搾乳、切ったのは早かった?(生後1ヶ月)
<ご相談内容>
入院中の担当助産師からは「乳汁分泌は問題ないです。むしろ、沢山出てる方だと思ってください。」と言われていました。
我が子は満期産で3000g超で出生しましたが、スタミナ不足なのか、どんなに促しても5分1クール以上は無理でした。そのせいか退院時の段階で1回直母量はMAX26gでした。2週間健診も1回直母量は30gで体重増加度は33g/日でした。退院からずっと搾母400ml/日補足していましたが、そのままの量を続けるように指導されました。3週間目の再診で1回直母量は38gであまり変わらずでしたが体重増加度は13g/日に減少してしまったので、次回までに500ml/日に補足量を増やすように指導を受けました。でも、搾母500ml/日はさすがに難しく400ml/日しかできませんでした。
その後、1ヶ月健診の5日前からようやく直母量が増えてきたようです。私の食欲や喉の渇き、水分摂取は変わりなく、赤ちゃんのおしっこの量は増えているのに搾母200ml/日が精一杯になったからです。もちろん赤ちゃんの体重増加度は30g/日に挽回できていました。そして迎えた1ヶ月健診では、小児科の先生からは「4000gを超えてきたし、もうそろそろ直母で行けるんじゃないかな。助産師さんに相談してね。」と言われました。健診から1週間後に母乳外来の予約をしましたが、もういいかなと自己判断で搾乳を止めて、1日9回の直母のみに切り替えました。そしたらたまたま3日後に家庭訪問がありまして、赤ちゃんの体重測定をしてもらったら、1ヶ月健診から60gほど減少していました。訪問の助産師さんは微妙な表情をされていました。私は「やらかした」んでしょうか?その後1日12回の頻回直母を勧められ、予約した母乳外来での体重増加度が47g/日にV字回復をしました。今は丸々してきましたが、搾乳を切ったのが早かったのか気になっています。
<SOLANINの回答>
搾母主体の完母で頑張っておられたのですね。大変だったと思います。赤ちゃんが直母でしっかり哺乳できるには、従来から申しております通り「パワー」「スタミナ」「テクニック」の3条件が揃わなければ困難です。
今回の赤ちゃんは「スタミナ」案件が整わず、搾乳が中々減らせなかったのですね。でも、搾乳がしづらくなってくると母乳分泌低下の不安が頭をよぎりますが、そうではなく冷静に直母量が増えたと推察されたのは賢明でした。
1ヶ月健診までに「スタミナ」はかなりついてきたのでしょうが、搾母200ml/日を一気に止めてしまったのはちょっと大胆だったかな。搾母が100ml/日前後だったら、私なら直母回数2回は増やしてねと申しますが。搾母が必要な赤ちゃんは喩えて言えば補助金を受給されているわけです。あくまで推定ですが、恐らく今回の赤ちゃんだったら、200ml/日というのは総哺乳量の3割くらいでしょうか。3割の補助金を一気にカットして、いきなり自力(直母回数9回…毎回1クールのみ?)だとちょっと厳しかったんでしょうね。その結果がわずかとはいえ体重減少につながってしまったと考えるのが妥当。
ただ、1ヶ月健診3日後に家庭訪問に来ていただけたのはラッキーでした。「やらかした」にしても3日後に気づいて家庭訪問の助産師のアドバイスに従い1日12回の頻回直母ができたし、赤ちゃんも「スタミナ」がついてきたのでしょう。補助金カットもなんのその、直母の完母で充分やっていけるようになったということでしょう。
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