に、仕事復帰だから断乳ね~とならなかったのは、このお母さんの気持ちの強さを感じます。(そんな気負ったものではなかったかもしれませんが・・・)
また、長期授乳に対して、旦那さんや家族の理解もあったのではないかと拝察したします。

喋るおっぱい星人は面白いですよね!
きっと、おっぱい星人語録もいっぱいあるでしょう?(笑)
仕事の後、気持ちがやさぐれそうになった時は、抱っこしておっぱいをあげることが、お母さんの精神安定になっていたこともあるかもしれませんね。
物心はしっかりついていらっしゃるであろうお嬢ちゃんですから、もしかしてこの先、次の赤ちゃんを授かられても、おっぱいライフに理解のあるお姉ちゃんになられたりして。(笑)
それも楽しみですね!

2015年9月25日 (金)

事故に遭い投薬のため断乳しました。

<ご相談内容>
初めまして。
強行断乳したためにそのあとの自身と赤ちゃんのケアについて知りたくて来ました。
事故に遭い、抗生物質や解熱剤などの投薬で授乳が出来なくなり断乳しました。

けれど、こちらで子どもが壊れると書かれていて不穏です。
色んな理由で断乳する人がいるのに…。
こちらは母乳についての話だけで育児は専門外かもしれませんが、今から私が子どもにしてあげられることはなんですか?

<SOLANINの回答>
まずは事故に遭遇されたこと、お見舞い申し上げます。
事故の詳細やお子さんの月齢が不明なのでここからは想像するしかないので、見当違いのことを申し上げていてもご了承願います。

急病や事故やそれらに伴う緊急手術及び入院などの事情があり、一時的か持続的かは様々ですが、断乳状態になるお母さんがいらっしゃることはしばしば見聞きいたします。

また、色んな理由で断乳せざるを得ない方がいらっしゃることは経験上存じておりますが、過去記事で書かせて頂いたのは、お母さんのエゴだったり無知だったりで断乳に巻き込まれるお子さんが世間にはまだまだ多いことを述べたかったのですね。
我が子に対し、酷いことをしているという自覚すらないお母さんと、その結果とても傷ついているお子さんにこれまで何十人どころか何百人と出会ったことがある者にしてみたら、もうこんなことは止めて頂きたいわけです。

逆にSOLANINは相談者さんにお尋ねしたいです。
結果的に断乳をせざるを得なくなった時、お子さんに対し、どうされましたか?
事故直後は意識が無かったですか?
身動きが取れなかったですか?
でも、意識が回復され、身動きが取れるようになったら、「ごめんね。」と謝られましたよね? 悲しくて情けなくて泣いちゃったかもしれませんね? お子さんをぎゅっと抱き締めましたよね?
まだ上手にお喋りできないお子さんであっても、それこそお母さんの生命が危ういとか尋常じゃないことが周りで起こっていることは、ある程度場の空気を読めるし、察知されています。
小さいなりにも一生懸命、「受け入れなくては!」と、気持ちを奮い立たせていらっしゃいます。
断乳された結果、おっぱいの代わりになる美味しいモノや楽しくなるコトを一緒に探していらっしゃいますよね?
精一杯お子さんと向き合っていらっしゃいますよね?
そういう気持ちの籠った触れ合いをされていたら、お子さんが不穏になることは少ないのではないでしょうか?

信じられないかもしれませんが、お子さんの気持ちを忖度されずに、「あーやれやれ、せいせいしたわ。」的な態度で接したり、後足で砂を掛けるように蔑ろにされたりするお母さんが後を絶たないことが、世間一般ではまだまだ多いのです。
そのせいでお子さんの心が壊れてしまい、死んだ魚の目になってしまったり、泣き止めなかったり、チックになったり、ハンストに突入し低血糖→痙攣起こしたりという痛ましいことに堪り兼ねて記事化しているわけです。
何かしてあげられることは?の問いには答えるまでもないです。
それでも強いて申し上げるとしたら、親としての温かみのある対応と言葉がけ、子どもを丸ごと受け止めることに尽きると思います。

2015年9月23日 (水)

