<ご相談内容>
はじめまして!
私は5ヶ月の女の子の母で、初めての赤ちゃんです。
近隣に義母が住んでいるので、赤ちゃんのご機嫌伺いと称して、度々訪問があります。母乳育児に理解ある義母なので助かっていますが、先日「流涎も増えてきたし、食に興味津々のようだけど、離乳食はいつから始めるの?」と聞かれたので、「満5ヶ月に入ったら、ぼちぼち離乳食を始めようと思っています。」と答えました。
それを覚えていたのでしょうが、先日我が家に来た際に、母親の私がOKしたわけでもないのに、勝手に「ばぁばが漬けた沢庵をアムアムしましょうね~。」と、自家製沢庵の端っこをしゃぶらせているではありませんか!
驚きのあまり声も出ませんでしたが、傍に居た夫も「塩抜きはしてあるんだろうね!」と、確認事項の質問のみで、「もちろんよ。塩辛いものはいけませんからね。」と微笑む義母を注意するわけでもなく・・・(涙)
SOLANINさんっ!これって酷くないですか?
私は、初めての離乳食は、自分で10倍粥を炊いて与えようと思っていたのに、こともあろうに自家製とはいえ沢庵の端っこだなんて・・・
しかも母親の私の許可なくですよ!
義母が帰宅した後で、悔しくて悲しくて泣いてしまいました。
もう、義母には来てほしくありません!
<SOLANINの回答>
あ~あ、相談者さんの義母さん(以下ばぁばと記す)、やらかしてしまいましたね。
イマドキのお母さん(嫁でも娘でも)と、お付き合いするには、ばぁばにも心得が必要です。
まして、相談者さんは初めての赤ちゃんな訳で、色々なことにセンシティヴであろうことは、容易に想像がつきます。
こちらのばぁば、そのあたりがちょっと鈍いですよね。
実は勤務先の母乳外来い於いても、似たような相談を数えきれないくらい受けたことがあります。
これまでSOLANINが聞かせて頂いた事例では、スパイシ―無しの干し肉・布巾で拭いた昆布・鮭とば・するめ・あたりめ等々、所謂硬いもの・簡単には噛みきれないものを赤ちゃんにしゃぶらせるのですね。
昨今はアレルギーも怖いから、勝手に食べ物を与える(≒軽々な振る舞い)は厳に慎んで頂きたいものですし、味の濃ゆいものを与えるのも問題外なので、相談者さんの、ばぁばに対する、憤懣やるかたないご心境は、よ~く理解できます。
ただ、SOLANINの歯科・口腔ケア領域の師匠であるMさんに伺いますと、子どもの咀嚼力は年々低下して、危険水域に入っているとか。
それを打開するためにも母乳育児は重要で、離乳食も最初はともかく、細か過ぎるものや柔らか過ぎるものばかり延々と与えるのは考えもので、前歯で噛み噛みする・噛み千切るのはとても良いことだそうです。
ん~ですので、結論を申しますと、お母さんの許可なく、(塩抜きしたとはいえ)自家製沢庵を勝手にしゃぶらせた義母さんは、年甲斐もなく軽率だし、猛省を促したいですね。
次回からは、《食べさせても大丈夫なもの・不適切なもの》をお母さんから都度お知らせしていく(≒ばぁばには、いちいち確認を取っていただく)よう、旦那さんに言わせるしかないですな。
でも、お嬢ちゃんの咀嚼力を養うためにそれ相応の噛み噛みするものを与えるのを止めさせるには及びませんから、ばぁばとの国交断絶は思いとどまってくださいね。