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2016年5月25日 (水)

シリンジ哺乳時の注意点。

搾母やミルクを補足する際、シリンジであげることはトレーニングになると何度か過去記事で説明していますが、新生児の口腔、舌の上中央に真っ直ぐ入れるのは言うまでもありませんが、入れる長さが全く足りない方がちょくちょくいらっしゃるようですね。

赤ちゃんがえずきそうで怖いかもしれませんが、示指の第1関節と第2関節の間くらいまで入れないと、真っ当な吸啜ができないのです。
特に舌の挺出が難しい場合は、「口唇と歯茎を超えたらいいのでは?その方が、お母さんの示指を捕えようとしてくれるのでは?」と、期待しがちですが、結果は逆です。
歯茎でお母さんの示指をガジガジ齧り倒して終了となります。
当然ですが、シリンジの中身は内筒を押さないと1滴も飲めません・・・
一体、何のために手間を掛けているのか?
新生児が上手に吸啜できるようになるためですよね?
乳頭混乱を来さないようにするためですよね?
効果的な吸啜刺激が得られないと、母乳分泌は増加しないですよ。
勇気が要るでしょうが、そこはきちんと押さえましょうね。

齧り癖が付くと、乳頸部に亀裂が入り易くなりますよ。
乳頭頂の亀裂も痛いですが、その何倍も痛いですよ。
これ以上痛い目に遭わないようにするためにも、吸啜トレーニングは正しく行いましょう。

 

 

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