« 2015年9月 | トップページ | 2015年11月 »

2015年10月の記事

2015年10月29日 (木)

4㎏台で生まれた赤ちゃんであっても。

赤ちゃんの出生時体重を分類する際、4㎏以上の赤ちゃんを「巨大児」と称します。
お母さんが妊娠糖尿病だったのでは?ということが示唆されますが、未だに妊婦のうちに糖負荷試験を実施しない病産院もあるようなので、未検査であれば推測するしかありませんが。
さて、その巨大児ちゃん。
最初のうちこそお産疲れ(?)で吸啜が今イチのこともありますが、回復するにつれ、ゴイゴイと逞しい吸啜を見せてくれるものです。

しかし、稀に巨大児ちゃんでありながら、舌の挺出が不充分で巻き付け不良だったりすることもあります。
そういう場合は、やはりシリンジと指を使った吸啜トレーニングを継続することで改善を図ることが出来ます。
特に、巨大児ちゃんでありながら高口蓋であったり、上唇小帯が太短くて上歯茎の先端までガッチリ付着していると、(信じられないかもしれませんが)上下口唇全体にガビガビの吸啜胼胝(きゅうてつべんち=吸いダコ)が形成されたりします。
SOLANINも数は少ないですが、昔そういう巨大児ちゃんに遭遇したことがあります。
抱っこの仕方を変えても、ベテランの助産師が授乳介助しても、おっぱいの分泌は決して悪くないのに、毎回一桁しか飲めない巨大児ちゃん。(涙)
「なんでこんなに大きな赤ちゃんやのに、吸いダコだらけでおっぱいが飲めへんのかな?」と思い、お口の中をチェックさせていただいたら、高口蓋+太短いガッチリ付着の上唇小帯だったから・・・ということが発覚したことを思い出しました。
でも、これって生まれつきのことだから、入院中に問題解決というのは難しいと思います。
退院後も母子をサポートすることで、難局を乗り越えていくお手伝いになるのだと考えます。

吸啜トレーニングが実を結び始めると、直母量が増加し、吸啜胼胝が軽快してきます。
SOLANIN的には概ね3~4週間で、何とかなるかな~という印象です。
あっ、でもその間は、搾母をこまめに行い、分泌低下しないように気をつけてくださいよ。

2015年10月27日 (火)

混合栄養の方は母乳石鹸の作成は不可能なのか?

1つ前の記事で、消費期限切れの冷凍母乳の有効活用方法の提案として、母乳石鹸を手作りしましょうという記事を書きました。

しかし、画面の向こうで、「私は混合栄養だから、そんなストックした冷凍母乳なんて無いし、沢山搾れないから土台無理。」と呟くあなた、ちょっと待って!
確かに母乳石鹸の作成に必要な母乳はどのレシピを見ても170mlとか200mlとか途方もない量・・・(涙)と、思いがちですが、それは一気に搾ろうとするからですよ。

発想を変えてみましょう!
例えばペットボトルのキャップの容量が大体5mlですよね。
授乳前、赤ちゃんが咥え易くなるよう左右の乳輪を柔らかくほぐしませんか?
その程度だけ授乳前に搾ったら、大体5mlつまりペットボトルのキャップ1杯分くらい母乳が採取できる筈です。
それを1日に1回か2回行う程度なら、赤ちゃんにひもじい想いをさせたり、発育を妨げるほどの搾乳量ではないと思われます。
搾った母乳を中くらいのペットボトルやシール容器やMサイズのジップロック®などの冷凍が利く容器にひたすら継ぎ足し継ぎ足し入れて、地道に日々凍らせていくのです。
必要量まで溜まったかどうかは、クッキングスケールなんかで測定したら確認できますよね?

手作り母乳石鹸の良いところは、量産メーカーさんの作られた石鹸と違い、グリセリンが抜かれていないので、洗い上がりがしっとりしてお肌が突っ張らないことです。
お母さんの手肌だけではなく、赤ちゃんも洗ってあげられます。
出来上がった母乳石鹸の色味は、淡いミルクティーのようです。

出来上がる=使用可能になるには作業終了から1ヶ月は待ってくださいね。
余談ですが、ラップなどで密封し、冷蔵庫に保管したら10年でも20年でも持つそうです。
全部使わずに少しでも取り分けておけば、赤ちゃんが大きくなってから、プレゼントしてあげられますね♪

2015年10月25日 (日)

3ヶ月以上経過した冷凍母乳は廃棄するしかないのか?

