罨法の違いで分泌にアクセルとブレーキ。
乳房に冷罨法をすることは、母乳分泌にブレーキを掛けることになります。
所謂(いわゆる)分泌過多で収拾がつかない場合、下手に搾乳をするともっと分泌過多になって・・・という話はたまに耳にしますから、そういう方には冷罨法は適しています。
その逆で、「少しでもいいからおっぱいの量が増えてくれないかしら?」という心持ち(勿論、頻回授乳はしていることが前提ですよ。)の場合、温罨法しては如何でしょう?
ここのところ、全国的に寒くなってきていますし、身体が冷えやすくなっています。
確か今日は鹿児島県の桜島では冠雪したとニュースで報道していたくらいですからね。
そこで、今更ながらですが、お手軽な乳房への温罨法がないかなと考えていました。
あっ、先にお断りしておきますが、持続的に例えばホ○カイロなんかで四六時中乳房を温めまくってはいけませんよ。
授乳の度にというのもやり過ぎです。
タイミングと時間は、授乳直前に3分間くらいの短時間にしてください。
また、O式のセンセイが乳房治療手技の際になさるように熱湯でタオルを絞って当てるのもいけません。
素人が同じことをしたら、火傷しちゃったら大変です。
それこそ生兵法は大怪我のもとです。
SOLANIN的にはですね、まずはハンドタオルを水で搾ります。
含水量は喫茶店のおしぼりくらいが目安です。
それを平らに折り畳みジ○プ○ッ○®(無ければビニール袋でもよいですが、くれぐれも取り出す時に蒸気で火傷しないように気をつけて!)に入れてチンします。
ホカホカ気持ち良いくらいの温かさになれば、ジ○プ○ッ○®(以下袋と表記させて頂きます)のまま3分間くらい乳房に当てます。(くどいですが、長時間当ててはいけませんよ)
3分間温めたら即授乳しましょう。
袋からタオルを取り出して肌に当てると、濡れてじっとりするから袋のまま当ててください。
袋のままですと、そのまま温め直したらその日のうちは再利用出来るので、コスパ的にも優れていますし、お手軽です。
ただ、くれぐれも、電子レンジで加熱した袋を触った段階で「うわぁ、熱っ!」っていうのは温め過ぎですからそんなのを乳房に当てちゃダメですよ。
「熱々の袋を我慢して乳房に当てたら火傷した!」とか「長時間当てたら乳房の状態がおかしくなった。」とか「何日も使い回ししたら、タオルにカビが生えた。」とかのクレームは御免蒙ります。
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