乳管洞がやたらと深いと仕方がないことがある。その2

IBCLCなどの見解では、乳管洞という部位は存在しない・・・ということはずっと前からSOLANINも知ってはいます。

でも、実際に、乳管洞としか表現しようがない案件があります。
当ブログでは過去記事でスウィートスポットという造語をしたことがあるので、それを使いますね。

さて、そのスウィートスポットですが、ここがやたらと深いと、乳汁分泌も乳管開通も中等度以上に良好であったとしても、なかなか搾乳器が使えないことがあります。
困るのは、赤ちゃんがNICU入りされた場合、搾乳や冷凍母乳を持参してあげなくちゃなりませんが、手搾りするしかないことです。(涙)
逆に、手動搾乳器のメ○ラ社のハ○モ○ーや、国産のP社、K社などの搾乳器が使えれば乳管洞の深さは普通だといえます。
同様に、電動搾乳器を使用しても雫程度しか出て来ないのに、手搾りすればジャンジャン搾れるのであれば、スウィートスポットが深いのは確定でしょう。(汗)

現段階では、スウィートスポットを浅くすることは不可能ですので、長期の搾乳ライフで手首をやられないよう、労わりながら搾乳するしかありません。
湿布を貼ったり、左右の手を均等に使うとか、両手搾りで時短を図るとか、サポーターやサムガードを嵌めるとか・・・になるかと存じます。

2015年9月21日 (月)

乳管洞がやたらと深いと仕方がないことがある。その1

IBCLCなどの見解では、乳管洞という部位は存在しない・・・ということはずっと前からSOLANINも知ってはいます。

でも、実際に、乳管洞としか表現しようがない案件があります。
当ブログでは過去記事でスウィートスポットという造語をしたことがあるので、それを使いますね。

さて、そのスウィートスポットですが、ここがやたらと深いと、乳汁分泌も乳管開通も中等度以上に良好であったとしても、なかなか直母が量にならないことがあります。
たまたま乳汁生成第2期くらいのてんやわんやな段階で、元来分泌過多の場合は、ダラダラ出てくる乳汁を新生児が舐めるだけorゴックンするだけで量になっちゃうこともありますが・・・
これは誰が悪いというものではなく、たまたまそうであれば、赤ちゃんの成長待ちをするしかないので、辛いでしょうが、地道にC-ホールドしたり、適宜搾乳(搾乳が取れない場合はミルク)の補足をしてやってください。

2015年9月19日 (土)

断乳は減ってきていると思いますが。

<ご連絡いただいたこと>
こんにちは。
1人目からずっと愛読していましたが、SOLANINさんのおかげで2人目は4ヶ月過ぎからおっぱいライフは順調で、最近はたまーに読みに来ています(*^^*)
断乳、なくならないですね。
でも少しずつ少しずつ減っている気はします!
私も赤ちゃんが泣き叫び、おっぱいもパンパンになるような断乳はどちらもキツイだけじゃないの・・・もったいなぁ・・・これからが楽しいおっぱいライフなのに
と思います。
私は周りから、「卒乳まで飲ませるなんてすごいねー!頑張るねー!」と言われます。
そんなことないと話をして、相手の話も聞くと、どうも夜泣き対策としての断乳の方が多いみたいです。
うちはほぼ全く夜中におっぱいを欲しがらなかったので(私が目覚ましかけてあげたりしてました)苦じゃなかったですが、夜中に何度も起きて欲しがられるのは大変そうです。
添い乳であっ・・・上の子の世話やお弁当とかもあ・・・

でもそこで断乳をするのではなく、断乳に向かわせる原因こそをなくせばいいんだと気付いて、工夫して欲しいですね(*^^*)

1歳すぎからこそ味わえる、心に余裕がある楽しいおっぱいライフ♪
赤ちゃんは幸せそうに飲んでくれるし♪
言い方や伝え方はほんとに難しいと感じる事が多いですがσ^_^;
私もおっぱいの楽しさをみんなに伝えられたらいいなぁと思います(*^^*)

<SOLANINからひとこと>
確かに断乳は減ってきてはいると思いますが、「私がもう嫌になって、おっぱいを続けたくないんです。」という発言を耳にする度にガックリします。
ご指摘の通り、夜間の授乳が辛いから・・・という理由は多いようですね。
SOLANINも、子ども達への夜間授乳中に気が狂いそうになった経験がありますから事情は理解できます。