1つ前の記事で、冷凍母乳を離乳食に活用できるかということについて記事化しましたが、「消費期限を過ぎた冷凍母乳は廃棄するしかないのか?」という疑問を抱かれた読者のみなさんもいらっしゃるかと存じますので、こんな活用方法があるということをお知らせしますね。

それはですね、母乳石鹸を作るという手段です。
インターネットで検索すると幾つか業者さんが出てくるようですが、個人的な感覚では、ちょっとお高いような・・・(←失礼!)
また、ご自身の冷凍母乳を送り、出来上がった母乳石鹸を送ってもらうシステムのようですが、作成過程を自分の目で確かめられないのが難点ですよね。(←重ねて失礼!)

だったら、ご自身で作っちゃったら如何でしょうか?
難しくないかって?
それがですね、材料と機械・器具さえ揃えれば、な、なんと1時間ちょっとで出来ちゃいます。
時短の魔法はブレンダ―と電子レンジです。
費用面でも、業者さんに丸投げした場合の相場の1/3~1/2くらいで可能です。
レシピは色々あるようですが、手作り石鹸の本に書いてあるのが手頃かもしれませんね。
ボウルや苛性ソーダを入れる容器やゴム手袋やゴーグル等は百均なんかで揃えられますし。
エプロンはお家で使っていらっしゃるものでOKですし。
他に準備するものは・・・え~と、温度計かな?

あっ、そうそう、苛性ソーダを買うには薬局でハンコが必要ですからね!

2015年10月23日 (金)

これは冷凍母乳の活用方法として可能ですか?

<ご相談内容>
初めまして。
いつもブログ拝見しています。
5ヶ月になる男の子を完母で育てています。
妊娠中からこちらのブログとご著書で勉強し、切迫早産で安静中でも乳頭のケアをし、万全の体制で出産したのに産後母乳の出が悪く、さらに入院中に病院の方で勝手に哺乳瓶を使用されアッサリと乳頭混乱に。妊娠中からあった白斑が巨大化したり。
つまづくたびに記事を読みまくり、何とか息子と二人三脚でやってこれたのはSOLANINさんのお陰です。
さて、息子は今かなりのキョロちゃんで起きている時のほとんどは真面目におっぱいを飲んでくれません。
もちろん寝込みを襲って授乳していますが、どうも飲み残しが多いような気がします。
そこでふと疑問に思ったのですが、搾乳を冷凍保存し、これを離乳食に使うことは出来るのでしょうか?
キューブタイプのミルクを使ってミルク煮を作れるというのを見たことがあるので、それを母乳でもできるのかとふと思いました。
ミルクとは中身が違うし、あと、熱によって変性するのか?
気になっています。
ブログの主旨とは少し離れていますが、お時間のある時にでも教えていただきたく思います。
<SOLANINの回答>
ブログの趣旨とは違くないですよ。(笑)
大昔の話ですが、SOLANINもT1・T2・H1を育てていた頃、ちょくちょく冷凍母乳を作成しました。
そんでもって、パン粥を作る時に、冷凍母乳を活用していましたよ。
調理の過程で加熱しますから、免疫物質は壊れちゃいますが、その他栄養素は特に変わりないですし。
相談者さんのお坊ちゃんが味的におっぱいが好きだったら、問題ないどころか喜んでくれるのではないかしら。
大抵の冷凍母乳バッグはγ線で滅菌してありますから、有効期限が3ヶ月だったかと記憶しています。
通常、冷凍母乳を3ヶ月以上保管することは稀ですから、消費期限さえ遵守すれば問題ないと思われます。
念のために申し添えますが、捨てるのは勿体ないから止めましょうね。

2015年10月21日 (水)

上の子の授乳、このまま止めるor再開する?(上の子2歳9ヶ月)

