直母が上手くいかないとEPDSがハイスコア?
昨今は、多くの自治体で2週間健診や1ヶ月健診の公費負担が当たり前になり、その代わりと言っては語弊がありますが、エジンバラ産後うつ問診票(EPDS)が実施されています。
EPDSは、産後のお母さんのメンタルの不調を把握するためのスクリーニングとされています。
「産後うつの疑いあり」とされるのは9点以上ですが、 間違えてほしくないのは、9点以上=産後うつと確定診断されるのではないことです。EPDSはあくまでスクリーニングです。
また、自傷行為や希死念慮を確認する項目が1点でも入ると、9点より下であっても注意が必要とされています。医療機関と行政が連携して、支援が必要なお母さんを見落とさないためには不可欠なツールと言えます。
臨床的には9点以上のお母さんのうち10%弱の方に精神科での治療が必要というデータがありますが、個人的には、9点以下でも不眠・悲惨・流涙の項目にチェックが入っていると心配です。
多忙はどうかな・・・特に経産婦さんだったら産後に多忙じゃない方なんていらっしゃらないと思います。
毎日が飛ぶように過ぎていく感覚でしょうか。
多忙で疲れるとかイライラするなら分かりますが、多忙だけではちょっと、ねぇ。
さて、記事タイトルの直母が上手くいかないと・・・については、自責・不安・心配の項目にチェックが入ることが多いです。
妊娠中のおっぱいのお手入れが不充分なまま出産になって乳頭が硬く伸びない・乳管の開通が不充分だとか、下手っぴちゃんにはキャッチしづらい乳頭形態だったり、赤ちゃんが早産児や低出生体重児だったりすると、乳頭が相対的に大きくて口に含めないとか起こすのに長時間を要するとか、搾乳を併用しなくてはならないとか、途中で眠って休憩してしまうので、1回の授乳時間が長くなり、身体を休める時間が短くなる傾向が強いからです。
それでも、こまめに助産師のフォローを受けていくうちに、少しずつお母さんとして&赤ちゃんとしての進化の兆しが見えてくると、EPDSは徐々にスコアが下がってきます。
コロナ禍以降は特に、産科入院中から直母が首尾よくいく方がほんとに減ってきたと感じます。
その理由として、出産年齢の高齢化やARTなどの治療を経ての妊娠される方の割合が増えてきているのは否定できないですね。
でも、日にちはかかっても、直母が上手くいくようになる日はきっと来ると思いますから、1人で抱え込まず、母乳外来や母乳育児支援に定評のある助産院でフォローを受けていきましょうね!