何しろウチの子達はスタミナちゃんでしたから。
でも、今思い返せば、気が狂いそうになった理由は、身体のしんどさもさることながら、情報不足で対処法を知らなかったり、その大変さを理解してくれる人が傍に居なかったからだと思うのです。(当時の相方は「しんどかったら止めたら?」しか言わなかったですね。 学科同期の中では先陣を切っての結婚・出産でしたから、「これでいいのか?」「どうしたらいいのか?」を相談する相手が皆無であることに加え、転勤族で双方の実家も遠く、誰にも頼れない環境でしたから。)
孤独感で押しつぶされそうになりながらの子育ては、母乳をあげているか否かではない、もっと根源的なところでの悩みだったと思います。
これからもSOLANINは、おっぱいライフ中のお母さん達が笑顔になれるような役立つ情報提供をしたいし、特段の事情が無ければ、自然卒乳ができるように、SOLANIN自身と当ブログがお母さんの心の支えになれたらと強く思いました。

2015年9月17日 (木)

ブログのご紹介に感謝!(1ヶ月健診で)

<ご連絡いただいたこと>
はじめまして。
4月の中旬に次女を出産しました。
長女は、いわゆる母乳不足感というやつに私が負けてしまい混合で育てましたが、次女は出産前からこちらのブログで準備、勉強し、完全母乳で育てています。
次女は出生体重3322gで、生後3日目には一回あたりの哺乳量98gで体重3390g(助産師さん達から褒められてうれしかった!)、生後5日目の退院時の体重3450g。
そして先日の1ヶ月健診では5150gとグラマラスに成長しておりました。
これもSOLANINさんのブログのおかげです。
病院の小児科の先生、助産師さん、看護師さん達からは「完全母乳で赤ちゃんもお母さんもよく頑張ってるね〜。」とお褒めの言葉を頂きました。
そして、同じく1ヶ月健診に来られていたお母さんから、「どうしたら完全母乳で育てられるか?」と相談されたので、こちらのブログを紹介しました。
これからもブログ楽しみにしています。
本当にありがとうございました!

<SOLANINからひとこと>
母乳育児が良いことは誰でも知っています。
ミルクメーカーの方だって、大学病院の偉い先生方だって知っています。
でも、良いことは知っていても、どうすれば上手くいくかはなかなか教えてもらえません。
困った時にどうすればいいかも、相談する場所がありません。
頼りにしたい実母や義母から㌧でも情報を吹き込まれ、挫折される方は昔も今もいらっしゃいます。
ミルク屋さんと結託されている病産院では、健診の場でミスリードされることもあります。
当ブログはどこからも寄付金などは頂かず、無償で母乳育児がしたいお母さんのために情報提供し続けております。
「これを知ってさえいれば私は!」という記事は1つや2つじゃない筈。
きっとこのお母さんは、「自分だけが知っているのは勿体ない!」と思ってくださったのですね。
1ヶ月健診の段階であれば、母乳不足感なら充分修正が利きますよ♪
教えてあげてくださって感謝します!
そこで、当ブログの読者のみなさんに改めてお願いです。
一人でも多くのお母さんが笑顔でおっぱいをあげられるよう、まだ当ブログの存在をご存知ではないような赤ちゃんのお母さんや妊婦さんが周囲にいらしたら、「まずは読んでみてね!」と、お勧めくださいませ。

2015年9月15日 (火)

セレブで流行中の授乳セルフィーについて。

我が子に授乳しているシーンを自撮りするのを授乳セルフィーというんだそうですね。
最近の流行なんですかね?
SOLANINはミランダ・カーの画像しか知りませんでしたが、ブレイク・ライブリー、ナタリア・ヴォディアノヴァ、ジェイミー・キングなど、結構な方々がご自身のSNSに投稿されているようですね。