<ご相談内容>
こんばんは。
第1子の時から拝読させていただいています。現在2歳9ヶ月の長女と7ヶ月の長男がいます。
1ヶ月前までタンデム授乳していましたが、上の子を断乳し続けるかどうかで悩んでいます。
2人とも完母で発達は特に異常はありません。
第2子妊娠中の授乳は不快感が強かったのですが、なんとか続けていました。
出産後、弟の授乳は順調でしたが、退院後に長女が物凄い勢いでおっぱいを飲みはじめました。
痛みもあったため、「痛いよ〜」と悲鳴をあげたら、長女は泣き出してしまい、それ以降、おっぱいをくわえるだけで実際は飲まなくなりました。
それ以降も毎晩タンデム授乳して、長女はおっぱいをくわえるだけでしたが、「おっぱい飲んでるの」とニッコリ満足そうでした。
弟が5ヶ月頃にタンデム授乳していて、弟の授乳に反応して出てくるおっぱいを嬉しそうに触っているので、「飲みたかったら飲んでも良いよ」といったところ、数口、口に含んで喜んでいました。
また長女に授乳してあげれてよかったなあ〜と思ったのは束の間でした。
その後は弟よりも長時間飲みたがり、弟よりも先に飲み、弟が吸い付くのを阻止しました。
弟を優先こと、長く飲まないようにすること、ママが止めてと言ったら止めることなど、約束事項を決めて飲み始めても、弟より長くおっぱいに食いついて、絶対に離そうとしませんでした。
長かった里帰りを終え、海外赴任先(上海)に戻ったこと、私がパート復帰したこと、家政婦と言葉が通じないことなど、ストレスが重なっていたのかもしれません。
長女が沢山飲むことにイライラし、長女との関係を損ねていると感じ、断乳しました。
無理に断乳と言うよりは、夜は絵本を読んだりして眠くなるまで待つ、朝は欲しがったら、牛乳や果物など食べ物で釣って早起きさせる、などで対処しています。
なので、まだ長女も時々おっぱいを飲みたがります。
今でも毎日、弟がおっぱいを飲んでるのを邪魔したり、自分が飲もうとしたりもしますが、半分は遊びで邪魔していると思います。

長くなって恐縮ですが、相談としては、このまま断乳し続けた方が子どものためにも良いのかという点です。

私としては、卒乳までは頑張りたいと思っていたので、長女にも授乳したい気はあります。
ただ、約束事を決めて再開して、また弟以上に飲むようになったら、再度断乳ざるを得ません。
弟に反対側のおっぱいをあげたくても代わってくれなかったり、タンデム添い乳がうまくできず弟が泣き続けるのを見ると、どうしても長女に辛く当たってしまうから、悪循環だからです。
遊びや食べ物につられるようなら、母乳は卒業してもいいのかもしれないし、中途半端にあげることで、また長女も辛い思いをするかもしれない。
長女がおっぱい欲しいという時に、再度飲ませてあげたとしても、卒乳まで授乳してあげたいと言う、私の自己満足に長女を巻き込んでしまった、という結果に終わってしまうのではないか心配です。
ご意見をお聞かせ下さい
<SOLANINの回答>
お返事が遅くなり失礼します。
ううむ。
私なりに何度もコメントを拝読し、何ヶ月も熟考しましたが、この場合は、今の選択肢の継続でイイと思いますよ。
長女ちゃんは環境の変化から、おっぱいを求める気持ちが強くなっているような気がしないでもないですが、お母さんの提示された代替え策(つまりこの場合は、食べ物や絵本)で気持ちの切り替えが出来るのですから、「何が何でもおっぱいじゃなきゃ嫌なの!」ではない訳です。
必要度が低めなのでしょう。

変則的な言い聞かせ卒乳のような感じですね。
相談者さんの中で、タンデム授乳を続けるとしたら「ここからそこまで」という風に条件というか許容範囲が決まっていて、そこから長女ちゃんが逸脱したからおっぱいを止められたのですよね?
ご指摘のように再開したとしても、同じことを繰り返すことが予測されますから、そうなると長女ちゃんには却って酷かもしれません。

2015年10月19日 (月)

赤ちゃんは繊細です。

ご存知でしょうか?
おっぱいを飲んでいるタイミングで、至近距離で怒鳴り声を聞いてしまうと、赤ちゃんはおっぱいを飲んでいることで自分が叱られたと勘違いしてしまうのです。

SOLANINの記憶する限りでは、一番若い赤ちゃんで、生後10日目頃だったかな?
イマドキの殆どの新生児は、入院中に病産院で聴力検査を受けているし、結果がパスだったらそれはしっかり耳が聞こえていることを意味していますからね。
至近距離の怒鳴り声を聞くと、モロー反射だって出るんですよ。

派手な夫婦喧嘩だったり、お母さんが上の子を叱った後は、哺乳ストライキの発症し易いタイミングであることは、過去記事にもアップしたと記憶していますが、変わり種としては、里帰り先で一緒に過ごしている、常は優しい筈のおばちゃんが、いとこを大声で諌めたりした時なんかも要注意です。

哺乳ストライキに突入すると、その後ピタッとおっぱいを飲まなくなるのです。
時間が経てばおなかは空きますから、おっぱいを欲しがって泣くのですが、「じゃあ飲みましょう!」と、乳房を差し出すと仰け反って嫌がります。

誤解を解くしかないので、誠心誠意、「ビックリさせてごめんね。あなたを叱ったわけじゃないのよ。おっぱいを飲んだらダメとか、そういうのじゃないから安心してね。」と、何度も何度も念仏のように繰り返し謝ってください。
気分転換にドライブしたり、明るいうちでお天気が悪くなければ抱っこしてお散歩するとか、夜ならば母子一緒に湯船に浸かるのもいいですね。
哺乳ストライキはこじらせると大変です。
次々に手を打って平常化を図りましょう!

