この間も今も測定したらおっぱいは20gだった。(50日目)
<ご相談内容>
はじめまして。
母乳の出が悪く、色々調べておりましたらこちらのブログにたどりつきました。完全母乳を目指しております。
今すべてではありませんが前記事読ませて頂いて勉強させてもらっております。
お時間ございましたら相談をお読み頂けたらと思います。
妊娠中、おっぱいマッサージはしておらず(お腹が下がり気味だから早産になるかもしれないからマッサージはしないでと産院で言われた)出産予定日の2日遅れで3020gで出産しました。
ミルク推奨の産院だった為、5分5分の1クールで足りない分はミルクを足してのやり方で入院中は過ごしました。ほぼ出てない為、40〜60足していました。
退院時(5日後)体重は3000gでした。
退院後、母乳もふえず桶谷式のマッサージに行く事にし、予約がとれたのが28日後でした。
それまでは母乳→ミルク(60〜80)
それでも泣きやまない時はおっぱいを吸わすかそれでもだめならミルクを20〜40足していました。
1ヶ月健診時は4000g(38g/日)でその時産院で母乳量をはかりましたら、20でした(涙)
やはり足りないと心配になっていましたら助産師さんに、「多分普段は40以上出てますよ!」と言われました。
数字は20なのに…
そして40でも足りないのにととても心配になりました。
翌日桶谷式のマッサージに伺いました。
手技を受け、こちらのブログにもありますが、これからは頻回授乳とミルクは40mlを8回までといわれ実行しておりました。
授乳回数は1日15回前後、1回30分の時もあれば5分で寝てしまう事もあるので1日のトータル授乳時間は3時間くらいだと思います。
夜中も何をしても起きず朝まで6時間寝る事もあります(泣)
次のマッサージまでミルク足すのを320mlまでを目標に400までで抑えておりました。
2回目のマッサージを50日目に行きました。
娘の体重は4630g(30g/日)でした。
「体重は増えているのでミルクを1日160mlまで抑えて頻回授乳してください。」との事でしたが母乳量は20で増えておりません。
桶谷式の先生は、「回数こなしてね~。」と。
回数で稼ぐのはわかっておりますが何度測っても母乳量が20ほどですと心配です。
昼間におっぱいを吸い続けて夜中は疲れて寝てしまうのでしょうか?
実母、義母はよく泣くからミルクを足せ足せといいますが、今は聞き流しております。
夜中起きてくれず母乳量が20mlで、しかもこのままミルクも少なめで大丈夫なのでしょうか?
<SOLANINの回答>
お嬢ちゃんのお誕生おめでとうございます。
個人差はありますが、完母(かそれに近い)母乳育児が出来るかどうかは、或る程度はご出産される施設で決まってしまうのが腹立たしい現実です。
ミルク推進病産院でも完母の方はいらっしゃいますが、それはたまたま運が良かっただけでしょう。
まず確認事項ですが、相談者さんの記載されている母乳量というのは、1回哺乳量のことですよね?
それはどういった状況で測定されましたか?
あっ、かかりつけの助産院で測定されたことは分かりますよ。
その時、お嬢ちゃんが本気でおなか空かせて哺乳してくれたかどうかが分からないと判断がつきかねるのです。
予約時間丁度に助産院に行かれて、おっぱいケアを受ける前?受けた後?
いつ、どのタイミングで測定されたのでしょうか?
毎回、「ぐずり始めたから哺乳させましょうか?」的な流れor来院前にぐずったら困るからある程度ミルク補足してますが・・・の状態でしたら、お嬢ちゃんは実力発揮されていないと思われます。
だから、「多分普段は40以上出てますよ!」と仰ったのでしょうね。
世間一般では、ミルク缶蓋に記載されている量こそが、適正な1回哺乳量と思われていますから、50日目頃ならば、え~と120~160mlでしたっけ?1回につき、そのくらい哺乳させなきゃ、到底赤ちゃんは育たないわよという強迫観念があるのだと思われます。(嘆)
でも、そうとは限らないのですがね。
あれは基本的に完ミの方向けですし、母乳育児支援関係者の間では、そうであったとしてもあの記載は聊(いささ)か多めじゃないかとされているようですね・・・
かかりつけの助産院では、ミルク補足量に対してお嬢ちゃんの体重増加が良好だから、徐々に減量しましょうという指導をされているのだと思われます。
ただ、1ヶ月健診~50日目の発育ペースでは、しっかり育っていらっしゃいますが、320ml/日の補足量を160ml/日に半減させるというのは、率直に申しましてSOLANINには冒険的に思えます。
私だったら、お嬢ちゃんと相談者さんに掛かる負荷が大きいと思われるので半減なんてしないです。
減量は可能ですが、もう少し小幅にとどめますね。
まぁそれは見解の相違かもしれませんが、お話を伺った限りでは十中八九、「思ったより体重が増えていないから、再びミルクを増やしてもらうわね。」という展開になるのが関の山orそのまま突っ走って3~4ヶ月健診に引っ掛かりそうだと予見したら、赤ちゃんやお母さんのためじゃなくて、ご自身の保身のために、「健診前数日間、1回につきガーッとミルク200mlくらい飲ませてね。」という、掌返し&暴挙としか思えない指導をされた話を、当ブログ内でも実生活でも少なからず聞いていますからねぇ。(怒)
1回哺乳量がどのような状況で測定されているのか不明ですから、奥歯にものが挟まったような物言いになりますが、拙速にならぬよう(≒3歩進んで2歩下がるにならぬよう)ミルク減量は慎重に進められた方がイイと思います。
以前、雨風呂時代に、enjoyshanghaiさんという方がいらっしゃいました。
過去記事図書館創設の際にも多大なご協力をしてくださった方です。
初期の愛読者の会のみなさんだったらご記憶にあるかもしれませんが、見事にリラクテーションされた方です。
相談者さんは日にちはかかっても、くれぐれも「焦らず」「慌てず」「諦めず」のスタンスでいてください。