<ご相談内容>
現在産後3週間です。
我が子は2400g台で出生しました。
入院期間の前半は、スタミナ不足におちょぼ口なため直母が振るいませんでした。
直母が無理なうちは2時間毎に搾母をスポイドであげ続けました。
努力の結果、哺乳力も徐々に強くなり、退院日には生下時体重を超え、直母での完母となりました。(喜)
ただ、退院して実家で世話になっている時、自分の母に言われたのですが、「直母しか飲めなかったら、イベントとか何処かにお出かけしたくても、赤ちゃんを預かれないよ。」「私はスポイドなんて使えないし。哺乳瓶だったら使えるから、母乳にこだわるなら搾ったおっぱいを哺乳瓶で飲ませる練習をしてくれないとねぇ。」と、やんわり厭味を言われました。
何となくモヤモヤして、主人に愚痴をこぼすと、「俺だって、お前が倒れたら赤ん坊の授乳をするのに、スポイドなんて出来ないし、愚痴るお前が間違ってる。お母さんの言われることが尤もな意見だと思う。」と切り返されてしまいました。(泣)
私は仕事に復帰する予定はないし、今まで大きな病気をしたこともなく、健康体だと思いますが、万一周囲に頼らなくてはならない時に、直母しか受け付けない赤ちゃんだったら周囲に迷惑を掛けるのかな?どうしたらいいんだろう?と悩んでいます。
<SOLANINの回答>
う~ん。
個人的には直母で完母の赤ちゃんを哺乳瓶に慣らすって発想に強い違和感を感じます。
百歩譲って、直母で完母の赤ちゃんを哺乳瓶に慣らすことにメリットがあるとしたら、産後8週間で仕事復帰で、お母さんの直母来園を受け入れていないタイプの保育園に預けなきゃならないことが確定しているといった限定的な場合でしょうかねぇ?
しかし、少なくとも相談者さんは、お仕事に復帰されるわけでもなく、健康体とのことですから、哺乳瓶に慣れさせる意義は限りなくゼロだと思います。
世間一般では赤ちゃんへの授乳=哺乳瓶というイメージや、過去の実体験が幅を利かせていますから、実母さんも旦那さんもそのように仰ったのでしょう。
確かに具合が悪くなったら・・・とか、赤ちゃんを預かってほしい時に困るのは自分・・・という考え方はありますが、具合が悪くて困っている人を助けないのは、根本的に人の道に外れる行為です。
ましてや頼る相手は身内ですし、そこまで深刻に考えられなくてもいいのでは?
それより、相談者さん!赤ちゃんのお世話を頼まなくてはならないことがあるとしたら周囲(≒主に実母さんや旦那さんでしょうね・・・)に迷惑になるという発想、気を遣い過ぎっていうか、遠慮し過ぎだと思いますよ。
完母の赤ちゃんであっても月齢が進めば離乳食も開始しますからね。
赤ちゃんは、お荷物でも厄介者でもありませんよ!
未来を担う宝です。
もっと堂々としてください!
周囲の方と要らぬ悶着を回避するには、直母で完母の赤ちゃんは、誰かに預けることを前提にする生活スタイルではなく、予め、常に離れず連れて歩くという生活スタイルなんだということを毅然とした態度で布告しておくといいと思います。(つまり、連れていけない場所には行かないというスタンスです。)
たった一度の哺乳瓶使用で乳頭混乱になることだってあるのですから、そんな目に遭えば、悔やんでも悔やみきれないですよ。
(乳頭混乱についての詳細は、過去記事をご参照くださいね。)
ましてや、いつあるかわからない(あるかどうかさえもわからない)イベントのために、大きなリスクを負うことは止めましょう。
相談者さんにとっても赤ちゃんにとってもマイナスでしかないですからね。