2015年10月17日 (土)

じゃがいも湿布の効能、なかなかですぞ!

じゃがいも湿布については、過去記事でも何度か登場していますが、「ここまで効くのか!」と、驚くような方々に複数遭遇しましたので、ご報告します。

肘窩で検温して、37度台後半~38度台前半。
乳房の一部が発赤していて、硬結も形成し、痛みを強く訴えられていました。
乳口炎ではなかったようですが、1時間くらい乳房マッサージをしても、湧いて来た時に、じわじわ程度の分泌に留まり、硬結やや縮小程度で、正直言って、「このまま帰宅して頂くには申し訳ないし、でも今はどうにもならないし・・・」と、困っておりました。
手持ちされていた葛根湯を内服されていたのですが、拗れると困るし、次回予約日まで3日もあったので、その期間ずっとじゃがいも湿布を貼付されることをお勧めしました。

どなたも民間療法チックな説明に半信半疑の表情でしたが、「まぁ、騙されたと割り切ってとにかくやってみてください!」と、お話しました。
そして3日後。
乳房ふわふわに変貌していました!
どなたも仰るには、じゃがいも湿布貼付1日半~2日間で概ね軽快したらしいのですが、止めて数時間後にリバウンドしそうになったので、慌てて再開され、再診日までしっかり継続されたとのことでした。
どなたも再診日には乳房マッサージをしても痛み訴えは勿論無く、微かに残っていた硬結もクリアできました!

読者のみなさんも、、「乳房トラブルかな?」と感じたら、直ぐに助産院や母乳外来を受診できないこともあるでしょうし、早めに自己判断でじゃがいも湿布されたらいいと思います。
なお、赤ちゃんに小麦アレルギーのある場合は、代替えに米粉を使われるなどの対策を講じて、安全に配慮してくださいね。

2015年10月15日 (木)

妊娠中からしっかりお手入れをしていたのに・・・(涙)

妊婦検診時に、「しっかりお手入れ出来ていますね♪」と、産婦人科外来で褒められるくらい頑張ってケアしたのに、いざ生まれた赤ちゃんが、おっぱいが上手に飲めないタイプであるため、直母だけでは量的に賄えず、搾母やミルクの補足をせざるを得ないことがあります。
陥没乳頭のため乳頭頂に亀裂が入ってしまい、痛くて堪らず搾母増量とか・・・
不本意ながら乳頭保護器を使用せざるを得ないとか・・・
母乳育児をしたいと思っていたお母さんほど、直母が上手く行かないと、悲しくなるでしょうね。

でもね、妊娠中からしっかりお手入れをされていた方は、多少時間が掛かっても、やがて赤ちゃんは直母はできるようになられます。
母乳の分泌量も増えてきます。
赤ちゃんは少しずつ進化されますから、辛いでしょうが、どうかその日まで待っていてあげてくださいね。
辛い時は、当ブログの過去記事を沢山読んでくださいね。
そして、出来れば助産師に対応して貰ってくださいね。

2015年10月13日 (火)

しつこい鼻汁と咳嗽はヤバいですよ。

赤ちゃんのしつこい鼻汁と咳嗽。
「あ~風邪を引いちゃったのかしら?」ってなリアクション、普通にあると思います。
ただ、特に10月に入ると用心が必要なのが、RSウィルスの感染症です。

もうちょっと詳しく申しますと、最初の頃は発熱と鼻汁が見られます。
鼻汁は拭いても拭いてもダーダーで、時折鼻ちょうちんだったりします。
発熱が落ち着く頃から、咳嗽が酷くなって常に痰絡みだし、喘息でもないのにゼコゼコしています。
涙目になる場合も有るし、ヨダレの出易い赤ちゃんだったら、もう顔面グチャグチャです。
おっぱいを飲むのもウグウグして明らかに苦しそう。
こぶたちゃんレベルの鼻閉は遥かに超越しています。
「症状のキツい風邪なんだろうな~。」と思っちゃいますが、いつもの風邪よりもしつこい印象がある、具体的には1~2週間も症状が続いたりすると、かなり怪しい。
特に「何が気に入らないんだろう?」というくらい長時間にわたり機嫌が悪い、いつもの寝グズリ以上に眠らない(←しんど過ぎたら眠れないことがあるのです!)、おっぱいの飲みが悪い、いつもの元気が無い時は、放置してはダメ。
小児科を受診しましょう。
RSの感染経路は飛沫と接触と言われています。
周囲の方の咳嗽やくしゃみ、きょうだいやお友達な舐めたおもちゃからでも容易に感染します。
RS感染症は、治癒しても1~3週間は人様に感染させるリスクがありますので、無闇に連れまわして出歩くと被害が拡がります。