極めてプライベートな画像をSNSに投稿することは、ご本人が自覚されてのことですから、第三者がどうこう言うことじゃないと個人的には思います。
「成長されてから当該児であるお子さんが嫌だと思ったらどうするのか?」というお子さんの気持ちを慮ってのご意見もあると思いますが・・・こればかりは嫌か嫌じゃないかはその時になってみないと分からないことですし。
角度的には、お子さんのお顔がまともに写らないのが授乳中の写真の特徴ですし、パパラッチされたものじゃないという証じゃないですかねぇ?
寧ろ、「あぁ、こんなセレブと呼ばれている方々も母乳育児をされているのね。」と認知される方が増えた方が、個人的には母乳育児が拡がるきっかけになるんじゃないかなと思ったりします。
SNSで公開されなければ、一般人は知る由も無いわけですし。
きっとお子さんが大きくなられて、その画像を発見されたとしても、「お母さんは、忙しい中にも、抱っこしておっぱいを含ませてくれたことがあるんだ。」と分かっただけでも、幸せな気持ちになられるのではないかしら?
おっぱいをあげられるのは、一生のうちで僅かな期間です。
良い想い出になると思いますけど、ダメかしら?

2015年9月13日 (日)

母乳育児中に使用するおしゃぶりについて。(3ヶ月)

<ご相談内容>
SOLANINさん初めまして。
こちらのブログを見つけてまだ数日ですが大変興味深く拝見しています。
現在生後3ヶ月半の女の子をもつ新米ママです。
完母で育てています。
今回おしゃぶりについてご相談したくコメントさせていただきました。

私は親の会社で働いていて、3ヶ月になったくらいから少しずつ仕事復帰し始めました。赤ちゃんは一緒に連れていっています。
親の理解もあるのでありがたい環境だと思います。
私が外に出ることもあり、その間は親が見ていてくれるのですが、どうしてもぐずってしまうことがあります。
お腹がすくタイミングでは離れないようにしているので、ぐずる理由は眠たいときが多いです。抱っこして寝かせてあげれればいいのですが、仕事中ということもあり、いつも娘の相手をしてあげららない時もあります。
また、時間こそ短いですが近くに住む姉に預かってもらうこともあります。
そういうときにおしゃぶりを使っています。
娘はおしゃぶりを嫌がらず、するとよく寝付けるので頼ってしまいます。
また、家でも眠れずぐずっているときや外出中も使っています。
最初はねんねのときは添い乳していたのですが、最近はおしゃぶりで寝かせていました。本当はおっぱいがいいだろうに、反省しています…

<SOLANINの回答>
母乳育児中のお母さんが赤ちゃんにおしゃぶりを使わない方がイイ理由は過去記事で情報提供をさせて頂いております。
相談者さんはお仕事に復帰される時期が早く、またお嬢ちゃんと離れていらっしゃる&他の方の手を借りてお世話をしていただいているという事情があることは理解できました。
であれば、それらのリスクを踏まえた上で、使用されるというのであれば、SOLANINが意見するようなことじゃないし、ハッキリ申し上げて自己責任では?
使用せざるを得ない状況であれば、割り切って使うしかないですもの。
そういうことでしょう?

でも、傍に居られる時も使ってしまうのはどうかしら?
当初考えられていたであろう、相談者さんなりの使用ルールから逸脱していることになりますよね?
それに対し、反省されているのであれば、気づいた時点で改めればいいだけのことです。
それ以上申し上げるべき言葉はありません。

2015年9月11日 (金)

次の赤ちゃんが欲しいおっぱい星人母の悩み。(2歳)

<ご相談内容>
現在24歳、今月2歳になる息子がおります。
息子妊娠時は不妊治療(hcgタイミング)でも妊娠せず造影検査をしたところ癒着があり剥離術後1度目で妊娠、出産をすることができました。
治療当時20歳、「若かったためいずれできる。まだ若いでしょう。」と言われ続け周囲のおめでた婚をうらやみながらようやく信頼できるドクターに出会え苦労の末にできた我が子でした。
本当に愛おしく幸い母乳の出もよかったことから完全母乳。
出が良すぎて陸(おか)で溺れる我が子でしたが…その分かわいさも倍増でした。
離乳食が始まり母乳も当然回数が減るだろうと思っておりましたがご飯はほぼ食べずおっぱい。
こちらを読んで自信を持つことができそのうち食べるだろうのスタンスで母乳を続けておりましたが2歳になる現在でもご飯をほとんど食べません。
母乳は1日にだらだら、ちょこちょこ飲み日中でも7〜8、夜間は3〜4回といったところでしょうか。
出ているのかは謎ですが搾ると出ますし外遊びでごまかしていて間があいて授乳をするとたまに反対から垂れることも。
前置きが長くなってしまいましたが現在2人目を希望しており半年。
なかなか妊娠せず婦人科を受診したところ、「プロラクチンが27と高く妊娠は難しいおっぱいのせいだろうねぇ。」と言われてしまいました。
まわりの授乳しながら妊娠、タンデム、自然卒乳を密かに夢見ていたため一気におっぱいをやめるべきなのだろうかと悩むようになってしまいました。
ご飯も食べないし…など自分で理由をつけてやめようとしていたことに気付き「おっぱい飲みたーい!やめなーい!」と言って泣いている息子に対し身勝手で申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいました。
ですがあまり年齢を離さず兄弟が欲しいこと。

