授乳中に本場のカレー食べても大丈夫なの?
2024.8.10の記事で手作り母乳石鹸のお話をしました。その際登場いただいたAさんの旦那さんは西アジア系の某国の方で、当時のAさんは3人目の赤ちゃんを母乳育児中。乳腺炎歴なしでした。しかし、手作りした母乳石鹸には本場のカレーの風味がして…でしたね。(ざっくり過ぎるまとめ方やな)
二言目には「召し上がったものがおっぱいになるので、甘いものや脂っこいもの、刺激物は控えましょうね。」と申してきたSOLANINです。もちろん、O式のセンセイ方のように戒律的な厳しさは求めませんが、個人的見解では、カレーはNGに入ります。本場のカレー食べて、赤ちゃんが嫌がって飲まなくなったお母さん、挙句に乳腺炎に罹ったお母さん、そこから復旧するのに何ヶ月も要したお母さんを人数までは覚えていませんが、これまで大勢対応してきたからです。
となると、ここまで記事を読まれた勘の良い読者さんでしたらお気づきになることがありますよね?
1年以上カレーの匂いが持続した母乳石鹸を作られたAさんの赤ちゃんがおっぱいを嫌がらずに飲み続け、Aさんには乳腺炎歴がないって矛盾してないか?ってこと。
普通に考えたらそうです。理屈に合わないじゃないか?個人差で逃げる気か?なんでやねん?色々突っ込みたくなるでしょう。
それはですね、Aさんのお子さん達は、本場のカレーを常食される西アジアの某国と日本のハーフだからです。
ハーフのお子さんは、お父さんお母さん両方の血が流れているので、いわゆるソウルフードも2種類あるわけで。
和食のバリエーションは年々増えていると申しますが、一般的に国民食とかソウルフードとか呼ばれるお料理は、一体いつ頃から一般庶民に普及していればいいのでしょうか?昔、先輩から聞いた話ですが、7代以上遡るか150年かって言われたことがあります。(←最初に謝りますが、こればかりは検証困難です)少なくとも日本式カレーが海軍に導入されたのは、東郷平八郎氏がご活躍された明治時代ですが、普及は恐らく映画【三丁目の夕日】頃からじゃないでしょうか?あの映画の時代設定は、1950年代半ば~60年頃くらいですかね?(←ずれていたらずみません)ずいぶん昔に思えますが、日本式カレーが普及してまだ100年も経過していないので、厳密にはソウルフードと呼ぶにはまだちょっと早いのです。
日本式よりも本場のカレーの方がスパイスの種類や量が多いですよね。(多分)
なので、授乳中は本場のカレーは止めて正解だし、日本式カレーだったら大丈夫とも言えないです。
Aさんのお子さん達は、ハーフなだけに日本✖日本の両親を持つお子さんよりも、食事の許容範囲のベクトルが広いのです。
なので、いつも変わらずおっぱいを飲んでくれるのです。
条件に違いがあるから無事なんだと捉えていただけたら幸いです。
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