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2015年10月 7日 (水)

早産児や低出生体重児が直母出来るようになると。

例えば、35~36wくらいの早産児や2000g以上の低出生体重児は、お母さんのおっぱいの分泌が非常に良かったとしても、最初から直母の完母というのは稀です。
「いやいや、ウチは大丈夫でしたよ!」という方がいらしたとしたら、それは十中八九は「流し込み直母」です。(汗)
まだ、口腔機能の発達や、哺乳力の中で重要なスタミナとテクニックは身についていないからです。

でもそれは、良いとか悪いとかじゃなくて、そういう段階だからそれでいいのです。
寧ろ、そういう段階なのに直母に拘り過ぎると、クッタリ状態で搾母が哺乳できず哺乳量が確保できなくなるので、ちっとも発育しないという事態に陥るリスクが高いから、搾母で分泌維持をしつつ、哺乳力増強を待ってあげてくださいね。
割り切って搾母を補足することで、確実に体重増加がみられるようになりますから。
「どのくらいの量を直母できるようになっているのか?」につきましては、自己判断は危険なので、助産院や母乳外来を何度か受診され、1回哺乳量を測定していただき、どのくらいの哺乳力が増強してきたか?を知ることは大事です。
やがて赤ちゃんは、口腔機能の発達や、哺乳力の中で重要なスタミナとテクニックが獲得できるようになられます。
そうすると、搾母の補足は徐々に卒業で、直母の完母にシフトしていきます。
「やったあ!」とハイタッチしたいくらいの達成感に浸れる筈なのですが、お母さんは浮かない顔です。
何故かと申しますと、赤ちゃんが頻繁におっぱいを欲しがるようになるからです。
抱っこしたらウトウトしているけれど、平らなベッドでは眠ってくれなくなるからです。
なかなか眠ってくれなくなったり、哺乳後一旦眠るも直ぐに目を覚ましたり、「虐待か?」と疑われるくらい大泣きするようになるからです。

気になって助産院や母乳外来を再診されても、大抵は「しっかり育っていますよ。母乳不足なんて有り得ないレベルですよ。」なんて言われちゃって、「でもじゃあこの常にパクパクして欲しがるのと大泣きは何なの?」と、愚痴っちゃうかもしれませんね。
それこそが、健常新生児であれば、恐らく入院中からみられる兆候なのですね。

母乳不足じゃないのに、母乳不足としか思えない状態を母乳不足感といいます。
退院後にそうなるから、赤ちゃんの様子が変わってきますよということを教えてもらっていないから、自信が無くなり本来不要なミルクを補足してしまう。
ミルクを補足して、たまたま眠ってくれたら、周囲から「ほら、やっぱり足りなかったんだ!」と責められる・・・ありがちなパターンです。
状況の変化を見極めて、不要な補足に走らないように気をつけてくださいね。

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