転勤などもあるので早くに産みたいこと。
おっぱい続けよう!やっぱりやめたほうが…
で毎日悩んでラチがあきません。
2歳でほとんどご飯を食べないのはおっぱいのやめ時なのでしょうか?
食べないわりにはすごい運動量で立派な排泄もあります。
結局私がおっぱいをやめることをさみしいと思っているだけのような気がしてなりません。
まとまりがなくなりましたが、どうかご助言お願いいたします。

<SOLANINの回答>
ます、2歳のお坊ちゃんとのおっぱいライフに敬意を表します。

文面から察するに、相談者さんは、元々身体のコンディション的に赤ちゃんが授かりにく状態だったのですね。
おっぱいライフ中は血中プロラクチンレベルは高い傾向にあります。
参考までに、血中プロラクチンレベルの正常範囲は、妊娠していない場合は、3~30ng/mlですので、相談者さんは27ですから正常範囲内ではあります。
しかし、妊孕性を高めるには15ng以下/mlであることが望ましいとされているので、産婦人科ドクターの仰ったことは妥当だと理解できます。
ただ、血中プロラクチンレベルの高い理由が、頻回授乳によるものか、他の理由があるからかは、血液検査だけでは分からないと思います。(勿論、状況的に限りなくグレーではありますが・・・)

それから、沢山出るおっぱいで、新生児並の授乳回数であれば、確かにご飯が進まなくてもそうかもしれないですね。(汗)
一生ご飯を食べないお子さんはいらっしゃいませんが、2歳になられ、活発に身体を動かしていながらも、食べることへの欲求や楽しみが乏しいのは、おっぱいを飲んでいるいないにかかわらず気懸りですね。

ご飯の件を置いといても、この先嘘はつきたくないですし、次の赤ちゃんをお家に連れてくるには、おっぱいを譲ってあげなくちゃならないこと、お母さんも頑張るからあなたも頑張ってねということを地道に言い聞かせされては如何でしょう?
当ブログの過去記事をご参照頂いてもいいですね。

もしかしたら、「赤ちゃん要らない!」と大泣きされるかもしれませんが、「お母さんもお父さんも赤ちゃんが欲しい!」という気持ちは毅然と伝えていきましょう。
一応逃げ道として、「もしも赤ちゃんがお家にやって来てくれて、その時まだおっぱいが欲しかったら、赤ちゃんの後に、飲んでもいいからね。」と約束してあげてください。
※SOLANINは、挙児希望がありながら、何らかの治療をしなければ望みが叶わないことが判っている方、年齢的に余裕の無い方は、言い聞かせ卒乳をされることをお勧めしています。



2015年9月 9日 (水)

フランス在住の当ブログの読者さんからのおたより。(8ヶ月)

<ご連絡いただいたこと>
Solaninさん。
8ヶ月強の娘をフランスで完母で育てている者です。
いつもためになる記事をありがとうございます。
今日はどうしても、私の母乳育児の師匠とも言えるSolaninさんに聞いていただきたく、この場を借りてメッセージを差し上げております。

