長期授乳の子だから甘えが酷い?(1歳・保育園児)
とかく長期授乳のお子さんは、保育園児になられると、肩身の狭い想いをさせられがちです。
なかなか泣き止まなかったり、一人でお昼寝が出来なかったり、保育士さんから離れるのを強く嫌がったりすると、「あぁ、この子はおっぱいちゃんだから困っちゃうわね。早くおっぱいを止めてもらわないと・・・(汗)」的な評価をされがちです。
そうなのです。
どういうわけか、保育士さん達は、長期授乳をしている子は、泣き虫で甘えん坊で、手が掛かって大変なのよねぇ~という視線で見ていらっしゃる方がまだまだ多いです。
でもね、それは違いますよ。
長期授乳をしているからこそ情緒は安定するのですよ。
お母さんのお仕事がオフの日や自宅に居る時間充分なスキンシップ、例えば抱っこしたり、おっぱいを飲ませてあげること(≒しっかり甘えを受け止めてあげること)で、お子さんの心のタンクは迅速に満タンになるのです。
そうすると、保育園でお友達とぶつかり合って悔しい想いをしても、保育士さんに叱られちゃったりして凹んだりしても、モヤモヤは消し飛ぶのですよ。
えっ?心のタンクには何が入っているのかですって?
それはですね、勇気や優しさや頑張る意欲・・・つまり気力です。
お食事に例を取るとこんな感じです。
心のタンクが空っぽに近いと、自分でご飯が食べられるお子さんであっても、保育士さんに食べさせてもらいたがります。
心のタンクが満タンに近いと、下手くそでも自分でご飯を食べようとします。
手伝おうとすると、却って嫌がることもあるくらい。
何か気になる様子が見えてきたら、安易におっぱいのせいにしないで、「今日、この子の心のタンクは満タンに近いのかな?それとも空っぽに近いのかな?」という視線で見てやっていただけませんでしょうか?