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2015年12月27日 (日)

新生児にはすべきではない授乳スタイル。

ご自身のお子さんがどんなキャラなのかは、生まれて見(まみ)えなければ分かるものではありません。
特に、どうやら眠り王子・眠り姫系である可能性大であれば、自律授乳だけは何としても避けなくてはなりません。
俄かには信じ難いかもしれませんが、どんなに空腹でも眠ることが最優先事項という新生児がいらっしゃるのです。
おじいちゃんやおばあちゃんは、「そんな筈ない!新生児といえども赤ちゃんがおなかが空いているのに眠ってられるわけがない!」と、力説されるでしょうが、いらっしゃるんですなぁ、これが。(汗)

当然ですが、入院中は良くも悪くも助産師や看護師さんの目が光って(行き届いて?)いますので、授乳間隔が3時間以上空くことはまず無いでしょう。
また、母子異室やミルク育児推進病産院ですら4時間も5時間も授乳間隔が空くことはまず無いでしょう。
そりゃあまぁサービス的にお母さんの夜間の授乳が1回飛ばしになることがありますが、その分きちんと?看護師さんが新生児にミルク哺乳させてますから。(笑)

百歩譲り、自(みずか)らおっぱいをせがみ、授乳間隔が空き過ぎることが無い新生児であれば、自律授乳とやらを実践されても差し支えないかもしれません。
しかし、そうではない新生児、乳首を含めばホンの数口でフワフワと夢見心地になる新生児に自律授乳なんて絶対にしてはいけないのです!!!

入院中に、「おっぱいは標準以上に沢山出ている。」と助産師や看護師さんからお墨付きだったとしても、眠りこける新生児は、授乳回数が少なくなりがちですし、1回の授乳の質が低い(≒成長に必要な哺乳量が得られ難い)ことは間違いないのです。
おっぱいが沢山出ている=沢山哺乳できる・・・ではないのです!
困ったことに、そこが分かっていない方が多いです。

2週間健診を受けられる病産院であれば、退院後の発育ペースが不首尾でも、そこから巻き直してキャッチアップすることは可能ではあります。
しかし、まだまだ2週間健診は実施していらっしゃらないトコロの方が多いですからね。
授乳相談を受ける側の助産師も、安易に自律授乳を勧めないで頂きたいです。
自律授乳を希望される褥婦さんに遭遇しても、「少なくとも今はそういう時期じゃないのよね。」と窘(たしな)めて頂き、新生児の発育を阻害するような方向に導かないでくださいね。

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