1ヶ月前は「マ」、現在は「パ」の音がブームな娘ですが、一昨日夜に寝る前の添い乳をしようとしたところ、私を見ながら笑顔で「んっぱい!」と言い出したのです。
「そうだね、寝る前のぱいぱいさんだね」というと、「んっぱい、んっぱい!」と繰り返す娘。
その笑顔+「んっぱい」に胸がキュンキュンしました。
おっぱい星人、可愛すぎます!
可愛くて嬉しくて死ぬかと思いました。
今日は添い寝の態勢(上目遣い)に入ってからの「んっぱい」だったので、破壊力が更にUPしていました 笑
こんなに可愛い姿が見れるなんて、母乳育児の特権ですね。

母乳育児的には完全アウェーな国にいるのですが、Solaninさんのブログに励まされてここまで来ることができました。
歯もつい最近生え始めたのですが、言い聞かせの甲斐あって、今のところ噛まれていません。
Solaninさんのおかげでこれからもおっぱいライフを満喫できそうです。
お忙しい中、いつも役立つ情報を本当にありがとうございます。

<SOLANINからひとこと>
当ブログはかつて雨風呂で開設していましたが、お引っ越し先をココログさんにさせてもらった理由は、ブログのアドレス末尾が、co.jpとかne.jpでは海外在住邦人の方に閲覧して頂けない国や地域があることを知ったからです。
(その昔、enjoyshanghaiさんという方から教えて頂きました。)

ココログさんの場合、.ブログアドレス末尾がcomなので、インターネットに接続さえできれば、そういった国や地域であっても、いつでも無償で当ブログを閲覧して頂けますから。

フランスの母乳育児は、一般的に非常に短期間であることがスタンダードということは、これまでのフランス在住の読者のみなさんから伝え聞いております。
8ヶ月でおっぱいライフを継続中というのは、フランスの方々には驚異的な長さかもしれませんね。
そんな逆風吹きすさぶ中でのおっぱい・・・敬意を表します。
さて、8ヶ月のお嬢ちゃんでありながら、おっぱいを意味する言葉を喋ってくれたのは凄いですね!
毎日のおっぱいライフの励みになりますね♪
なかなかいらっしゃらないと思いますよ。
あまりに素敵なお知らせだったので、記事化させていただきました!

2015年9月 7日 (月)

リンパ節炎の治療時の内服について。(1歳2ヶ月)

<ご相談内容>
1歳と2ヶ月の娘に授乳中です。
リンパ腺炎でセフゾンとプレドニンを処方されました。
1日3回の処方です。
初めて飲む薬で色々調べたらやっぱり授乳禁止で、プレドニンは量を守れば大丈夫とわかりましたが、セフゾンとプレドニンを両方飲んでも授乳していいのかと。

1歳を過ぎてますが頻回授乳していて、薬の移行が心配です。
主治医に伝え忘れいままさに授乳するかどうか不安で投稿しました。
よろしくお願いします。

<SOLANINの回答>
リンパ節炎に罹患されお見舞い申し上げます。
ん~、やはり、こういうことは、主治医に確認されるのがスジですね。
当ブログのカテゴリー「☆おっぱいとお薬」は、あくまで情報提供の場であり、それをご精読いただき、ナンでしたら国立成育医療センターのHPや大分薬剤師会のHPにジャンプしていただき、確認して頂くように記事末尾にアドレスを掲載しておりますので。
そもそも、普段からきちんと当ブログをご精読であれば、「プレドニン®」は過去記事にあるのはご存知ですよね?(検索されたら即ヒットしますよ。)
「セフゾン®」は確かセフェム系第3世代のお薬で、半減期も1.7時間と早いですし、陣痛発来前に破水した際に感染予防として処方されたり、小児にも処方される種類のお薬ですね。
添付文書には記載されていませんが、母乳に移行しにくいお薬で、Briggsでも、600㎎/日の投与では、母乳中に検出されなかったというデータもありますので、授乳中のお母さんには適している部類になりますね。

顔が見えない状態での遣り取りになりますから、提供させて頂いた情報をご自身で吟味され判断して頂くことが妥当かと存じます。

ただ、文面からの印象というか穿った見方かもしれませんが、相談者さんは、現在授乳中であるという事情(←これ、凄く大事なことですよ!)を、主治医に伝え忘れられたっていうのはホントでしょうか?
百歩譲って授乳前にハッと気づいたのであれば、帰宅後であったとしても電話等で確認することは可能なのではありませんか?
そうじゃなくて、敢えて聞かれなかったのではありませんか?

今まさにと仰られても、開設当初から当ブログは緊急性を要するご相談にはお答えすることをしない方針です。
当方もフルタイムで某病院で仕事をする身の上です。(汗)
もしかして相談者さんは、当ブログの一見さんですかね?
SOLANINは決してPC前に張り付いて、コメント返しや相談業に専従しているわけじゃないんですよ。(著書にもプロフにもその旨書いております。)
当ブログの熱心な読者のみなさんであれば、この手の相談はSOLANINが一番嫌がるタイプのものであることをご存知なので、される筈ないですから・・・

雨風呂時代は読者登録をして頂き、過去記事をしっかりご精読いただいた方のみにコメントをお返ししたり、質問を受け付けておりました。
でも、ココログさんは読者登録のシステムが無いので、この相談者さんのような方が後を絶たないので、正直言って困惑しています。
この相談者さんに限らず、緊急性を要するご相談はお受けいたしかねます。
(それでも記事化したのは、注意喚起のためです。)
どうかよろしくお願い申し上げます。

2015年9月 5日 (土)

吸啜が出来るようになった陥没乳首のケアは?

<ご相談内容>
更新を楽しみにさせていただいています。
2月に出産し実家に里帰り中にブログを見つけ、心の支えにして日々母乳育児を楽しんでいます。

元々、右が仮性陥没乳頭・左が真性陥没乳頭で妊娠中にケアを行い右が常に突出するように左も仮性陥没になりました。
ケアについて、助産師に伺いましたが乳頭吸引器で吸引するようにとの指導で自己流です。

出産時、3,180g(41週4日)
生後6日、3,172g
生後13日、3,430g
生後28日、4,030g
生後47日、4,900g
生後50日、5,400g
生後73日、5,920g
本日79日です。
出生後すぐは活気にムラがあり1ヶ月健診時まで搾乳もしくはミルクで100ml/日補充、乳頭保護器を使用しての授乳の指導を受けていましたがその後は直母です。(保護器も嫌がるので吸引器で突出させ、今は手で突出できます。)

ここ数日で吸う力が強くなったのか授乳後の左乳首の突出が今までよりも出てきて、中に入り込んでいた部分が大分出てきました。
そのためかぴりぴり痛い状態です。
昼間は頻回授乳(8〜12回)のため、夜間(2〜3回のため3時間はあくため)にだけデスパコーワを塗布しラップをしています。
このような対処方法でいいのでしょうか?
哺乳瓶は1ヶ月健診後、全く吸ってくれません。
また、乳房の大きさが左右違います。
元々左右で飲む量の違い(入院中はほぼ左から飲めなかったので一桁、退院して1ヶ月時、授乳に間に搾乳すると40ml。
その後は頻回授乳で搾乳できていませんが、左も嫌がる時もありますが、飲んでくれてます。)
今後、右に近づいていくのでしょうか?

<SOLANINの回答>
シビアな乳頭状況にもかかわらず、心を挫かず、母乳育児を続けてこられたことに敬意を表します。
拝読してまず感じたのは、SOLANINが担当させて頂いた患者さんと似ているなぁ~と。(体重の推移や直母の可能になった経過など)
いやぁ、ビックリしましたよ。(笑)
でも、その方は、妊娠中から折に触れ、直接ケア指導させていただいたから、相談者さんとは違うことは分かりますけど
ね。

さて、ケアとしては、適切だと思います。
ケアではないですが、吸啜時間が長いと深く咥えていても乳首の一部がダメージを受けるので、3分毎に左右切り替えるのがイイと思います。
一般的に、吸啜刺激を多く強く受けると、おっぱいの生産量は増加します。
左右差があるのならば、小さい方からor分泌量が少ない方から飲ませましょう!左乳が右乳に近づく日は来るとは思いますが、状況から考えて、イーブンまではいかないと思います。
あっ、卒乳したら、元の状態の左右差比率に戻りますけどね。

2015年9月 3日 (木)

早過ぎる卒乳に気持ちがついていかなくて。(9ヶ月半)