ただ、厄介なのは、新生児など月齢の若い赤ちゃんの場合は、症状がハッキリしないこともありますし、不安を煽るつもりは毛頭ありませんが、あっという間に細気管支炎や肺炎に進み、入院加療せざるを得ないこともあります。
もっと恐ろしいのは、呼吸困難から突然死というパターンがあることです。

2015年10月11日 (日)

怪我の功名?母○相○室®の裏活用術。

赤ちゃんの哺乳力の評価の仕方には先行研究は無さそうですが、SOLANINとしましては、最低3つの評価項目があると考えています。

1つ目はパワー。
直母で飲むには、一般的な哺乳瓶(例:母○実○®とかビ○ン○タ○ク®とか)の50~60倍の力が必要です。

2つ目はスタミナ。
ある程度の時間、吸啜ができるかどうかです。
数回クチュクチュして、ほえ~となっていたのではとてもじゃないけれど直母では飲めません。

3つ目はテクニック。
お母さんが分泌過多であれば、流し込み直母が可能かもしれませんが、やがて分泌が低下した時に怒りまくるか、奇跡的に分泌を維持できたとしても乳房トラブルを頻発させるかのどちらかになってしまうでしょう。(涙)

困りますね。
そんな時、推奨するわけじゃないですが、たまたまお家の方に搾乳を預けて母○相○室®で飲ませることを何度かしていくと、テクニック克服に繋がることがあります。
ただ、新生児ちゃんとかは無理ですよ。
使いこなせないから。
最低でも4000gは超えないと。
所謂、下手っぴちゃんの場合、テクニック向上のためのトレーニングマシーンとしての活用はアリかなと思います。

2015年10月 9日 (金)

もっとあげようと思っていたのに。(11ヶ月)

<ご相談内容>
上に2人の子どもが居ます。
直母の完母でしたが、何故か2人とも、11ヶ月であっさりと卒乳しています。
周囲のお母さんたちは、おっぱいから離す(←断乳ですね)のが大変という話しか聞いていなかったので、「私ってラッキーなのかな?」位に思っていました。
丁度1歳のお誕生日には仕事復帰だったので、正直言って、授乳が終わることに、何の躊躇いもありませんでした。
そして、昨夏、こちらのブログに出会いました。
3人目を授かり、順風満帆なおっぱいライフを過ごしてきました。
今回の子どもが私たち夫婦にとっては最後の赤ちゃんの予定ですし、転職して在宅ワークになったので、何となくですが、「きっと長期授乳になるのだろうな。喋るおっぱい星人かぁ・・・まぁ1人くらいそういう経験が出来てもいいんじゃないかな?」と、思っていました。
夜中に勝手におっぱいを飲まれても、寝不足になっても構うものかという覚悟は出来ていました。
ところが最後の赤ちゃんも、上2人同様、月齢と共に離乳食はどんどん進み、反比例して授乳回数はどんどん減ってきました。
特に、11ヶ月に入った頃から、片方1回飲んだら「ごちそうさま。」と手を合わせるゼスチュアをして、おっぱい無しでもコロンと眠るようになり、全くと言っていいほど執着していません。
「おっぱいだよ。」と差し出しても、ニヤリと笑うだけで、欲しがる素振りではありません。
1歳のお誕生日まであと2週間。
長期授乳を経験しないまま、3人目もこのまま卒乳してしまいそうで、私の方が名残惜しくて泣けてきました。
<SOLANINの回答>
自然卒乳と言えば、イメージ的に2歳とかもっと大きな年齢とかのイメージが強いですが、何かの働きかけをしたわけでもないのに、1歳までに自然卒乳をされる赤ちゃんは20%くらい存在されます。

相談者さんは、何となくですが3人目さんは長期授乳になるだろうなと予測されていたし、そうなっても受け止めようとされていたのに、「2度あることは3度ある!」だったのですね。
特に、「この子が最後。」という思い入れがあっただけに、モヤモヤして、気持ちの整理がつかないのかもしれませんね。

