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2015年12月29日 (火)

日中眠り放しの赤ちゃんが、夜中ぐっすり眠る訳ないじゃない!

頻回授乳が母乳育児成功のための必須条件であることは、当ブログの読者のみなさんには周知の事実ですが、退院後自宅に帰られたらお手伝いに来てくださったおばあちゃんが、里帰り出産であればご実家で迎えてくださるおばあちゃんが、ほぼ100%に近い確率で仰る言葉があります。

曰く、「眠っているのに起こして授乳なんて可哀想だから止めなさい!」
この瞬間、「あ~あるある!」と画面に向こうで頷いていらっしゃる当ブログの読者のみなさんが、何十万人もいらっしゃることでしょう。
赤ちゃんのお母さんが、「病産院では、きちんと起こして授乳するように指導を受けたよ。」と、反論されても、
「赤ちゃんはね、起きたければ起きるからその時あげればいいの!」
「その助産師さん、育児経験があるのかしら?お母さんはね、○人も育てている経験者なのよ。絶対にお母さんの言うことの方が正しいんだから!」
「お母さんの言うことを聞けないなら、もう手伝ってあげないから!」等々のレスポンスがあったことでしょう。

それっておかしくないですか?
新生児といえども、眠り王子・眠り姫系であったとしても、24時間ぶっ通しで眠っているわけではありません。
特に日中眠り放しであれば、どこかで活気づく時間帯が生じるのは自明の理です。
その時間帯が夜中だったらどうします?
1日や2日ならオールナイトでも対応可能かもしれません。
しかし、来る日も来る日も毎晩毎晩ずっと赤ちゃんが覚醒し、抱っこしていたらウトウトするけれど、置いたらギャ~で授乳がエンドレスだったら、お母さんの身体が保ちませんよ。
「こんなにしんどかったら母乳育児なんて私には無理!」って展開になっちゃったりして。

で、よ~く話を聞いてみると、上記のようなやり取りが退院後になされているのですな。
SOLANINは、おばあちゃんに訊きたい!
貴女の経験がミルク育児だったとしても、体重増加が充分過ぎるくらいだったとしても、日中赤ちゃんが眠りこけたのを放置していて、夜中に眠ってくれない我が子を抱いて途方に暮れた経験がおありではないでしょうか?
なのに、経験者風を吹かせて、わざわざ病産院での指導を卓袱台(ちゃぶだい)返しして、収拾つかなくなった娘さんが万一マタニティブルーに陥ったら責任取れますか?

おばあちゃん!助産師はね、気の良い人が多いですよ。
特に、退院されてから赤ちゃんのお母さんが困らないように、あの手この手で色々指導させて頂いています。
出産や育児の経験が無い助産師は、自分の弱みを充分知っていますから、ホントに一生懸命勉強していますよ。
思いつきや雰囲気で指導しているなんて・・・有り得ないですよ!


夜中の頻回授乳と比較したら、日中の頻回授乳は身体の負担は少ないです。
娘さんの産後の体調回復を願うならば、昼間の頻回授乳を当然のこととして、応援してあげてくださいな。
どうかよろしくお願いいたします。

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