☆仕事復帰とおっぱいの両立

2016年4月29日 (金)

リバースプレッシャーソフトニングとは?

乳輪が浮腫むと痛いし、赤ちゃんも上手く咥えられないし、ホント困りますよね?
そんな時は、乳輪の外側ラインに沿って指を背中に向かってグーッとプッシュすると一時的ではありますが、浮腫みが取れておっぱいが飲ませ易くなります。

以前からの読者のみなさんは、よ~くご存知かと思いますが、仕事復帰などでお子さんと離れる際に、「今すぐは搾乳できないけれど、乳房が張ってきてヤバいなぁ。」の時に圧抜きする、あの要領に近いです。

時間的には圧抜きの容量よりも若干長く、大体1~3分間くらいグーッとプッシュします。
乳輪が浮腫み易くて困っていますという方、どうぞ試しください。

 

 

 

 

2015年12月21日 (月)

仕事復帰とおっぱいの両立は、決して不可能ではありません。

仕事復帰とおっぱいの両立は、決して不可能ではありません。
当ブログの読者のみなさんも数限りない方々が実践されています。
ただ、仕事が終わってお迎えに行って、買い物して晩御飯作ってお風呂に入れて寝かしつけてとなると、毎日が慌ただしくててんやわんやでしょうね。
時間が押している時の忙しさや、お子さんの病気の看病などが重なると、だんだんと気持ちに余裕がなくなることは、どんなお母さんにだってあることです。
そうすると、ちょっとまとわりついたり、グズグズ泣いたり、いつもよりおっぱいをせがんだりするとイラッとしたりなんとなく子どもが疎ましく感じてしまうこともあるかもしれません。
言い方を変えれば、ちょっと邪魔者のような・・・
 
「それくらい自分でやりなさい!」と言いたくなったり・・・

でもね、そんな時は、なんとかしてお子さんが生まれた時のことを思い出してください。
小さくて柔らかくて壊れそうだった新生児の頃。
授乳の度にうんちやおしっこをして、一日に十数回もおむつ交換していましたよね?
沢山飲んだと思ったら、ガバっとおっぱいを吐いてしまい、苦しいんじゃないかと心配でしたよね?
 

何十年も大昔のことのように記憶が薄らぎつつありますが、考えてみたらついこの間のことですよね?生まれてきてくれたことが嬉しくて×2ずっと抱っこしていたかったですよね?
 
可愛くて愛おしくて何があっても自分が守らなければと思っていましたよね?
 
なのに今、邪魔者みたいに感じてしまった。

だったら一旦、深呼吸して気持ちを落ち着けましょう!
焦ってもどうしようもないから。
 

こんなことくらいで怒ってしまってごめんね。
こんなブラックな想いが頭を過ぎるのは、きっと、疲れていたのでしょう。
自分が不甲斐なくて泣けてきたら、泣いていいのですよ。
一気には無理なら1㎜ずつでもいいから、お子さんの甘えを受け止めてあげてね。
甘えさせて貰えないと心が満タンにならないから、まとわりついたり、グズグズ泣いたり、いつもよりもおっぱいをせがんじゃうのです。
甘えをしっかり受け止めてもらえれば、しっかり自立した子に育ちますよ。
お子さんに当たり散らしそうになったら、もう1回深呼吸してね。
 

2015年7月23日 (木)

2ヶ月半過ぎで仕事復帰ですが、おっぱいは続けます!