おっぱいライフが順風満帆であればそうでもないのでしょうが、聖人君子ではない限り、トラぶって超痛い目に遭ったり、夜間の授乳がしんどかったりすると、「もういやだ。止めてしまいたい!」と思いがちです。
しかし、思いがけず早い時期に卒乳されると、ホントに寂しいものです。
自然卒乳の日は、或る日突然なのですね。
いつフィナーレを迎えるかは、お子さんのみぞ知るわけです。
「もしかしたらこれが最後のおっぱいかもしれない。」という気持ちになると、子どもに優しくなれるという話を聞いたことがあります。
でも、泣きたい時は、泣いて良いのですよ。
無理して我慢しないでくださいね。
そして、少しずつでいいから、受け入れてくださいね。

相談者さんは通算で3人のお子さんを約1年ずつ完母でおっぱいをあげてこられたのですよね。
概算ですが、それって約1tのおっぱいを生産していたことになりそうですよ。
大したものです。
ご自身のおっぱいライフに誇りを持ってくださいね。
どうもお疲れ様でした。



もっとあげようと思っていたのに。

2015年10月 7日 (水)

早産児や低出生体重児が直母出来るようになると。

例えば、35~36wくらいの早産児や2000g以上の低出生体重児は、お母さんのおっぱいの分泌が非常に良かったとしても、最初から直母の完母というのは稀です。
「いやいや、ウチは大丈夫でしたよ!」という方がいらしたとしたら、それは十中八九は「流し込み直母」です。(汗)
まだ、口腔機能の発達や、哺乳力の中で重要なスタミナとテクニックは身についていないからです。

でもそれは、良いとか悪いとかじゃなくて、そういう段階だからそれでいいのです。
寧ろ、そういう段階なのに直母に拘り過ぎると、クッタリ状態で搾母が哺乳できず哺乳量が確保できなくなるので、ちっとも発育しないという事態に陥るリスクが高いから、搾母で分泌維持をしつつ、哺乳力増強を待ってあげてくださいね。
割り切って搾母を補足することで、確実に体重増加がみられるようになりますから。
「どのくらいの量を直母できるようになっているのか?」につきましては、自己判断は危険なので、助産院や母乳外来を何度か受診され、1回哺乳量を測定していただき、どのくらいの哺乳力が増強してきたか?を知ることは大事です。
やがて赤ちゃんは、口腔機能の発達や、哺乳力の中で重要なスタミナとテクニックが獲得できるようになられます。
そうすると、搾母の補足は徐々に卒業で、直母の完母にシフトしていきます。
「やったあ!」とハイタッチしたいくらいの達成感に浸れる筈なのですが、お母さんは浮かない顔です。
何故かと申しますと、赤ちゃんが頻繁におっぱいを欲しがるようになるからです。
抱っこしたらウトウトしているけれど、平らなベッドでは眠ってくれなくなるからです。
なかなか眠ってくれなくなったり、哺乳後一旦眠るも直ぐに目を覚ましたり、「虐待か?」と疑われるくらい大泣きするようになるからです。

気になって助産院や母乳外来を再診されても、大抵は「しっかり育っていますよ。母乳不足なんて有り得ないレベルですよ。」なんて言われちゃって、「でもじゃあこの常にパクパクして欲しがるのと大泣きは何なの?」と、愚痴っちゃうかもしれませんね。
それこそが、健常新生児であれば、恐らく入院中からみられる兆候なのですね。

母乳不足じゃないのに、母乳不足としか思えない状態を母乳不足感といいます。
退院後にそうなるから、赤ちゃんの様子が変わってきますよということを教えてもらっていないから、自信が無くなり本来不要なミルクを補足してしまう。
ミルクを補足して、たまたま眠ってくれたら、周囲から「ほら、やっぱり足りなかったんだ!」と責められる・・・ありがちなパターンです。
状況の変化を見極めて、不要な補足に走らないように気をつけてくださいね。

2015年10月 5日 (月)

哺乳ストライキと遊び飲みと飲みムラのせいで体重が増えない。(6ヶ月半)