<ご相談内容>
初めまして。
私も今まさに卒乳なのかストライキなのかという状況で困り果てています。
3歳半と9ヶ月半の2人の男の子を育てています。
次男は産まれてから今までずっと完母です。
今は離乳食を3回よく食べています。
もともとあまり母乳に執着がないようで…しかしわたしの母乳の分泌はすごく良くてすぐに張って痛くなるので無理やり飲ませている状態でした。

ですが、離乳食が2回食になった頃くらいから授乳しようとするとのけぞって泣いて嫌がり、飲まないことが多々…
寝ぼけているタイミングを見計らって半ば無理矢理飲ませるという日々が続いていました。
ですが、3回食になったここ1週間ほど、ますます授乳を嫌がるようになってしまい寝ぼけたタイミングでも口に乳首を入れた途端に覚醒して泣くといった状態になってしまいました。
わたしは母乳もよく出るので、せめて1歳まではなんとか飲んで欲しいと思っていたのですが…
もうこれは卒乳ということなのでしょうか?
あまりにも嫌がるのでおっぱいセールスをするのも辛くなってきてしまいました…
本当に困ってしまいまして、他に相談できるところもなく…長文失礼いたしました。

<SOLANINの回答>
元々おっぱいに対して淡泊なスタンスの赤ちゃんの場合、離乳食が進むと、1歳にならないうちにおっぱいを欲しがらなくなることがあります。
お母さんにしてみたら、せめて1歳のお誕生くらいまではあげたいし、こちらがあげようとしなくても、欲しがるし飲むだろう・・・という心積もりとお察しします。

一般的に、1歳までの自然卒乳は20%程度と言われていますから、少数派といえば少数派なのですが、そういう赤ちゃんが確実に存在することは間違いありません。
お話を伺った限りでは、ん~、やはり卒乳なのかと思われます。

お母さんにしてみたら、心の準備が出来ていなくて、かと言っておっぱいセールスしてもつれない状態で・・・なのですよね?
お子さんはジェスチャ―が出来る頃ですから、「おっぱいにありがとう♡バイバイしようね。」と、けじめをつけさせてあげましょう。
(お別れの儀式の様子は、旦那さんがこっそりビデオ撮影してくれたらいいですね。)
お母さんの方は、乳腺炎になったら大変ですから、お食事の摂取量を若干減らし気味にされ、冷罨法を致しましょう。
おっぱいのブレーキはそんなにすんなりとは掛からないし、暴れる可能性もありますから、予め助産院や母乳外来の予約を取り、万全の態勢で臨んでくださいませ。

そして、大きくなって会話が成り立つようになったら、何故飲まなくなったのか?という理由を訊かせてほしいと何度も何度も繰り返しお話してくださいね。
その日、ホントに気の長い話ですが、モヤモヤしていた真相究明がなされますから。



2015年9月 1日 (火)

メラトニンの秘密!

読者のみなさんは、赤ちゃんの体内時計(サーカティアンリズム)が作動するのは生後間もなくではなく、2ヶ月以降であるという過去記事を憶えていらっしゃいますでしょうか?

 

昼夜逆転傾向のある赤ちゃんであれば、修正のためには朝陽を浴びるといいですよ~のお話もしましたよね?(詳しくは、夜泣き専門保育士・清水悦子先生のご著書をご参考になさってくださいね。)

その時に、メラトニンのこともお話しませんでしたっけ?
メラトニンは、脳の松果体から分泌される睡眠に関与するホルモンです。
通常は、メラトニンの血中濃度は、昼間は低く、夜間は高くなります。

メラトニンが高くなると、カラダの深部体温が徐々に低下して、眠気を催し、夢の国にレッツゴーという仕組みなのですよ。

さてこのメラトニン。
実は、おっぱいを通して、赤ちゃんに移行することをご存知でしたか?
お母さんの体内時計(サーカティアンリズム)は、おっぱいを通して赤ちゃんに伝達されるのです!
ですので、お母さんの体内時計が、ちょっとズレ気味というか、修正がしきれていなかったりすると、ちょっと厄介かもしれませんね。
まさかとは思いますが、その日の最後の授乳で赤ちゃんが眠った後、夜なべ仕事に精を出したりして・・・いませんよね?(汗)

赤ちゃんの夜間覚醒に悩まれる方、ご注意くださいね!

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