喫煙と母乳分泌に連関性はあるのか?
母乳を分泌させるのに関与する代表的なホルモンがプロラクチンであることは、当ブログの読者のみなさんであれば周知の事実ですね。
さてそのプロラクチン。
血中濃度の変化は、喫煙しないお母さんの場合、赤ちゃんがおっぱいに吸いついてくれたら、グイグイ上昇しますが、喫煙するお母さんの場合、血中濃度の変化はあるようなないような微妙な感じで、間違っても上昇はしないそうです。
中には、「私は喫煙しますけれど、おっぱい沢山出てるから関係ないと思います。(笑)」という方もいらっしゃるかもしれません。
でも、喫煙した後は、プロラクチンの分泌そのものが減少するそうです。
毎日何本も喫煙していたらどうなっちゃうのかしらね?
特に産後4週以降、喫煙を継続されていると母乳分泌量は徐々に減少してきますからヤバいですよ。
「知ったこっちゃねぇ。」と、我が世の春を謳歌されていても、舐めてかかるとあっという間におっぱいがガタガタになっちゃいますからね。(汗)
喫煙後、神経毒性のあるニコチンが母乳に移行するのは、約30分後だそうです。
ちなみに、ニコチンの代謝生成物のコチニン(ん?紛らわしい名称だな・・・)の代謝に要する時間は2時間くらいだそうです。
まさかとは思いますが、喫煙して母乳育児中の方、出来るだけ早く禁煙しましょうね。