<ご相談内容>
はじめまして。現在6ヶ月半の男の子を完母で育てている者です。
生後1ヶ月より遊び飲みが始まり、飲みムラがひどくひと月に1週間程度の哺乳ストライキを繰り返してきた小粒ちゃんですが、暑さと反比例するようにおっぱいの飲みが悪くなり、先週測った体重6650gからだんだんと減り始めています。
子どもが大きくなれるなら、母乳に拘りは全くありません。
どうしていったらよいか、ご助言頂けませんでしょうか?
帝王切開で3028gで生まれ、産後2日目から直母開始しました。
指導して頂いた師長さんの腕がよく7日目で1回70gとよく出て完母で退院でき、1ヶ月健診までは4490gと順調でした。
このころから遊び飲みが始まり飲みムラがひどくなりました。
溜まり乳が苦しくなって搾乳もしましたが、哺乳瓶では全く飲んでくれず…。
乳腺炎にも3度なり、産後ノイローゼになりそうでした。
出産した病院の母乳外来でケアしてもらいながら、ミルクの補足にも何度もトライしましたが断固受け付けず、飲んでいた母乳まで吐き戻す始末で、助産師さんから諦めるように言われました。
SOLANINさんのブログに救われて、寝込みを襲う作戦でどうにかこうにかやっていますが、2ヶ月5005g、3ヶ月5545g、4ヶ月6010g、5ヶ月6430gともう成長曲線からは外れる勢いです。
発達には問題なく、もうずり這いで這い回り、お座りももう少しでできそうです。
母乳の子はゆっくりということはわかっていますが、先天性の免疫不全であることが判明しており(白血球の数値に異常があり、保育園にはドクターストップがかかりました)、体が弱いのなら、できるだけしっかりとした身体にしてあげたいと焦るばかりです。
あまりにも飲みが悪い時に感染性の高熱を出し入院になったことがあり、血管が細すぎて点滴の針がなかなか入らず1時間も押さえつけられ刺されて泣き叫び続けていた時のことを思うと、体重はゆっくりでもいいからとにかく必要量飲んでくれと切に思っています。
わが子はそんなわたしを尻目にちょっと飲んでプイで、最近は片乳1〜2分しか飲まなくなりました。
1日トータルで7〜8回、それ以上セールスする日もあります。
飲まない時は搾乳してしのいでいます。
搾乳すると80〜100mlは出ます。
おっぱいを飲まないならばと離乳食も始めてみましたが、嫌な顔をして全部吐き出してしまいますT_T
なんか、しんどくなってきてしまいました。
SOLANIN様、お知恵をお貸しくださいませんか?
よろしくお願いいたします。

<SOLANINの回答>
ご病気がおありなのであれば、主治医も母乳を続けましょうというスタンスだとお見受けします。
お子さんの主治医がいらっしゃる病院と相談者さんが罹っておられる母乳外来が一緒なのでしょうか?
一緒だと話が早いですが、そうでなかったとしても、普段の定期受診の際などに、2ヶ月以降の体重増加が小幅で、その原因は哺乳ストライキと遊び飲みと飲みムラが大きいこと、ミルクは断固受け付けないこと、離乳食も全部吐き出すことは、ご存知なのでしょう?

現在病状が落ち着いていること、体重増加不良の原因が分かっていること、運動機能の発達が良好なことなどから、相談者さんの赤ちゃんに対する主治医の優先順位の第1位が体重増加ではないのでは?
だってね、巷の小児科ドクターって、赤ちゃんの体重増加に対して煩いっていうか、ミルク屋さんの使い走りみたいな方もいらっしゃいますが、少なくとも相談者さんの赤ちゃんの主治医からは、ミルク足せ足せ攻撃を受けていらっしゃらないでしょう?
また、失礼ながら主治医が相談者さんのことを、もしかして代理ミュンヒハウゼンじゃなかろうかと疑惑を抱いていたら、監視カメラ付きのお部屋に入院を勧められるかもしれないけれど、そんな様子は無いでしょう?
要は、主治医は相談者さんが我が子の体重増加不良に対し、非常に心を痛めていらっしゃることはご存知ないようにSOLANINには見えます。
そこまで腹を割って話していらっしゃらないというか・・・違いますか?
相談者さんは出来る限りの精一杯のことをされていらっしゃると思いますよ。
その上で、今のお気持ちを我が子の主治医に聞いてもらっては如何でしょうか?
そのあたりから相談者さんの心配事の解決の糸口が見つかるとSOLANINは確信しています。

2015年10月 3日 (土)

風邪薬を内服してから寝過ぎなくらい眠る。(3ヶ月)

<ご相談内容>
3ヶ月の息子がいます。
風邪をひいてしまい、イブプロフェン、ピーエイ配合錠、セフカペンピボキシル塩酸塩錠を処方され、授乳しても問題ないとのことで服用、授乳しています。
服用後に授乳したところ、寝過ぎなくらい寝ているのです。
3時間たったら起こして授乳しているんですが、起こすと不機嫌・・・