<ご連絡いただいたこと>
こんにちは。
妊娠中から読ませて頂いています。
産後に母乳不足感に襲われたときはこちらのブログ(過去記事も含めて)を読みあさり、「これでいいんだ!」と安心して母乳育児を続けられました。ありがとうございます。

ですが、現在2ヶ月半を過ぎた娘を職場復帰のため保育園に慣らし保育中で母乳解凍NGの所なので日中はどうしてもミルクを飲んでもらう事になっています。(哺乳瓶の練習もお願いされ、娘が哺乳瓶拒否でノイローゼになりそうな時もまたまたこのブログに助けられましたよ。)
せめて朝晩や休日には沢山ふれあって彼女が満足して卒業を決めるまでおっぱいを飲んでもらいたいと思ってます。

ブログを読んでいるととにかくおっぱいに「私の娘はあなたが必要なのよ!」と訴える為に頻回授乳が必要なのだと分かってますので、慣らし保育から帰宅したら即、娘におっぱいセールスをかけています。夜も同様です。

理解が足りない方々もいらっしゃると思いますが、めげないでご指導していってくださいね!
引き続きブログチェックさせてください。

<SOLANINからひとこと>
育児休業法が施行されてからもう随分の年月が経ちますが、こちらのお母さんのようにホントに早い時期からお仕事復帰される方(せざるを得ない方と言った方が正確か?)は少なからずいらっしゃいます。
男性(父親)の育休取得も大事ですが、その前に、産む性である女性(母親)がせめて1年は取得できなければ・・・そっちが優先じゃないの?と、個人的には思います。

また、子育て支援の場である保育園で、冷凍母乳拒否やら哺乳瓶練習を要求されたりというのも、お寒い現実ですね。
そんな母乳育児に無理解な保育園ばっかりじゃないと思いますが。(汗)

どんなに沢山出るおっぱいだったとしても、搾りもせず吸わせもせずを続けていたら、あっという間にハイお仕舞い!ですからね。(涙)
いよいよ出なくなってから、復活させようとしても、後の祭りってこともありますからね。
そういう意味で、こちらのお母さんは、早い時期から仕事復帰をされても、おっぱいは続けようと強い意思を持ち努力されているので、赤ちゃんにとっては有り難いことだなぁと思います。
その母子が出来る範囲で構わないので、おっぱいを続けるお母さんが増えるといいなと思います。
また、そういう方たちのために役立つ記事を書きたいと思っています。

2014年3月 2日 (日)

仕事復帰に備えて授乳回数をどうするか?(生後10ヶ月)

<ご相談内容>
私には、10ヶ月になる男の子がおり、出産後ずっと、完母で育てております。
現在、3回食の離乳食をあげておりますが、おっぱいが大好きなのか、母乳の間隔があまりあきません・・・
1時間ごとに欲しがる事も多々あります。
9月から仕事復帰するのですが、このままで大丈夫なのか心配です。
ブログを拝見して、「仕事をしていても継続していて大丈夫!」と書いてあったので続けようかと思っていますが、私が仕事復帰すると、家を朝6時から夜の20時まで帰れません。
その間、実母にみてもらいます。
そのため、今から母乳の回数と減らしたほうがよいのでしょうか?
それとも、欲しがるだけあげ続けていいのでしょうか??
とても悩んでおります。
何か良いアドバイスあればお願いします。

<SOLANINの回答>
赤ちゃんと離れる時間が長くてビックリですが、実母さんにお世話になれるのは、有り難いですね。
実母さんへの保育料、弾んであげてください。(爆)

冗談はさておき、授乳回数はチャラ飲みも入れたら1時間毎があっても不思議ではないですよ。
離乳食は渋々のおっぱい星人は、まぁ、こんなものです。
搾乳かミルクをコップやストローであげることになるのでしょうが、お母さんが居られないと、回数はそれなりに落ち着きますよ。
今から回数を少なくしたら、情緒不安定になるかもしれないから、今は堪能させてあげましょう。
その代わり、いつも私は言ってるのだけど、赤ちゃんに言い聞かせを怠らないでね。
とかく復帰が近くなると、ご自分のことで手一杯で、赤ちゃんへの説明や周囲への協力依頼がバッサリ抜けてしまうお母さんが実に多いから。
予告は一番大事です。
「おばあちゃん家で過ごすこと。」「おばあちゃん家では、ご飯を食べること。」「お仕事が終わったら帰ってきて直ぐにおっぱいあげること。」「お母さんもみんなのためにお仕事頑張るから、○●ちゃんもおばあちゃん家で元気に遊んでね。」「お休みの日は今まで通りだよ。」等々、耳にたこが出来るくらい呪文のように語りかけてくださいね。
お仕事中、1回は搾乳し、乳房トラブルを来さないように、気を付けてください。
圧抜きの記事もしっかり読んで実行してくださいね。

2014年3月 1日 (土)

来年の保育園入園について。(産後2ヶ月)

<ご相談内容>
5月に女の子を出産して不慣れながらも育児&仕事&家事をこなしてます。

SOLANINさんの過去ブログを読み漁り頻回授乳をひたすら頑張って、1ヶ月検診でミルク会社の人もセールスそっちのけで誉められたくらいおっぱいもよく出て体重も増えました☆(3132g→3050g→4234g)
ありがとうございます(*^□^*)

そして質問と言うか相談なんですが…
7月に入って仕事復帰しました。
父の経営する会社なので今は子供と一緒に出勤しています。
来年4月には保育所に預けようと思ってました。
(知り合いの方に頼むので待機なしです)
ですが、11ヶ月の頃は離乳食がどれだけ進んでて、どれだけおっぱいを欲しがるか見当がつきません。
まして哺乳瓶を嫌がるので搾乳したおっぱいをまともに飲み切るのに非常に時間がかかります…。
それか1年見送って保育所に入れようか迷ってます。

もし来年入園させるとしたらこれから気をつけた方がいいこと、やるべきことは何でしょうか?
長文な上、分かりづらい文章で申し訳ありません。
アドバイスをよろしくお願いします。

<SOLANINの回答>
11ヶ月になられる赤ちゃんが保育園に入園されたとして・・・ですね?
そうですね~、恐らく離乳食の進みがゆっくりで、小食だったとしても回数的には2回食にはなってる筈です。
離乳食の進みの早い子だったら3回食で、おっぱいに執着しない子だったら、自然卒乳しているかもしれません。
1歳までに自然卒乳してしまう子は20%くらいの割合ですがおられますので・・・

気になるのは、入園予定の保育園が、2回食だったとしてもそういう赤ちゃんに離乳食を食べさせてくれるのか?ということです。
「ええっ!そんなの当たり前でしょう?」とみなさん思うでしょう?
でも、公立の乳児専門の保育園でもない限り、3回食にならないと、離乳食はお給食ではいただけないというパターン、結構あるんです。
一般的な私立の保育園で、月齢の若い乳児(2ヶ月~とか、6ヶ月~とか)を受け入れておられるパターンですと、6ヶ月以降で離乳食の時期に入っても、離乳食のお給食はありませんというトコロは結構あるんです。
結構あるというよりも、割合的にはそっちの方が多数派と言っても過言ではないのですね。
「じゃあ、3回食でない月齢の若い赤ちゃんの栄養摂取はどうなるの?」という疑問が出てきますよね?
それはミルクです。
あ、もちろん搾乳・冷凍母乳を与えておられる保育園も最近は増えてきていますよ。
1回食・2回食は基本的にお家で食べさせてくださいってスタンスなんですね。
一度、その点を確認されることをお勧めします。

次に、搾乳を受け入れてくれたとしても、哺乳瓶ではなかなか飲めなくて・・・というのは、おっぱい星人の赤ちゃんであれば、あって不思議でないです。
乳頭混乱を起こして、直母が出来なくなる赤ちゃんだって、居られますから。
でも、これにしても、過去記事をお読みいただければ分かることなのですが、赤ちゃんの口腔機能は徐々に発達してきます。
11ヶ月の入園に備えて有る時期から哺乳瓶に慣らす・・・というのはナンセンスです。
コップやストローでお茶を飲むわけですから、搾乳を哺乳瓶に入れて無理やり飲ませる必要はないわけで。
現時点では勤務先に理解があるのですから、可能な限りおっぱいを続けて行き、入園前は赤ちゃんと一緒に何回も保育園見学に行き、「保育園ってこんなところだよ。お友達が大勢居るよ。楽しいよ。いろんな遊びをするよ。お昼寝もするよ。お母さんはお仕事だけど必ずお迎えに来るからね。お迎えしてその時まだおっぱいが欲しかったらあげるからね。心配ないよ。」と、赤ちゃんに何度も何度も呪文のように説明してあげてください。
それが一番重要です。
その他の詳細については「☆仕事復帰とおっぱいの両立」「☆搾乳・冷凍母乳」のカテゴリーを熟読しておいてくださいね♪

2014年2月28日 (金)

産後3ヶ月bの仕事復帰と母乳育児。

<お母さんからのお便り>
先日、仕産後3ヶ月bという早期の仕事復帰について相談させてもらった者です。
SOLANINさんに、大下ユリ子さんを紹介して頂いて、相談に乗っていただきました。

今日、勤務先の保育園に行く機会があったので、SOLANINさんと大下ユリ子さんのブログを熟読して、出来る限りの知識を身に付け、大下ユリ子さんに頂いたアドバイスのもと、授乳について話をして再度園長にお願いをしました。

すると、昼の授乳時間に母乳をあげてもいいと言っていただきました。(喜)
保育園に居る間は、今の授乳の流れで行くと、10時、13時、17時と授乳があるので、13時の時に母乳をあげられることになりました!!

哺乳瓶の練習は担任の先生に任せちゃうことにして、ミルクの練習も止めちゃって、保育園が始まるまでの後1ヶ月弱は、哺乳瓶の事なんて忘れてゆったりと母乳育児を楽しもうと思います☆
SOLANINさんに出会えてよかったです!本当にありがとうございました☆


<SOLANINの解説>
産後3カ月という早期の仕事復帰。(汗)
まともに育児休暇が取得できない環境で、軌道に乗ってきたおっぱいを、勤務先の保育園の方針であげられないという保育士さんから、「もう、どうしたらいいのか・・・(涙)」というご相談を受けました。
育児時間や時短等の制度の活用が難しく、おっぱいを止めるなんて考えられず、でも、おっぱいを受け入れてもらえず、搾乳も難しいと言われ、八方塞だったのですね。
保育士さんだからこそ、ご自分の母乳育児体験が仕事に活かせるのに、なんと厳しい保育園なんだろうと、切歯扼腕&頭を抱え込む状態でした。
「どうしたものか?」と、私も大いに悩んだのですが、私がブックマークに掲載している稀少な方、そう、保育士さんでもある大下ユリ子先生にご相談するようおススメしたのです。
もちろん、きちんと読者登録をされて、大下ユリ子先生の記事を拝読してから、ご相談してねとお願いしました。
きっと大下ユリ子先生のアドバスが良かったのだと思います。
保育園側との交渉の席では、これまでの経緯では考えられないくらい、このお母さんにかなり有利な条件で園長先生からの回答が得られたそうです。

仕事復帰が早いから、おっぱいは諦めて・・・というのが昔からの考え方でしたが、私は逆だと思います。
仕事復帰が早いからこそ、なんとかして一口でも多く、一日でも長く、おっぱいを続けて行ってほしいのです。
だってね、おっぱいはお母さんのカラダにくっついていますけど、赤ちゃんのモノなんですからね。

2014年2月27日 (木)

仕事復帰されたお母さんからの嬉しいお便り。(5ヶ月)

<お便りの内容>
現在5ヶ月の男の子ママですが、4月より保育園に預けて仕事復帰する予定です。
私の住む地域は保育園激戦で、認可保育園に陳情の末入園が決まりましたが、搾乳は受け付けていませんでした。
しかし、最強母乳外来で培ったパワーで、入園の書類にサインしたあと(笑)要望書を作成しました。
要望書はSOLANINさんから頂いた知識を最大限に盛り入れ、厚生労働省の保育所保育指針を上げ、超大作に仕上げました!
そうしたら、園長も私の必死のお願いを聞き入れて下さり、会社に掛け合い、冷凍母乳を受け入れてくれることになりました!
ほんとにうれしくて涙がでました。

このブログに出会えていなければ、母乳育児にここまで喜びを見つけられていたかな?こんなに頑張って保育園に掛け合うことまでできなかったかも、と思います。母は強しですね。
それを教えていただいたSOLANINさんに感謝してます。
毎日ブログの更新大変でしょうが、頑張って下さい。

<SOLANINの感想>
産後5ヶ月での復帰、様々な不安があると思います。
「せめて保育園にお世話になっている間は搾乳をあげたい。」というお母さんの熱意が園長先生を、そして制度を動かしたのですね。
何事もそこで初めてのことをお願いするというのは勇気が要るし、易々とは聞き届けて貰えないと思います。
でも、悶々としているだけでは先には進みませんからね。
そういう場合は相手を説得するのではなく、相手を納得させればいいのです。
『最強母乳外来』で培った知識が赤ちゃんとお母さんのためになり、良い結果をもたらしてくれてSOLANINとしても大変うれしいお便りでした。

母乳育児は山あり谷ありですが、何とかお仕事と母乳育児を両立させていけるように、SOLANINはいつも応援しています。

2014年2月26日 (水)

仕事復帰したら赤ちゃんが怒って飲まなくなってショック!

大抵の赤ちゃんはおっぱいが大好きですから仕事からお母さんが帰ってきたら、それこそ自宅なら玄関の敷居のところで、ポチのようにウルウルおめめで待っています。
喋れるお子さんなら「パイパイ」と言ったりして。(笑)

でも、もう少し小さい赤ちゃん(例えば生後6ヶ月くらい)ですと、哺乳ストライキを起こすことがあります。
どんな場合ですかって?
それは、きちんとお母さんが仕事に復帰されることを、赤ちゃんに説明していない場合です。
保育園に預けるにしても、おばあちゃんにお世話になるにしても、1ヶ月前くらいから、「何処で過ごすのか?」「おっぱいはどうやって飲むのか?(搾乳をコップで飲むとか、ミルクを飲むとか等)」「お母さんはいつ帰ってくるのか?」「お家に居る時はいつも通りにおっぱいがもらえること。」などを折にふれ何度でも繰り返して説明してくださいね。

赤ちゃんにだって心の準備が要るのです。
仕事に復帰される前はお母さんの気持ちがざわつく時で、「子育てしながら家事もしながらお仕事をやっていけるのかしら?」と不安になったり、「もう少しお休みしたかった。」と思ったりで赤ちゃんのことが一時的に見えていないことがあるのです。

赤ちゃんはそういうことに敏感ですから、何も分からないと決め付けたり、勝手に思い込んだりしていると、悲しくて不安で反っくり返って怒って飲まなくなることがあるのです。
どんな時でも、赤ちゃんに語りかけることは忘れずにいてください。

2014年2月25日 (火)

仕事復帰1ヵ月後になって乳腺炎!

産後8ヶ月からパートに復帰されたMさんの勤務時間は8時半~3時ですが、休憩時間が15分間しかなく、勤務中に搾乳が出来ないとのことでした。
(労働基準法的にどうなのかと思いますが・・・)
職場復帰前も後も授乳回数は5回/日だそうですが、仕事をするようになって、当然ですが昼間の授乳間隔が長くなったそうです。
朝イチの授乳は出勤前の7時半。
そこから次の授乳が17時!お迎えして買い物してからだそうです。
そして、寝る前21時頃。
夜中は2回くらい起きて飲むそうですが、昼間あげられないからそれは止むを得ないと自覚しておられました。
離乳食は2回/日で食べっぷりはまずまず良いそうです。

Mさんいわく、
「乳腺炎になるとしたら復帰直後だろうと思ってた。何故今になってか分からない。乳腺炎になるんだったらもうおっぱい止めた方がいいのかな?」
と、自分の気持ちを聞かせてくれました。

乳腺炎としては私が診させてもらった時は必死に飲ませ続けた後だったのでさほど酷い状態ではなかったので乳房は余り触りませんでした。

授乳状況からすれば仕事復帰直後から乳腺炎になられてもおかしくないようでしたが、逆にここまで持ちこたえたのは赤ちゃんがおっぱい星人だったからです。

おっぱい止めるのは簡単だけど、その前にお母さんと離れて保育園で過ごしているということを認めてあげてほしいと伝えました。

改善したほうがいいところを挙げますと、
①お迎えの後のおっぱいは出来るだけ4時すぐで、車中でいいので飲ませてあげてほしいということです。
 授乳間隔を空け過ぎないということです。
②お弁当持参なのはいいのですが、出来るだけ揚げ物は止めてほしいということです。
 おかずが作れなかったらヘンなもの食べるくらいならお握りとお茶だけのほうがずっとマシだということです。
 (授乳も搾乳も出来なくて9時間以上は危険。)
③過去の記事にもありますように、乳房が張ってきたなと感じたら服の上から「圧抜き」が必要です。

かなり冷えやすいものを食べておられたのか、肩~脇の下にかけてのリンパの流れが悪いように感じられましたので、ストレッチを兼ねて腕を伸ばしてみました。
肩も開いてみました。

腕を伸ばす体操と肩を開く体操って気持ちいいですし、助産師でなくても簡単に出来ますが、皆さんはご存知ですか?

2014年2月24日 (月)

育児休業明けで、添い乳でしか赤ちゃんがネンネしてくれない場合

育児休業明けで仕事復帰した際、勤務中に乳房が張って来て、すぐには搾れない場合の対処法については、過去記事でも書きました。
が、日勤帯ばかりのお仕事に復帰される方ばかりぢゃないですもんね。
看護師さんだと、準夜帯や深夜帯にお仕事することだって、充分あります。

育児休業明けの夜勤をするお母さんが憂鬱なのは、添い乳でしかネンネが出来ないわが子を旦那さんや、実母もしくは義母さんに預けるとして、どうやって寝かせるか?
迷惑はかけたくないし、かといって夜勤免除は難しいし・・・というトコロではないでしょうか?

育児休業がどのくらい取得出来るのかにもよりますが、看護師さんで比較的多いのは「1年間」というパターンです。
お母さんにしてみたら、「物心つきかけてるし、どうすんのよ?」と悩ましいでしょうが、
赤ちゃんに真剣に仕事復帰のことをお話してますか?
1歳くらいになれば、短いセンテンスの会話なら理解出来ます。
「お母さんはもうすぐ、お仕事に出ることになるよ。」
「しばらくはお昼間のお仕事だから、その間は保育園に行くよ。」
「お迎えの時はおっぱいを飲めるよ。」
「そのうち夜もお仕事するよ。」
「その日の夜はおっぱいナシだけど、お父さんと(おばあちゃんと)ネンネするよ。」
「お母さんはいなくても、おりこうさんしてネンネしてね。」
「お母さんがお家に帰って来たらおっぱいは飲めるから待っててね。」
「でも、今日はネンネの時におっぱいが貰えるから安心してね。」

これだけのことを、繰り返し何度もお話してください。
最初の1~2回は確かに寝つきが悪いかもしれませんが、お母さんがお家に帰られたら、「おりこうだね~。待っててくれたんだね~。さぁ、おっぱいしよう。」と誘ってあげましょう。
「今日はおっぱいナシだけど、おりこうにして、ネンネしてね。」と伝えると、赤ちゃんも翌朝のおっぱいがひときわ美味しく感じられるでしょう。
赤ちゃんはお母さんが心配するよりも、順応性があります。
でも、必ず予告つまりは言い聞かせをしっかりとね。

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