双子ちゃんのお母さんの授乳期のお食事について。
授乳中は理屈抜きにおなかが空くものですが、その中でも双子ちゃんのお母さんはおなかの空き方がハンパない状態です。
日本人の食事摂取基準2005年版の妊婦・授乳婦の項目をみると、授乳期の必要カロリーは非妊娠時+450キロカロリーと言われています。
例えば身体活動レベルが低い(=カラダを動かすことが少ない、家事程度)の妊婦さんは30歳未満で1750キロカロリー、30歳以上で1700キロカロリーと言われています。
授乳期はそれに+450キロカロリーということは、2200~2150キロカロリーということになります。
でもこれは、一人の赤ちゃんに授乳する場合で、双子ちゃんの場合は単純計算して+900キロカロリーなので、2650~2600キロカロリーとなります。
これを3食で食べきるのは余程の大食漢でないとさすがに難しいです。
また、完母であれば授乳は1日にそれぞれの赤ちゃんに10回くらいは行っていますね?
ということは、直ぐにおなかが空くことを意味していますので、こまめに食べた方が理に叶っていると言えます。
SOLANINの勤務先でご出産された双子ちゃんのお母さんは、大体5食/日のペースでお食事を摂取しておられます。
5食にすると、殆どのお母さんがおやつはナシでもおなかの空き方がコントロールできるようになります。
毎食定食形式のお食事の準備は難しいでしょうが、ご飯(お握り)と造り置きした味噌汁や野菜の煮物等の和食メニューが一番良いです。
パンや麺類が1食入っても構わないのですが、粉モノは血糖値が急上昇して急降下するので、カロリーの割に腹もちが悪いので、食べ過ぎてしまう傾向が強いです。
ご飯は血糖値が粉モノよりもゆっくり上昇し、ゆっくり下降しますからおなかの足しになるのです。
例えばの話、チョコチップメロンパンの平均カロリーは540もありますが、コンビニお握りで油を含まない具材の1個包みのものの平均カロリーは170です。
私はこの仕事長いですが、おなかの空いている時にチョコチップメロンパンを1/3食べて満足した授乳中のお母さんに未だ遭遇したことはありません。
よく噛んで食べればいいのでしょうが、チョコチップメロンパンをひと口齧って30回噛む人にも出会ったことがありません。(っていうか、途中で気持ち悪くなって飲みこんでしまいますよね?)
でもお握り1個でもよく噛んで食べたらおなかが落ち着くという意見は多くあります。
百歩譲って何食食べようが「お母さんの体重がドンドン減る。」ならもう少し食べる量を足しても良いかな?ということもありますが、そうではなく「お母さんグングン育つ。」だったらそれは誰が何と言おうが食べ過ぎです。
やはり、お食事のカロリーを控えるべきだと思います。