授乳さえしていれば寝せておいていいのか、服薬をやめたほうがいいのか。
どうすべきなんでしょうか・・・

薬局に電話して薬剤師さんに聞いても、「寝てくれるならラクでしょー。」みたいな感じのことしか言われず・・・
<SOLANINの回答>
イブプロフェン®は解熱鎮痛薬ですね。
ピーエイ配合錠®は複合感冒薬ですね。
セフカペンピボキシル塩酸塩錠®は抗生物質のフロモックス®のジェネリック薬ですね。
いずれも授乳中でも服薬可能なお薬ではありますが・・・ううむ。
解熱なさったなら、イブプロフェン®はカットできると思います。
お食事が摂取できる状態なら、抵抗力がダダ下がりというのでもなさそうですし、二次感染の恐れは低いでしょうから、セフカペンピボキシル塩酸塩錠もカットできそうです。
残るは複合感冒薬ですが、確かに成分として眠くなるものが含有されているので、そのせいもあるかもしれません。
眠た過ぎて起こされて不機嫌というのはあるかも。
気になるなら止めてみてはどうですか?

ここから先はあくまで個人的な意見として捉えて頂きたいですが、授乳中ですから、(上記処方にケチをつける気は毛頭ありませんが)できれば
葛根湯なんかの方がイイのでは?と思いました。
含嗽、手洗い、マスク装着も大事です。
特にマスク装着は、赤ちゃんに感染させないようにという意味合いだけではなく、咽頭痛がある場合、かなり緩和されます。
ちなみに今迄、葛根湯を内服されて、赤ちゃんが眠りこけるというのは聞いたことがないです。

2015年10月 1日 (木)

反りが強過ぎて授乳が上手くいきません。(2ヶ月)

<ご相談内容>
まさしく反り癖が激しく授乳が上手くできず途方にくれています(*_*)
何かおかしいと思い育児相談に行った助産院で指摘され、おひな巻きを実行してますがなかなか上手く出来ず授乳が苦痛でしかありません。
お雛巻きで授乳などしていますがなかなか、片方5分トータル10分いけばいい方で疲れたのかすぐ寝てしまいます。
母乳過多なので溜まる一方。
乳腺炎も度々繰り返します。
上手く飲めないので、体重増加度はギリギリ20g/dayです。 
現在生後2ケ月26日です。
42週で出産時3568g 60㎝
生後 5日目 3344g
生後10日目 3638g
1ヶ月 2日目 4458g
2ヶ月 5日目 5138g
2ヶ月22日目 5670g

飲む時に音を立てます。
舌小帯は特に問題なし。
授乳さえ正しく出来たらお互い疲れずにすみ、体重も順調に増えるのになと思って悩んでばかりです。
ちなみに夜は、朝までがっつり寝るタイプで、3時間ごとに起こして授乳試みますが、なかなか起きず時間だけが過ぎていきます。
授乳回数は、8〜10回。でも片方10分ずつを1回とカウントするならもっと少なくなるんでしょうね。
相談に行った助産院にて、子の背中が真っ直ぐなので反るしかできないと言われ、お雛巻きで矯正を指導されました。
まっすぐな背骨は治るのでしょうか?暑くなるし、1日中お雛巻きして過ごすわけにもいかず困っています。
もちろん授乳ごとにほどいて遊んでいます。

もうすぐ3ケ月。体力もついてくるはずなのにどうなるんだろう…と不安です。
アドバイスお願いします。
<SOLANINの回答>
罹りつけの助産院さんで、ご指導を受けていらっしゃるかもしれませんが、母子整体の領域ではまるまる抱っこというのがあるそうです。
一足飛びにまるまる抱っこを受け入れてくれるかどうかは未知数ですが、普段の抱っこの仕方から、反りを和らげるといいかもしれませんね。
寝かせる際も今以上に身体を歪ませない方法もあるとか。
頭もイビツになりにくいらしいです。
一度確認された方がイイですよ。

また、分泌過多で乳腺炎も度々繰り返しているのに、しっかり飲めなくて体重増加度が小幅傾向にあるのでしたら、思い切って母○相○室の哺乳瓶を活用され、ある程度の哺乳量を確保された方が無難ではと思います。
特に夜中がっつり眠られ、起こすのも難儀されているようですし。
完全直母という名を捨てて、搾母併用という実を取るというのもいいのではないでしょうか?
起こすのに手間取り、時間だけが過ぎていくのでは疲労が増すだけです。
少しでも楽しいと思えるおっぱいライフになるために。

« 2015年9月 | トップページ | 2015年11月 »

カテゴリー

2020年12月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

アクセスカウンター

  • アクセスカウンター
    現在の閲覧者数: