分泌が極端に減って、しっかり哺乳が出来なくなった?(4ヶ月)
<ご相談内容>
いつもブログ、書籍拝見しています。
わらにもすがる思いです…。
3人目、もうすぐ4ヶ月になる男児(38週3076gで出生、現在112日目で6300g、それまでは24~30g/日の間で体重は増加)の母です。
上の2人は1歳半ころまで完母でした。
入院中から舌小帯短縮症、乳頭が大き目でやや長いため、有効な吸綴ができず、1か月間搾乳を追加(母乳相談室使用)。
その後は直母中心に、やはり4800gをこえた2ヶ月過ぎ頃から有効な吸綴ができるようになり、直母のみの完母になりました。
しかし、ここ10日ほどで分泌が極端に減っていることを自覚しています。
吸綴時にクチュクチュと音がし、舌でしごくような動きがほとんどなく、湧いてくる母乳を流しのみをしている感じがします。
5分1クールで眠ることが多く、回数は10~12回、夜は起こさないと4~5時間眠っています。
今までは2~3回母乳が湧いてくる感じがしましたが、今は1回のみ。乳頭刺激が少ないためか、乳房はぽにゃぽにゃ、児が起こって猫パンチ、乳首を引っ張るなどし、疲れて眠ることが多かったです。
昨日、開業助産師に体重測定していただくと、10日間12g/日増、5分1クールの哺乳量は60gでした。
相談の上、ミルクを200~300ml/日追加することになりました。
しかし、哺乳瓶ではうまく吸啜できたりできなかったりでスプーンで哺乳したりと指示のミルクの量に足りません。
ハーブティーやタンポポ茶をのみ、マリアアザミを注文しました。
プリンぺランをこれから処方してもらいに行ってきます。
せっかく完母にできたのにという思いや体重が増えなかったら、脱水になったらという不安もあり、何とか母乳復活できないかと思っています。
一旦吸綴がでいるようになってもまたできなくなるということはあるのでしょうか?
乳頭の形態の問題もあると思いますが…。
<SOLANINの回答>
上の2人のお子さんの時には無かったご苦労をされているのですね。
それにもめげず、真摯に母乳育児に取り組まれている様子が目に見えるようです。
さて、相談者さんに伺います。
母乳分泌が低下してきた要因は何でしょうか?
思い当たるフシはありませんか?
ある程度月齢が進み、赤ちゃんの舌案件やお母さんの乳頭案件でそれまで難しかった直母を一旦しっかり飲めるようになったのに、急に飲めなくなることは、ちょっと考え難いです。
成長と共に赤ちゃんが余裕ぶっこいてズボラな飲み方をすることはありますが、それはたまたまな頻度でしか起こりません。
環境的に上のお子さんが2人もいらっしゃるので、キョロちゃんになっていることは考えられませんか?
素質的に動くことが好きなお子さんでいらっしゃいませんか?
月齢的に満腹中枢が形成されてきたことは間違い無さそうなので、しゃかりきになって飲まなくなり、何となく中弛みしちゃってるのかしら?という印象を受けます。
相談者さんは一応母乳分泌増量の手を複数打っていらっしゃいますので、それらがボチボチ効き始めるでしょうし、量は少なめであってもミルク補足をされていますし、こまめにあげるよう努めていらっしゃいます。
ですので、少なくとも赤ちゃんのおしっこの量が極端に減らない限りは、脱水の心配はされなくても大丈夫でしょう。
体重増加度は月齢相当よりも少な目であることは事実ですが、パーセンタイルグラフに充分入っていらっしゃいますし、この月齢になると、そもそも新生児のような増加度にはなりません。
このまま増えなかったらどうしよう?と、慌てなくてもイイと思います。
っていうか、今暫くは我慢というか待ってあげては如何でしょうか?
これから赤ちゃんは色々なことが出来るようになってきます。
そうなると、自然におっぱいが欲しくなってきますよ。
1クールで終了したとしても、こまめに飲もうとしたり、環境を整えることで、1回で沢山飲めクオリティの高い飲み方が出来るようになってきますよ。
出来る限りのことをされているのですから、今暫くは待ってあげてください。
おっぱいをあげることが楽しめるように、時には肩の力を抜いてね。